[ワークステーション]の設定はApplication Launcher Workstation Helperに適用される環境設定です。
[Application Launcherの環境設定]ダイアログボックスが開いていることを確認します。このダイアログボックスが開いていない場合は、セクション 21.2, Application Launcher環境設定の表示を参照してください。
をクリックして、Application Launcher Workstation Helperに適用する環境設定を表示します。
![[ワークステーション]タブが表示された[Applicatioin Launcherの環境設定]ダイアログボックス](../graphics/zfd_am_launch_wks_a.gif)
次の設定を指定します。
[ヘルパーを有効にする]: Workstation Helperを有効にするかどうかを指定します。Application Launcherはログインユーザに代わってeDirectoryを読み込みますが、Workstation Manager Schedulerの下で実行されているWorkstation Helperは、ワークステーションに代わってeDirectoryを読み込み、アプリケーション情報をApplication Launcherに渡します。ワークステーションに関連付けられているアプリケーションを配布して、Application Launcherで表示できるようにするには、Workstation Helperを有効にする必要があります。
設定できる値は、、、およびです。を選択しても、カスタム設定の含まれるペアレントコンテナがない場合は、デフォルト値()が採用されます。
[時間による更新を有効にする]: Workstation HelperがeDirectoryからのアプリケーション情報を定期的に更新するかどうかを指定します。更新するようにすると、Workstation Helperは、ワークステーションに関連付けられた新しいアプリケーションオブジェクトや、現在関連付けられているオブジェクトの更新情報を取得できます。
設定できる値は、、、およびです。を選択しても、カスタム設定の含まれるペアレントコンテナがない場合は、デフォルト値()が採用されます。オプションで、Workstation Helperがアプリケーションの情報を更新する頻度を設定できます。
メモ:Workstation Helperの時間による更新を有効にしても、それによって得られたワークステーションに関連付けられたアプリケーションに関する新たな情報が、Application Launcherによって表示されるようにはなりません。Application Launcherがワークステーションで実行されている場合、ワークステーションに関連付けられたアプリケーションに関する新たな情報がApplication Launcherによって表示されるのは、ユーザが手動更新を実行するか、[ユーザ]タブの[時間による更新を有効にする(ユーザ)]設定オプション(セクション 21.3, [ユーザ]の設定の「時間による更新を有効にする」を参照)で定義されたApplication Launcherの時間による更新が実行された後です。Application Launcherは、自身が更新を行うときに、Workstation Helperからワークステーションに関連付けられたアプリケーションの情報を受け取ります。
[Read Group Objects for Applications(アプリケーションのためにグループオブジェクトを読み込む)]: Workstation Helperでグループオブジェクトを読み取り、グループのメンバーシップを介してワークステーションがアプリケーションに関連付けられていることを確認するかどうかを指定します。グループは、ワークステーションとアプリケーションを間接的に関連付ける場合に便利ですが、グループオブジェクトを読み取るとパフォーマンスが低下する可能性もあります。
設定できる値は、、、およびです。を選択しても、カスタム設定の含まれるペアレントコンテナがない場合は、デフォルト値()が採用されます。
[アプリケーションの継承レベルを設定する]: ワークステーションに関連付けられているアプリケーションを検索する場合に、検索するペアレントコンテナの数を指定します。
設定できる値は、から(秒)、およびです。を選択しても、カスタム設定の含まれるペアレントコンテナがない場合は、デフォルト値()が採用されます。
ワークステーションに関連付けられている新しいまたは変更されたアプリケーションオブジェクトを検索する場合に、Workstation HelperがeDirectoryを検索する頻度を指定します。変更内容をすぐに反映させるようにする場合は、更新間隔を短くしておくと便利です。ただし、更新間隔を短くすると、ネットワークのトラフィックが増大します。
設定できる値は、から(秒)、およびです。を選択しても、カスタム設定の含まれる親コンテナがない場合は、デフォルト値(=12時間)が採用されます。
[関連付けが解除されてからアンインストールされるまでの日数]: ワークステーションとアプリケーションとの関連付けが解除されてから何日後にアプリケーションをアンインストールするかを指定します。
設定できる値は、から(秒)、およびです。ワークステーションとアプリケーションとの関連付けが解除されたらすぐにアプリケーションをアンインストールする場合は、と指定します。LAN環境などの可用性の高い環境にあるワークステーションに対してのみ、を使用する必要があります。ワイヤレスネットワーク接続を使用してないワークステーション、またはZENworks Middle Tier Serverを経由してeDirectoryに接続しているワークステーションに対しては、この設定を使用しないでください。これらのいずれかの環境での設定としてを使用すると、アプリケーションのリフレッシュ中にワークステーションのネットワーク接続が失われた場合、アプリケーションがアンインストールされます。-1の設定または1以上の設定を使用することをお勧めします。
ワークステーションとの関連付けが解除されたときにアプリケーションをアンインストールしない場合は、を指定します。を選択しても、カスタム設定の含まれるペアレントコンテナがない場合は、デフォルト値()が採用されます。
[キャッシュへの書き込みを有効にする]: Workstation Helperが情報をキャッシュディレクトリに書き込めるようにするかどうかを指定します。このオプションの主な目的は、ローカルキャッシュを無効にして、ユーザが強制的にeDirectoryまたはリムーバブルメディア上のキャッシュディレクトリを介してアプリケーションにアクセスするようにすることです。
設定できる値は、、、およびです。を選択しても、カスタム設定の含まれるペアレントコンテナがない場合は、デフォルト値()が採用されます。
[BITSを有効にする]: BITS (Microsoft Background Intelligent Service)を使用してユーザのアプリケーションをワークステーションに転送できるようにするかどうかを指定します。使用可能なネットワーク帯域幅を他のアプリケーションと奪い合うApplication Launcherの標準の転送モードと異なり、BITSはアイドル状態のネットワーク帯域幅を使用してファイルを転送し、使用できるアイドル状態のネットワーク帯域幅の量に基づきファイルの転送率を増減させます。たとえば、ネットワークアプリケーションが消費する帯域幅が増えると、BITSはその転送率を下げます。
設定できる値は、、、およびです。を選択しても、カスタム設定の含まれる親コンテナがない場合は、デフォルト設定()が採用されます。
Application LauncherでBITSを使用できるようにするために必要な追加の設定作業については、セクション 34.0, 高度な配布:BITSを使用したアプリケーションの転送を参照してください。