34.5 アップグレードが成功したかどうかの確認

アップグレードが成功したかどうかを検証するには、次の操作を実行します:

Standalone Package Processorを使用してサーバをアップグレードした場合には、前の節の操作を完了してから、他のコンポーネントおよびサーバに対して、使用するCPKの決定およびサーバのアップグレードに戻ります。

34.5.1 ソフトウェアパッケージが正常にインストールされたかどうかの確認

  1. Software Package Distributionによる方法の場合は、次に示すいずれかの方法を使って、正常にインストールされているソフトウェアパッケージのコンポーネントを確認します。

    • iManager: iManagerの[Tiered Electronic Distribution]ビューを使用して、インストール済みの全ソフトウェアパッケージの情報を表示します。

    • レポート: インストールにTiered Electronic Distributionを使用する場合、Server Managementのレポート機能を使用して、ソフトウェアパッケージの各コンポーネントのインストールが成功したか、失敗したかを確認します。

    • ログファイル: NetWareおよびWindowsの場合は、ted.logファイルで、成功または失敗を検証します。

    • Linux: XTermウィンドウで次のコマンドを入力します:

      rpm -qa |grep novell-z
      

      リスト表示された各エントリを確認し、実行プロセスで「7.0.1」という文字列が表示されているかどうかを確認します。これが、ZENworks 7 Desktop Management with SP1の正しいバージョンです。

      /usr/tmp/zsm71_polydist/zdmup.logのログファイルを確認することもできます。

  2. Standalone Package Processorによる方法の場合は、次のログファイルによって、正常にインストールされているソフトウェアパッケージのコンポーネントを確認します。

    • Linux: /usr/temp/standalone.log

    • NetWare: sys:\temp\standalone.log

    • Windows: c:\temp\standalone.log

  3. アップグレードに失敗したコンポーネントがあれば、失敗の原因を解決してから、CPKを再適用します。

    各ソフトウェアパッケージが複数のコンポーネントで構成される場合があります。このとき、一部のコンポーネントのインストールが成功し、残りのコンポーネントのインストールが失敗に終わる可能性があります。たとえば、特定のCPKのインストール要件を満たしていないサーバでは、そのCPKは適切にアップグレードされません。

  4. セクション 34.5.2, サーバがアップグレードされているかどうかの確認に進みます。

34.5.2 サーバがアップグレードされているかどうかの確認

ZENworks Desktop Managementのアップグレードを行ったプラットフォームごとに、次のセクションの作業を実行します:

NetWareサーバ(クラスタを含む)

  1. NetWareサーバのメインコンソールのプロンプトで、次のコマンドを入力します。

    zfdversion
    

    zfdversionコマンドを実行すると、ZENworks .jarファイルとその日付の一覧が次のファイルに書き込まれます。

    volume:\zenworks\zfdversion.log
    
  2. 現在のZENworks Desktop Managementのバージョン情報を表示します。

    バージョン7に正常にアップグレードされている場合は、次のように表示されるはずです。

    ZENworks Desktop Management - 7
    
  3. アップグレードしたサーバごとに、ステップ 1ステップ 2を繰り返します。

  4. バージョンが正しくない場合は、アップグレードCPKを再適用します。正しければ、このプラットフォームは完了です。

Windowsサーバの場合

  1. Windowsサーバ上で、\zenworks\zfdversion.batを実行します。

    zfdversion.logファイルが\zenworksディレクトリに作成されます。

  2. ログファイルを開き、現在のZENworks Desktop Managementのバージョン情報を確認します。

  3. アップグレードしたサーバごとに、ステップ 1ステップ 2を繰り返します。

  4. バージョンが正しくない場合は、アップグレードCPKを再適用します。正しければ、このプラットフォームは完了です。

OES Linuxサーバ

  1. LinuxサーバのXTermウィンドウで、次のように入力します。

    /opt/novell/zenworks/bin/ZDMstart status
    
  2. リスト表示を確認して、ZENworks Desktop Managementサービスが表示されていて、それらのデーモンが実行中であることを確認します。

  3. アップグレードしたサーバごとに、ステップ 1ステップ 2を繰り返します。

  4. バージョンが正しくない場合は、アップグレードCPKを再適用します。正しければ、このプラットフォームは完了です。