パーティションをそのペアレントパーティションにマージすると、選択したパーティションおよびそのレプリカがペアレントパーティションに結合されます。パーティションは削除できません-パーティションはマージおよび作成だけを行い、ディレクトリツリーがどのように論理区分に分割されるかを定義します。「図 24」を参照してください。
図 24
パーティションのマージ前とマージ後
パーティションとそのペアレントパーティションをマージする理由として、次のようなことが考えられます。
パーティションが大きくなる(何百ものオブジェクトが含まれる)とネットワークの応答時間が遅くなるため、パーティションを分割することを考慮します。
ツリーのルートパーティションは最上位のパーティションであり、マージするペアレントパーティションがないため、マージできません。
サーバで処理が完了すると、パーティションがマージされます。パーティションのサイズ、ネットワークトラフィック、サーバの環境設定などによって異なりますが、この操作の完了にはかなり時間がかかる場合があります。
重要: パーティションのマージを行う前に、両パーティションの同期を点検し、続行する前にすべてのエラーを修正します。エラーを修正することにより、ディレクトリでの問題を切り離し、エラーの伝播や新しいエラーの発生を防ぐことができます。
パーティションのマージを行う前に、マージするパーティションのレプリカ(サブオーディネートリファレンスを含む)を持つサーバすべてが稼働していることを確認します。サーバが停止中の場合、eDirectoryはサーバのレプリカを読み込むことができず、操作を完了できません。
パーティションのマージの処理中にエラーが表示された場合は、そのつどエラーを解決します。操作を続行してエラーを修正しないでください。さらにエラーが発生するおそれがあります。
詳細については、『ConsoleOneユーザガイド』の「チャイルドパーティションをペアレントパーティションとマージする」を参照してください。