レスポンスファイルを使用したNetWareインストールの自動化

レスポンスファイルを使用すると、NetWare(R)オペレーティングシステムのソフトウェアをより簡単に、より柔軟にインストールすることができます。サーバのグラフィックインストールでレスポンスファイルを使用すると、次のことができます。

レスポンスファイルは、セクションとキーを含むテキストファイルです(Windowsの.INIファイルに似ています)。レスポンスファイルはどのようなASCIIエディタでも作成できます。

レスポンスファイルを使用すると、NetWareサーバインストールプログラムはレスポンスファイルから直接インストールパラメータを読み込み、デフォルトのインストール設定値と置き換えます。値が現れるとインストールプログラムはその値を受け入れ、次のインストール画面に進みます。インストールプログラムは必要な情報をすべてレスポンスファイルから取得するため、すべてのインストール画面をスキップすることもできます。

さまざまなユーザやベンダにとって、レスポンスファイルを使用したNetWareのインストールは非常に便利な機能です。企業内でサーバハードウェアの標準仕様を定めているNovell(R)ユーザであれば、レスポンスファイルを使用して複数のNetWareサーバをすぐに設定することができます。レスポンスファイルを使用して、NetWareインストールの一部の設定項目をあらかじめ設定しておき、残りの設定をローカルの管理者に任せることもできます。代理店やOEM業者にとっても、顧客にサーバを出荷する前にNetWareをプレインストールする際に、レスポンスファイルは有効です。

この章では、次の説明を行います。



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