付録A
この付録では、httpd.propsファイルについて説明します。この付録には、次の節が含まれています。
Novell exteNd Application Serverでは、プロパティのほとんどを内部AgPropertiesシステムテーブル(詳細については、を参照)で維持します。これらのプロパティは、SMCまたは管理APIを使用して設定します(AgPropertiesへは直接アクセスしません)。
ただし、一部のプロパティは、サーバが起動されるときに必要となるため、サーバの起動時に使用可能になるよう外部に保存しなければなりません。このようなプロパティは、httpd.props環境設定ファイル(サーバの\Resourcesディレクトリにあります)に保存されます。これらの設定を変更するには、httpd.propsファイルを変更するか、変更が保存されるとhttpd.propsファイルを更新するSMCを使用します。
注記: 可能な限り、httpd.propsファイルで直接変更するのではなく、SMCで変更することが推奨されます。
重要: ファイルを編集する前に、サーバを必ず停止してください。サーバを停止するには、SMCの[停止]ボタンを使用できます。詳細については、アプリケーションサーバのシャットダウンを参照してください。
次のプロパティは、デフォルトのhttpd.propsファイルでアルファベット順に一覧表示されています(オプションであるため、あまり使用されることのない他のhttpd.propsプロパティも存在します。このようなプロパティは、次の表に含まれていませんが、マニュアルの該当する節では説明されています)。すべてのプロパティでは、大文字と小文字が区別されます。
注記: すべてのプロパティ名は、http-serverで始まります。
SMC内で設定できるプロパティ/パネル |
説明/デフォルト |
---|---|
com.sssw.db.dbplatforms 注記: SMCまたはAPIでは設定不可能 |
データベースプラットフォーム環境設定ファイルの場所 デフォルト: サーバのインストールディレクトリの\\Resources\\platforms.dbl 注記: この値は変更しないでください。 |
com.sssw.orb.orbkey SMC: [環境設定]/[一般設定] |
使用するORB デフォルト: ObjectEra_Jbroker |
com.sssw.orb.orbplatforms 注記: SMCまたはAPIでは設定不可能 |
ORBプラットフォーム環境設定ファイル デフォルト: サーバのインストールディレクトリの\\Resources\\orbs.dbl 注記: この値は変更しないでください。 |
com.sssw.srv.agent.debug SMC: [環境設定]/[詳細]/[デバッグ] |
実行中のWebアプリケーションの実行に関する情報を出力します。割り当てられる番号(1~5)は、メッセージの詳細レベルを表します。無効にする場合は、「0」と入力します。
デフォルト: 0 |
com.sssw.srv.filecache.dir 注記: SMCでは設定不可能 |
ファイルキャッシュディレクトリの場所を指定します。 ファイルキャッシュディレクトリには、J2EE ClassLoaderが提供するJARファイルおよびすべてのWARファイルのコンテンツが含まれています。 デフォルト値は、アプリケーションサーバのインストールディレクトリの\filecacheディレクトリです。 |
com.sssw.srv.loader.debug SMC: [環境設定]/[詳細]/[デバッグ] |
各ClassLoaderの実行に関する情報を出力します。割り当てられる番号(1~5)は、メッセージの詳細レベルを表します。無効にする場合は、「0」と入力します。
デフォルト: 0 |
com.sssw.srv.client.debug SMC: [環境設定]/[詳細]/[デバッグ] |
クライアント接続のデバッグメッセージをサーバコンソールに出力します。割り当てられる番号(1~5)は、メッセージの詳細レベルを表します。無効にする場合は、「0」と入力します。
デフォルト: 0 |
com.sssw.srv.ContentCache.Disk.Directory 注記: SMCまたはAPIでは設定不可能 |
コンテンツキャッシュの場所 デフォルト:サーバのインストールディレクトリ内の\\temp\\ContentCache |
com.sssw.srv.http.authHeaderRealm SMC: [セキュリティ]/[一般] |
サーバログインダイアログボックスにセキュリティ領域として表示される文字列。この値は、クライアントに送信される[WWW-Authenticate]応答ヘッダに渡されます。 サーバの再起動を必要とします。 デフォルト: Novell exteNd Application Server |
com.sssw.srv.http.listen_admin com.sssw.srv.http.listen_rt SMC: [環境設定]/[一般設定] |
HTTPの「管理」ポートまたは「ランタイム」ポートの一部またはすべてでサーバがリッスンするかどうかを指定します。デフォルトはtrueで、HTTPポートでサーバがリッスンすることを意味します。falseは、サーバがHTTPポートでリッスンしないことを意味します。
デフォルト: true |
com.sssw.srv.http.webmaster SMC: [環境設定]/[一般設定] |
SilverMasterデータソース名 デフォルト: インストール時に設定されます。 |
com.sssw.srv.https.listen_dsa_admin com.sssw.srv.https.listen_dsa_rt SMC: [セキュリティ]/[サーバセキュリティ] |
HTTPS DSAの「管理」ポートまたは「ランタイム」ポートの一部またはすべてでサーバがリッスンするかどうかを指定します。
デフォルト: false |
com.sssw.srv.https.listen_rsa_admin com.sssw.srv.https.listen_rsa_rt SMC: [セキュリティ]/[サーバセキュリティ] |
HTTPS RSAの「管理」ポートまたは「ランタイム」ポートの一部またはすべてでサーバがリッスンするかどうかを指定します。
デフォルト: false |
com.sssw.srv.https.port_dsa_admin com.sssw.srv.https.port_dsa_rt SMC: [セキュリティ]/[サーバセキュリティ] |
HTTPS DSAの「管理」ポートまたは「ランタイム」ポート、あるいはその両方。初期化時に、サーバによって、サーバが実行されるホストおよび指定されたポートに受信ソケットがバインドされます。サーバでは、このポートのSSLに対してDSA/Diffie-Hellman証明書と暗号化アルゴリズムを使用します。
デフォルト: |
com.sssw.srv.https.port_rsa_admin com.sssw.srv.https.port_rsa_rt SMC: [セキュリティ]/[サーバセキュリティ] |
HTTPS RSAの「管理」ポートまたは「ランタイム」ポート、あるいはその両方。初期化時に、サーバによって、サーバが実行されるホストまたは指定されたポートに受信ソケットがバインドされます。サーバでは、このポートのSSLに対してRSA証明書と暗号化アルゴリズムを使用します。
デフォルト: 443 |
com.sssw.srv.jms.debug 注記: SMCまたはAPIでは設定不可能 |
Novell exteNd JMSサーバ関連のデバッグメッセージをサーバコンソールに出力します。基本的なデバッグに対しては、「1」を指定します。 詳細なデバッグに対しては、1より大きい数値を指定します。無効にするには、「0」と指定します。
デフォルト: 0 |
com.sssw.srv.jmsServerLaunch 注記: SMCまたはAPIでは設定不可能 |
起動時に、アプリケーションサーバによってJMSサーバの起動を試みるかどうかを指定します。 JMSサーバを自動的に起動するには、「true」と指定します。それ以外の場合は、「false」と指定します。 アプリケーションサーバのインストール時に、インストールプログラムでは、JMSサーバを設定するかどうかが尋ねられ、その回答に基づいてこのプロパティが設定されます。
デフォルト: false (jmsServerLaunchプロパティが削除された場合) |
com.sssw.srv.loader.debug 注記: SMCでは設定不可能 |
サーバコンソールに表示されるClassLoader関連デバッグメッセージの機能をオンにするかどうかを指定します。値の範囲は1~5までです。「5」と指定すると、最も詳細になります。無効にする場合は、「0」と入力します。 デフォルト: 0 |
com.sssw.srv.logger SMC: [環境設定]/[一般設定] |
ログクラス デフォルト: com.sssw.srv.http.AgLogger |
com.sssw.srv.logger.logging SMC: [環境設定]/[一般設定] |
サーバに対する標準のHTTPクライアント要求をすべてログするかどうかを指定します。 デフォルト: false |
com.sssw.srv.logger.errlogging SMC: [環境設定]/[一般設定] |
エラーログ機能をオンにするかどうかを指定します。 デフォルト:true |
com.sssw.srv.logger.errorlogname SMC: [環境設定]/[一般設定] |
エラーログファイルの名前(ファイルにログする場合) デフォルト:errlog |
com.sssw.srv.logger.logname SMC: [環境設定]/[一般設定] |
HTTPログファイルの名前(ファイルにログする場合) デフォルト:log |
com.sssw.srv.logger.tracelogging SMC: [環境設定]/[一般設定] |
トレースログ機能をオンにするかどうかを指定します。 デフォルト: false |
com.sssw.srv.logger.tracelogname SMC: [環境設定]/[一般設定] |
トレースファイルの名前(ファイルにログする場合) デフォルト: traces |
com.sssw.srv.logger SMC: [環境設定]/[一般設定] |
ログを行うJavaクラス デフォルト: com.sssw.srv.http.AgLogger |
com.sssw.srv.nameServicePort SMC: [環境設定]/[一般設定] |
サーバで使用しているネームサービスのポート デフォルト: 54890 |
com.sssw.srv.port_admin com.sssw.srv.port_rt SMC: [環境設定]/[一般設定] |
サーバHTTPの「管理」ポートまたは「ランタイム」ポート、あるいはその両方
デフォルト: 80 |
com.sssw.srv.server 注記: SMCまたはAPIでは設定不可能 |
アプリケーションサーバプロトコルバージョン デフォルト:exteNd Application Server/5.0 |
com.sssw.srv.sminit 注記: SMCまたはAPIでは設定不可能 |
SilverMasterInitによって使用される内部sminit.propsファイルの場所(このファイルは編集しないでください) デフォルト:サーバの\\Resources\\sminit.props |
com.sssw.srv.sql.debug SMC: [環境設定]/[詳細]/[デバッグ] |
SQLデータベースコールのデバッグメッセージをサーバコンソールに出力します。割り当てられる番号(1~5)は、メッセージの詳細レベルを表します。無効にする場合は、「0」と入力します。 デフォルト: 0 |
com.sssw.srv.SupportNTLocalGroups 注記: SMCでは設定不可能(AgiAdmServerおよびAgiAdmClusterではPROP_SUPPORT_NT_LOCAL_GROUPSとして設定可能) |
認証用に、アプリケーションサーバによってNTローカルグループが使用されるかどうかを指定します。 デフォルト:true
|
com.sssw.srv.system.out.log.allowed |
アプリケーションサーバがNTサービスとして動作する場合に、System.outとSystem.errにログ出力するかどうかを指定します。 デフォルト:False |
com.sssw.srv.system.out.log.file |
アプリケーションサーバがNTサービスとして動作する場合に、System.outとSystem.errにログ出力するファイル(system.out.log.allowedプロパティがTrueの場合) デフォルト:サーバの \\temp\\SilverServerSysOut.txt |
Jdbc.LDSKey SMC: [環境設定]/[データベース] |
SilverMasterのJDBCドライバ デフォルト: インストール時に設定されます。 |
Jdbc.URL SMC: [環境設定]/[データベース] |
データベースURL。ドライバでは、SilverMasterデータベースに接続するためにこのURLを使用します。URLは、ドライバ固有です。詳細については、ドライバのマニュアルを参照してください。 デフォルト: インストール時に設定されます。 |
Jdbc.URL.Attributes SMC: [環境設定]/[データベース] |
JDBCドライバに対して設定する他の属性。構文は、ドライバ固有です。詳細については、ドライバのマニュアルを参照してください。 デフォルト: インストール時に設定されます。 |
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