詳細情報については、以下を参照してください。
Novell ConsoleOne®で自動マルチキャストセッションを開始するときには、ZENworksイメージングサーバからのセッションの開始や、各参加ワークステーションの物理的な操作の必要はありません。セッションに名前を付け、マスタイメージソース(イメージファイルまたはワークステーション)を定義します。次に、マルチキャストセッションに含めるワークステーションオブジェクトを追加するか、設定した特定の条件を満たすワークステーションを含めるためのルールを定義します。
ConsoleOneで自動マルチキャストセッションを開始するには
(省略可能)各参加ワークステーションにデスクトップ管理イメージングエージェントをインストールします。
重要:各参加ワークステーションにデスクトップ管理イメージングエージェントをインストールしないと、それらのワークステーションのネットワークIDが重複することになります。詳細については、イメージのマルチキャストの制限を参照してください。
ConsoleOneで、サーバオブジェクトを右クリックし、
をクリックします。次に、 タブをクリックします。タブが表示されていない場合は、このタブが表示されるまで、表示されているタブの右側にある右向き矢印をクリックします。
をクリックし、マルチキャストセッションの名前を入力して をクリックします。
を指定します。
イメージファイルまたはマスタワークステーションを指定できます。
別のマルチキャストセッションでマスタとして使用されているワークステーション、または他のセッションで参加ワークステーションとして明示的に指定されているワークステーションをマスタに指定することはできません。
マルチキャストセッションを開始する前に、ブートする参加ワークステーションの数を決定します。
テキストボックスに数を指定します。指定がない場合には、デフォルトのワークステーション数5台が使用されます。
ブートしているワークステーションの数が[開始要件参加クライアント数]に指定した要件を満たしていない場合、参加ワークステーションがブートされてから、別の参加ワークステーションがブートされない状態で特定の時間が経過すると、マルチキャストセッションが開始されます。この時間は、
テキストボックスで指定します。指定がない場合には、デフォルトの15分が使用されます。
(省略可能)セッション完了後にそのセッションを削除する場合は、最後のチェックボックスを選択します。
タブの下向き矢印をクリックし、 をクリックします。
の下にある をクリックし、このマルチキャストセッションに含めるワークステーションオブジェクトを明示的に追加します。
または
このマルチキャストセッションに参加させるワークステーションを選択するためのルールを作成する場合は、
の下にある をクリックします。詳細については、[参加]ページの
を参照してください。をクリックし、[ZENworksイメージングのマルチキャストセッション]ページに戻ります。
マルチキャストセッション名の横にあるチェックボックスが自動的に選択され、そのセッションが有効になっていることが示されます。マルチキャストセッションを無効にする場合は、セッション名の横のチェックボックスの選択を解除します。
(省略可能)リスト内のセッションの位置を変更する場合は、マルチキャストセッション名を選択してから、
または をクリックします。参加ワークステーションを選択するためのルールを使用するマルチキャストセッションが複数定義されている場合は、2つ以上のセッションに対し参加資格を持つワークステーションが出てくる可能性があります。このような場合は、そのワークステーションが資格を満たしているセッションのうち、このリスト内で最初に有効にされたセッションが残りの有効なセッションよりも優先されます。
をクリックします。
手動マルチキャストセッションを実行する場合は、ZENworksイメージングサーバ(Linux、NetWare®、またはWindows)からマルチキャストセッションを開始し、各参加ワークステーションを物理的に操作する必要があります。手動マルチキャストセッションの実行は、参加するワークステーションの数が少ない研究室環境などでは特に便利です。
次の節では、手動マルチキャストセッションを実行する手順について説明します。
手動マルチキャストセッションを実行するには、両方の節で説明する手順を実行する必要がありますが、どちらの手順から実行してもかまいません。
マルチキャストセッションは、いずれかのZENworksイメージングサーバを使用して開始できます。詳細情報については、以下を参照してください。
Netwareサーバから、ZENworksイメージングサーバ(imgserv.nlm)をロードします。
[メインメニュー]から、
を選択します。イメージアーカイブへのパスを指定します。
使用するイメージファイルへのフルパスを入力することも、<Insert>キーを押してイメージファイルを参照することもできます。
マルチキャストセッションの名前を指定します。
マルチキャストセッションを開始する前に、ブートする参加ワークステーションの数を決定します。この数は、
フィールドに入力します。指定がない場合には、デフォルトのワークステーション数1台が使用されます。
ブートしているワークステーションの数が[クライアント数]に指定した要件を満たしていない場合、参加ワークステーションがブートされてから、別の参加ワークステーションがブートされてない状態で特定の時間が経過すると、マルチキャストセッションが開始されます。この時間は、
フィールドで指定します。指定がない場合には、デフォルトの5分が使用されます。
(省略可能)ファイルセットを指定します。
<Esc>キーを押し、
を選択してマルチキャストセッションを開始します。(条件付き)マルチキャストセッションを開始しなかった場合は、各クライアントからのマルチキャストセッションの開始の手順に進みます。
各参加クライアントからマルチキャストセッションを開始すると、各参加ワークステーションにイメージが送信され適用されます。
[メインメニュー]で
を選択し、登録済みのクライアント数とセッションの開始に必要な残りの登録数を確認します。たとえば、「3/2」と表示されている場合は、登録済みのクライアントが3あり、セッションの開始までにあと2件の登録が必要であることを示します。一覧表示されているセッションは、セッション名を選択して<Delete>キーを押すことによって、進行中であるものも含めどれでも削除することができます。Windowsのタスクバーで[ZIS]アイコンをクリックし、ZENworksイメージングサーバプログラムを起動します。
タブをクリックします。
マルチキャストセッションの名前を入力します。
イメージアーカイブファイルを参照して指定します。
マルチキャストセッションを開始する前に、ブートする参加ワークステーションの数を決定します。この数は、
テキストボックスで指定します。指定がない場合には、デフォルトのワークステーション数5台が使用されます。
ブートしているワークステーションの数が[クライアント数]に指定した要件を満たしていない場合、参加ワークステーションがブートされてから、別の参加ワークステーションがブートされてない状態で特定の時間が経過すると、マルチキャストセッションが開始されます。この時間は、
テキストボックスで指定します。指定がない場合には、デフォルトの15分が使用されます。
(省略可能)ファイルセットを指定します。
をクリックします。
(条件付き)マルチキャストセッションを開始しなかった場合は、各クライアントからのマルチキャストセッションの開始の手順に進みます。
タブをクリックし、受信されたリクエストの更新数、送信または受信されたイメージ数、およびクライアント参照数を確認します。
タブをクリックすると、現在のマルチキャストセッションを表示できます。一覧表示されているセッションは、セッション名を選択して をクリックすることによって、進行中であるものも含めどれでも削除することができます。セッション名を選択して をクリックすると、セッションをリフレッシュできます。
各ワークステーションを物理的に操作しているときに、bashプロンプトまたはZENworksイメージングエンジンメニューを使用してマルチキャストセッションを実行できます。
詳細情報については、以下を参照してください。
(省略可能)各参加ワークステーションにデスクトップ管理イメージングエージェントをインストールします。
各参加ワークステーションにデスクトップ管理イメージングエージェントをインストールしないと、ワークステーションのネットワークIDが重複することになります。詳細については、イメージのマルチキャストの制限を参照してください。
マルチキャストセッションを支援する各人について、イメージングブートCD/DVDを作成するか、参加ワークステーションでPXEを有効にします。
この方法については、イメージングブート方法の準備 を参照してください。
イメージングサーバからマルチキャストセッションを開始する場合を除き、マスタワークステーションを含めた各ワークステーションで、イメージングブートCD/DVDを使用してLinuxプロンプトにアクセスします。PXEが有効なワークステーションの場合は、ワークステーションをブートすることによってLinuxプロンプトにアクセスします。
ブートプロンプトで「manual」と入力します。
マルチキャストセッションで各参加ワークステーションを識別するには、各ワークステーションのbashプロンプトで次のコマンドを入力します。
img session name
nameには、ネットワークで進行中の他のマルチキャストセッションからこのマルチキャストセッションを識別する独自の文字列を指定します。このマルチキャストセッションの各参加ワークステーションには同じセッション名を使用します。イメージングサーバから実行されるものも含め(この場合はイメージングサーバが使用しているセッション名を指定)、どのマルチキャストセッションでも指定できます。
例:img session mcast01
img sessionコマンドでは、マスタワークステーションとイメージング開始時間をあらかじめ指定できる他のパラメータを併用できます。詳細については、セクション 64.0, ZENworksイメージングエンジンのコマンドを参照してください。
(条件付き)マルチキャストセッションをまだ開始していない場合は、マスタワークステーションまたはイメージングサーバから開始します。
マスタワークステーション: マルチキャストセッションをマスタワークステーションから開始する場合は、他のすべてのワークステーションが参加ワークステーションとして登録された後で、
をクリックします。マスタワークステーションからセッションを開始する場合は、セッションマスタとしてワークステーションが指定されている必要があります。イメージングサーバからセッションを開始する場合は、セッションマスタとして保存済みのイメージファイルが指定されている必要があります。
ZENworksイメージングエンジンによってマスタワークステーションのイメージの作成が開始され、そのイメージが各参加ワークステーションに送信されて適用されます。問題があれば、マスタワークステーションにレポートされ、表示されます。
[イメージングサーバ]: イメージングサーバからマルチキャストセッションを開始する場合は、ZENworksイメージングサーバからのマルチキャストセッションの開始の手順に従ってください。
イメージングが終了したら、各参加ワークステーションで次の操作を実行し、新しいオペレーティングシステムが適用されたワークステーションをブートします。
Linuxプロンプトが表示されたら「lilo.s」と入力し、<Enter>キーを押します。
<Ctrl>+<Alt>+<Delete>キーを押します。
新しいオペレーティングシステムでワークステーションがブートしない場合(Linuxプロンプトが表示された場合)は、「lilo.s」コマンドを再度入力し、ワークステーションの2度目の再起動を実行します。
(省略可能)各参加ワークステーションにデスクトップ管理イメージングエージェントをインストールします。
各参加ワークステーションにデスクトップ管理イメージングエージェントをインストールしないと、ワークステーションのネットワークIDが重複することになります。詳細については、イメージのマルチキャストの制限を参照してください。
マルチキャストセッションを支援する各人について、イメージングブートCD/DVDを作成するか、参加ワークステーションでPXEを有効にします。
この方法については、イメージングブート方法の準備 を参照してください。
イメージングサーバからマルチキャストセッションを開始する場合を除き、マスタワークステーションを含めた各ワークステーションで、イメージングブートCD/DVDを使用してLinuxプロンプトにアクセスします。PXEが有効なワークステーションの場合は、ワークステーションをブートすることによってLinuxプロンプトにアクセスします。
ブートプロンプトで「manual」と入力します。
または
PXEメニューから
を選択します。マルチキャストセッションで各参加ワークステーションを識別するには、bashプロンプトで「img」と入力し、ZENworksイメージングエンジンメニューを表示します。
をクリックし、 をにクリックします。
セッション名を入力します。
セッション名には、ネットワークで進行中の他のマルチキャストセッションからこのマルチキャストセッションを識別する独自の文字列を指定します。このマルチキャストセッションの各参加ワークステーションには同じセッション名を使用します。イメージングサーバから実行されるものも含め(この場合はイメージングサーバが使用しているセッション名を指定)、どのマルチキャストセッションでも指定できます。
次の
オプションを選択します。[Master(マスタ)]: このワークステーションがセッションマスタの場合は、このオプションを選択します。
[クライアント]: このワークステーションが参加ワークステーションの場合は、このオプションを選択します。
(省略可能)ステップ 8で を選択した場合は、次の追加オプションを指定します。
[圧縮レベル]: このマルチキャストセッションで使用する圧縮レベルを指定します。
[なし]: データの圧縮は使用されません。データはネットワークを介して参加ワークステーションにすぐに送信されます。マスタワークステーションのCPUが低速の場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、データを圧縮する時間が不要になるため、データはネットワーク上にすぐに送信されます。ただし、このオプションを使用すると、マルチキャストセッションによって作成されるネットワークトラフィックが他の圧縮レベル(
、 、 )を選択した場合よりも増加します。[速度]: データがネットワークを介して参加ワークステーションに送信されるまでに、データの圧縮にかかる時間が最も短くなります。マスタワークステーションのCPUが低速の場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、データがネットワーク上に送信されるまでにかかるデータ圧縮時間が短縮されます。ただし、このオプションを使用すると、マルチキャストセッションによって作成されるネットワークトラフィックが
または 圧縮レベルを選択した場合よりも増加します。[バランス]: データ圧縮とマルチキャストセッションによって作成されるネットワークトラフィック量のバランスが取られます。
[Size]: データがネットワークを介して参加ワークステーションに送信されるまでに、データの圧縮にかかる時間が最も長くなります。マスタワークステーションのCPUが高速の場合は、このオプションを使用します。このオプションを使用すると、データの圧縮に必要なCPUリソースが最も多くなりますが、参加ワークステーションにデータを転送するネットワークトラフィックは減少します。
[Automated Session(自動セッション)]: マルチキャストセッションを自動的に開始するまでに登録が必要な参加ワークステーション(クライアント)の数を指定したり、参加ワークステーションの登録数を満たしていなくてもマルチキャストセッションを自動的に開始するまでの待機時間を分単位で指定する場合は、
をクリックします。 チェックボックスを選択しない場合は、マルチキャストセッションを手動で開始する必要があります。をクリックし、 をクリックします。
イメージングが終了したら、各参加ワークステーションで次の操作を実行し、新しいオペレーティングシステムが適用されたワークステーションをブートします。
Linuxプロンプトが表示されたら「lilo.s」と入力し、<Enter>キーを押します。
<Ctrl>+<Alt>+<Delete>キーを押します。
新しいオペレーティングシステムでワークステーションがブートしない場合(Linuxプロンプトが表示された場合)は、「lilo.s」コマンドを再度入力し、ワークステーションの2度目の再起動を実行します。