ユーザまたはグループの検索時に条件を複数個指定する必要がある場合は、高度な検索を使用できます。 たとえば、次のような指定内容です。
Last Name equals Smith AND Title contains Rep
検索条件の評価順序を調整するために、検索条件グループを複数個指定する場合も、これらの論理演算子を使って検索条件グループどうしを結び付けます。 例として、次の検索条件を使って高度な検索を実行するケースを考えてみます(2つの検索条件グループが「または」で結ばれている)。
(Last Name equals Smith AND Title contains Rep) OR (First Name starts with k AND Department equals Sales)
図 6-6で示されているように、次を指定します。
図 6-6 [検索リスト]ページ上での高度な検索条件の指定
この検索結果を図 6-7に示します。
図 6-7 高度な検索の結果
高度な検索を実行するには、次の手順を実行します。
[ディレクトリ検索]ページを開き、[
]をクリックします。 デフォルト設定では、[基本検索]ページが開きます。[
]をクリックします。 [高度な検索]ページが開きます。[
]ドロップダウンリストで、検索する情報の種類を次の中から選択します。グループ
ユーザ
これで、[
]セクションで値を指定できる状態になりました。検索条件グループの検索条件を指定します。
[
]ドロップダウンリストを使用して、検索する属性を選択します。 たとえば、次のような指定内容です。Last Name
選択可能な属性のリストは、検索対象(ユーザまたはグループ)によって決まります。
[
]ドロップダウンリストを使用して、比較演算を選択し、選択した属性に対して実行します。 たとえば、次のような指定内容です。equals
詳細については、セクション 6.3.1, 式の選択を参照してください。
[
]入力ボックスを使用して、選択した属性と比較する値を指定します。 たとえば、次のような指定内容です。Smith
詳細については、セクション 6.3.2, 比較する値の指定を参照してください。
検索条件グループの2つめの検索条件を指定するには、次の手順を実行します。
検索条件グループの右にある[
]ボタンをクリックします。新規に追加された検索条件の左に表示される [
] ドロップダウンリストボックスで[ ]または[ ]を選択し、この検索条件を1つ目の検索条件と結び付けます。 条件グループ内では、2種類の論理演算子のうちから1種類のみを使用できます。この手順をステップ 4から繰り返します。
条件を削除するには、右側の
をクリックします。2つ目の検索条件グループを指定するには、次の手順を実行します。
[
]をクリックします。新規に追加した検索条件グループの上に表示される[
]ドロップダウンリストで[ ]または[ ]を選択し、この検索条件グループを1つ目の検索条件グループと結び付けます。この手順をステップ 4から繰り返します。
条件グループを削除するには、真上にある
をクリックします。[
]をクリックします。検索結果が表示されます。
次に行う作業については、セクション 6.4, 検索結果の使用を参照してください。
[
]をクリックして検索用の比較条件を選択します。 検索条件の中で使用できる比較演算は、その検索条件の中で指定した属性の種類によって決まります。表 6-1 検索用の比較演算
検索条件の中で指定した属性の種類によって、比較に使う値の指定方法が決まります。
表 6-2 比較値を入力する方法
比較演算が次のいずれかの場合は、値を指定しないでください。
存在する
存在しない
テキスト検索では大文字/小文字が区別されません。 つまり、値を入力する際に大文字を使っても小文字を使っても、検索結果は同じになります。 たとえば次の値を入力した場合、検索結果は同じになります。
McDonald
mcdonald
MCDONALD
テキストの中でワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使うこともできます。このワイルドカードは、0個以上の任意の文字を表します。 たとえば、次のような指定内容です。
Mc*
*Donald
*Don*
McD*d
検索条件には[ルックアップ]ボタン、[履歴]ボタン、および[リセット]ボタンが表示されるものもあります。 この節では、次のボタンの使用方法について説明します。
表 6-3 検索条件における[ルックアップ]ボタン、[履歴]ボタン、および[リセット]ボタン
ボタン |
動作内容 |
---|---|
|
比較に使う値を検索する |
|
比較に使われた値の リストを表示する |
|
比較に使う値をリセットする |
ユーザを検索するには
ユーザ検索入力フィールドの右側にある[
]ボタンをクリックします。[ルックアップ]ページが開きます。
目的のユーザを探すための検索条件を指定します。
ドロップダウンリストを使用して、検索キーの種類として[
]または[ ]を選択します。ドロップダウンリストの横にあるテキストボックスに、検索したいユーザの名前全体または名前の一部を入力します。
入力したテキストで始まるすべての名前がヒットします。 パスワードは、大文字、小文字が区別されません。 テキストの中でワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使うこともできます。このワイルドカードは、0個以上の任意の文字を表します。
たとえば、次のどの検索テキストを入力した場合でも、「Chip」という名がヒットします。
Chip chip c c* *p *h*
[
]をクリックします。[コンテナルックアップ]ページに検索結果が表示されます。
目的のユーザが検索結果に含まれている場合は、ステップ 4に進みます。 含まれていない場合は、ステップ 2に戻ります。
カラムの見出しをクリックすると、検索結果を昇順または降順でソートできます。
検索結果の中から目的のユーザを選択します。
[オブジェクトルックアップ]ページが閉じ、選択したユーザの名前が、比較に使う値として該当フィールドに入力されます。
ユーザの検索条件としてのグループを検索するには、次の手順を実行します。
検索条件として
を追加し、 ( フィールドの右側)をクリックします。[ルックアップ]ページに検索結果が表示されます。
目的のグループを探すための検索条件を指定します。
ドロップダウンリストでは、[
]しか選択できません。ドロップダウンリストの横にあるテキストボックスに、検索したい説明全体または説明の一部を入力します。
入力したテキストで始まるすべての説明がヒットします。 パスワードは、大文字、小文字が区別されません。 テキストの中でワイルドカードとしてアスタリスク(*)を使うこともできます。このワイルドカードは、0個以上の任意の文字を表します。
たとえば、次のどの検索テキストを入力した場合でも、「Marketing」という説明がヒットします。
Marketing marketing m m* *g *k*
[
]をクリックします。[コンテナルックアップ]ページに検索結果が表示されます。
目的のグループが検索結果に含まれている場合は、ステップ 4に進みます。 含まれていない場合は、ステップ 2に戻ります。
カラムの見出しをクリックすると、検索結果を昇順または降順でソートできます。
検索結果の中から目的のグループを選択します。
[ルックアップ]ページが閉じ、選択したグループの説明が、比較に使う値として該当フィールドに入力されます。