1.1 ゾーン設定

デバイス向けのソフトウェアとハードウェアインベントリのコンパイル、デバイスでのソフトウェア使用状況の追跡、ライセンスコンプライアンスの監視などを開始する前に、管理ゾーンがZENworks管理機能をフル活用できるように設定されているかを確認するために、いくつかの設定タスクを完了しておく必要があります。

表 1-1 ゾーン設定タスク

タスク

詳細

フォルダアイコン

デバイスの構成用フォルダおよびグループの作成

ZENworks環境設定の適用および同様のデバイス上でのタスクの実行に関するオーバーヘッドを簡単にするためにデバイスをフォルダおよびグループに構成します。個々のデバイスで割り当てを行ったり、タスクを実行するのではなく、フォルダまたはグループにある各デバイスで割り当てやタスクを継承しながら、フォルダやグループを管理できます。

方法については、セクション 3.1, デバイスの構成: フォルダとグループを参照してください。

登録アイコン

登録キーまたはルールの作成

ZENworks Adaptive Agentは管理するそれぞれのデバイスにインストールする必要があります。ZENworks Adaptive Agentをデバイスに展開するとき、デバイスは管理ゾーンに登録されます。

登録キーまたは登録ルールを使用して、自動的にデバイスを適切なフォルダおよびグループに割り当て、正しい環境設定割り当てを迅速確実に受け取ることができます。

方法については、セクション 3.2, デバイスを登録するを参照してください。

ユーザソースアイコン

ユーザソースの追加

ZENworksの信頼されたユーザソースを提供する1つまたは複数のLDAPディレクトリに接続できます。ユーザソースを追加すると、ZENworks管理者アカウントとLDAPユーザアカウントを関連付け、デバイスと、デバイスを主に使用するユーザを関連付け、ユーザを組み込むアセットインベントリと管理レポートを実行することができます。

方法については、セクション 3.3, ユーザソースへの接続を参照してください。

管理アイコン

追加管理者アカウントの作成

インストール中に、デフォルトのZENworks管理者アカウント(Administrator)が作成されます。デフォルトのAdministratorアカウントは管理ゾーン全体に権限を提供します。

ゾーンへのアクセスが制限された追加の管理者アカウントを作成できます。たとえば、ライセンスコンプライアンスレポートを実行する機能のみを提供するアカウントを作成することもできます。

方法については、セクション 3.4, ZENworks管理者アカウントの作成を参照してください。

環境設定アイコン

ゾーン環境設定の変更

ゾーン設定は最も一般的な設定を提供するために事前設定されています。必要に応じて設定を変更できます。

方法については、セクション 3.5, 環境設定の変更を参照してください。