第21章
この章では、DAC (Director管理コンソール)のポートレット管理セクションの使用方法について説明します。この章は、次の節から構成されています。
DAC ( Director管理コンソール)のポートレット管理セクションでは、ポータル管理者は、展開されているexteNd Directorアプリケーションのポートレットに関する情報を表示したり編集したりできます。
DACを使用すると、ポータル管理者は次のポートレット要素を監視できます。
要素 |
説明 |
---|---|
ポートレットアプリケーション |
ポートレット展開記述子portlet.xmlと、オプションでその他のポートレットランタイム生成物を含むJava Portlet 1.0準拠WAR。 ポートレットアプリケーションの管理を参照してください。 |
ポートレット定義 |
ポートレットおよびその他の設定パラメータを指定するportlet.xml内の記述子。 アプリケーションでは各ポートレットごとに1つの定義があります。 ポートレット定義の管理を参照してください。 |
ポートレット登録 |
定義に基づいたポートレットの登録。 単一のポートレットアプリケーションでは、同一ポートレットに対して複数の登録ができます。 登録されたポートレットの管理を参照してください。 |
DACのポートレット管理セクションでは、ポータル管理者は、ポートレットアプリケーションに関連する次のタスクを実行できます。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
DACを使用すると、ポートレット管理者は展開されている各ポートレットアプリケーションに関する次の情報を表示できます。
カスタムアプリケーション情報: ポートレットモード、ウィンドウ状態、セキュリティ制限、ユーザ属性
注記: exteNd Directorを使用すると、このカスタム情報を定義できます。 ただし、exteNd Directorポータルでは、標準のポートレットモード(表示、編集、およびヘルプ)と標準のウィンドウ状態だけを認識します。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
サーバ上のポートレットアプリケーションにアクセスするで説明されているように、ポートレットアプリケーションに移動します。
サーバからポートレットアプリケーションを削除する場合、ポートレットアプリケーションを展開解除する前にこれを登録解除する必要があります。
最初にポートレットアプリケーションを展開解除しないで登録解除すると、サーバの再起動時にアプリケーションは自動的に展開解除されます。
ポートレットアプリケーションを登録すると、すべての初期設定よび設定は、アプリケーションデータを含むexteNd Directorデータベースから削除されます。
注記: ポータルにローカルなポートレットアプリケーションであるローカルポートレットコンテナは、登録解除できません。 ローカルポートレットコンテナは、ポートレットアプリケーション内部に含まれているポートレットを管理します。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
サーバ上のポートレットアプリケーションにアクセスするで説明されているように、ポートレットアプリケーションに移動します。
左側のナビゲーションフレームにポートレット定義のツリービューが表示され、右側のコンテンツフレームで一般パネルが開きます。
サーバからポートレットアプリケーションを削除するには、サーバのツールを使ってポートレットアプリケーションを含むアーカイブを展開解除します。
注記: 登録解除されたポートレットアプリケーションを再び登録するには、再展開する必要があります。
DACのポートレット管理セクションでは、ポータル管理者は、ポートレットアプリケーション内のポートレット定義に関連する次のタスクを実行できます。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット定義にアクセスする
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
左側のナビゲーションフレームにツリービューが表示され、選択されたポートレットアプリケーションのすべてのポートレット定義が一覧表示されます。
アプリケーションでポートレットを使用するには、ポータル管理者はポートレット定義に基づいて最低でも1つのポートレット登録を作成する必要があります。
ポートレット登録では、ポートレットクラスのすべての初期設定および設定を継承しますが、ポートレット管理者は、次のようにこれらの値を変更する機会が何度かあります。
登録されたポートレットの管理で説明されているように、DACのポートレット管理セクションを使用する登録のとき
ポータルの管理に関する章で説明されているように、ポータル管理ツールを使用するページ割り当てのとき
ポートレット定義で編集モードが提供されている場合、ポータルユーザはポートレットのdoEdit()メソッドにしたがって、ランタイム時にポートレット登録の特定の初期設定を変更できます。
ヒント: exteNd Directorでも、編集モード用のデフォルトの実装が提供されています。 doEdit()が明示的に実装されていない場合、デフォルトの初期設定シートが表示されます。 この シートを使用して、ユーザは指定されたポートレットおよびユーザの初期設定を管理できます。
同一ページに、1つのポートレットに対する複数のインスタンスを配置できます。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット定義へのアクセスで説明されているように、ポートレット定義に移動します。
右側のコンテンツフレームの[一般]タブが開き、下部に[新規ポートレットインスタンスの登録]と呼ばれる次のパネルが表示されます。
パネルのテキストフィールドで、ポートレット登録のための一意の名前を入力し、[登録]をクリックします。
ポートレット定義がポートレットアプリケーションに登録されます。 新しい定義の名前が、ポートレットクラスの下の左側のナビゲーションフレームに表示されます。
新しいポートレット登録の初期設定および設定を変更する場合は、登録されたポートレットの管理を参照してください。
ポータル管理者は、ポートレット定義に関する次の情報をDACに表示できます。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット定義へのアクセスで説明されているように、ポートレット定義に移動します。
DACのポートレット管理セクションでは、ポータル管理者は、ポートレットアプリケーションに登録されているポートレットに関連する次のタスクを実行できます (「ポートレット登録」とも呼ばれます)。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
左側のナビゲーションフレームにツリービューが表示され、選択されたポートレットアプリケーションのすべてのポートレット定義が一覧表示されます。
選択されたポートレットのすべての登録が、定義の下の左側のナビゲーションフレームに表示されます。 登録されたポートレットは、この例のように、記号の印が付いています。
ポータル管理者は、登録されたポートレットに関する次の情報をDACに表示できます。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット登録へのアクセスで説明されているように、ポートレット登録に移動します。
運用品質の1つのポータルは、多数のポートレットを含むことができます。 ポートレットアプリケーションで特定のポートレットの検索を効率的に行うため、ポートレットをカテゴリ別に整理できます。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット登録へのアクセスで説明されているように、ポートレット登録に移動します。
ポータルカテゴリのリストが表示されます。 リストには、ポートレット用に定義されたカテゴリとポートレットアプリケーションのレガシーコンポーネントだけが表示されます。
目的 |
アクション |
---|---|
ポートレット登録に1つまたは複数のカテゴリを割り当てる。 |
|
ポートレット登録にすべてのカテゴリを割り当てる |
|
1つまたは複数のカテゴリ割り当てを削除します。 |
|
すべてのカテゴリ割り当てを削除します。 |
「ポートレット設定」では、ポータルが個別のポートレットと通信する方法を定義します。 各ポートレットの設定は同じになっています。
標準のJava Portlet 1.0の設定は、portlet.xmlで定義されています。exteNd Directorの設定は、novell-portlet.xmlで定義されています。
ポータル管理者は、登録ベースで登録に関するこれらの設定値を変更できます。 つまり、ポータル管理者が設定を変更すると、新しい値は選択されたポートレット登録に対してのみ有効になります。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット登録へのアクセスで説明されているように、ポートレット登録に移動します。
右側のコンテンツペインでパネルが開き、選択されたポータル登録に対して定義されているすべての設定が現在の値とともに一覧表示されます。 設定のデフォルト値は、ポートレット定義で定義されています。
ヒント: 設定の変更が終わると、[リセット]コントロールがアクティブになり、いつ でもデフォルト値に戻すことができます。
「ポートレット初期設定」は、設計時にポートレットポートレット開発者によって展開記述子の中に定義されます。 初期設定は、ポートレット開発者の実装に基づいて、ポートレットによって異なります。
ポータル管理者が初期設定を変更すると、新しい値は選択されたポートレット登録に対してのみ有効になります。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット登録へのアクセスで説明されているように、ポートレット登録に移動します。
右側のコンテンツペインでパネルが開き、選択されたポータル登録に対して定義されているすべての初期設定が現在の値とともに一覧表示されます。 初期設定のデフォルト値は、ポートレット定義で定義されています。
ヒント: 初期設定の変更が終わると、[リセット]コントロールがアクティブになり、 いつでもデフォルト値に戻すことができます。
登録されたポートレット登録に対する次のセキュリティ権限をユーザおよびグループに割り当てることができます。
許可のタイプ |
説明 |
---|---|
リスト |
ユーザは、選択リストからポートレット登録を表示できます。 |
実行 |
ユーザは、ポータルページでポートレット登録を実行できます。 |
セキュリティ権限を変更すると、新しい値は選択されたポートレット登録に対してのみ有効になります。
DACにアクセスするで説明されているように、DACを開始します。
展開されたポートレットアプリケーションのポートレット登録へのアクセスで説明されているように、ポートレット登録に移動します。
フィールド |
指定する内容 |
---|---|
検索語句 |
ドロップダウンメニューから、[ユーザ]または[グループ]を選択します。 |
開始文字 |
目的 |
アクション |
---|---|
セキュリティ権限を割り当てる |
|
セキュリティ権限を削除する |
|
リストまたは実行のセキュリティ権限は、ポータル管理者のみに制限されます。 注記: ポータル管理者は、PortalAdmin管理グループに割り当てられたユーザです。 |
注記: このオプションを有効にすると、その他のセキュリティ権限の割り当てはすべて無視されます。 |
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