ユーザアプリケーションのインストールプログラムは次の処理を実行します。
使用する既存のバージョンのアプリケーションサーバを指定する。
使用する既存のバージョンのデータベースを指定する(MySQL、Oracle、Microsoft SQL Serverなど)。データベースには、ユーザアプリケーションのデータとユーザアプリケーションの設定情報が保存されます。
ユーザアプリケーション(アプリケーションサーバ上で実行されている)が識別ボールトおよびユーザアプリケーションドライバと安全に通信できるように、JDKの証明書ファイルを設定する。
Novell Identity Managerユーザアプリケーション用のJava Webアプリケーションアーカイブ(WAR)ファイルを設定し、JBossアプリケーションサーバに展開する。
Novell Auditのログを有効にするよう選択した場合、ログを有効にする。
既存のマスタキーをインポートして、ユーザアプリケーションの特定のインストールのリストアや、クラスタのサポートを有効にする。
インストールプログラムは、次の3つのモードのいずれかで起動できます。
グラフィカルユーザインタフェース (セクション 5.5, インストールGUIからのJBossアプリケーションサーバへのユーザアプリケーションのインストールを参照してください)。
コンソール(コマンドライン)インタフェース(セクション 5.7, コンソールインタフェースからのユーザアプリケーションのインストールを参照してください)。
サイレントインストール。詳細については、セクション 5.8, 単一コマンドによるユーザアプリケーションのインストールを参照してください。
次のいずれかの方法で、Identity Manager 3.5.1のインストールファイルを入手します。
システムに適したユーザアプリケーションの.isoイメージまたは.zipファイルをダウンロードする。正しいイメージまたはファイルは、Identity_Manager_3_5_1_User_Application.isoまたはIdentity_Manager_3_5_1_User_Application_Provisioning.isoです。ダウンロードイメージは、Novell用ダウンロードから入手できます。
製品DVD Identity_Manager_3_5_1_DVD.isoをNovell, Inc.からダウンロードする。
表 5-2は、Identity Manager 3.5.1ユーザアプリケーションのインストールに必要なファイルとスクリプトのリストを示しています。
表 5-2 Identity Manager 3.5.1ユーザアプリケーションのインストールに必要なファイルとスクリプト
お使いのシステム用のWARファイルと、IdmUserApp.jarおよびsilent.propertiesファイルは、初期状態では、システムに適した次の配信CDのディレクトリにあります。
表 5-3は、JBossへのインストール時に使用する予定のインストールパラメータを記録するためのワークシートです。ユーザアプリケーション環境設定パラメータはインストール時にも設定できます。セクション 5.5.14, ユーザアプリケーションの設定を参照してください。
表 5-3 インストールパラメータワークシートJBoss用
パラメータ |
サンプル値 |
実際に設定した値 |
---|---|---|
インストールフォルダ |
C:\IDM\IDMinstalllocation |
|
データベースプラットフォーム |
MySQL |
|
データベースホスト |
localhost |
|
データベースポート |
3306 |
|
データベース名またはsid |
IDM |
|
データベースユーザ |
root |
|
データベースユーザのパスワード |
||
Javaのルートフォルダ |
C:\Java\jdk1.5.0_10\ |
|
(JBoss)基本フォルダ |
C:\jboss |
|
JBossホスト |
localhost |
|
JBossポート |
8080 |
|
ワークフローエンジンID (クラスタにインストールする場合。各クラスタメンバーごとに固有でなければなりません)。 |
||
アプリケーション名(URLコンテキスト) |
IDM |
|
Novell Auditサーバ |
[名前またはIPアドレス] |
|
暗号化されたマスタキー。詳細については、セクション 5.5.13, マスタキーの指定を参照してください。 |
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