53.2 将来の再イメージングのための既存のワークステーションの設定

既存のワークステーションについても、ユーザの作業の中断を最小限に抑えながら、再イメージングを実行できるように設定できます。

この場合、ローカルの管理者による段階的な操作が必要になります。各管理者は、次の作業を実行します。

  1. ACU (Automatic Client Update)を使用して、各ワークステーションを最新のNovell Clientにアップグレードします。または、デスクトップ管理エージェントをインストールします。ワークステーションにNovell Clientがインストールされているかどうかにかかわらず、ZENworks Desktop ManagementによってZENworksが動作します。セットアップでNovellクライアントが必要な場合は、Novellクライアントのインストール後にデスクトップ管理エージェントをインストールして、最新のイメージングエージェントが実行されていることを確認してください。詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』の「デスクトップ管理エージェントのインストールと設定」を参照してください。
  2. アプリケーションオブジェクトを配布することにより、デスクトップ管理イメージングエージェントを各ワークステーションにインストールします。詳細については、「」を参照してください。
  3. 各ワークステーションをワークステーションオブジェクトとしてeDirectoryに登録します。詳細については、セクション III, 自動ワークステーションインポート/削除(Automatic Workstation Import/Removal)を参照してください。
  4. ワークステーションがPXEに対応している場合は、PXEが有効になっていることを確認し(セクション 55.1, 起動前サービス(PXE)の使用を参照)、デスクトップ管理起動前サービス(PXEサポート)がイメージングサーバにインストールされていることを確認します(セクション 56.0, ZENworksデスクトップ管理起動前サービスの使用を参照)。

    または

    イメージングCDまたはDVDを準備します。これは問題が発生した場合にユーザが使用するものです(イメージングブート方法の準備を参照)。これらのデバイスは、新しいワークステーションで使用するものと同一の新しいイメージが保存されているイメージングサーバの場所を指定するものでも構いません。

  5. 問題が発生した場合は、破損したワークステーションを再イメージングするための手順を実行します。詳細については、セクション 53.3, 破損したワークステーションの再イメージングを参照してください。