ZENworks Adaptive Agentをデバイスを展開するとき、デバイスは管理ゾーンに登録され、管理対象デバイスとなります。登録の一貫として、デバイスのZENworks名およびデバイスを追加するフォルダまたはグループを指定できます。
デフォルトでは、デバイスのホスト名としてZENworksの名前が使用され、/Serversまたは/Workstationsフォルダに追加され、他のグループのメンバにはなりません。手動でデバイスを別のフォルダに移動してグループに追加できますが、デバイスの数が多い場合や新規デバイスを連続して登録する場合には、面倒な仕事である場合もあります。大量のデバイスを管理する最もよい方法は、登録時にデバイスを自動で正しいフォルダおよびグループに追加することです。
登録時にデバイスをフォルダおよびグループに追加するには、登録キーまたは登録ルール、あるいはその両方を使用できます。登録キーまたは登録ルールの両方とも、フォルダおよびグループメンバをデバイスに割り当てることができます。ただし、登録にどちらか1つまたは両方を使用するかどうかを選択する前に、キーとルールには違いがあることに留意してください。
登録キーは、手動で定義またはランダムに生成された英数字の文字列です。デバイスにZENworks Adaptive Agentを展開するとき、登録キーが必要となります。最初にデバイスをZENworks Serverに接続するときに、デバイスはキー内に定義されているフォルダまたはグループに追加されます。
1つまたは複数の登録キーを作成して、デバイスが希望のフォルダおよびグループ内にあるようにすることができます。たとえば、すべての販売部のワークステーションが/Workstations/Salesフォルダに追加されているが、チーム割り当てによって、これが3つのグループ(SalesTeam1, SalesTeam2, SalesTeam3)に分かれるようにすることができます。3つの登録キーを作成して、各キーを設定し、販売部のワークステーションを/Workstations/Salesフォルダと適切なチームグループに追加することもできます。各ワークステーションが正しい登録キーを使用している限りは、これは適切なフォルダおよびグループに追加されます。
登録キーを作成するには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックし、次に[ ]タブをクリックします。[登録キー]パネルで、[
]>[ ]の順にクリックして、新規登録キーの作成ウィザードを起動します。プロンプトに従って、キーを作成します。
ウィザードの各ステップで何を指定するかの詳細については、[
]ボタンをクリックしてください。zmanユーティリティでregistration-create-keyコマンドを使用して登録キーを作成することもできます。詳細については、『ZENworks 10 Asset Managementコマンドラインユーティリティリファレンス』の「登録コマンド」を参照してください。
展開中に登録キーを入力しない場合、またはデバイスを自動的に前もって定義された条件(オペレーティングシステムタイプ、CPU、またはIPアドレスなど)に基づいて別のフォルダおよびグループに追加しない場合は、登録ルールを使用できます。
ZENworksには、サーバとワークステーションについてそれぞれ別のデフォルト登録ルールがあります。キーを使わずにデバイスを登録し、登録ルールが作成されていない場合、デフォルトの登録ルールが適用されて、フォルダの割り当てが決まります。2つのデフォルトルールによって、すべてのサーバは/Serversフォルダに追加され、すべてのワークステーションは/Workstationsフォルダに追加されます。
2つのデフォルトルールは、サーバまたはワークステーションの登録が失敗しないように指定されています。したがって、これら2つのデフォルトルールを削除したり変更したりすることはできません。ただし、デバイスの登録時にデバイスをフィルタして異なるフォルダやグループに追加できるようにする追加のルールを定義できます。セクション 3.1, デバイスの構成: フォルダとグループで推奨されているように、類似した環境設定を持つデバイスタスクを自動的に継承します。
登録ルールを作成するには、次の手順に従います。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックし、次に[ ]タブをクリックします。[登録ルール]パネルで、[
] をクリックして新規登録ルールの作成ウィザードを起動します。プロンプトに従って、ルールを作成します。
ウィザードの各ステップで何を指定するかの詳細については、[
]ボタンをクリックしてください。zmanユーティリティでruleset-createコマンドを使用して登録ルールを作成することもできます。詳細については、『ZENworks 10 Asset Managementコマンドラインユーティリティリファレンス』の「ルールセットコマンド」を参照してください。
デバイス命名テンプレートに従って、登録時にデバイスの名前が付けられます。デフォルトでは、デバイスのホスト名が使用されます。次のマシン変数、${HostName}、${GUID}、${OS}、${CPU}、 ${DNS}、${IPAddress}を組み合わせて自由に名前を変更できます。
ZENworksコントロールセンターで、[
]タブをクリックします。[管理ゾーンの設定]パネルで、[
]をクリックします。[
]をクリックして[登録]ページを表示します。[デバイス命名テンプレート]パネルで、をクリックして、リストから目的のマシン変数を選択します。
1つまたは複数の変数の組み合わせて使用できます(例:
${HostName}${GUID}など)。
[
]をクリックし、変更を保存します。デバイスの登録の詳細については、『ZENworks 10 検出、展開、リタイアリファレンス』を参照してください。