最初にデバイスが登録されると、デバイスはフォルダに追加されます。デフォルトでは、デバイスのタイプに応じて/サーバフォルダまたは/ワークステーション フォルダのいずれかに追加されます。
登録キーおよび登録ルールを使用してデフォルトのフォルダ割り当てを上書きして別のフォルダを指定したり、デバイスをグループに割り当てたりすることができます。デバイスの登録後に、手動でデバイスを別のフォルダに移動してデバイスをグループに追加することはできますが、デバイスの数が多かったり、継続的に新しいデバイスを追加したりする場合は、手間がかかることがあります。多数のデバイスを管理する最も効果的な方法は、登録キーとルールを使用して、登録の際に自動的に適切なフォルダおよびグループに追加することです。
登録キー: 登録キーは、手動で定義またはランダムに生成された英数字の文字列です。デバイスにZENworks Adaptive Agentを展開するとき、登録キーが必要となります。最初にデバイスをZENworks Serverに接続するときに、デバイスはキー内に定義されているフォルダまたはグループに追加されます。
登録ルール: 登録ルールとは、事前定義された一連の条件(オペレーティングシステムのタイプ、CPU、IPアドレスなど)のことです。デバイスが条件を満たすと、登録のためにルールが使用されます。複数のルールを作成することができます。すべてのルールは、デフォルトのフォルダが使用される前にチェックされます。登録ルールは、登録キーが使用されない場合にのみ適用されます。
次のセクションでは、登録キーおよびルールの作成手順について説明します。
このセクションの手順では、登録キーの作成方法について説明します。キーを作成した後、次の方法でキーを使用できます。
ZENworks Adaptive Agentのインストールの際に使用できるようにするため、展開タスクにキーを含める。詳細については、セクション 9.3, エージェントの展開のためのタスクの使用を参照してください。
展開パッケージにキーを追加して、展開タスクまたは手動インストールでパッケージを使用するときに、登録キーが適用されるようにする。詳細については、セクション 6.2, 展開パッケージを参照してください。
ZENworks Adaptive Agentコマンドラインユーティリティ(zac)でキーを使用してゾーン内にデバイスが初期状態で登録されるようにするか(zac registerコマンド)、または追加キーを使用して手動でデバイスを追加する(zac add-reg-keyコマンド)。詳細については、セクション 8.6, 手動でのデバイスの登録を参照してください。
登録キーを作成するには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックし、次に[ ]タブをクリックします。[登録キー]パネルで、[
]>[ ]の順にクリックして、新規登録キーの作成ウィザードを起動します。次のテーブルの情報を使用してフィールドに入力し、ウィザードを完了します。
ウィザードを完了すると、キーが[登録キー]パネルに追加されます。
zmanユーティリティでregistration-create-keyコマンドを使用して登録キーを作成することもできます。詳細については、『ZENworks 10 Asset Managementコマンドラインユーティリティリファレンス』の「登録コマンド」を参照してください。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックして、[ ]タブをクリックします。[登録ルール]パネルで、[
] をクリックして新規登録ルールの作成ウィザードを起動します。次のテーブルの情報を使用してフィールドに入力し、ウィザードを完了します。
ウィザードを完了すると、ルールが[登録ルール]パネルに追加されます。ルールは上から下へ適用されます。最初により限定的なルールをリストして、次により一般的なルールをリストします。ルールが適用されない場合、デフォルトのサーバおよびワークステーションルールが適用されます。
ルールを並べ替える場合は、[
](登録ルールパネルの右上端)をクリックします。移動するルールの前にあるチェックボックスをオンにします。
[
]または[ ]をクリックし、ルールの位置を変更します。zmanユーティリティでruleset-createコマンドを使用して登録ルールを作成することもできます。詳細については、『ZENworks 10 Asset Managementコマンドラインユーティリティリファレンス』の「ルールセットコマンド」を参照してください。