この節では、次のトピックについて説明します。
次の手順では、ワークステーションイメージングがクラスタ環境で動作するよう設定するために必要な設定情報を入力します。
アンロードスクリプトの仮想サーバオブジェクトを修正します。
ConsoleOneでクラスタオブジェクトを開き、NWCSのボリュームリソースを右クリックして、
をクリックします。[アンロード]ページの[スクリプト]テキストボックスに「 unload imgserv <<y 」と入力し、
をクリックします。[クラスタの状態]ページで、オフラインにするリソースボリュームを選択して、
をクリックします。次に、同じリソースボリュームを再度選択して、 をクリックします。この手順で、イメージングサーバが最初から起動します。
shared_cluster_volume:\systemのzfdstop.ncfファイルを編集して、次の行をコメント化します。
Unload imgserv
イメージングサーバコンソール(imgserv.nlm)をホストしている仮想サーバがフェールオーバーすると、imgserv.nlmで手動で設定したイメージングのマルチキャストセッションは失われます。 この問題は、これらのマルチキャストセッションを再度作成し、プロセスを手動で再スタートする方法でのみ解決できます。
以前は、ZENworks Desktop Managementでは、特にZENworks起動前サービス(PXE)と組み合わせて使用する場合など、Novell Cluster Services (NCS)環境でのワークステーションイメージングコンポーネントはフルサポートされていませんでした。 しかし、ZENworks 7 Desktop Managementのリリースから、Novell Cluster Services 1.7.2以降の環境でワークステーションイメージングの起動前サービスを使用できるようになりました。
Novell Cluster Service 1.7.2以降の環境でZENworks 7ワークステーションイメージングとPXEをインストールして使用するには、次の手順に従います。
ZENworks 7のインストールに必要な前提条件がすべて満たされていることを確認します。詳細については、セクション II, 準備を参照してください。
Novell Cluster Services環境でZENworks 7 Desktop Managementをインストールします。 アップグレード(ZENworks 6.5からZENworks 7へのアップグレード)の場合は、ZENworks 7 Desktop Managementのインストールプログラムで、以前インストールされていなかった新しいコンポーネントを選択してインストールできます。
元のバージョンのZENworks 7 Desktop Managementをインストールした同じサーバにZENworks 7 Desktop Managementをインストールします。
仮想サーバシステムディレクトリで、dts.iniファイルを検索します。例: cvol:system/dts.ini。
ファイルエディタでdts.iniファイルを開いて、次の行のIP設定を変更します。
TransactionServerClusterIP=IP_Address
IPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。 この行がファイル内にない場合は、追加する必要があります。
編集したdts.iniファイルを保存します。
同じシステムディレクトリにあるtftp.iniファイルを検索します。
ファイルエディタでtftp.iniファイルを開いて、次の行のIP設定を変更します。
IPADDRESS=IP_Address
IPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。
編集したtftp.iniファイルを保存します。
同じシステムディレクトリにあるpdhcp.iniファイルを検索します。
ファイルエディタでpdhcp.iniファイルを開いて、次の行のIPアドレスを変更します。
TRANSACTION_SERVER_IP=IP_Address PDHCP_Server_IP=IP_Address
この2つの行のIPアドレスは、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。
Novell Cluster Services 1.7.2では、pdhcp.iniファイルに次の行も含まれています。
TFTP_SERVER_IP=IP_Address
このIP変数も、クラスタ内の仮想サーバのIPアドレスを指す必要があります。
編集したpdhcp.iniファイルを保存します。
クラスタ内の各ノード(サーバ)の/sys:systemにdts.ini、tftp.ini、およびpdhcp.iniをコピーします。
リソースをオフラインにし、オンラインに戻してZENworksサービスをリロードします。