サーバからサーバへの接続のトラブルシューティング

NetWare Accelerated Upgradeの実行中に、サーバからサーバへの接続ができなくなった場合には、次の解決方法を試してください。


SAPフィルタリングを無効にする

  1. ターゲットサーバのサーバコンソールで、次のように入力します。

    INETCFG

  2. [Protocols]>[IPX]>[Filtering Support]の順に選択します。

SAPフィルタリングを無効にできない場合は、クライアントワークステーションがターゲットサーバおよび設置サーバと同じLANセグメントに属していることを確認してください。


認証を受けていないサーバとの接続を解除する

  1. Windows 95/98またはWindows NTクライアントで、赤色のNを右クリックします。

  2. [NetWare Connections]をクリックします。

  3. 認証を受けていないサーバを選択します。

  4. [Detach]をクリックします。

この操作を終えてもターゲットサーバとの通信に問題が生じる場合には、クライアントワークステーションを再起動し、もう一度ターゲットサーバにログインしてください。


ターゲットサーバのゲートパラメータをデフォルトルータIPアドレスに設定する


NetWare 4ターゲットサーバの場合

  1. サーバコンソールで、次のように入力します。

    LOAD INSTALL

  2. [NCF Files Options]>[Edit AUTOEXEC.NCF File]の順に選択します。

  3. AUTOEXEC.NCFファイルに、次の行を追加します。

    LOAD TCP/IP

  4. ネットワークボードをロードしてスロット、フレーム、およびネットワークボード名を指定するコマンドを追加します(AUTOEXEC.NCFファイルにこの情報を記載しておく必要があります)。

    たとえば、スロット3にNE2000TMネットワークボード(Ethernet_IIフレーム)を挿入している場合、次のようなコマンドを追加します。

    LOAD NE2000 Slot=3 Frame=ethernet_II Name=NE2000

  5. ネットワークボードとそのIPアドレス、マスクアドレス、そしてゲートパラメータ(ターゲットサーバのデフォルトルータIPアドレスに設定)をロードするコマンドを追加します。

    たとえばデフォルトルータIPアドレスが137.33.172.1のNE2000ネットワークボードの場合は、次のようなコマンドになります。

    LOAD NE2000 addr=137.65.178.1 mask=255.255.255.0 gate=137.33.172.1

  6. ネットワークボードにIPをバインドするコマンドを追加します。次の形式を使用します。

    BIND IP network_board_name

  7. 次に、ターゲットサーバのIPアドレス、マスクアドレス、およびゲートパラメータを、BIND IPコマンドラインに追加します。


NetWare 5ターゲットサーバの場合

  1. サーバコンソールで、次のように入力します。

    NWCONFIG

  2. [NCF Files Options]>[Edit AUTOEXEC.NCF File]の順に選択します。

  3. BIND IPコマンドラインで、マスクアドレスの後にゲートパラメータをターゲットサーバのデフォルトルータIPアドレスに設定します。

    たとえばデフォルトルータIPアドレスが137.65.178.1であれば、BIND IPコマンドラインでマスクアドレスの後に次のように入力します。

    gate=137.65.178.1



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