NetWare Accelerated Upgradeの実行中に、サーバからサーバへの接続ができなくなった場合には、次の解決方法を試してください。
ターゲットサーバのサーバコンソールで、次のように入力します。
INETCFG
[Protocols]>[IPX]>[Filtering Support]の順に選択します。
SAPフィルタリングを無効にできない場合は、クライアントワークステーションがターゲットサーバおよび設置サーバと同じLANセグメントに属していることを確認してください。
Windows 95/98またはWindows NTクライアントで、赤色のNを右クリックします。
[NetWare Connections]をクリックします。
認証を受けていないサーバを選択します。
[Detach]をクリックします。
この操作を終えてもターゲットサーバとの通信に問題が生じる場合には、クライアントワークステーションを再起動し、もう一度ターゲットサーバにログインしてください。
サーバコンソールで、次のように入力します。
LOAD INSTALL
[NCF Files Options]>[Edit AUTOEXEC.NCF File]の順に選択します。
AUTOEXEC.NCFファイルに、次の行を追加します。
LOAD TCP/IP
ネットワークボードをロードしてスロット、フレーム、およびネットワークボード名を指定するコマンドを追加します(AUTOEXEC.NCFファイルにこの情報を記載しておく必要があります)。
たとえば、スロット3にNE2000TMネットワークボード(Ethernet_IIフレーム)を挿入している場合、次のようなコマンドを追加します。
LOAD NE2000 Slot=3 Frame=ethernet_II Name=NE2000
ネットワークボードとそのIPアドレス、マスクアドレス、そしてゲートパラメータ(ターゲットサーバのデフォルトルータIPアドレスに設定)をロードするコマンドを追加します。
たとえばデフォルトルータIPアドレスが137.33.172.1のNE2000ネットワークボードの場合は、次のようなコマンドになります。
LOAD NE2000 addr=137.65.178.1 mask=255.255.255.0 gate=137.33.172.1
ネットワークボードにIPをバインドするコマンドを追加します。次の形式を使用します。
BIND IP network_board_name
次に、ターゲットサーバのIPアドレス、マスクアドレス、およびゲートパラメータを、BIND IPコマンドラインに追加します。
サーバコンソールで、次のように入力します。
NWCONFIG
[NCF Files Options]>[Edit AUTOEXEC.NCF File]の順に選択します。
BIND IPコマンドラインで、マスクアドレスの後にゲートパラメータをターゲットサーバのデフォルトルータIPアドレスに設定します。
たとえばデフォルトルータIPアドレスが137.65.178.1であれば、BIND IPコマンドラインでマスクアドレスの後に次のように入力します。
gate=137.65.178.1