この節では、SSLおよびセキュリティ証明書を使用するためのWindows 98/NT/2000/XPワークステーションのセットアップについて説明します。次の各節で構成されています。
使用するSSL証明書が信頼されるルートリストに記載されていないCAによって発行されたものである場合、ワークステーションのCAから自己署名証明書をインストールする必要があります。これにより、ワークステーションはそのCAによって発行された証明書を信頼できるようになります。証明書のインストールは、デスクトップ管理エージェントのインストールの前でも後でも実行できます。
Windowsワークステーションの証明書は、「User Account(ユーザアカウント)」、「Computer Account(コンピュータアカウント)」、および「Service Account(サービスアカウント)」内にインポートできます。証明書のインポートの詳細については、Windows XP Professional Product Documentation Webサイトの「To Import a Certificate」を参照してください。
以下のステップを、証明書をワークステーションにインポートするための例として使用してください。
ZENworks Middle Tier ServerがインストールされているWebサーバで、SSLが動作していることを確認します。
ZENworksデスクトップ管理エージェントがインストールされているワークステーションで、HTMLブラウザを開きます。
ブラウザで、httpsプロトコルを使用して安全なWebサイト (https://Middle_Tier_Server_DNS_Name)にアクセスします。
以前のワークステーション設定とこのサイトへのアクセスによっては、セキュリティアラートダイアログボックスが表示される場合があります。
以前にこのサイトにアクセスしたかどうかに応じて、以下のいずれかを行います。
デスクトップ管理エージェントが認証を受けて、ポート80に正しく接続されていることを確認します(エージェントログインのデフォルトはポート80です。それで、Middle Tierアドレス用DNS名だけが必要です)。
サードパーティのルート証明書をコンピュータアカウントとしてワークステーションにインポートします。
ブラウザにより、ルート証明書をデフォルトの場所にインポートしただけでは、デスクトップ管理エージェントが証明書を見つけられるようにするには不十分です。続くステップでは、NetWare 6.5 Middle Tier Serverから、サードパーティのルート証明書を、エージェントがアクセスできる場所にインポートするための方法の例を示します。
ステップ 1のように、ブラウザで、httpsプロトコルを使用して安全なWebサイト(https://Middle_Tier_Server_DNS_Name)にアクセスして、セキュリティアラートダイアログボックスを表示します。
ダイアログボックスで、
、 の順にクリックし、 を選択して、 をクリックします。を選択して、証明書インポートウィザードを起動します。
証明書インポートウィザードで、
、 、 の順にクリックし、 チェックボックスを選択します。ウィンドウの最上部にスクロールして、
リスト項目を展開します。を選択して 、 、 の順にクリックします。
ブラウザを閉じてからもう一度開き、https://Middle_Tier_Server_DNS_Name Web サイトに移動して、インポートの結果をテストします。
セキュリティアラートダイアログボックスは表示されないはずです。セキュリティアラートダイアログボックスが表示された場合には、WebサーバおよびSSLに問題がある可能性があります。
SSL用のデスクトップ管理を設定し、エージェントがユーザを認証できることを確認してください。
Middle Tier ServerのDNS名に:443を追加してください。例:
デスクトップ管理エージェントがMiddle Tierアドレスの変更を許可しないように設定されている場合には、regedit.exeを使用してMiddle Tier Serverの設定を変更することが必要なことがあります。
必要に応じ、ワークステーションを再起動します。
デスクトップ管理エージェントのインストールプログラムで、IPアドレスまたはMiddle Tier ServerのDNS名の入力が必要な場合、証明書要求の作成時に使用した共通名を入力する必要があります。詳細については、ステップ 5.fを参照してください。