33.1 概要
SP1upgradeの機能を理解するための次の情報の確認。
SP1での変更の詳細については、セクション 28.5, ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1の変更点と新機能を参照してください。
33.1.1 SP1のインストールで実行される処理
- SP1のインストールプログラムは、ZENworks 7 Desktop Management7がインストールされたパスを使用して、ZENworks 7 Desktop Managementソフトウェアを検出しアップグレードします。
- サーバ上で実行されているサービス(インベントリサービスを除く)はSP1のインストールプログラムによって停止および再開されます。
- 常にSP1のファイルがコピーされ、新旧を問わずすべてのファイルがアップグレードファイルに置き換えられます。ZENworksディレクトリ以外の場所にコピーされたファイルは、それらが古いファイルの場合のみ置換されます。
- SP1インストールでは、インストール対象のワークステーションだけでなく、アップグレードウィザードによって検出されたターゲットサーバ上のConsoleOne®スナップインがすべてZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードされます。[ConsoleOne]チェックボックスをオンにする場合は、過去にインストールされたスナップインがすべてバージョン7であることが必要です。
- インストールプログラムは、ZENworks for Desktops 3.2 Support Pack 3、ZENworks for Desktops 4.x、 ZENworks 6.5x Desktop Management、およびZENwork 7 Desktop Managementを、 ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1にアップグレードします。
33.1.2 SP1インストールプログラムが実行しない項目
- 各機能に対応するチェックボックスを選択解除することはできません。これらのステータスは、アップグレード対象のサーバを選択したときにインストールプログラムによって判断されます。
- インベントリサーバをアップグレードする場合、インストールプログラムは自動的にインベントリサービスを開始しません。SP1のアップグレード後に手動でサービスを開始する必要があります。
- ZENworks for Desktops 3.2 SP3からZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードする場合、SP1インストールプログラムは、3.2xのリリースでは利用可能でなかったリモート管理、Wake-on-LANおよびインベントリプロキシなどのコンポーネントもリストに含めます。アップグレードにこれらの新しいコンポーネントも含めたい場合には、表示された時点で選択してください。
- ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1 Services on Linuxにアップグレードする場合、インストールプログラムは、すでにインストールされているコンポーネントを検出しません。すべてのコンポーネントが、デフォルトでインストールするように選択されます。
33.1.3 ネットワークサーバの段階的アップグレード
すべてのZENworksサーバ(単一のeDirectoryツリー内のもの)を1パスでZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードすることもできますし、(地理上の位置などに応じて)段階的にアップグレードすることもできます。
SP1のインストールプログラムでは、複数のサーバが一度にアップデートされます。複数のサーバが存在する場合、1回のインストールセッションでこれらのサーバをアップグレードするのに要する時間を検討してください。アップグレードにかかる時間が長すぎる場合、対象になるサーバを複数のグループに分けて、一度に1つのグループをアップグレードできるようにします。