NetWare WebAccessは、NetWare 6のインストール時にオプションのコンポーネントとしてインストールするか、またはNetWare 6のインストール後にインストールできます。通常は、ネットワーク上のすべてのNetWare 6サーバにNetWareWebAccessをインストールする必要はありません。ほとんどのネットワークの場合、eDirectoryツリーごとに1つのサーバにのみNetWare WebAccessをインストールするだけで済みます。これは、組織の規模や組織の要求によって異なることがあります。
NetWare WebAccessのインストールの過程では、次の処理が自動的に行われます。
NetWare 6の要件を満たしていて、NetWare 6をインストール済みの場合は、NetWare WebAccessのシステム要件のほぼすべてを満たしています。
次のリストは、NetWare WebAccessをインストールし、実行するためのシステム要件です。
NetWare 6のインストール時にNetWare WebAccessをインストールするには、次の手順を実行します。
NetWare 6のインストールを開始して、高速インストールまたはカスタムインストールの選択を求める画面が表示されるまで、インストールを続行します。
カスタムインストールオプションを選択します。
新しいサーバをインストールするオプションか、または既存のサーバをアップグレードするオプションが示されます。NetWare WebAccessは、どちらのオプションでもインストールできます。
NetWare 6のインストール時にNetWare WebAccessをインストールするには、カスタムインストールオプションを選択する必要があります。高速インストール時にNetWare WebAccessをインストールすることはできません。
NetWare 6と一緒にインストールできるコンポーネントがリストされた画面が表示されるまで、インストールを続行します。
NetWare 6と一緒にインストールする他のコンポーネントに加えて、[NetWare WebAccess Component]チェックボックスをオンにして、[Next]をクリックします。
[NetWare WebAccess Setup]画面が表示されるまで続行します。
NetWare WebAccessオブジェクトの作成先にするeDirectoryコンテキストを指定し、[Next]をクリックします。
コンテキストを参照して選択することもできます。
各ガジェットタイプの横のチェックボックスをオンまたはオフにして、今すぐ設定するガジェットと、後で設定するガジェットを選択します。次に、[Next]をクリックして、NetWare 6の残りのインストール作業を続行します。
NetWare WebAccessのガジェットは、すべてNetWare WebAccessのインストール時に自動的にインストールされます。この画面では、そのガジェットを直ちに有効化して設定するのか、または後で有効化して設定するのかを選択できます。デフォルトでは、後でガジェットを有効にして設定する設定になっています。これは、新しいサーバのインストール時には、目的のガジェットがアクセスするアプリケーションがまだインストールされていない可能性があるためです。今すぐガジェットをセットアップすることを選択した場合は、アプリケーションごとに、ガジェットをリンクする場所(URL)を指定する必要があります。
メールガジェットを直ちに有効化して設定するには、電子メールタイプを指定する必要があります。GroupWise、POP/IMAP、Exchange、Notes、またはNIMSの中から選択できます。
後でガジェットを有効にして設定することを選択した場合は、NetWare 6のインストールが完了した後に「ガジェットを設定する」を参照してください。
NetWare 6のインストール時にNetWare WebAccessをインストールしなかった場合でも、次の手順を実行すると後でインストールすることができます。
NetWare 6製品のCDをNetWare 6サーバに挿入します。
NetWare 6製品のCDにアクセスするために、サーバでCDROM.NLMをロードする必要があることがあります。
NetWare 6のコンソールGUIで、[Novell]メニューの[Install]を選択します。
[Add]をクリックし、NetWare 6製品のCDのルートを参照します。
PRODUCT.NIファイルを選択し、[OK]をクリックします。
[NetWare WebAccess Component]チェックボックスをオンにし、その他のすべてのコンポーネントまたは製品については、特にインストールする必要がなければオフにします。