49.3 ログインスクリプトマクロ

Novell Clientのログインスクリプトコマンドでは、識別変数を使用してより効率的で柔軟にログインスクリプトを作成できます。Application Launcherでは、アプリケーションオブジェクトマクロで使用する多数のログインスクリプト識別変数をサポートしています(すべての識別変数をサポートしているわけではありません)。

有効なアプリケーションオブジェクトのプロパティでマクロを使用する方法については、セクション 49.8, マクロを使用できるアプリケーションオブジェクトのプロパティを参照してください。

49.3.1 サポートされているログインスクリプト識別変数

サポートされているログインスクリプト識別変数とその説明を次に示します。変数の別名は括弧内に表示します。

表 49-3 サポートされているログインスクリプト識別変数

マクロ

説明

%COMPUTER_NAME%

コンピュータの名前。例:work_pc。

%DAY%

日付。例: 01, 10, 15.

%FILESERVER% (%FILE_SERVER%)

NetWareファイルサーバまたはeDirectoryで監視されている接続の名前。例:APPS_PROD。

%FULL_NAME%

ユーザオブジェクトのフルネーム属性。これは、Application LauncherがユーザオブジェクトのeDirectory属性をサポートすることにより、サポートされているものです。

%HOUR24% (%24HOUR%)

24時間表記の時刻。例: 02, 05, 14, 22.

%HOUR% (%HOURS%)

時刻。例: 0 = 12, 13 = 1.

%LAST_NAME%

現在のユーザの姓(ユーザのeDirectory Surname属性)。例:Jones。

%LOGIN_NAME%

ユーザのeDirectoryオブジェクト名の最初の8バイト。例:jsmith。

%MINUTE% (%MINUTES%)

現在の分。例: 02, 59.

%MONTH%

現在の月。例:1月の場合は01。

%NDAY_OF_WEEK%

数値で表した曜日。例:日曜日は1、月曜日は2。

%NETWORK% (%NETWORK_ADDRESS%)

ワークステーションのネットワークアドレス。例: 01010120.

%OS_VERSION%

OSのバージョン。例:v5.00 (Win3x はDOSのバージョン、Win 98およびWin 2000/XPはWindowsのバージョン)。

%OS

OSの種類。例:MSDOS、WIN98、WINNT、WIN2000、WINXP。(Win3はMSDOSのバージョン。)

%PLATFORM%

実行中のプラットフォーム。例:WIN、W98、WNT、W2000、WXP。

%PHYSICAL_STATION% (%P_STATION%)

MACアドレス。例:0000C04FD92ECA。

%REQUESTER_CONTEXT%

選択されたツリーのリクエスタのコンテキスト。

%SECOND% (%SECONDS%)

秒数。例: 03, 54.

%SHORT_YEAR%

短縮表記の年号。例: 97, 00.

%WINVER%

Windowsのバージョン。例:v3.11、v4.00。

%WORKSTATION_ID%

ワークステーションオブジェクトの名前。

%WORKSTATION_TREE%

ワークステーションが配置されているツリーの名前。

%WORKSTATION_DN%

ワークステーションオブジェクトの識別名とコンテキスト。

%YEAR%

完全表記の年号。例: 2000, 2001.

49.3.2 サポートされていないログインスクリプト識別変数

Application Launcherがサポートしていないログインスクリプトマクロは次のとおりです。