77.1 ConsoleOneを使用したインベントリ情報の表示

次の節では、Novell® ConsoleOne®を使用して表示できる情報の種類について説明します。

77.1.1 インベントリデータベースの設定

ConsoleOneを使って、データベース内に保存されたインベントリ情報を表示する場合、データベースを設定する必要があります。設定するインベントリデータベースのインベントリ情報は、インベントリレポートの作成、インベントリ情報の参照、およびデータベースからのインベントリ情報の照会に使用されます。

インベントリデータベースを設定するには

  1. ConsoleOneで、コンテナを選択します。

  2. [Configure DB]を呼び出します。

    • データベースオブジェクトから[DBの設定]を呼び出すには、データベースオブジェクトを右クリックして、[ZENworksインベントリ]>[DBの設定]の順にクリックします。この操作により、データベースオブジェクトが設定されます。
    • ConsoleOneの[ツール]メニューから[DBの設定]ダイアログボックスを呼び出すには、[ツール]>[ZENworksインベントリ]>[DBの設定]の順にクリックします。
  3. [参照]をクリックして、ZENworksデータベースオブジェクトを参照して選択します。

    データベースオブジェクトのリストから既存のZENworksデータベースオブジェクトを選択することもできます。

    このデータベースオブジェクトには、プロトコル、データベースが使用するポートなどのデータベース設定が含まれています。

  4. このデータベース設定をすべてのセッションに適用するには、[複数のセッションに設定を適用する]チェックボックスを選択します。

  5. [OK]をクリックします。

同じ手順を再び実行してデータベースを変更しない限り、設定したデータベースがデータの取得に使用されます。

77.1.2 インベントリ対象ワークステーションのインベントリサマリの表示

[インベントリサマリ]ウィンドウには、インベントリ対象ワークステーションに対して最後に行ったインベントリスキャンの情報が表示されます。

インベントリ対象ワークステーションのインベントリ情報を表示するには

  1. インベントリデータベースを設定します。

    詳細については、セクション 77.1.1, インベントリデータベースの設定を参照してください。

  2. インベントリ対象ワークステーションオブジェクトを右クリックし、[アクション]>[インベントリ]の順にクリックします。

    または

    [検索結果]ウィンドウで、インベントリ対象ワークステーションをダブルクリックします。

ZENworks® 7 Desktop Managementは、インベントリ対象ワークステーションから収集された次のインベントリ情報を提供します。

表 77-1 [インベントリサマリ]に表示されるインベントリ情報

スキャンデータのグループ

スキャンデータの項目

Description

インベントリ情報

General Dictionary Version

一般ディクショナリのバージョン番号。

メモ:一般ディクショナリのバージョンは、ZENworksの製品バージョンと同じではありません。

 

Inventory Server

スキャンの送信先となるインベントリサーバの名前。

 

Last Scan Date

指定された日付と時刻以前にスキャンされた、すべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Private Dictionary Version

プライベートディクショナリのバージョン番号。

 

Scan Mode

インベントリ対象ワークステーションをスキャンするのにインベントリスキャナが使用するモード。

 

Version

インベントリスキャナのバージョン番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[一般]>[システム情報]

Asset Tag

ROMベースのセットアッププログラムにより作成される備品タグ番号。

 

Computer Model

Compaq、Dellなどのコンピュータ識別情報。

 

Computer Type

IBM PCなどのコンピュータの種類。

 

Machine Name

インベントリ対象ワークステーションのDNS名。

 

Management Technology

DMI、WMIなど、インベントリ対象ワークステーションで利用できるテクノロジ。

 

Model Number

インベントリ対象ワークステーションのモデル番号。

 

Serial Number

製造元がインベントリ対象ワークステーションに割り当てたシリアル番号。

 

Tag

システム情報の一意の識別子。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[一般]>[システム識別情報]

Primary Owner Name

このシステムの主なユーザまたは所有者の名前。

 

Primary Owner Contact

このシステムの主なユーザの電話番号。

 

Name

インベントリ対象ワークステーションの完全修飾DNなど、eDirectoryで表示されるインベントリ対象ワークステーションの名前。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[一般]>[ログインの詳細]>[eDirectoryログインの詳細]

Current login user

インベントリ対象ワークステーションのスキャン時にプライマリeDirectoryツリーにログインしていたユーザ。

 

Last login user

インベントリ対象ワークステーションのスキャン時にNovell Clientを使用してプライマリeDirectoryツリーに最後にログインしていたユーザ。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[一般]>[ログインの詳細]>[Windowsドメイン]

Name

インベントリ対象ワークステーションのドメイン名。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア]>[アプリケーションベンダ]>[Vendor_name]>software_group_name]> software

Name

ベンダの商標または登録商標として示されるベンダ定義の製品名。

 

Version

製品のわかりやすいバージョン。

たとえば、Windows 2000のバージョンは2000です。通常、製品のバージョンはメジャー番号とマイナー番号(Major.Minor)で構成されます。

 

Category

製品が属する製品カテゴリ。

たとえば、Officeは生産性ツールのカテゴリに属し、ソリティアはゲームのカテゴリに属します。

 

Description

製品の説明。

 

Help Link

ARPおよびMSIで使用可能な製品のサポートWebサイトのURL。

 

Package GUID

MSIで使用可能なベンダ定義の製品GUID。

 

Product Identifier

インストールされている製品の一意な半角16文字の識別子。この識別子はWindowsのMSIから使用できます。

書式はABCD-1234-WXYZ-PQRSです。

 

Internal Version

製品の内部バージョン。

書式は、次のいずれかです。

major version.minor version.build.sub build number

または

major version.minor version.build

 

Language

この製品の言語を示すわかりやすい名前。

 

Uninstall String

この製品をアンインストールするために呼び出すコマンド。現在、このコマンドはWindowsのARP ([プログラムの追加と削除])およびMSIで使用できます。

 

Install Source

この製品をインストールするときにインストールファイルを保存したファイルシステムパスを識別します。現在、このコマンドはWindowsのARPおよびMSIで使用できます。

 

Last Execution Time

製品が最後に実行された日付と時刻のスタンプ。

 

Frequency of Usage

製品の使用回数。

 

Friendly Name

ソフトウェアの表示名。

 

Installation Repository

スキャンのソース([プログラムの追加と削除]、MSI、ソフトウェアディクショナリ、またはPRODUCTS.DAT)。

 

Support Pack

製品のインストールされたサポートパックの番号。

 

Product Edition

ベンダが定義した製品エディション。Professionalなど。

 

Path

製品がインベントリ対象ワークステーションにインストールされたディレクトリパス。

 

AntiVirus Definition Date

メモ:これはアンチウィルス製品にのみ適用されます。

コンピュータにインストールされたウィルス定義ファイルの日付。一部のアンチウィルス製品は、日付とバージョンを1つの文字列に組み合わせています。

 

AntiVirus Definition Version

メモ:これはアンチウィルス製品にのみ適用されます。

コンピュータにインストールされている、ベンダが定義したバージョンのウィルス定義ファイル。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア]>[アプリケーションベンダ]>Vendor_name>software_group_name]>software]>[パッチ]

Name

ベンダが定義したパッチ名。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア]>[アプリケーションベンダ]>Vendor_name>software_group_name]>software]>[代表的なファイルの情報]

File Name

ソフトウェアを示すファイル名。

 

File Version

ソフトウェアを示すファイルのバージョン。

 

File Size

ソフトウェアを示すファイルのサイズ。

 

Last Modified

ソフトウェアを示すファイルの最終更新日。

 

Internal Name

内部名。

 

Product Version

このファイルが示す製品のバージョン。

 

Company

ベンダ名。

 

Product Name

このファイルが示す製品。

 

Language

このファイルの言語を示すわかりやすい名前。

 

File Path

インベントリ対象ワークステーション上のファイルの場所。

 

Software Dictionary ID

一般ソフトウェアディクショナリで示されるファイルのID。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア][ディスク使用状況]

File Extension Name

ディスク使用状況をスキャンするファイル拡張子。

 

Total Disk Usage

指定された拡張子を持つすべてのファイルの総合的なディスク使用状況。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア]>[デバイスドライバ]>[ポインティングデバイスドライバ]>Pointing Device driver name

Name

マウスドライバ名。

 

Version

マウスドライバのバージョン番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア]>[デバイスドライバ]>[ディスプレイドライバ]

Install Date

ディスプレイドライバのインストール日。

 

Manufacturer

ディスプレイドライバの製造元の名前。

 

Is Shadowed (TrueまたはFalse)

Trueの場合、ディスプレイドライバは現在シャドウ処理されています。

 

Version

ディスプレイドライバのバージョン番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア]>[デバイスドライバ]>[ネットワークドライバ]

Description

ネットワークドライバの説明。

 

Name

ネットワークドライバ名。

 

Version

ネットワークドライバのバージョン番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ソフトウェア]>[オペレーティングシステム]

Code Page

オペレーティングシステムの言語コードページ。

 

OS Type

インベントリ対象ワークステーションのオペレーティングシステム。

 

Install Date

オペレーティングシステムのインストール日

 

Caption

Windows 95/Windows 2000などのオペレーティングシステム名。

 

Other Description

オペレーティングシステムに関する補足説明(利用できる場合)。

 

Role

サーバやワークステーションなどのオペレーティングシステムの種類。

 

Total Virtual Memory Size

呼び出しプロセスの仮想アドレス領域における総バイト数。

 

Total Memory Size

オペレーティングシステムの総メモリ量。

 

Version

オペレーティングシステムのバージョン番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[モニタ]

Device ID

インベントリ対象ワークステーションに接続されたデスクトップモニタの固有ID。

例: DesktopMonitor1。

 

Description

モニタの説明。

 

Nominal Size

モニタの対角線上の長さを示す数値(画面の片隅から反対側の隅までの距離)。

例: 17インチ。

ワークステーションインベントリポリシーを使用して、HWRules .iniファイルを設定することで、モニタの公称サイズのスキャンをカスタマイズできます。

 

Viewable Size

イメージを縁取る黒い枠を除いて、画面イメージの対角線上の長さを示す数値。

例: 15.8インチ。

 

Manufacturer

モニタのメーカー名。

例: DELL* Computer Corp。

 

Serial Number

メーカーのモニタ識別番号。

例: 23DDC24N9067。

 

Model

メーカーが付けたモニタの製品名。

例: DELL E771a。

 

Manufacture Date

モニタの製造年。

例: 2003。

 

Model ID

モニタのモデルの一意なID。メーカーIDと製品IDの組み合わせです。

例: DELA001。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[シャシー]

Asset Tag

システムシャシーの備品タグ番号。

例: S11127。

 

Number of Power Cords

システムシャシーに接続されている電源コードの総数。

 

Chassis Type

システムシャシーがラップトップ、デスクトップ、ノートブック、ドッキングステーションなどのいずれであるかを示します。

 

Manufacturer

システムシャシー製造元の名前。

例: Compaq。

 

Serial Number

システムシャシーの識別に使用される、製造元の番号。

例: 53R661S。

 

Version

システムシャシーのバージョン番号。

 

Tag

特定のインベントリ対象ワークステーションに接続されたシステムシャシーの固有ID。

例: System Enclosure 0。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ポインティングデバイス]>Pointing device name

IRQ Number

このデバイスに割り当てられた割り込み。

 

Name

マウスの識別情報。

 

Number of Buttons

マウスのボタン数。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[キーボード]

Delay

キー入力を繰り返すまでの遅延時間。

 

Description

IBM拡張キーボード101/102など、キーボードに関する説明。

 

Layout

キーボードのレイアウト。

 

Number of Function Keys

ファンクションキーの総数。

 

Subtype

キーボードの種類。

 

Typematic Rate

キーの処理速度。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ディスプレイアダプタ]>Display adapter name

Chip Set

システム機能を比較するのにコントローラが使用するチップセット。

 

Current Bits/Pixel

各ピクセルに隣接するカラービット数。

 

Current Horizontal Resolution

ディスプレイに表示される水平方向のピクセル数。

 

Current Vertical Resolution

ディスプレイに表示される垂直方向のピクセル数。

 

DAC Type

デジタルアナログコンバータの種類。

 

Description

ディスプレイアダプタに関する説明。

 

Maximum Memory Supported

ディスプレイアダプタがVIDEO RAMに対してサポートする最大メモリ。

 

Maximum Refresh Rate

ディスプレイを再描画するためのモニタの最大リフレッシュレート(ヘルツ単位)。

 

Minimum Refresh Rate

ディスプレイを再描画するためのモニタの最小リフレッシュレート(ヘルツ単位)。

 

Number of Color Planes

ビデオシステムがサポートしている色平面の数。

 

Provider

ベンダ名。

 

Video Architecture

このシステムのビデオサブシステムのアーキテクチャ(CGA/VGA/SVGA/8514Aなど)。

 

Video Memory Type

このアダプタ用のビデオメモリの種類(VRAM/SRAM/DRAM/EDO RAMなど)。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[BIOS]

BIOS Identification Bytes

BIOSでコンピュータモデルを示すバイト。

 

Install Date

BIOSの製造日。

 

Manufacturer

BIOSのベンダ名。

 

Caption

BIOSのラベル。

 

Primary BIOS

Trueの状態はプライマリBIOSを示します。

 

Serial Number

製造時にコンピュータに割り当てられるシリアル番号。

 

Size

BIOSのサイズ。

 

Version

BIOSのバージョンまたはリビジョンレベル。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[プロセッサ]

Current Clock Speed (MHz)

プロセッサの現在のクロック速度。

 

Device ID

プロセッサの種類を識別する特殊な16進数の文字列。

 

Maximum Clock Speed (MHz)

プロセッサの最大クロック速度。

 

Other Family Description

MMXテクノロジを搭載したPentiumプロセッサなど、プロセッサファミリに関する詳しい説明。

 

Processor Family

Pentium II、Pentium IIIなど、プロセッサファミリの識別情報。

 

Processor Stepping

マイクロプロセッサのベンダによって指定された、プロセッサのモデルを識別するための1バイトコード特性。

 

Role

中央プロセッサ、数値演算コプロセッサなど、プロセッサの種類。

 

アップグレード方法

このプロセッサのアップグレード方法(アップグレードがサポートされている場合)。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[モデム]

Description

モデムに関する詳細情報。

 

Name

モデムの識別情報。

 

Device ID

モデムの種類を識別する特殊な16進数の文字列。

 

Provider

ベンダ名。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[バッテリ]

Chemistry

リチウムイオン、ニッケル水素などバッテリの種類。

 

Design Capacity

バッテリのデザイン容量(ミリワット時間単位)。

 

Design Voltage

バッテリのデザイン電圧(ミリボルト単位)。

 

Install Date

バッテリの製造日。

 

Manufacturer

バッテリの製造元の名前。

 

Name

Duracell* DR-36など、このバッテリの製品名。

 

Serial Number

このバッテリのシリアル番号。

 

Smart Battery Version

バッテリがサポートしているスマートバッテリデータ仕様のバージョン番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[電源]

Description

この電源装置の入力電圧容量に関する詳細情報。

 

Total Output Power (in milliwatts)

電源装置の総出力を表す属性値。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[メモリ]

Total Memory

インベントリ対象ワークステーションの総メモリ量。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ディスクドライブ]>[フロッピーディスク]

Capacity

フロッピードライブの容量。

 

Description

フロッピードライブに関する説明。

 

Drive Letter

ドライブ文字名。

 

Manufacturer

ベンダ名。

 

Physical Cylinders

フロッピードライブのシリンダ。

 

Physical Heads

フロッピードライブの読み取り/書き込みヘッド。

 

セクタ/トラック

フロッピードライブの1トラックあたりのセクタ数。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ディスクドライブ]>[物理ディスク]>[固定ディスク]

Description

Description

 

Manufacturer

ベンダ名。

 

Physical Cylinders

シリンダ数。

 

Physical Heads

ヘッド数。

 

セクタ/トラック

トラックあたりの固定ディスクドライブのセクタ数。

 

Size

固定ディスクのサイズ。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ディスクドライブ]>[物理ディスク]>[リムーバブルディスク]

Description

Description

 

Manufacturer

ベンダ名。

 

Physical Cylinders

シリンダ数。

 

Physical Heads

ヘッド数。

 

セクタ/トラック

トラックあたりのリムーバブルディスクドライブのセクタ数。

 

Size

リムーバブルディスクのサイズ。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ディスクドライブ]>[論理ディスク]>Logical disk name

Drive Letter

ドライブ文字名。

 

File System Type

FAT(File Allocation Table)など、ファイルシステムの種類。

 

Free Size

ドライブの実際の容量(MB単位)。

 

Volume Label

ハードディスクボリュームの名前。

 

Size

ドライブ内の利用可能な容量(MB単位)。

 

Volume Serial Number

ハードディスクボリュームのシリアル番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ディスクドライブ]>[CDROM]

Name

インベントリ対象ワークステーションに接続されているCDドライブの名前。

 

Description

CDの説明。

 

Drive Letter

CDにマップされたドライブ名。

 

Manufacturer

ベンダ名。

 

Caption

CDのキャプション。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ポート]>[シリアルポート]

Address

このシリアルポートの基本入出力アドレス。

 

IRQ Number

シリアルポートのIRQ番号。

 

Name

現在の運用環境で、このシリアルポート上にあるI/Oデバイスの論理名。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ポート]>[パラレルポート]

Address

このパラレルポートの基本I/Oアドレス。

 

DMA Support (TrueまたはFalse)

Trueの場合、DMAがサポートされています。

 

Name

現在の運用環境で、このパラレルポート上にある入出力デバイスの論理名。

 

IRQ Number

パラレルポートのIRQ番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[バス]

[Bus Type]

PCI、ISAなどのバスの種類。

 

Description

バスの説明。

 

Name

バス名。

 

Version

マザーボードがサポートしているバスのバージョン。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[ネットワークアダプタ]

Adapter Type

FDDI、トークンリングなどのネットワークアダプタの種類。

 

Auto Sense

ネットワークアダプタが、接続するネットワーク媒体の速度やその他の通信特性を自動的に判別できるかどうかを示すブール値。

 

Card Manufacturer

カードの製造元の名前。

 

Description

アダプタに関する説明。

 

Install Date

ネットワークアダプタのインストール日。

 

Maximum Speed

LANのデータ転送速度。

 

Name

ネットワークアダプタ名。

 

Permanent Address

アダプタに永続的に格納されるノードアドレス。

 

Provider

プロバイダ名。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ハードウェア]>[サウンドアダプタ]

Description

ワークステーションのマルチメディアコンポーネントに関する説明。

 

Name

マルチメディアカードのラベル。

 

Provider

プロバイダ名。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ネットワーク]>[DNS]

DNS名

インベントリ対象ワークステーションのDNS名。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ネットワーク]>[ネットワーク(instance_number)]>[IP]

IP Address

IPインターネット上のコンピュータに割り当てられた一意のアドレス。

 

Subnet Mask

インベントリ対象ワークステーションのサブネットマスクは、IPアドレスと組み合わせられ、ネットワークIDであるIPアドレスのオクテット/ビットと、ノードIDであるオクテット/ビットをIPルータに指定します。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ネットワーク]>[ネットワーク(instance_number)]>[IPX]

IPXアドレス

インベントリ対象ワークステーションのIPX™アドレス。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ネットワーク]>[ネットワーク(instance_number)]>[MAC]

MAC Address

一意のノードアドレスがネットワークアダプタ内に永続的に記述され、これによってネットワーク上の特定のコンピュータが識別されます。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ネットワーク]>[IP]

IP Address

IPインターネット上のコンピュータに割り当てられた一意のアドレス。

 

Subnet Mask

インベントリ対象ワークステーションのサブネットマスクは、IPアドレスと組み合わせられ、ネットワークIDであるIPアドレスのオクテット/ビットと、ノードIDであるオクテット/ビットをIPルータに指定します。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ネットワーク]>[IPX]

IPXアドレス

インベントリ対象ワークステーションのIPXアドレス。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[ネットワーク]>[MAC]

MAC Address

一意のノードアドレスがネットワークアダプタ内に永続的に記述され、これによってネットワーク上の特定のコンピュータが識別されます。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[システム]>[システムIRQ]

Availability

特定のIRQチャネルの可用性。

 

IRQ Number

IRQ(割り込み要求行)の数(0~15)。

 

IRQ Trigger Type

IRQトリガの種類。

 

Shareable

Trueの場合、デバイス間でシステムIRQを共有できます。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[システム]>[システムキャッシュ]

Associativity

システムキャッシュの連想性を定義します(ダイレクトマップ、2ウェイ、4ウェイ)。

 

Cache Type

命令、データ、ユニファイドなど、システムのキャッシュタイプを定義します。

 

Capacity

キャッシュ情報を格納しているデータストアのサイズ。

 

Error Methodology

キャッシュコンポーネントがサポートしているエラー修正方式。パリティ/シングルビットECC/マルチビットECCなど。

 

Level

マイクロプロセッサに組み込まれている内部キャッシュまたはCPUとDRAM間にある外部キャッシュのキャッシュレベルを示します。

 

Line Size

シングルキャッシュバケットまたはシングルキャッシュラインのサイズ(バイト単位)。

 

Read Policy

データキャッシュが読み取り処理用であるかどうかを示します。

 

Replacement Policy

再使用するキャッシュラインまたはキャッシュバケットを決定するために、キャッシュが使用するアルゴリズム。

 

Speed

システムキャッシュモジュールの速度(ナノ秒単位)。

 

Write Policy

キャッシュがメモリに書き込む2つの方法(ライトバックとライトスルーキャッシュ)を示します。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[システム]>[システムDMA]

Availability

DMA(仮想ダイレクトメモリアクセス)がサポートされているかどうかを示します。

 

Description

このDMAチャネルを現在使用している論理デバイスの名前。

 

DMA Burst Mode

データが通常よりも高速で送信されるデータ転送モード。

 

DMA Channel Number

コンピュータとデバイスとの間で、DMAチャネルのないコンピュータよりも高速にデータを転送するためにコンピュータが使用するDMAチャネルの番号。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[システム]>[システムスロット]

Description

このスロットを現在使用しているカード。

 

Maximum Data Width

スロットで許容されているカードの最大バス幅。

 

Thermal Rating

スロットの最大熱損失量(ミリワット単位)。

[ハードウェア/ソフトウェアインベントリ]>[システム]>[マザーボード]

Manufacturer

マザーボードの製造元の名前。

 

Number of Slots

メモリの増設、グラフィック機能の追加、および特殊デバイスのサポートを実現するための、マザーボード内の拡張スロット数。

 

Version

マザーボードのバージョン。

 

Description

マザーボードの一般的な説明。

メモ:列挙属性では、enumerated_value [enumerated_ID]の形式で値が表示されます。たとえば、Processor.Processor Family = Pentium (R) III [17]のように表示されます。

ステータスバーに、次の情報が表示されます。

  • ツリー名: インベントリ対象ワークステーションが存在するeDirectoryツリー名が表示されます。

  • [Recent Information]: 選択したインベントリ対象ワークステーションの最新のインベントリ情報でインベントリデータベースを更新する場合、Yesに設定します。

77.1.3 データベース照会によるインベントリ情報の表示

ConsoleOneを使って、インベントリデータベースに対して照会を実行し、インベントリ対象ワークステーションのハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントを表示することができます。指定した基準を満たす情報が、[インベントリの照会]ウィンドウに表示されます。

インベントリデータベースには、各インベントリ対象ワークステーションに関するインベントリ情報(一般情報、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、およびシステムに関する情報)が格納されています。インベントリデータベースに対して照会を実行することにより、類似するデバイスのグループを作成し、レポートの対象を特定の種類のコンピュータに絞ることができます。たとえば、データベースに対して照会を実行して、i486DプロセッサとVGAカードを搭載したコンピュータを検索することができます。

インベントリデータベースに対して照会を実行し、インベントリ情報を取得するには

  1. ConsoleOneで、コンテナを選択します。

  2. 照会を実行します。

    • データベースオブジェクトからインベントリ照会を実行するには、データベースオブジェクトを右クリックし、[ZENworksインベントリ]>[インベントリの照会]の順にクリックします。
    • ConsoleOneの[ツール]メニューからインベントリ照会を実行するには、まずインベントリデータベースを設定してから、[ツール]>[ZENworksインベントリ]>[インベントリの照会]の順にクリックする必要があります。インベントリデータベースの設定方法に関する詳細については、セクション 77.1.1, インベントリデータベースの設定を参照してください。
  3. 照会の基準を指定します。

    [Query the Inventory database for]: デフォルトでは、[ワークステーション]オプションが有効になります。照会式を満たすすべてのインベントリ対象ワークステーションが検索されます。ZENworks 7 Server ManagementとZENworks 7 Desktop Managementが同じ環境にインストールされている場合、[ワークステーション][サーバ]、および[両方]のどのオプションも使用できます。[ワークステーション]を選択すると、照会式を満たすすべてのインベントリ対象ワークステーションが検索されます。[両方]を選択すると、照会式を満たすインベントリ対象ワークステーションおよびインベントリ対象サーバがすべて検索されます。

    [Find Type]: [シンプル]または[詳細]を選択します。簡単な照会を指定する場合は[シンプル]をクリックします。[シンプル]照会を選択した場合、属性、関係演算子、および属性の値を指定します。多数の属性を指定する場合は[詳細]を選択します。複数の照会グループを組み合わせて、グループ別に照会基準のセットを定義することができます。詳しい照会を使用する例として、486プロセッサ搭載の全デバイスをデータベースから検索する照会を実行し、さらに照会コネクタを使用して別の照会を追加し、VGAカラービデオアダプタを搭載したインベントリ対象ワークステーションを検索するケースが挙げられます。

    [Display Machine(s) Not Satisfying the Query]: このチェックボックスを選択すると、照会を満たさないコンピュータが検索されます。

    [属性]: コンポーネントまたはコンポーネント属性を選択します。インベントリ対象ワークステーションを照会する際に指定できる属性は、次のカテゴリに分類できます。[一般(General)]、[ソフトウェア(Software)]、[ハードウェア(Hardware)]、[ネットワーク(Network)]、および[システム(System)]の各カテゴリに分類されます。

    カスタム属性の前にはアスタリスク(*)が付けられます。

    たとえば、ポインティングデバイスがインストールされていないコンピュータを検索するには、コンポーネントとして[ポインティングデバイス]を選択します。照会でBIOSのバージョンをコンポーネントとして指定するには、コンポーネントとして[BIOS]を選択し、コンポーネント属性として[バージョン(VERSION)]を選択します。

    [Operator]または[Relational Operator]: コンポーネントと値の間の関係を決定するために選択します。関係演算子は[属性の選択]ウィンドウで選択した属性のデータ型に基づいて、次の表のように分類されます。

    属性のデータ型

    関係演算子

    String

    等しい(=)、等しくない(!=)、一致する([ ])、一致しない(![ ])、およびNULLかどうか(null)

    Numeric

    等しい(=)、等しくない(!=)、より小さい(<)、以下(< =)、より大きい(>)、以上(>=)、およびNULLかどうか(null)

    Date

    後(>)、以後(>=)、前(<)、以前(< =)、およびNULLかどうか(null)

    Enum

    等しい(=)、等しくない(!=)、およびNULLかどうか(null)

    Custom

    String、Numeric、およびDateの各データ型にグループ化されるすべての関係演算子が含まれます。

    関係演算子の使用に関する詳細については、関係演算子の使用 を参照してください。

    メモ:属性のデータ型がCustom、関係演算子のデータ型がNumericまたはDateである場合に、照会の結果が表示されないときは、Equal To (=)演算子を使用してインベントリデータベースに保存されたカスタム属性の値を検索します。

    [属性の選択]ウィンドウでコンポーネントだけを選択した場合、[Relational Operator (関係演算子)]はデフォルトで[NULL]に設定され、その他の関係演算子は利用できなくなります。

    [値]: 記述値は、インベントリコンポーネントが取り得る値です。たとえば、6.0という値はDOSバージョンの属性に指定できます。記述値では大文字と小文字が区別されません。

    メモ:列挙属性では、enumerated_value [enumerated_ID]の形式で値が表示されます。たとえば、Processor.Processor Family = Pentium (R) III [17]のように表示されます。

    関係演算子としてMatches ([ ])またはDoes Not Match (![ ])を選択した場合は、[値]フィールドで文字の代わりにワイルドカードを使用できます。次の表は、SQLドキュメントに従って使用できるワイルドカードのリストを示しています。

    レポートに含まれる項目

    ?

    任意の1文字

    _ (アンダースコア)

    任意の1文字

    %

    0文字以上の任意の文字列

    []

    指定の範囲またはセット内の任意の1文字

    [^]

    指定の範囲またはセット内にない任意の1文字

    メモ:?や[などの特殊文字を使用して照会を定義するには、[?]または[ [ ]の形式で照会を指定します。

    インベントリコンポーネントについて表示される記述値リストは、コンポーネントに対応するインベントリデータベースから取得されます。

    [Logical Operator]: このオプションは、[詳細]照会のみで使用できます。[Logical Operator]では、照会グループ間に関係演算子を使用することによって、前の照会グループに別の照会グループを追加した照会グループを使用できます。

    [Save]: このオプションは、[詳細]照会のみで使用できます。照会式をファイルとして指定の場所に保存します。ただし、照会ファイルにはデフォルトの拡張子が付いていません。簡単に参照できるよう、.qryという拡張子を付けることをお勧めします。

    [ロード]: このオプションは、[詳細]照会のみで使用できます。指定した照会ファイルをロードします。拡張子付きのファイル名を入力する必要があります。

  4. [検索]をクリックします。

    指定した照会基準に基づいて照会が実行され、照会に一致するインベントリ対象ワークステーションが[検索結果]ウィンドウに表示されます。

    [検索結果]ウィンドウで、インベントリ対象ワークステーションをダブルクリックするか、[ファイル]>[詳細インベントリ]の順にクリックして、インベントリ対象ワークステーションのインベントリ情報を表示します。

関係演算子の使用

  • Match: 照会条件を満たすインベントリ対象ワークステーションを検索する場合、Match演算子を使用します。

    たとえば、IP アドレスが164.99.151.%のすべてのインベントリ対象ワークステーションを検索する場合、Match演算子を使用します。

  • NULL: 特定の属性はスキャンされないが、コンポーネントがスキャンされて一部の属性が取得されるインベントリ対象ワークステーションに対して照会を実行する場合に、NULL演算子を使用します。

    たとえば、BIOS.Manufacturerについてスキャンされないインベントリ対象ワークステーションのリストを検索するには、BIOS.ManufacturerがNULLである照会を作成します。この照会により、BIOSのスキャンが実行されたインベントリ対象ワークステーションが表示されます。

  • NOT SATISFYING: 指定した照会に合致しないインベントリ対象ワークステーションのフィルタ条件を検索する場合にNOT SATISFYING照会(またはNOT SATISFYINGフィルタ条件)を使用します。

    たとえば、2台のワークステーションW1およびW2に、シリアルポートCOM1とCOM2の両方が搭載されているとします。照会(SerialPort='COM1')を実行するとW1が返されますが、照会(SerialPort!=='COM1')を実行した場合もW1が返されます。これは、W1にシリアルポートCOM2が搭載されているためです。シリアルポートCOM1を搭載しないインベントリ対象ワークステーションに対して照会を実行するには、<NOT SATISFYING>(SerialPort='COM1')を使用する必要があります。NOT SATISFYINGオプションを使用するには、照会ウィンドウの[照会の条件を満たしていないコンピュータの表示]チェックボックスをクリックします。

77.1.4 eDirectoryオブジェクトからの最小限のインベントリ情報の表示

スキャナは、最小限のインベントリ情報をeDirectoryワークステーションオブジェクトとして格納します。この最小限の情報は、ConsoleOneから表示できます。[最少限の情報]ページには、スキャンされたインベントリ対象ワークステーションのインベントリ情報が一覧表示されます。

このページに一覧表示される項目に関する詳細については、最小限の情報の属性とインベントリデータベースの属性との間のマッピングを参照してください。

eDirectoryに格納されているインベントリ情報を表示するには

  1. スキャンにより表示されたインベントリ対象ワークステーションを右クリックし、[プロパティ]>[ZENworksインベントリ]タブ>[最少限の情報]の順にクリックします。

このページの[ワークステーション情報の詳細]ボタンをクリックすると、[ワークステーションインベントリ]ウィンドウが表示されます。

最小限の情報の属性とインベントリデータベースの属性との間のマッピング

次の表に、最小限の情報の属性とインベントリデータベースの属性との間のマッピングを示します。

表 77-2 最小限の情報の属性とインベントリデータベースの属性との間のマッピング

最小限の情報

Inventory Database

Asset Tag

Scanned Inventory - Asset Tag

BIOS Type

Hardware - BIOS - Type

Computer Model

Scanned Inventory.Computer Model

Computer Type

Scanned Inventory.Computer Type

Disk Information

Hardware - Disk - Hard Disk - Drive Letter

IP Address

Network - IP Address

IPXアドレス

Network - IPX Address

Last Scan Date

インベントリ対象ワークステーションが最後にスキャンされた日時

MAC Address

Network - MAC Address

Memory Size

Hardware - Memory - Total Extended Memory

Model Number

Scanned Inventory.Model Number

NIC Type

Hardware - Network Adapter Driver - Description

Novell Client

Novell Client version

OS Type

Software - Operating Systems - OS - Name

OS Version

Software - Operating Systems - OS - Version

プロセッサ

Hardware - Processor

Serial Number

Workstation Serial Number

Subnet Mask

Network - Subnet Mask

Video Type

Hardware - Display - Type

77.1.5 インベントリレポートの実行

レポートを実行して、インベントリデータベースからインベントリ情報を収集できます。インベントリレポートは、Crystal Reports*を使用するよう設計されています。

定義済みのレポートフォームセットを選択して、レポートを生成することができます。

必要に応じてレポートを印刷またはエクスポートできます。必要な情報をインベントリデータベースに入力するようZENworks 7 Desktop Managementを設定していない場合、空のレポートが生成されます。

この節では、次のトピックについて説明します。

インベントリレポートを生成するための前提条件

インベントリレポートを実行する前に、必ず、適切なODBCクライアントがインストールされていることを確認してください。詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Managementインストールガイド』を参照してください。

インベントリレポートの種類

次に示すレポートを生成できます。ただし、ZENworks 7 Desktop Managementの設定がすでに完了しており、必要な情報がインベントリデータベースに入力されていることが前提になります。次の表は、オペレーティングシステムや選択基準など、ワークステーションインベントリの個別の要素に関する情報を提供する簡単なインベントリのリストです。この表では、メモリ、ハードディスク、プロセッサなどのワークステーションインベントリの要素を各レポートに組み合わせた包括的な内容のインベントリレポートも示します。

次の表に、インベントリレポートを示します。選択基準やレポートに表示される情報など、各レポートの個別の要素に関する情報も示します。

表 77-3 インベントリレポートおよび各レポートに表示される情報の一覧

インベントリレポートグループ

レポート名

選択基準

インベントリレポートに表示される情報

ハードウェアインベントリ

アセット管理レポート

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、および[DNS Name]

次のオプションを選択し、レポート内で表示できます。[メモリ]、[プロセッサ]、[ディスプレイアダプタ]、[キーボード]、[ポインティングデバイス]、[固定およびリムーバブルディスク]、[フロッピーディスク]、[CDROM]、[ネットワークアダプタ]、および[モニタ]

インベントリ対象ワークステーションのメモリ、プロセッサ、ディスプレイの詳細、キーボード、ポインティングデバイス、固定ディスクおよびリムーバブルディスク、フロッピードライブ、CDドライブ、ネットワークアダプタ、およびモニタの詳細。

 

BIOS Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[BIOS Install Date]、および[Manufacturer]

すべてのインベントリ対象ワークステーションとそのBIOSの製造元、BIOSリリース日のリスト、およびコンピュータの合計数。

 

Battery Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、および[Name]

指定したバッテリ名に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Bus Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、および[Bus Type]

選択したバスタイプを使用するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

CDROM Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Caption]、[Description]、および[Manufacturer]

指定したCDのキャプション、説明、および製造元の名前に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Display Adapter Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Video Architecture]、および[Description]

指定したディスプレイアダプタのビデオアーキテクチャおよび説明に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Floppy Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Manufacturer]、および[Description]

指定したフロッピーの説明および製造元の名前に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Hardware Summary Report

[スコープ]、[マシン名]、[IPアドレス]、[DNS名]、[オペレーティングシステムタイプ]、[OSのバージョン]、[プロセッサファミリ]、[現在のクロックスピード(MHz単位の下限)]、[現在のクロックスピード(MHz単位の上限)]、[メモリの合計(MB単位の下限)]、[メモリの合計(MB単位の上限)]、[ハードディスクのサイズ(GB単位の下限)]、および[ハードディスクのサイズ(GB単位の上限)]

各インベントリ対象ワークステーションのオペレーティングシステム名、オペレーティングシステムのバージョン、プロセッサファミリ、プロセッサの現在のクロック速度、メモリ、およびハードディスクの容量。

 

Keyboard Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Description]、および[Layout]

指定したキーボードの説明およびレイアウトに一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Modem Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、および[Name]

指定したモデム名に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Monitor Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Manufacturer]、[Manufacture Date]、[Nominal Size (Lower Bound in inches)]、および[Nominal Size (Upper Bound in inches)]

指定したモニタ製造元の名前、製造日に一致し、モニタの公称サイズが指定範囲内にあるすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Network Adapter Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、および[Name]

指定したネットワークアダプタの名前に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Physical Disk Listing

[Show Chart]、[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Removable]、[Manufacturer]、[Description]、[Total Size (Lower Bound in GB)]、および[Total Size (Upper Bound in GB)]

指定した物理ディスクの製造元の名前、説明に一致し、固定またはリムーバブル(あるいはその両方)ディスクの合計サイズが指定範囲内にあるすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

[Show Chart]ボックスを選択して、物理ディスクのリストレポートを円グラフで表示することもできます。

 

Pointing Device Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Pointing Device Type]、および[Pointing Device Name]

指定したポインティングデバイスの種類および名前に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Power Supply Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、および[Description]

指定した電源の説明に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Processor Listing

[Show Chart]、[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Processor Family]、[Maximum Speed (Lower Bound in MHz)]、[Maximum Speed (Upper Bound in MHz)]、[Current Speed (Lower Bound in MHz)]、および[Current Speed (Upper Bound in MHz)]

すべてのインベントリ対象ワークステーションのプロセッサファミリ(Pentium Proなど)、プロセッサの最大クロック速度、および現在のクロック速度のリスト。

[Show Chart]ボックスを選択して、プロセッサのリストレポートを円グラフで表示することもできます。

 

Sound Adapter Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、および[Name]

指定したサウンドアダプタ名に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Storage Devices Inventory Report

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、および[DNS Name]

次のオプションを選択し、レポート内で表示できます。[固定およびリムーバブルディスク]、[論理ディスク]、[フロッピーディスク]、および[CD ROM]

各インベントリ対象ワークステーションの固定ディスク、リムーバブルディスク、論理ディスク、フロッピードライブ、CDドライブに関する詳細。

 

System Chassis Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Chassis Type]、および[Manufacturer]

指定したシステムシャシーの種類および製造元の名前に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

システム設定インベントリ

Inventory Scan Listing

[Show Chart]、[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Last Scan Date (On or Before)]、[Inventory Server Name]、および[Recent Information]

最後にインベントリのスキャンを実行した日付および時刻、インベントリサーバ名、各インベントリ対象ワークステーションの最新情報。

[Show Chart]ボックスを選択して、システム設定インベントリレポートを円グラフで表示することもできます。

 

Memory Listing

[Show Chart]、[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Total Memory (Lower Bound in MB)]、および[Total Memory (Upper Bound in MB)]

一定の範囲のメモリ容量(たとえば200~400MB)を搭載したすべてのインベントリ対象ワークステーションのリストと、それらのコンピュータの合計数。

[Show Chart]ボックスを選択して、メモリのリストレポートを円グラフで表示することもできます。

 

Operating System Listing

[Show Chart]、[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Operating System Type]、および[Operating System Version]

指定したオペレーティングシステムの種類およびバージョンに一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

[Show Chart]ボックスを選択して、オペレーティング システムのリストレポートを円グラフで表示することもできます。

 

ネットワーク情報レポート

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、および[DNS Name]

各インベントリ対象ワークステーションのネットワークアダプタの種類、DNS、IPアドレス、MACアドレス、IPXアドレス、およびWindowsドメイン名。

 

System Information Listing

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、および[Computer Manufacturer]

指定したコンピュータ製造元の名前に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

System Internal Hardware Inventory Report

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、および[DNS Name]

次のオプションを選択し、レポート内で表示できます。[System IRQ]、[System Cache]、[System DMA]、[System Slot]、および [マザーボード]。

各インベントリ対象ワークステーションのIRQ、キャッシュ、DMA、スロット、およびマザーボード。

ソフトウェアインベントリ

Add-Remove Programs by Application

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Software Name]

各インベントリ対象ワークステーションの[プログラムの追加と削除]リストに表示されたすべてのソフトウェアのリスト。

 

Add-Remove Programs by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Software Name]

各インベントリ対象ワークステーションの[プログラムの追加と削除]リストに表示されたすべてのソフトウェアのリスト。

 

Anti-Virus Signature Files by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Software Name]、[Min Virus Definition Date]、および[Max Virus Definition Date]

各インベントリ対象ワークステーション上にインストールされているアンチウィルス製品別にグループ化された、すべてのアンチウィルスシグネチャファイルのリスト。

 

Anti-Virus Signature Machine Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Software Name]、[Min Virus Definition Date]、および[Max Virus Definition Date]

アンチウィルス製品がインストールされているインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Disk Usage by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[File Extension]

指定したファイル拡張子に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションおよびディスク使用状況のリスト。

 

Exception List by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[File Name]、[Vendor Name]、および[Product Name]

指定したファイル名、ベンダ名、および製品名に一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションおよびファイル情報のリスト。

 

Installed NetWare Software by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Software Name]

指定したソフトウェア名に合致するすべてのインベントリ対象NetWareコンピュータとproducts.datの詳細に関する一覧。

 

Internet Explorer Installation Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Internet Explorer Version]、および[Service Pack]

Internet Explorerがインストールされているインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Internet Explorer Patches by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Internet Explorer Version]、および[Service Pack]

指定した値およびパッチ名に合致する、すべてのInternet Explorerバージョンのインストール済みパッチの一覧。

 

Internet Explorer by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Internet Explorer Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンに合致するすべてのInternet Explorerインストールの一覧。

 

MSI Products by Application

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Software Name]、および[Vendor Name]

各インベントリ対象ワークステーションにインストールされ、MSIデータベースに表示されるすべての製品のリスト。

 

MSI Products by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Software Name]、および[Vendor Name]

各インベントリ対象ワークステーションにインストールされ、MSIデータベースに表示されるすべての製品のリスト。

 

Microsoft Office Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Microsoft Office Version]、および[Service Pack]

指定した製品名およびベンダ名に合致し、指定したソースからインストールされたすべての製品の一覧。

 

Microsoft Office Installation Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Microsoft Office Version]、および[Service Pack]

Microsoft Officeがインストールされているインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Microsoft Office by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Microsoft Office Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンに合致するすべてのMicrosoft Officeインストールの一覧。

 

Novell Client Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Novell Client Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンに合致するすべてのNovell Clientコンポーネントの一覧。

 

Novell Client Installation Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Novell Client Version]、および[Service Pack]

Novell Clientがインストールされているインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Novell Client by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Novell Client Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンに合致するすべてのNovell Clientインストールの一覧。

 

Outlook Express Installation Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Outlook Express Version]

Outlook Expressがインストールされているインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Outlook Express by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Patch Name]

指定したバージョンに合致するすべてのOutlook Expressインストールの一覧。

 

Software Dictionary Application Files by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Vendor Name]、[Software Name]、および[Software Version]

指定したベンダ、ソフトウェア、およびソフトウェアバージョンに一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションとソフトウェアディクショナリアプリケーションファイルのリスト。

 

Software Dictionary Applications by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Vendor Name]、[Software Name]、および[Software Category]

指定したベンダ、ソフトウェア、およびソフトウェアバージョンに一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションとソフトウェアディクショナリアプリケーションのリスト。

 

Software Dictionary Versions Machine Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[General Dictionary Version]、および[Private Dictionary Version]

指定した一般ディクショナリおよびプライベートディクショナリのバージョンを持つすべてのインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Software Dictionary Versions by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[General Dictionary Version]、および[Private Dictionary Version]

指定した一般ディクショナリおよびプライベートディクショナリのバージョンを持つすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Software Installation Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Vendor Name]、[Software Name]、および[Software Version]

指定したベンダ名、ソフトウェア、およびバージョンを持つインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Software Installations

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Vendor Name]、[Software Name]、および[Software Version]

指定したベンダ名、ソフトウェア、およびバージョンを持つすべてのインベントリ対象ワークステーションのリスト。

 

Software by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Vendor Name]、[Software Name]、および[Software Version]

指定したベンダ名、ソフトウェア、およびバージョンに一致するすべてのインベントリ対象ワークステーションとソフトウェア情報のリスト。

 

System Software Inventory Report

[スコープ]、[マシン名]、[IPアドレス]、および[DNS名]。次のオプションを選択し、レポート内で表示できます。[ディスプレイドライバ]、[ポインティングデバイスドライバ]、[ネットワークアダプタドライバ]、および[NetWare Client]。

各インベントリ対象ワークステーションのドライバ(ポインティングデバイスドライバ、ネットワークアダプタドライバ、ディスプレイドライバなど)およびNovell NetWare Client。

 

Windows Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Windows Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンに合致するすべてのWindowsコンポーネントの一覧。

 

Windows Installation Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Windows Version]、および[Service Pack]

Windowsオペレーティングシステムをインストール済みのインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Windows Media Player Count

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Windows Media Player Version]

Windows Media Playerをインストール済みのインベントリ対象ワークステーションの数を示すリスト。

 

Windows Media Player Patches by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Windows Media Player Version]

指定したバージョンおよびパッチ名に合致する、すべてのWindows Media Player用パッチの一覧。

 

Windows Media Player by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、および[Windows Media Player Version]

指定したバージョンに合致するすべてのWindows Media Playerインストールの一覧。

 

Windows Operating System by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Windows Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンおよびシリアル番号に合致するすべてのWindowsオペレーティングシステムの一覧。

 

Windows Security Patches by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Windows Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンおよびパッチ名に合致する、すべてのWindowsオペレーティングシステム用パッチの一覧。

 

Windows Security Patches by Patch

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、[Max Last Scan Time]、[Windows Version]、および[Service Pack]

指定したバージョンおよびパッチ名に合致する、すべてのWindowsオペレーティングシステム用パッチの一覧。

 

Novell ZENworks Desktop Management Installed Agent Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、および[Max Last Scan Time]

指定した期間内で最後に正常にスキャンされたすべてのコンピュータと、こうしたコンピュータにインストールされたZENworks 7 Desktop Managementのエージェントコンポーネントの一覧。

 

Novell ZENworks Desktop Management Installed Server Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、および[Max Last Scan Time]

指定した期間内で最後に正常にスキャンされたすべてのコンピュータと、こうしたコンピュータにインストールされたZENworks 7 Desktop Managementのサーバコンポーネントの一覧。

 

Novell ZENworks Handheld Management Installed Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、および[Max Last Scan Time]

指定した期間内で最後に正常にスキャンされたすべてのコンピュータと、こうしたコンピュータにインストールされたZENworks 7 Handheld Managementコンポーネントの一覧。

 

Novell ZENworks Installed Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、および[Max Last Scan Time]

指定した期間内で最後に正常にスキャンされたすべてのコンピュータと、こうしたコンピュータにインストールされたZENworks 7コンポーネントの一覧。

 

Novell ZENworks Installed Suites by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、および[Max Last Scan Time]

指定した期間内で最後に正常にスキャンされたすべてのコンピュータと、こうしたコンピュータにインストールされたZENworks 7スイートの一覧。

 

Novell ZENworks Server Management Installed Agent Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、および[Max Last Scan Time]

指定した期間内で最後に正常にスキャンされたすべてのコンピュータと、こうしたコンピュータにインストールされたZENworks 7 Server Managementのエージェントコンポーネントの一覧。

 

Novell ZENworks Server Management Installed Server Components by Machine

[Scope]、[Machine Name]、[IP Address]、[DNS Name]、[Min Last Scan Time]、および[Max Last Scan Time]

指定した期間内で最後に正常にスキャンされたすべてのコンピュータと、こうしたコンピュータにインストールされたZENworks 7 Server Managementのサーバコンポーネントの一覧。

その他

User Defined Reports

ユーザ定義レポートの作成方法に関する詳細については、ユーザ定義レポートの理解 を参照してください。

consoleone\consoleone_version\bin\userreports.iniファイルで指定されたオプションに基づいてレポートが生成されます。

ユーザ定義レポートを表示します。

メモ:[Show Chart]選択基準を使用すると、インベントリレポートがグラフ形式で表示されます。

インベントリレポートの生成

  1. 次のいずれかの方法で、インベントリレポートを生成します。

    • データベースオブジェクトからインベントリレポートを生成するには、データベースオブジェクトを右クリックし、[レポート中]をクリックします。
    • ConsoleOneの[ツール]メニューからインベントリレポートを実行するには、最初にインベントリデータベースを設定し、[ツール]>[ZENworks Reports (ZENworksレポート)]の順にクリックします。インベントリデータベースの設定方法に関する詳細については、セクション 77.1.1, インベントリデータベースの設定を参照してください。
  2. 生成するレポートをクリックします。

    画面の右側にレポートに関する説明が表示されます。

    簡単なインベントリリストの一覧および包括的なインベントリレポートの一覧を示した表を参照してください。

  3. 選択基準を指定します。

    [スコープ]選択基準は、ZENworks 7 Desktop ManagementとZENworks 7 Server Managementの両方が同じコンピュータにインストールされている場合に限り、使用することができます。

    たとえば、すべてのインベントリ対象ワークステーションのインベントリ情報を表示する場合には、[スコープ]選択基準として[ワークステーション]を選択します。設定したインベントリデータベース内にある、すべてのインベントリ対象ワークステーションのインベントリ情報がレポートに表示されます。

    作成するレポートの種類に基づいて、情報にフィルタを適用できます。たとえば、Windows 2000オペレーティングシステムがインストールされているすべてのインベントリ対象ワークステーションを表示するには、[オペレーティングシステムのリスト]を選択して、選択基準のスコープに[両方]、オペレーティングシステムの種類に[Windows 2000]を指定します。

    作成するレポートの種類に応じて、情報にフィルタを適用できます。

    [レポート中]ダイアログで作業する際、次のガイドラインに従います。

    • インベントリレポートの選択基準では、大文字と小文字が区別されます。

      たとえば、識別名が"CN=MACHINE1.OU=ENG.O=NOVELL"のコンピュータのリストを表示する場合は、選択基準として"OU=ENG.O=NOVELL"を指定します。識別名に"OU=ENG.O=NOVELL"を含むすべてのコンピュータがインベントリレポートに表示されますが、識別名に"ou=eng.o=novell"を含むコンピュータがこのインベントリレポートに表示されることはありません。

    • [レポート中]ダイアログボックスでワイルドカードの使用が許可されている場合、すべての選択基準でアスタリスク(*)または疑問符(?)を使用することができます。ワイルドカード文字は、テキストフィールドでのみ使用できます。

      *を使用すると文字列の残りのテキストすべてを取得でき、?を使用すると文字列の1文字のみを取得できます。

      例1: マシン名が「workstation1」だとします。work*を使用して照会を行うと、workstation1が検出されます。work?を使用して照会を行うと、マシンは検出されません。?を使用してworkstation1を検出するには、work????????を使用して照会を行う必要があります。この場合、?はそれぞれ1文字を表します。

      例2: マシン名が「CN=MACHINE1.OU=ENG.O=NOVELL.T=TREE」だとします。マシンを検出するには、"CN=MA*.OU=ENG.O=NOVELL.T=TREE"またはCN=MA*を使用して照会を行います。マシン名の一部を照会することもできます。"O=novell.T=TREE"で照会を行う場合は、*を使用して"*O=novell.T=TREE"とします。

      次の表に、ワイルドカードの使用例を示します。

      レポートに含まれる項目

      *

      すべての項目

      164.99.*

      「164.99」で始まるすべての項目

      164.9?.215.23

      「164.9」で始まり、任意の1文字をはさんだ後「.2150.23」で終了するすべての項目

      164.96.215.23

      指定された項目のみ。このケースでは、指定したIPアドレスのインベントリ対象ワークステーションを表示。

  4. [選択したレポートの実行]をクリックします。

    レポート生成の進行状況を表示するステータスボックスが表示されます。このステータスボックスは、レポートの生成時にビューアに表示されます。ツールバーのボタンを使って、レポートの各ページを表示、印刷、またはエクスポートすることができます。

    メモ:ZENworksインベントリレポートでサポートしている2バイト文字言語は、ドイツ語、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、および日本語のみです。その他の2バイト文字は、インベントリレポートでは正しく表示されない場合があります。

プロキシデータベースの理解

NetWareで実行しているSybaseインベントリデータベースについて、非英語版の管理コンソールからレポートを実行すると、選択されたレポートを生成するときにコンソールでSybaseデータベースが起動します。このデータベースを、ZENworks 7 Desktop Managementプロキシデータベースと呼びます。

選択したレポートを実行した直後に、管理コンソールのシステムトレイに[Sybase ASA]アイコンが表示されます。プロキシデータベースは、レポートの生成元であるリモートデータベースに自動的に接続し、必要な情報を取得します。リモートデータベース(NetWareで実行しているSybase)のデータはUTF-8形式で保存されていますが、Crystal ReportsではUTF-8形式でエンコードされた文字を表示できないため、プロキシデータベースにより、すべてのUTF-8形式のデータがローカルのWindows言語文字セットに変換されます。

次の節で、プロキシデータベースについて詳しく説明します。

プロキシデータベースの起動

プロキシデータベースは、次のシナリオで起動します。

  • NetWare上で実行しているZENworks 7 Desktop ManagementまたはZENworks for Desktops 4.x Sybaseインベントリデータベースに関するレポートを非英語版の管理コンソールから呼び出す場合。
  • Windows上で実行しているZENworks for Desktops 4.x Sybaseインベントリデータベースに関するレポートを非英語版の管理コンソールから呼び出す場合。

プロキシデータベースは、次のシナリオでは起動しません。

  • レポートが英語版の管理コンソールから呼び出される場合。
  • OracleまたはMSSQL 2000データベースにマウントされているZENworks 7 Desktop ManagementまたはZENWorks for Desktops 4.xインベントリデータベースに関するレポートを、非英語版の管理コンソールから呼び出す場合。
  • Windows上で実行しているZENworks 7 Desktop Management Sybaseインベントリデータベースに関するレポートを非英語版の管理コンソールから呼び出す場合。
  • レポート以外のインベントリコンポーネントが呼び出される場合。

2つのプロキシデータベースを同時にマウントできます(1つはZENworks 7デスクトップ管理データベース用、もう1つはZENworks for Desktops 4.xデータベース用)。

プロキシデータベースのシャットダウン

[レポート中]ダイアログボックスを閉じるか、ConsoleOneを閉じる場合、プロキシデータベースを手動でシャットダウンする必要があります。

手動でプロキシデータベースをシャットダウンするには

  1. 管理コンソールのシステムトレイに表示されているプロキシデータベースアイコンを右クリックし、[終了]をクリックします。

デフォルト以外のポートで実行するためのプロキシデータベースの設定

Sybaseが使用するデフォルトのポートが、他のアプリケーションでも使用される場合、ポートの競合が発生する可能性があります。ポートの競合を回避するため、プロキシデータベースをデフォルト以外のポートで実行するよう設定することができます。

  1. ファイルにリダイレクトされるデータベースポートとデータベースメッセージに応じて、ポート2639または2640でプロキシデータベースを起動します。

    2639/2640ポートがすでに他のアプリケーションによりブロックされている場合、Sybaseは、検出した未使用のポートにプロキシデータベースをマウントし、この情報を出力ファイルに保存します。接続しようとすると、「...に接続できません」というエラーメッセージが表示されます。

  2. プロキシSybaseを終了し、出力ファイルからポート番号を取得して、このポート番号をプロキシポート環境設定ファイル(Consoleone\1.2\bin\zen\sybaseproxy\proxyproperties.properties)に入力します。

  3. 再びレポートを呼び出します。Sybaseはプロキシポート環境設定ファイルを読み取り、ポートを取得した後、このポートで起動します。

    Reportingスナップインにより、ODBC DSNのポート情報が新しい情報に変更されます。

  4. 変更を有効にするため、ConsoleOneを再起動します。

インベントリレポートの印刷

  1. レポートを生成および表示します

  2. プリンタのデフォルトの設定を変更する場合は、[Printer Setup(プリンタの設定)]アイコンをクリックして必要な設定を変更します。

  3. [プリンタ]アイコンをクリックします。

ファイルへのインベントリレポートのエクスポート

  1. レポートを生成および表示します

  2. ツールバーの[レポートのエクスポート]アイコンをクリックします。

  3. [Export]ダイアログボックスで、エクスポート先の場所とファイル形式を指定します。

    インベントリレポートをテキストファイルとしてエクスポートする場合には、[Export to Text (テキストへエクスポート)]ダイアログボックスで[ユーザ定義]オプションを選択し、値を16に設定します。これは、値が16未満の場合には、エクスポートされるデータが切り捨てられるためです。

    インベントリレポートをHTMLファイルとしてエクスポートする場合は、[HTML 3.2]または[HTML 4.0 (DHTML)]ファイル形式を選択できます。このとき、HTML 4.0 (DHTML)としてエクスポートすることをお勧めします。これは、HTML 3.2形式でエクスポートした場合、データの書式が正しく設定されないためです。

    インベントリレポートをカンマ区切り(.csv)ファイルとしてエクスポートする場合は、次の手順を実行します。

    1. レポートをMicrosoft Excelにエクスポートします。

      メモ:この時点で.csvファイルへのエクスポートを選択しても、レポートは正しくエクスポートされません。

    2. .xlsファイルを開きます。

    3. [ファイル]>[名前を付けて保存]の順にクリックします。

    4. [Save as type (保存形式)]フィールドで[CSV (カンマ区切りファイル) (*.csv)]を選択します。

    5. [保存]をクリックします。

  4. [OK]をクリックします。

  5. エクスポートされたファイルを保存するディレクトリを参照して選択します。

  6. [OK]をクリックします。

ユーザ定義レポートの理解

Crystal Report Designerを使用して、インベントリデータベース内の情報を表示するレポートを生成できます。

レポートを生成する前に、Crystal Report Designer 8.0/8.5を使ってレポートファイル(.rpt)が作成されることを確認する必要があります。.rptファイルの作成方法の詳細については、Crystal Reportのドキュメントを参照してください。

重要:ソフトウェアインベントリレポートを除き、任意のインベントリレポートをテンプレートとして使用してレポートを作成できます。

ユーザ定義インベントリレポートを生成するには

  1. レポートを作成するコンピュータのODBC DSN名をZenInventoryに設定します。

    1. [スタート]>[設定]>[コントロールパネル]の順にクリックします。

    2. [ODBC Data Target (32 Bit)(ODBCデータターゲット(32ビット))]をダブルクリックし、[追加]をクリックします。

    3. 接続先のデータベースのODBCドライバを選択します。

    4. [終了]をクリックします。

    5. データソース名に「ZenInventory」を指定し、詳細を決定します。

      メモ:ZenInventory以外のデータソース名を指定する場合は、ConsoleOneを通じてユーザ定義レポートを呼び出すコンピュータごとにODBC名を設定する必要があります。

  2. レポートの設計が完了した後、レポートを\consoleone\version\reporting\canned\novellreporting\ zeninventory\localeディレクトリに保存します。

    localeには、言語を表す変数が入ります。たとえば、英語のレポートの場合はEN、フランス語の場合はFR、ポルトガル語(ブラジル)の場合はPT_BR、ドイツ語の場合はDE、スペイン語の場合はESが入ります。レポートが英語以外の場合、各コンピュータのロケールに基づいて表示されます。

  3. \consoleone\version\binディレクトリ内のuserreports.iniファイルで値を設定します。このuserreports.iniファイルには、次の値が含まれている必要があります。

    #[ReportName] <actual name of the rpt file without the .rpt extension>
    
    #DisplayName=User Defined Report’s display name
    
    #Param1=Constant,Display name,<if combo then {val-1|val-2|val-3}>
    
    #<where Param1 is the internal name of the parameter as stored in the .rpt file>
    
    #<Constants are 1, 2 and 3 for Combo selection, text field and numeric field respectively>
    

    たとえば、次のように値を設定できます。

    [ListSystemInformation]DisplayName=System Information
    
    Role=1,Role,{2|3|5}
    
    IPAddress=2,IP Address
    
    DNName=2,Distinguished Name
    
    DNTree=2,Distinguished Tree
    
    DNSName=2,DNS Name
    
    [ListMemory]
    
    DisplayName=Memory
    
    Role=1,Role,{2|3|5}
    
    IPAddress=2,IP Address
    
    DNName=2,Distinguished Name
    
    DNTree=2,Distinguished Tree
    
    DNSName=2,DNS Name
    
    MemoryLowerLimit=3,Memory Lower Bound
    

    userreports.iniファイルに値を設定した後、ユーザ定義レポートがインベントリレポートツリーに表示されます。userreports.iniファイルで複数のレポートを指定することができます。

    メモ:userreports.iniファイルが空の場合、インベントリレポートツリーにユーザ定義レポートを表示できません。

  4. [選択したレポートの実行]をクリックします。

77.1.6 クイックレポートを使用したインベントリデータの迅速で簡単な表示

ZENworks 7のワークステーションインベントリは、ZENworksインベントリデータベースからデータを簡単に検索して表示するクイックレポートという新しいツールを備えています。各クイックレポートには、インベントリ属性のリストと、クイックレポートウィザードを使用して定義する照会が含まれています。

次の節で、クイックレポートの使用方法の詳細について説明します。

クイックレポートウィザードの起動

次のいずれかの方法で、クイックレポートウィザードを起動します。

  • データベースオブジェクトからクイックレポートを起動するには、データベースオブジェクトを右クリックし、[ZENworksインベントリ]>[クイックレポート]の順にクリックします。
  • ConsoleOneの[ツール]メニューからクイックレポートを起動するには、[ZENworksインベントリ]>[クイックレポート]の順にクリックします。

    インベントリデータベースを設定済みの場合、クイックレポートウィザードでは、そのデータベースが使用されます。

    インベントリデータベースを設定していない場合は、表示されるクイックレポートウィザードの手順に従ってデータベースを設定できます。詳細については、インベントリデータベースの設定を参照してください。

クイックレポートの作成

  1. クイックレポートウィザードを起動します

    [クイックレポートを作成および管理します]ページが表示されます。

  2. [新規]をクリックします。

    クイックレポートの新規作成
  3. [照会の定義]ページで、照会の条件を定義し、インベントリデータベースから情報を表示するためのスコープを指定します。

    [照会の定義]ページ

    デフォルトクエリを使用することも、新しいクエリを定義することもできます。

    デフォルトクエリの使用

    デフォルトクエリを使用するには、[次へ]をクリックします。デフォルトの照会[システム識別情報.名前 = %]を使用してクイックレポートが作成されます。

    新しい照会の定義

    1. 次のいずれかのオプションを選択します。

      • [ワークステーション] 指定されたフィルタ条件を満たすインベントリ対象ワークステーションのデータが表示されます。Desktop Managementのみをインストールしている場合は、このオプションがデフォルトで有効になり、他の2つのオプションは使用できません。

      • [サーバ] 指定されたフィルタ条件を満たすインベントリ対象サーバのデータが表示されます。Server Managementのみをインストールしている場合は、このオプションがデフォルトで有効になり、他の2つのオプションは使用できません。

      • [両方] このオプションを選択すると、インベントリ対象サーバとインベントリ対象ワークステーションの両方に対して、指定したフィルタ条件を満たすデータが表示されます。インベントリ対象ワークステーションまたはインベントリ対象サーバのいずれか一方にのみデータを表示する場合は、他の対応する照会オプションを使用します。このオプションは、ZENworks 7 Desktop ManagementとZENworks 7 Server Managementの両方がインストールされている場合にのみ選択できます。

    2. (オプション)[照会の定義]ウィンドウで定義したフィルタ条件を適用する場合は、[フィルタを有効にする]オプションを選択します。

      このオプションは、[照会の定義]ウィンドウで次のソフトウェアクラスおよび属性を使って照会を定義した場合に限り、選択できます。照会の定義に使用できるのは、[ソフトウェアグループ]、[ソフトウェアグループファイル情報]、[ソフトウェアグループパッチ情報]、[ソフトウェア]、[ファイル情報]、[パッチ情報]、[除外ファイル情報]、および[ディスク使用状況]です。

    3. [照会の編集]をクリックして、照会を変更します。

      新しい照会条件の定義

      照会の変更方法の詳細については、セクション 77.1.3, データベース照会によるインベントリ情報の表示を参照してください。

    4. この照会を参照し、必要に応じて変更を加えてください。[実行する照会]ペインに、定義した照会が表示されます。

    5. [次へ]をクリックします。

  4. [データベースフィールド]ページで、次の操作を行います。

    [データベースフィールド]ページ
    1. [データベースフィールド]の一覧から、レポートを作成するインベントリ属性を選択します。

      デフォルトでは、[システム識別情報.名前]が選択されています。この属性の選択を解除することや、順序を変更することはできません。

    2. [追加]アイコンをクリックして、選択したインベントリ属性を[選択されたフィールド]リストに追加します。

      グループ属性を選択すると、そのグループのすべての属性が追加されます。たとえば、[ソフトウェア]属性を選択すると、ベンダ名、製品名、バージョンなどの[ソフトウェア属性][選択されたフィールド]の一覧に追加されます。

    3. さらにインベントリ属性を追加するには、ステップ 4.aステップ 4.bを繰り返します。

      メモ:[上へ]アイコン[下へ]アイコンを使用して属性の順序を変更できます。

    4. レポートを表示するには、[表示]をクリックします。

      [検索結果]ウィンドウにデータが表示されます。[検索結果]ウィンドウの詳細については、[検索結果]ウィンドウの使用を参照してください。

    5. レポートを保存するには、[保存]をクリックしてファイル名を指定し、[OK]をクリックします。

      重要:保存されたクイックレポートだけが、[クイックレポートの作成および管理]ページに表示されます。

    6. [閉じる]をクリックします。

既存のクイックレポートの変更

  1. [クイックレポートを作成および管理します]ページの一覧から、編集するクイックレポートを選択します。

    一度に1つのクイックレポートだけを変更できます。

    デフォルトでは、このリストには、ConsoleOne_installation_directory\consoleone\1.2\reporting\ exportディレクトリに保存されているクイックレポートがすべて表示されます。別のディレクトリにあるクイックレポートを編集するには、[参照]ボタンをクリックして、そのディレクトリを選択します。

    重要:保存されたクイックレポートだけが、[クイックレポートの作成および管理]ページに表示されます。

  2. [編集]をクリックします。

    クイックレポートの変更
  3. (オプション)[照会の定義]ページで、既存の照会条件を変更し、インベントリデータベースから情報を表示するためのスコープを指定します。

    新しい照会を定義するには

    1. 次のいずれかのオプションを選択します。

      • [ワークステーション] 指定されたフィルタ条件を満たすインベントリ対象ワークステーションのデータが表示されます。

      • [サーバ] 指定されたフィルタ条件を満たすインベントリ対象サーバのデータが表示されます。

      • [両方] このオプションを選択すると、インベントリ対象サーバとインベントリ対象ワークステーションの両方に対して、指定したフィルタ条件を満たすデータが表示されます。

    2. (オプション)フィルタ条件を適用する場合は、[フィルタを有効にする]オプションを選択します。

      このオプションは、[照会の定義]ウィンドウで次のソフトウェアクラスおよび属性を使って照会を定義した場合に限り、選択できます。照会の定義に使用できるのは、[ソフトウェアグループ]、[ソフトウェアグループファイル情報]、[ソフトウェアグループパッチ情報]、[ソフトウェア]、[ファイル情報]、[パッチ情報]、[除外ファイル情報]、および[ディスク使用状況]です。

    3. [照会の編集]をクリックして、照会を変更します。

      照会の変更方法の詳細については、セクション 77.1.3, データベース照会によるインベントリ情報の表示を参照してください。

    4. この照会を参照し、必要に応じて変更を加えてください。[実行する照会]ペインに、定義した照会が表示されます。

    5. [次へ]をクリックします。

  4. (オプション)[データベースフィールド]ページで、次の操作を行います。

    1. [データベースフィールド]の一覧から、レポートを作成するインベントリ属性を選択します。

      デフォルトでは、[システム識別情報.名前]が選択されています。この属性の選択を解除することや、順序を変更することはできません。

    2. [追加]アイコンをクリックして、選択したインベントリ属性を[選択されたフィールド]リストに追加します。

      グループ属性を選択すると、そのグループのすべての属性が追加されます。たとえば、[ソフトウェア]属性を選択すると、ベンダ名、製品名、バージョンなどの[ソフトウェア属性][選択されたフィールド]の一覧に追加されます。

    3. さらにインベントリ属性を追加するには、ステップ 4.aステップ 4.bを繰り返します。

      メモ:[上へ]アイコン[下へ]アイコンを使用して属性の順序を変更できます。

    4. レポートを表示するには、[表示]をクリックします。

      [検索結果]ウィンドウにレポートが表示されます。[検索結果]ウィンドウの詳細については、[検索結果]ウィンドウの使用を参照してください。

    5. レポートを保存するには、[保存]をクリックしてファイル名を指定し、[OK]をクリックします。

      重要:保存されたクイックレポートだけが、[クイックレポートの作成および管理]ページに表示されます。

    6. [閉じる]をクリックします。

クイックレポートで取得したデータの表示

次のいずれかの方法を使用して、クイックレポートで取得したデータを表示できます。

クイックレポートの作成および変更時のデータの表示方法
  1. [データベースフィールド]ページで、[表示]をクリックします。

    [データベースフィールド]ページで[表示]をクリック
保存したクイックレポートのデータの表示方法
  1. [クイックレポートを作成および管理します]ページの一覧から、表示するクイックレポートを選択します。

    一度に1つのクイックレポートだけを表示できます。

    デフォルトでは、このリストには、ConsoleOne_installation_directory\consoleone\1.2\reporting\ exportディレクトリに保存されているクイックレポートがすべて表示されます。別のディレクトリにあるクイックレポートを表示するには、[参照]ボタンをクリックして、そのディレクトリを選択します。

    重要:保存されたクイックレポートだけが、[クイックレポートの作成および管理]ページに表示されます。

  2. [表示]をクリックします。

    [クイックレポートを作成および管理します]ページで[表示]をクリック

    [検索結果]ウィンドウにデータが表示されます。[検索結果]ウィンドウの詳細については、[検索結果]ウィンドウの使用を参照してください。

クイックレポートの削除

  1. [クイックレポートを作成および管理します]ページの一覧から、削除するクイックレポートを選択します。

    一度に複数のレポートを選択して削除できます。

    デフォルトでは、このリストには、ConsoleOne_installation_directory\consoleone\1.2\reporting\ exportディレクトリに保存されているクイックレポートがすべて表示されます。別のディレクトリにあるクイックレポートを削除するには、[参照]ボタンをクリックして、そのディレクトリを選択します。

    重要:保存されたクイックレポートだけが、[クイックレポートの作成および管理]ページに表示されます。

  2. [削除]をクリックします。

    クイックレポートの削除

インベントリデータベースの設定

  1. [クイックレポートを作成および管理します]ページで[DBの設定]をクリックします。

    インベントリデータベースの設定

    [ZENworksデータベースの設定]ウィンドウが表示されます。

  2. [参照]をクリックして、一覧から既存のZENworksデータベースオブジェクトを選択します。

    このデータベースオブジェクトには、プロトコル、データベースが使用するポートなどのデータベース設定が含まれています。

  3. [OK]をクリックします。

[検索結果]ウィンドウの使用

[検索結果]ウィンドウには、選択したクイックレポートの照会に基づいて、ZENworksインベントリデータベースに格納されているデータが表示されます。[検索結果]ウィンドウには、最大500のインベントリ対象コンピュータのデータが表示されます。

[検索結果]ウィンドウ

このウィンドウで、次の操作を実行できます。

  • エントリをxmlファイルまたはcsvファイルにエクスポートする
  • エントリの表示順を並べ替える
  • ブラウザでのデータの表示

    重要:[ブラウザで表示]をクリックすると、ブラウザで表示できるXML形式にインベントリデータがエクスポートされます。Microsoft Internet Explorer、Mozilla* FirefoxなどのブラウザがXML形式に関連付けられたデフォルトのアプリケーションになっていることを確認します。

    Internet ExplorerがXML形式に関連付けられたデフォルトのアプリケーションであり、すでに起動されている場合に、[ブラウザで表示]をクリックすると、Internet Explorerの新しいウィンドウにデータが表示されるように設定できます。次の操作を実行します。

    • 1. クイックレポートを実行しているコンピュータで、Windowsエクスプローラを開きます。
    • 2. [ツール]メニューの[フォルダオプション]をクリックします。
    • 3. [フォルダオプション]ウィンドウで[ファイルの種類]タブをクリックします。
    • 4. 登録されているファイルの種類の一覧から、[XML]を選択します。
    • 5. [拡張子‘XML'の詳細]ペインで、[詳細設定]をクリックします。
    • 6. [ファイルの種類の編集]ウィンドウで[新規]をクリックします。
    • 7. アクション名を指定し、[Application Used to Perform Action (アクションを実行するアプリケーション)]フィールドに「Internet_Explorer_installation_directory\iexplore.exe" -new %1」と入力します。
    • 8. [OK]をクリックします。
    • 9. [ファイルの種類の編集]ウィンドウの[アクション]ペインで、作成したアクションを選択し、[既定に設定]をクリックします。
    • 10. [OK]をクリックし、[閉じる]をクリックします。
  • データ取得プロセスを停止する。

    クイックレポートは、ZENworksインベントリデータベースからデータを取得します。[検索結果]ダイアログボックスのステータスバーにある[停止]をクリックすると、この取得プロセスを停止できます。

    ステータスバーには、データが取得されたコンピュータの数が表示されます。あるコンピュータのデータを取得している途中で取得プロセスを停止した場合、[検索結果]ダイアログボックスにはその時点までに取得されたデータが表示されますが、ステータスバーにはメッセージは表示されません。複数のコンピュータからデータを取得している途中で取得プロセスを停止した場合、ステータスバーにはデータの取得が完了したコンピュータの台数が表示されます。

  • 列をドラッグアンドドロップして列の順序を変更する。
  • 列のサイズを変更する。
  • マウスを使用するか<Ctrl>+<A>キーを押して、エントリを選択する。
  • <Ctrl>+<C>および<Ctrl>+<V>を押して、エントリをクリップボードにコピーして張り付ける。
XMLファイルまたはCSVファイルへのエントリのエクスポート
  1. [エクスポート]をクリックします。

  2. [エクスポートの結果]ダイアログボックスで、XMLファイル名またはCSVファイル名を指定し、該当するファイルの種類を選択します。

    デフォルトでは、ファイルはquick_report_name.xmlという名前でConsoleOne_installation_directory\consoleone\1.2\reporting\ exportディレクトリに保存されます。

    メモ:ファイル名を二重引用符で囲み、拡張子を指定しないか、.xmlまたは.csv以外の拡張子を指定すると、どのファイルの種類を選択しても、ファイルはカンマ区切りのCSV形式で保存されます。

昇順または降順の表示のソート
  1. [ソート]をクリックします。

  2. [データのソート条件]ドロップダウンリストから、エントリをソートする列を選択します。

  3. [昇順]または[降順]を選択します。

  4. [次の並べ替え順]ドロップダウンリストを設定します。

  5. [OK]をクリックします。

たとえば、[検索結果]ウィンドウに次のエントリが表示されているとします。

Product Name

Vendor Name

Microsoft Word

Microsoft

Microsoft Excel

Microsoft

ZENworks

Novell

iPrint

Novell

GroupWise

Novell

Adobe Acrobat

Adobe

最初にエントリをベンダ名の昇順にソートし、次にすべてのNovell製品を昇順にソートする場合は、次の手順に従います。

  1. [ソート]ボタンをクリックします。

  2. [ソート条件]ドロップダウンリストで、[ベンダ名]を選択します。

  3. [昇順]オプションを選択します。

  4. [次の並べ替え順]ドロップダウンリストで、[製品名]を選択します。

  5. [昇順]オプションを選択します。

  6. [OK]をクリックします。

エントリは次のように表示されます。

Product Name

Vendor Name

Adobe Acrobat

Adobe

Microsoft Excel

Microsoft

Microsoft Word

Microsoft

GroupWise

Novell

iPrint

Novell

ZENworks

Novell