リモートユーザが初めてアプリケーションを実行しようとした場合、Application Launcherは、低速接続経由でアプリケーションをユーザに配布します。多くのファイルをワークステーションにコピーする必要がある場合は、この配布プロセスに時間がかかります。
配布プロセスの処理時間を短縮するために、ユーザがローカルモードのときにユーザのワークステーションにアプリケーションをキャッシュしたり、CD、Jazディスク、Zipディスクなどのリムーバブルメディアを使用して、ユーザにアプリケーションを配布することができます。ユーザがリモートの配布プロセスを制御できるようにするために、ダウンロードファイルのチェックポイント再開機能を有効にすることができます。次の節ではそれらの手順について説明します。
低速接続を使用する代わりに、ローカルNALキャッシュからアプリケーションをインストールまたは検証できるようにすることができます。そのためには、ユーザがローカル(LAN)接続経由で接続しているときに、アプリケーションのソースファイルをワークステーションのローカルNALキャッシュディレクトリにコピーする必要があります。
NALキャッシュの詳細については、セクション 24.0, Novell Application Launcher:キャッシュの管理を参照してください。
アプリケーションをキャッシュするには
ConsoleOneで、アプリケーションオブジェクトを右クリックし、
をクリックします。タブをクリックして[関連付け]ページを表示します。
[関連付け]リストで、アプリケーションをキャッシュに入れるワークステーションのユーザの
ボックスをオンにします。メモ:アプリケーションをキャッシュするには、アプリケーションをセクション 39.2, アプリケーションを切断可能として設定するを参照してください。
に設定する必要があります。アプリケーションが に設定されていなければ、 オプションを使用することができません。登録方法については、オプションを選択した場合にリモート接続が検出されると、アプリケーションオブジェクトの設定時に および オプションを有効にしなかった場合でも、有効になっている場合と同じ処理を行います。
をクリックして変更内容を保存します。
アプリケーションは、次回のApplication Launcherの再起動または更新時にユーザのローカルドライブにキャッシュされます。
ワークステーションにApplication Launcherがインストールされて実行されていれば、CD、Jazディスク、Zipディスクなどのリムーバブルメディアを使用して、ワークステーションにアプリケーションを配布することができます。リムーバブルメディアは、アプリケーションのインストールと実行に必要なアプリケーションオブジェクト設定とアプリケーションソースファイルを含む、2番目のワークステーションキャッシュとして機能します。
たとえば、ネットワークに接続することがまれなモバイルユーザが存在し、他のユーザに配布したアプリケーションをそのユーザが必要とする場合を考えてください。このアプリケーションをCDに焼き付けて、該当ユーザのもとに送付します。CDをワークステーションのドライブに挿入すると、Application LauncherはCDを読み込んで、設定した場所(Application Launcherウィンドウ、[スタート]メニュー、デスクトップなど)にアプリケーションオブジェクトのアイコンを表示します。ユーザがアプリケーションを起動すると、アプリケーションオブジェクトの環境設定に従って、アプリケーションがワークステーションに配布されます。
アプリケーションを含むリムーバブルメディアの作成方法に関する詳細については、セクション 50.6, 仮想CDの作成を参照してください。
リモートユーザが初めてアプリケーションを実行しようとした場合、(アプリケーションがユーザのローカルドライブにキャッシュされていないときには)Application Launcherは、低速接続経由でアプリケーションをユーザに配布します。多くのファイルをワークステーションにコピーする必要がある場合は、このダウンロードプロセスに時間がかかります。
ユーザがアプリケーションのダウンロードプロセスを中断して、後でダウンロードの中断時点からダウンロードプロセスを再開できるように、Application Launcherではチェックポイント再開機能をサポートしています。デフォルトでは、この機能は有効になっています。チェックポイント再開機能が有効でない場合、Application Launcherは、中断時点から再開せずに、初めからダウンロードプロセスをやり直します。
メモ:
オプションを選択した場合にリモート接続が検出されると、アプリケーションオブジェクトの設定時に および オプションを有効にしなかった場合でも、有効になっている場合と同じ処理を行います。チェックポイント再開機能が有効になっていることを確認したり、無効にするには
ConsoleOneで、コンテナ内のすべてのユーザに対してチェックポイント再開機能を設定する場合は、コンテナオブジェクトを選択します。
または
ユーザごとにチェックポイント再開機能を設定する場合は、ユーザオブジェクトを選択します。
オブジェクトを右クリックし、
をクリックしてオブジェクトのプロパティページを表示します。タブ> の順にクリックして、[Application Launcherの環境設定]ページを表示します。
をクリックして、[Application Launcherの環境設定]ページを表示します。
タブの リストで、 オプションを選択します。
フィールドで、機能を有効にする場合は 、無効にする場合は[いいえ]、現在のオブジェクトのペアレントコンテナから設定を継承する場合は[未設定]を選択します。
をクリックして変更内容を保存します。