28.2 Application Management (アプリケーション管理)

次の節では、ZENworks 7のアプリケーション管理機能に加えられた変更について説明します。

28.2.1 OSバージョン番号の第4構成要素の認識機能を追加

Windows XP SP2は、Windowsオペレーティングシステムのバージョン番号に第4の構成要素(例: 5.1.1287.1120)を追加します。ZENworks 7のアプリケーション管理機能では、この第4の構成要素がサポートされています。

最初の3つの構成要素のみから成るオペレーティングシステムバージョン番号を使用する旧型のアプリケーションについては、ZENworks Desktop Managementは第4構成要素の位置にゼロ(0)を追加します。レガシーシステム要件を配布ルールにインポートするときは、この第4の番号が0(ゼロ)からワイルドカード値(“x”)に変更されます。ただしこの機能には難点もあり、オペレーティングシステムバージョン番号の配布ルールで「等しい(=)」比較演算を実行する場合には、ワイルドカード値が第4の構成要素に指定されている値と正確に一致しないという問題が生じます。

28.2.2 Windowsワークグループ内のワークステーションへのデスクトップ管理エージェントの配布機能を追加

エージェントディストリビュータを実行するワークステーションがMicrosoftドメインのメンバーでない場合、エージェントディストリビュータを使用して、デスクトップ管理エージェントをそのWindowsワークグループのメンバーであるターゲットワークステーションに配布することができます。詳細については、セクション 12.6, デスクトップ管理エージェントディストリビュータによる、Windowsワークグループ内でのワークステーションへのエージェントの展開を参照してください。