8.2 OE 2のマイグレーションツールおよびその目的

OES 2には次のユーティリティがあり、各ユーティリティは、次の節で説明するように、特定のマイグレーションまたはサービスの統合あるいはその両方の目的を満たします。

8.2.1 NetWare Migration Wizard

Novell® NetWare® Migration Wizardの主な目的は、NetWareサーバを新しいハードウェアに移行することです。

マイグレーション後、新しいサーバはネットワーク上の古いサーバと置き換えられ、旧サーバのネットワーク上での識別を引き継ぎます。

OES 2 NetWareへのサポートされる移行パスは、『Novell Server Consolidation and Migration Toolkit Administration Guide』のNetWare Migration Wizardに一覧表示されています。

メモ:OES 2 Linuxにデータを移行している場合は、Server Consolidation Utilityを使用します。

詳細については、『Novell Server Consolidation and Migration Toolkit Administration Guide』のAbout NetWare Migration Wizardを参照してください。

8.2.2 Server Consolidation Utility

Server Consolidation Utilityの主な目的は、

  • ユーザ

  • ファイルの許可

  • [パスワード]

  • ファイルシステム

  • Active Directoryドメイン

などを、既存のNetWareサーバまたはMicrosoft* Windowsサーバから、OES 2 LinuxサーバまたはOES 2 NetWareサーバに移行および統合することです。

メモ:NetWareサーバを新しいハードウェアに移動している場合は、Server Consolidation Utilityの代りにNetWare Migration Wizardを使用します。

詳細については、『Novell Server Consolidation and Migration Toolkit Administration Guide』のServer Consolidation and Migration Overviewを参照してください。

8.2.3 OESマイグレーションツール

NetWare、OES 1、またはWindows 2000サーバまたはWindows 2003サーバから、データおよびサービスを、OES 2 Linuxへ移行するのを支援するツールです。OESマイグレーションツールはOES 2に付属します。

詳細については、『OES 2: Migration Tools Administration Guide』のOverview of the OES Migration Toolsを参照してください。

個々のNetWareサービスおよびOES 1サービスを移行するためには、同ガイドのOther Migration Toolsに掲載されているリンクを参照してください。