この節では、OES 2ソフトウェアの評価プロセスについて説明します。この節は、次の項で構成されています。
LinuxとNetWareどちらのプラットフォームでも、OES 2製品全体を評価できます。評価版ソフトウェアはOES 2製品として完全に機能します。
評価版を各サーバにインストールする際、EULA (エンドユーザ使用許諾契約)に同意する必要があります。OES 2製品を評価および使用する権利は、このEULAで規定されている範囲に限定されます。EULAの内容を要約すると、次のようになります。
OES 2 Linuxサーバの評価期間は、60日間です。60日間の評価期間が過ぎると、ソフトウェアアップデートをダウンロードできなくなります。
OES 2 NetWare®サーバの評価期間は90日間です。評価期間が過ぎたら、OES 2を購入するか、OES 2 NetWareをアンインストールしてください。評価期間が過ぎてもOES 2をまだ購入していないかOES 2 NetWareをアンインストールしていない場合、評価ライセンスが失効した旨のメッセージが定期的に表示されます。
OES 2 ISOイメージファイルをすでに入手している場合は、セクション 4.3.3, インストール用メディアを準備するに進んでください。
製品版OES 2のCDを入手している場合は、セクション 4.3.4, 評価目的でOES 2をインストールするに進んでください。
WebサイトからISOイメージファイルをダウンロードするには
まだNovellアカウントを持っていない場合は、Webサイトで登録処理を行ってください。
Novell DownloadsのWebページにアクセスします。
をキーワード検索して、リンクをクリックします。
[
]ボタン(最初の表の右上)をクリックします。ログインのプロンプトが出た場合、
の と を入力し、[ ]をクリックします。を承諾後(初回のダウンロード時のみ)、ダウンロードに関するいくつかのアンケートに応えます(これは任意です)。
評価版ダウンロードのページを印刷します。ダウンロードの確認のため、そのページにリストされているMD5検証値が必要になります。
評価版ダウンロードのページで、[
]節をスクロールダウンして、[ ]リンクをクリックします。Download Instructionsのページを参照用に印刷します。
Download Instructionsのページにある情報を参照し、評価したいプラットフォーム用に必要なダウンロードするファイルを判別します。ステップ 7で印刷したMD5検証値の一覧上で、特定したファイルをマークします。
評価版のダウンロードのページで、必要な各ファイルの[
]ボタンをクリックして、ダウンロードを開始します。[
]節の[ ]段落で、[ ]リンクをクリックします。Product Registration and Accessページを印刷するか、あるいはアクティベーションコードを控えます。製品の登録およびソフトウェアアップデートのダウンロードには、OES 2コードおよびSLESコードの両方が必要です。
[
]をクリックして、評価版ダウンロードのページに戻ります。ページの上部のダウンロードの表で、ダウンロードするファイルのリストの最後にある[
]をクリックして[ ]リンクを選択します。このファイルの印刷版をすでにお持ちの場合でも、手順を進めるためにオンライン版を使用します。
ダウンロードが完了するまでの間、ダウンロードの考慮条件の一覧表をスクロールしながら、リンクをクリックして詳細を確かめたり、インストールの手順を確認するなどを行ってください。
ダウンロードしたファイルに対してMD5-basedチェックサム検査ユーティリティを実行して、ステップ 15で印刷したリストの数値と比較して、ファイルの完全性を確かめます。
たとえばLinuxシステムの場合、次のコマンドを入力します。
md5sum filename
filenameは、検査する.isoファイルの名前です。
Windows*システムの場合は、インターネット上でWindows用のMD5チェックサム検査ユーティリティを入手し、その使用指示に従って実行します。
ネットワーク上のファイルからOES 2 Linuxをインストールする場合は、OES 2: Linux Installation Guide
のPreparing a Network Installation Sourceを参照してください。これは任意です。
重要:Webサイトから.isoイメージファイルをダウンロードしたら、ステップ 17の説明に従って各ファイルの完全性を検査することが重要です。ファイルの完全性を検査しなかった場合、インストールが失敗するおそれがあります。特に、ファイルが欠落しているという内容のエラーが通知されることがあります。
インストールメディアを準備する手順は、次のガイドに記載されています。
セクション 4.3.1, OES 2ソフトウェアの評価に関する基本事項について理解するで説明したように、評価版をインストールする際、OES 2 NetWareサーバの場合は特別なライセンスファイル、OES 2 Linuxサーバの場合はアクティベーションコードが必要です。
この項では、OES 2サーバをインストールして有効にする際の、これらのファイルの使用場面と使用方法について説明します。プラットフォーム固有の指示については、各プラットフォームのインストールガイドを参照してください。
ステップ 12で、2つのアクティベーションコードを入手しました。OES 2 Linuxのインストールでは、Novell Customer Centerで、この2つのアクティベーションコードを使って登録し、60日間の評価期間中にサーバのオンラインアップデートを行えるようにします。
重要:インストールでは常に最新のパッチをダウンロードします。
アクティベーションコードの使用手順は、OES 2: Linux Installation Guide
のRegistering the Server in the Novell Customer Centerに記載されています。
評価期間中にOES 2 Linuxサーバを複数インストールする場合、すべてのOES 2 Linuxサーバに対して同じアクティべーションコードを使います。
どちらのNetWare CDにもLICENSEフォルダがあり、その中に有効期間 90日間の評価用ライセンスファイルがあります。新しいツリー内にOES 2 NetWare評価用サーバを初めてインストールするとき、このライセンスファイルを選択する必要があります。引き続き行うインストールにはライセンスは必要ありません。
評価用ライセンスファイルをインストールする手順については、OES 2: NetWare Installation Guide
のLicensing the NetWare Serverを参照してください。
評価期間中にOES 2 NetWareサーバを複数インストールする場合、すべてのOES 2 NetWareサーバに対して同じライセンスファイルを使用できます。
評価期間中、OES 2の多くのサービスを十分に試用することをお勧めします。
評価プロセスを始めるにあたって、インストールおよびLinuxサーバ上での仮想OES 2 NetWareの処理に関するオプション手順を記載した、OES 2 LinuxのLab Guideも参照してください。このガイドではeDirectory™を紹介し、サーバのインストール手順を確認でき、また、OES 2サービスを使い始めるにあたっての簡単な実習が提供されています。
詳細については、『OES 2: Lab Guide for Linux』を参照してください。
これらのガイドをひととおり読んだ後、内容を再確認し、OES 2の全体像、および計画プロセスと実装プロセスについて十分に理解することをお勧めします。そうすれば、そのネットワークサービスの機能を最大限に活用できます。
購入手続きを始める前に、OES 2ライセンスモデルについて理解しておいてください。ライセンシングで簡単に説明しています。
OESを購入後、次の作業を実行します。
OES 2 Linux:
購入時に入手した標準アクティベーションコードの入力方法については、OES 2: Linux Installation Guide
のUpdating an OES 2 Linux Serverにある手順を参照してください。アクティベーションコードの入力手順を完了したら、評価コードを標準コードで置き換えます。チャネルの停止は不要です。
OES 2 NetWare:
OES 2: NetWare Installation Guide
のLicensing the NetWare Serverに記載されている指示に従って、評価版ライセンスファイルを削除し、購入時に入手した標準ライセンスファイルをインストールします。