各ファイルサービス製品の機能の概要については、セクション 17.1, ファイルサービスの概要を参照してください。
インストールするファイルサービスのコンポーネントを決定するには、表 17-1に示す各サービスの機能を検証して、ネットワークのファイルサービスの要件を満たすものを見つける必要があります。
表 17-1 OESファイルサービス機能の分類
インストールするファイルサービスについて、基本のシステム要件のRAMに追加する必要があるRAMの合計を計算します。
Native File Access Protocols: RAMの追加は不要です。
NCP: RAMの追加は不要です。
NetStorage: RAMの追加は不要です。
Novell iFolder 3.6:
追加が必要なRAMの容量の計算方法については、『Novell iFolder 3.6 Administration Guide』のServer Workload Considerations
で説明しています。
Samba: RAMの追加は不要です。
さらに必要なRAMを計画メモに記録します。
インストールするファイルサービスについて、基本のシステム要件のディスク容量に追加する必要がある容量の合計を計算します。
Native File Access Protocols: ユーザのファイルストレージの必要条件を満たすのに十分なディスク容量を割り当てます。すべてのプラットフォームが同じ記憶域にアクセスできるため、プラットフォーム固有の要件ではなく、必要な総容量を検討するだけで済みます。
NCP: ユーザのファイルストレージの必要条件を満たすのに十分なディスク容量を割り当てます。Linuxでは、NCPボリュームとして指定したパーティションにこの容量が必要です。NetWareでは、NCPを介してすべてのボリュームにアクセスできます。
NetStorage: NetStorageは他のファイルストレージサービスへのアクセスだけを提供するため、ディスク容量の要件はありません。
Novell iFolder 3.6:
追加が必要なディスク容量の計算方法については、『Novell iFolder 3.6 Administration Guide』のServer Workload Considerations
で説明しています。
Samba: ユーザのファイルストレージの必要条件に合わせて、/homeディレクトリが置かれているパーティションに十分なディスク容量を割り当てます。
必要な追加ディスク容量を計画メモに記録します。
インストールする予定のファイルサービスについて、次の表に示すOES 2インストールガイドの情報を参照して、計画シートに計画の選択項目をメモします。