リモート管理により、管理対象ワークステーションをリモートで制御できます。リモートコントロール機能を使用すると、ユーザ支援を提供し、ワークステーションの問題解決を手助けすることができます。リモートコントロール接続を確立することで、リモートオペレータは管理対象ワークステーションを参照するだけでなく制御することもできるようになります。
リモートコントロールセッションは、次のタスクを実行することで、効果的に管理できます。
管理対象ワークステーションの表示は、[リモートコントロール]ウィンドウのコントロールオプションを使用して制御します。
コントロールオプションを有効にするには
[リモートコントロール]ウィンドウの左上隅にある
アイコンをクリックします。をクリックします。
リモートセッションのために有効にするコントロールオプションを選択します。
コントロールパラメータの設定を保存するには、
チェックボックスをオンにします。保存された設定は次のリモートコントロールセッションで適用されます。
[リモートコントロール]ウィンドウの表示を制御するためのアクセラレータキーを使用できます。各アクセラレータキーオプションには、デフォルトのアクセラレータキー操作が割り当てられています。[Accelerator Keys]ダイアログボックスの各アクセラレータキーオプションの[Edit]フィールドにデフォルトのキー操作が表示されます。カスタムのアクセラレータキー操作を定義して、デフォルト操作を変更できます。詳細については、アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義を参照してください。
アクセラレータキーオプションを有効にするには
[リモートコントロール]ウィンドウの左上隅にある
アイコンをクリックします。をクリックします。
を選択します。
[Accelerator Keys]ダイアログボックスを開くには
[リモートコントロール]ウィンドウの左上隅にある
アイコンをクリックします。をクリックします。
表 70-2 ウィンドウのアクセラレータキーの表示
次の表は、[Viewing]ウィンドウのツールバーオプションについての説明です。
表 70-3 [Viewing (表示)]ウィンドウのツールバーオプション
ボタン |
デフォルトのキー操作 |
主要な機能 |
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<Ctrl>+<Alt>+<B> |
管理対象ワークステーションの有効なリモートコントロールポリシーで、 オプションが有効になっている場合にのみ使用できます。管理対象ワークステーションの画面を消去します。リモートオペレータがこのオプションを選択すると、管理対象ワークステーションの画面が黒くなり、管理対象ワークステーション上でリモートオペレータが実行する操作が、管理対象ワークステーションのユーザ側からは見えなくなります。 一部のディスプレイアダプタでは、この機能を使用することができません。この機能をサポートしていないディスプレイアダプタのリストについては、ZENworks 7 Desktop Management Readmeを参照してください。 |
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<Ctrl>+<L> |
管理対象ワークステーションのキーボードとマウスをロックします。リモートオペレータがこのオプションを選択すると、管理対象ワークステーションのユーザは、管理対象ワークステーション上のキーボードとマウスを使えなくなります。 |
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<Alt>+<R> |
管理対象ワークステーションに メニューを表示します。 |
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<Ctrl>+<T> |
(Alt)-(tab)のキー操作を管理対象ワークステーションに送信します。 管理対象ワークステーション上のアプリケーションを切り替えます。ツールバーのボタンを使用する場合は、ボタンを続けてクリックしてアプリケーション間を移動し、(Tab)キーを押して希望するアプリケーションを選択する必要があります。<Ctrl>+<T>アクセラレータキーを使用する場合は、<Alt>+<Tab>シーケンスと同じように使用して、アプリケーション間を切り替える必要があります。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<S> |
システムキーの送信を[On]または[Off]に設定します。 管理コンソール上での(Alt)キーシーケンスを管理対象ワークステーションに渡します。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<D> |
<Ctrl>+<Alt>+<Del>のキー操作を管理対象ワークステーションに送信します。 [セキュリティ]ウィンドウをWindows 2000/XPの管理対象ワークステーションに表示します。再起動確認ダイアログをWindows 98の管理対象ワークステーションに表示します。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<R> |
[Viewing]ウィンドウを更新します。 |
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<Alt>+<L> |
管理対象ワークステーションの画面全体の情報を継続的にスキャンして描画します。 |
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<Ctrl>+<Alt>+<G> |
スクロールバーを非表示にして、[リモート管理]ウィンドウのサイズを画面に合わせます。 |
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暗号化はオプションの機能で、セッションごとに有効になります。保存済みの設定で暗号化のオプションが有効になっている場合、セッションは開始の時点から暗号化されます。 セッション全体を暗号化すると、ネットワーク経由で転送されるデータが暗号化されて、そのデータがネットワーク上でキャプチャされた場合でも重要な内容を解読することは難しいため、セキュリティが向上します。ただし、パフォーマンスに若干影響を与えるため、セキュリティ要件が厳しい場合のみ使用することをお勧めします。 |
デフォルトのキーシーケンスを使用しない場合は、キーのカスタムシーケンスを定義できます。詳細については、アクセラレータキーのカスタムシーケンスの定義を参照してください。
リモートオペレータがリモートコントロールセッションを開始したときは、管理対象ワークステーションのデスクトップに表示されていた壁紙が非表示になります。この機能は、管理コンソールからの要求に対する管理対象ワークステーションからの応答時間を短縮するためのもので、壁紙を非表示にすることにより、ネットワーク上に生じるトラフィックが軽減されます。
このオプションのコントロールパラメータは、デフォルトの設定を変更して、管理対象ワークステーションに壁紙を表示できるように設定することもできます。リモートコントロールセッションを終了すると、非表示にされていた壁紙が復元されます。
管理対象ワークステーションの非表示にされている壁紙を有効にするには
[リモートコントロール]ウィンドウの左上隅にある
アイコンをクリックし、次に をクリックします。オプションの選択を解除します。
[情報]ウィンドウを使用すると、管理対象ワークステーションのユーザは、ワークステーションをリモートで管理するリモートオペレータの名前、セキュリティ設定、リモートセッションで使用されるプロトコルなど、セッションの詳細情報を表示できます。
リモートセッションについての情報を表示するには
管理対象ワークステーションのシステムトレイにある
アイコンを右クリックします。をクリックします。
タブをクリックすると一般情報を、 タブをクリックするとセキュリティ情報を表示できます。
詳細については、次の節を参照してください。
次の表は、[Information]ウィンドウからリモート管理セッションについて取得できる一般情報についての説明です。
表 70-4 [情報]ウィンドウからリモート管理セッションについて取得できる一般情報
[セキュリティ情報]ダイアログボックスには、リモートセッションの次の分類に基づいた情報が表示されます。