リモートオペレータがリモートからワークステーションを管理できるようにするためには、管理対象ワークステーションにリモート管理エージェントをインストールする必要があります。
リモート管理エージェントは、管理対象ワークステーションにインストールされるZENworks Desktop Managementコンポーネントです。エージェントにより、リモートオペレータはワークステーションをリモートから管理できます。リモート管理エージェントは、管理対象ワークステーションのブート時に自動的に起動されます。リモート管理セッションが続行される前に、このエージェントはリモートオペレータがワークステーション上で操作を実行できる権利を持っているかどうかを検証します。
次の節では、リモート管理認証モードについて説明します。
リモート管理をこの種類で展開すると、管理対象ワークステーションがeDirectory™ワークステーションオブジェクトとしてインポートされているかどうかにかかわらず、管理対象ワークステーションのリモート管理セッションを開始できます。
パスワードベースのリモート管理では、セキュリティで保護されたリモート管理認証が使用されます。すると、リモートオペレータは毎回パスワードや認証情報を入力し直す必要なく、リモート管理操作を自動的に開始できるようになります。
パスワードベースでリモート管理を展開するには
ZENworks 7 Desktop Managementのリモート管理サーバ側のコンポーネントをインストールします。詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』を参照してください。
エージェントのインストール中には、リモート管理の対象となるワークステーションにのみリモート管理エージェントコンポーネントをインストールするよう選択します。
重要:登録済みワークステーションをリモートから管理する場合は、リモート管理エージェントとWorkstation Managerの両方のインストールを選択する必要があります。
管理対象ワークステーションでリモート管理エージェントのパスワードを設定します。
詳細については、セクション 69.4, リモート管理エージェントのパスワードのセットアップを参照してください。
通常、リモート管理エージェントのパスワードは管理対象ワークステーションを使用しているユーザが設定します。
登録済みワークステーションをリモートから管理する場合は、リモート管理ポリシーを設定します。
詳細については、セクション 69.2, 登録済みワークステーション用のリモート管理ポリシーの設定を参照してください。
リモート管理をこの種類で展開すると、リモート管理エージェントがリモート管理の要求を受け入れるようにするため、管理対象ワークステーションをeDirectoryに登録して、eDirectoryワークステーションオブジェクトとしてインポートする必要があります。
リモート管理エージェントは、eDirectory認証を使用して、リモートからのワークステーションの管理を要求しているリモートオペレータがリモート管理を行う権利を持っているかどうかを検証します。リモートオペレータが管理対象ワークステーション上でリモート管理セッションを実行する際に適用される有効なポリシー設定は、eDirectoryワークステーションオブジェクトと、管理対象ワークステーションにログインしているユーザのユーザオブジェクトのリモートコントロールポリシーから取得されます。
ディレクトリベースでリモート管理を展開するには
ワークステーションをeDirectoryに登録し、eDirectoryワークステーションオブジェクトとしてインポートします。
詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』を参照してください。
ZENworks Desktop Managementのサーバ側のコンポーネントをインストールします。
詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』を参照してください。
エージェントのインストール中には、リモート管理エージェントとWorkstation Managerのインストールを選択します。
リモート管理ポリシーを設定します。
詳細については、セクション 69.2, 登録済みワークステーション用のリモート管理ポリシーの設定を参照してください。