次の手順では、自動ワークステーションインポートのインストール時に[インポート]または[インポート/削除]オプションが選択されていることを前提とします。
自動ワークステーションインポートで使用するDNS名をセットアップします。
DNSエントリまたはローカルhostsファイルのエントリのいずれかを使用できます。www.novell.comは、DNS名の例です。
次に、自動ワークステーションインポートのhostsファイルに追加するテキストの例を示します。
151.155.155.55 zenwsimport
この例では、TCP/IPアドレスは、自動ワークステーションインポートサービス(Automatic Workstation Import service)を実行するサーバのアドレスです。“zenwsimport”はサーバ名ではなく、このTCP/IPアドレスに解決されるDNS名です。つまり、zenwsimportは、自動ワークステーションインポートサービスを実行しているサーバを識別するためのラベルです。
Windows 98の場合、hostsファイルは次の場所にあります。
Win98_drive:\ Win98_directory\hosts
重要:Windowsでのデフォルトのホストファイルは、hosts.samという名前です。ホストのファイル名には、.sam拡張子を付けないでください。hosts.samをhostsという名前に変更するか、hosts.samをコピーして、コピー後のファイル名を変更します。Windows 95の場合、デフォルト設定では、ファイル名の拡張子が既知の種類である場合に、その拡張子が表示されないようになっています。そのため、hosts.samファイルをhostsという名前に正しく変更するためには、ファイル名の拡張子を表示するように設定する必要があります。
Windows NT/2000の場合、hostsファイルは次の場所にあります。
WinNT-2K_drive:\WinNT-2K_directory\system32\drivers\etc\hosts
hostsはファイル名です。フォルダ名ではありません。
DNS名またはTCP/IPアドレスを確認するには、ワークステーションのコマンドプロンプトで次のように入力します。
ping zenwsimport
最新のNovell Client™またはデスクトップ管理エージェントでインポートする各ワークステーションを更新します。
これは、Workstation Managerをワークステーションに配置するために必要な操作です。
Workstation Managerがワークステーションにインストールされると、Workstation Managerのスケジューラ部分が開始され、スケジューラサービス(Scheduler service)の開始時(98/NT/2000/XP)またはユーザのログイン時(98/NT/2000/XP)に自動的にワークステーションの登録が行われます。
自動ワークステーションインポートが実行していることを確認します。
(条件付き)NetWareサーバでは、<Ctrl>+<Esc>キーを押して[ZENworksワークステーションインポート]画面を確認します。
(条件付き) Windows NT/2000サーバでは、次のリストのサービスをチェックします。
ZENworks Workstation Import
(条件付き) SLES 9 SP1またはOES Linuxサーバでは、bashプロンプトで/etc/init.d/novell-zdm-awsi statusを実行します。インポートサービスは、現在実行中かどうかを示すメッセージを返します。.
WindowsまたはNetWareで自動ワークステーションインポートが実行されていない場合は、サーバを再起動します。Linuxで実行されていない場合は、サービスを再起動します。
サービスの開始についての詳細は、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「自動ワークステーションインポート/削除の動作検証
」を参照してください。