サポートされているさまざまなプラットフォーム上のZENworks Desktop Managementコンポーネントは、利用可能なCPKを使用して、ZENworks 7 Desktop Management with SP1にアップグレードできます。次の節の情報を参照してください。
ZENworks 7 Server Management with SP1のTiered Electronic Distributionコンポーネントを使用すると、SubscriberおよびPolicy/Package Agentソフトウェアを実行しているすべてのSubscriberサーバにCPKを配布して自動的にインストールすることができます。
OES Linuxサーバをアップグレードする場合には、この方法を使用する必要があります。
Standalone Package Processorを使用すると、アップグレードするDesktop Managementソフトウェアが存在する任意のサーバ上で(一度に1つずつ) CPKを使用してZENworks 7 Server Management with SP1にアップグレードできます。Server Management Tiered Electronic Distributionソフトウェアは必要ありません。
警告:データベースをインストールしたNetWareまたはWindowsサーバをアップグレードする場合には、この方法を使用する必要があります。これらのサーバでは、Standalone Package Processorによる方法を使用することはできません。
Software Package Distributionにより、CPKを使ってZENworks Desktop Management コンポーネントをSP1にアップグレードするには、次の節の操作を順に実行する必要があります。
重要:セクション 34.3, アップグレードの条件のチェックリストに示されている前提条件をすべて満たしていることを確認します。
ZENworks 7 Server Management with SP1 Distributorサーバを選択して、すべての.cpkファイルをDistributorのファイルシステムにコピーします。.
このDistributorサーバは、すべてのCPKを異なるプラットフォームのSubscriberサーバに送信することができます。
CPKファイルの場所は、ステップ 2を参照してください。
関連するServer Package Distributionを作成するときのために、CPKファイルをどこにコピーしたかをメモします。
Desktop Managementサーバごとに、次のテーブルの2番目の列を基にして、どのソフトウェアコンポーネントを更新する必要があるかを判断します。
表 34-2 CPKアップブレード配布表
サーバにインストールするCPKごとに、サーバは個別のSoftware Package Distributionを送信され、それから抽出される必要があります。表 34-2を基に、作成する必要のあるDistributionを決定し(どのCPKでアップグレードするか)、Software Package Distribution名を決定し(第1列の例)、どのSubscriberがどのDistributionを必要とするかを決定します。
Subscriberが親であり、Distributionを下位のSubscriberに送信している場合、ソフトウェアパッケージがJavaをアンロードしようとしている時点で、このSubscriberはDistributionを送信中ということになります。ただしJavaが再起動した後、Distributionは中止した時点から続行されます。
Subscriberの変数の決定に進みます。
各Subscriberサーバは、 Distributionを受信してCPKをインストールするために、ConsoleOneのプロパティで適用可能な変数を定義される必要があります。
ConsoleOneで、Subscriberオブジェクトを選択します。
時間の節約のために、複数のSubscriberオブジェクトを選択し、それらのすべてに対して、同じ
タブエントリを設定できます。オプションとして、Software Package Distributionを作成して、Subscriberへの変数を追加できます。詳細については、『Novell ZENworks 7 Server Management管理ガイド』の「Creating a Distribution (Distributionの作成)
」および「Server Software Packages (Server Software Package)
」を参照してください。
タブを選択し、次の変数のフィールドに入力します。
Include policy: 表示された場合、このフィールドは無視します(現在の状態を受け入れます)。
Assigned Variables: 適用可能なプラットフォームに対し、次の変数(
はオプションです)を定義します。重要:次の表で値が与えられている場合、それらはZENworksのデフォルトです。入力した値がインストールに対して正しいものかどうか確認してください。そうでないと、
列にはその値が必要だと言うことだけが表示されます。NetWare
1他のNetWare CPKは変数の定義を必要としません。
2コロンとバックスラッシュを含めます。たとえば、sys:\とします。
NetWareクラスタ
1他のNetWare CPKは変数の定義を必要としません。
2コロンとバックスラッシュを含めます。たとえば、cluster_vol:\とします。
Windows
1コロンとバックスラッシュを含めます。たとえば、C:\とします。
OES Linux
変数 |
値 |
Description |
CPK 1 |
---|---|---|---|
DEST_C1 |
/usr/ConsoleOne/ 2 |
Linuxサーバ上でのConsoleOneファイルの場所 |
c1-zen7-snap.cpk |
DEST_AGENT |
Language_agent_files_path |
言語エージェントファイルがインストールされる場所へのフルパス |
language-agent.cpk |
1 zdl7mbcksp1.cpk、zdl7imgstart.cpk、およびzdl7proxystart.cpkは変数の定義を必要としません。
2 ConsoleOneのこのインスタンスは、このパスがマップされたドライブがあるWindowsワークステーションから実行する必要があります。ConsoleOneはWindowsのDLLを使用するからです。
NetWareおよびWindowsサーバのSubscriberプロパティで、適用可能なすべての変数が定義されるまで、ステップ 2を繰り返します。
OES Linux CPKは変数の定義を必要としません。
[OK]をクリックして変更を受け入れ、Subscriberのプロパティを閉じます。
Distributionを受信するすべてのSubscriberサーバが必要な変数を定義されるまで、必要に応じてステップ 1からステップ 4までを繰り返します。
Distributionの作成に進みます。
詳細については、『Novell ZENworks 7 Server Management管理ガイド』の「Distributions (Distribution)
」を参照してください。
Software Package Distributionを作成するには、ConsoleOneで、Distributionを作成するコンテナを選択し、
> > の順にクリックします。次に、 のタイプを選択し、 をクリックします。Distribution名を指定します(例は表 34-2を参照してください)。
これは単にDistributionのオブジェクト名です。Distributionのファイルは常にZENworksによって自動的に生成されます。
重要:Distribution名にピリオド(.)は使用できません。代わりに、単語の区切り文字としてはダッシュ(-)またはアンダースコア(_)を使用します。Distribution名にピリオドを使用した場合、Distributionは送信されず、Distributorは終了後も再ロードされません。
DistributorにDistributionの所有権を与えるには、Distributorオブジェクトを参照して選択し、
を選択し、 をクリックします。Distributionオブジェクトのプロパティが表示されます。
> の順にクリックし、次のフィールドに入力します(他のすべてのフィールドについては、デフォルトを受け入れます)。
[Active]: 必須。DistributionをSubscriberで利用できるようにするには、アクティブにする必要があります。
説明: Distributionに関する役に立つ詳細情報を入力します。たとえば、CPKの名前、CPKの目的、CPKが使用する変数などです。(
フィールドにアクセスするには、スクロールバーを使う必要があります)。> の順にクリックし、次のプラットフォーム制限を選択します。
プラットフォームの制限: このDistributionの受信に関する前提条件として、特定のオペレーティングシステムのバージョンを選択するには、
の選択を解除して、希望するオペレーティングシステムのバージョンを選択します。次の中から選択できます。No Restrictions NetWare All NetWare 4.x (ZfSの以前のバージョンはこれらのプラットフォームをサポートしていました) NetWare 5.0 (ZfSの以前のバージョンはこのプラットフォームをサポートしていました) NetWare 5.1 NetWare 5.x (ZfSの以前のバージョンはこれらのプラットフォームをサポートしていました) NetWare 6.x Windows Server Solaris Linux
重要:ZENworks Desktop Managementのアップデートで、ターゲットのサーバがプラットフォーム固有のCPKを必要とする場合には、このDistributionをそのプラットフォームに制限していることを確認してください。
チェックボックスをオンにすると、Distributionの送信先のプラットフォームが制限されません。
を選択した場合、個々のNetWareプラットフォームを選択する必要はありません。
タブを選択し、ドロップダウンボックスを使用して フィールドで タイプを選択します。
.cpkファイルを参照して選択し、 をクリックします。
をクリックし、ファイルの表示選択を.spkだからです。
に変更する必要があります。デフォルトはCPKは
タブの リストボックスに挿入されます。次のCPKから選択します。NetWare1サーバ
stopinv.cpk |
zdn7bksp1.cpk |
stopwol.cpk |
zdn7midsp1.cpk |
startinv.cpk |
c1-zen7-snap.cpk |
startwol.cpk |
language-agent.cpk |
1 OES NetWareサーバを含みます。
NetWare1サーバクラスタ
stopinv.cpk |
zdnc7bksp1.cpk |
stopwol.cpk |
c1-zen7-snap.cpk |
startinv.cpk |
language-agent.cpk |
startwol.cpk |
|
1 OES NetWareサーバを含みます。
Windowsサーバ
OES Linuxサーバ
language-agent.cpkファイル用のDistributionを作成する場合、異なる言語で同じパスを使えば、1つのDistributionに複数の言語のCPKを含めることができます。また、これらのCPKは、必要なときにアクセス可能になるように、MSIファイルだけをコピーします。
をクリックします。
zdw7midsp1.cpkファイル用のDistributionを作成する場合には、 タブをクリックして、次の事柄を行う必要があります。
とそれに依存するサービスはCPKによって停止され、アップグレード後に、IISに依存するZENworks以外のWindowsサービスを再起動する必要があります(IISに依存するZENworksサービスは自動的に再起動されます)。それで、どのWindowsサービスが
に依存しているかを判断するには、典型的なWindowsサーバで、サービスリストの を右クリックして をクリックし、どのサービスがリスト表示されるかをメモします。IISに依存していて有効なすべてのサービスが、開始状態か停止状態かにはかかわりなく、リスト表示されます。無効なサービスはリスト表示されません。
オプションを選択します。
ボタンの隣のフィールドで、リスト矢印をクリックし、 を選択して、 をクリックします。
フィールドに、再起動する必要のあるWindowsサービスの名前を入力します。
このサービスで必要な場合には、
チェックボックスを選択します。zdw7midsp1.cpkファイル用のDistributionの作成で、ZENworksサービスのいずれかがWindowsターゲットサーバで無効になっていた場合には、これらのサービスを有効にする必要があります。
ZENworksサービスをアップグレードするCPKは、アップグレードのために、サービスが有効になっていることを必要とします。そうでないと、CPKは完了できません。
zdl7mbcksp1.cpkファイル用のDistributionの作成で、アップグレードするサーバの少なくとも1つがZENworksイメージングサーバである場合には、アップグレード中にnovell-tftp、novell-zmgprebootpolicy、およびnovell-proxydhcpデーモンを動作させることはできません。それで、イメージングサーバでのCPKのアップグレードが正常に完了するようにするため、次の事柄を行ってください。
タブをクリックして、 を選択します。
ボタンの隣のフィールドで、リスト矢印をクリックし、 を選択して、 をクリックします。
デフォルトの「Script」を「PXEstop」などの名前に変更します。
フィールドに次のスクリプトテキストを入力します。
#!/bin/bash if [ -x /etc/init.d/novell-tftp ]; then /etc/init.d/novell-tftp stop fi if [ -x /etc/init.d/novell-zmgprebootpolicy ]; then /etc/init.d/novell-zmgprebootpolicy stop fi if [ -x /etc/init.d/novell-proxydhcp ]; then /etc/init.d/novell-proxydhcp stop fi
をクリックします。
タブをクリックして を選択します。
これは一時的な設定です。スケジュールのセットアップで、すべてのスケジュールを設定する機会があります。
このときに証明書を初めて解決する場合には、
をクリックし、 を選択して証明書を解決します。そうでない場合には、この時点で証明書を解決するかどうかはオプションです。NetWareサーバやWindowsサーバの場合は、これによって、Channelに登録済みのSubscriberにDistributorからセキュリティ証明書がコピーされます。Linuxサーバの場合(ドライブをマッピングしていない場合)は、証明書を手動で解決する必要があります。
詳細については、『Novell ZENworks 7 Server Management管理ガイド』の「証明書の解決
」を参照してください。
ConsoleOneで、Channel OUを右クリックし、
> を選択します。を選択し、 をクリックします。
Channel名を入力し、
をクリックし、 をクリックします。Channelは、使用する次のDistributionごとに作成する必要があります。提案されているChanne名は次のとおりです。
NetWareサーバ
NetWareサーバクラスタ
Windowsサーバ
OES Linuxサーバ
フィールドに、役に立つ情報を入力します。
タブをクリックして をクリックし、適切なDistributionを参照して選択し、 をクリックして リストボックスに追加します。
ステップ 3で識別したSubscriberを現在のChannelと関連付けるために、 タブをクリックして をクリックし、このChannelのDistribution (アップグレードCPK)に適用されるすべてのSubscriberを参照して選択し、 をクリックして リストボックスに追加します。
重要:Distributionを運用環境に送信する前にテストサーバでテストする場合、この時点では、テストSubscriberサーバだけを選択します。
タブをクリックして を選択します。
これは一時的な設定です。スケジュールのセットアップで、すべてのスケジュールを設定する機会があります。
をクリックして閉じ、変更内容を新しいChannelオブジェクトに保存します。
スケジュールのセットアップに進みます。
各Distributionのビルド、送信、および抽出にどれくらいの時間がかかるかについてのメモが手元にあることを確認します。
ステップ 7 (テストサーバのステップ)で集めたタイミング情報と、次のCPK情報(例となるDistribution名とCPKファイル名)を基にして、各Distributionのビルド、送信、および抽出のための最適なスケジュールを決定します。これらの決定を書き留めておきます。これらのスケジュールは、次の手順で実装します。
Distributionの送信および抽出のための構築、送信、および抽出スケジュールは次の順でセットアップし、Subscriberサーバにはその負荷に応じた最も都合の良い時点で抽出させる必要があります。
NetWareサーバ
重要:zdn7bksp1.cpkファイルの場合、2つの停止プロセスヘルパーDistributionを送信し、直ちに抽出する必要があります。zdn7bksp1.cpkは、(ステップ 8でメモした時間だけ) NetWareサーバでのサービスを中断をしてもよい時に抽出できます。この時間が経過したら、2つの開始プロセスヘルパーDistributionを送信して、直ちに抽出します。
NetWareサーバクラスタ
重要:zdnc7bksp1.cpkファイルの場合、2つの停止プロセスヘルパーDistributionを送信し、直ちに抽出する必要があります。zdnc7bksp1.cpkは、(ステップ 8でメモした時間だけ) NetWareサーバでのサービスを中断をしてもよい時に抽出できます。この時間が経過したら、2つの開始プロセスヘルパーDistributionを送信して、直ちに抽出します。
Windowsサーバ
OES Linuxサーバ
重要:イメージングサービスを開始するには、zdl7mbcksp1.cpk Distributionが完了した後で、zdl7imgstart.cpk Distributionを送信する必要があります。zdl7proxystart.cpk Distribution は、プロキシDHCPサービスを動作させるサーバにのみ送信する必要があります。
ConsoleOneで、Software Package Distributionオブジェクトを選択し、
タブを選択して、構築スケジュールのタイプを選択します。Software Package Distributions構築スケジュール: 構築スケジュールは、Distributorが新しいバージョンのDistributionを構築する頻度を決定します。
このタイプは、Distributionの変更に関係なく、構築スケジュールが開始されるたびに新しいバージョンのDistributionを構築します。この新しいバージョンは、Subscriberに送信されます。
Distributionの送信時に、送信元は2分ごとの再送信を30分間継続した後、送信を中止します。Channelのスケジュールが再度開始されるまで、Distributionは再送信されません。
次のオプションを使用して、Channelの送信スケジュールとSubscriberの抽出スケジュールを指定できます。
Send Distribution immediately after building: Channelの送信スケジュールより優先され、Channelの送信スケジュールの開始を待たずにDistributionをすぐに送信できます。ただし、Distributionを実際に抽出して使用するタイミングは、Subscriberの抽出スケジュールによって決定されます。
Extract Distribution immediately after receiving: Subscriberの抽出スケジュールより優先され、Subscriberの抽出スケジュールの開始を待たずに、Distributionをすぐに抽出できます。これは、Desktop ManagementアップグレードDistributionなど、すぐに抽出する必要があるDistributionに役立ちます。
アップグレードDistributionオブジェクトごとに、ステップ 2を繰り返します。
ターゲットSubscriberオブジェクトごとに、
タブを選択して、抽出スケジュールのタイプを選択します。Subscriberの抽出スケジュールを設定する場合には注意が必要です。スケジュールが
に設定されていて、Subscriberが親であり、その下位のSubscriberに対してDistributionを転送している場合、アップデートプロセスにJavaのアンロードが含まれるため、DistributionをSubscriberに送信するプロセスが中断される可能性があります。Javaがアンロードされると、Distributionは、Javaが再ロードされて、Channelの送信スケジュールが開始されるまで一時的に停止します。Subscriberが親であり、Distributionを下位のSubscriberに送信している場合、ソフトウェアパッケージがJavaをアンロードしようとしている時点で、このSubscriberはDistributionを送信中ということになります。ただしJavaが再起動した後、Distributionは中止した時点から続行されます。
Tiered Electronic Distributionの詳細については、『Novell ZENworks 7 Server Management管理ガイド』の「Tiered Electronic Distribution」を参照してください。
Channelオブジェクトごとに、
タブをクリックして を選択します。Distributionの送信に進みます。
Distributionを送信するには、次のいずれかの操作を実行します。
Distributorを手動で更新する: Distributorを手動で更新するには、ConsoleOneでDistributorオブジェクトを右クリックして、
を選択します。Distributionが自動的に構築されます。Distributorの開始スケジュールを待つ: Distributionは、Distributionの更新スケジュールが開始したときに自動的に構築されます。更新スケジュールは構築スケジュールを開始します。
Distributionは、Channelの送信スケジュール開始したときに自動的に送信され、Subscriberサーバの抽出スケジュールに従って抽出されます。ただし、Distributionオブジェクトの作成時にこれらのスケジュールを上書きするように選択していた場合にはその限りではありません。その場合、Distributionは構築後直ちに送信され、抽出されます。
この時点で、Subscriberサーバは、そのCPKのDesktop Managementコンポーネントに合わせて、ZENworks 7 with SP1にアップグレードされます。
重要:Software PackageタイプのDistributionでは、抽出時にターゲットファイルがロックされている場合、Subscriberはファイルをコピーできなかったことを示す例外処理を実行します。Distributorはこの情報をSubscriberから受信し、エラーをレポーティングデータベースに記録します。
Distributionの送信の詳細については、『Novell ZENworks 7 Server Management管理ガイド』の「Distributionの送信」を参照してください。
重要:
は、Middle Tierコンポーネントがアップグレードされたときに、完全に動作し、健全な状態になっている必要があります。アップグレードの前に、手動で停止と開始を行って、このサービスの状態をチェックしてください。アップグレードの前には動作中である必要があります。Distributionが送信され、Subscriberサーバに受信された後で(ただし、まだ必ずしも抽出してはいないとき)、アップグレードソフトウェアパッケージを送信するためのChannelを
に設定して、このアップグレードがこれらのSubscriberに再送信されないようにします。すべてのノードがアップグレードされるまで、ステップ 2を繰り返します。
無効にしていたものの、アップグレードのために有効にしたZENworksサービスで(ステップ 10を参照)引き続き無効にしておきたいものがあれば、この時点で無効にします。
警告:データベースをインストールしたNetWareまたはWindowsサーバは、Standalone Package Processorによる方法ではアップグレードできません。これらのサーバは、Software Package Distributionによる方法でアップグレードする必要があります。
Standalone Package Processorにより、CPKを使って、個々のサーバのZENworks Desktop Management コンポーネントをSP1にアップグレードするには、サーバごとに次の操作を繰り返します。
重要:セクション 34.3, アップグレードの条件のチェックリストに示されている前提条件をすべて満たしていることを確認します。
Standalone Package Processorでのアップグレードに必要なファイルにアクセスできるようにするには、次の操作を完了します。
.cpkおよび.zipファイルをコピーする、ネットワーク上の場所を選択します。
これらのファイルを次の場所にコピーする場合には、.ncf、.bat、または.shファイル内のそれらのパスを編集する必要はありません。
sys:\temp\cpk\
c:\temp\cpk\
/usr/temp/
すべての.cpkおよび.zipまたは.tar.gzファイルを、Novell ZENworks 7 with Support Pack 1 Companion 3 CD (OES Linux CPK)およびNovell ZENworks 7 with Support Pack 1 Companion 4 CD (NetWareおよびWindows CPK)から、ステップ 1で決めた場所にコピーします。
Companion 3 CDの\ZENworks Server Management - Software Pkgsディレクトリにあるファイルは、コピーしないでください。これらはServer Management専用です。
アップグレードする特定のコンポーネントとそれらのプラットフォームがわかっている場合には、CDから、それらの.cpkファイルと.zipファイルだけをコピーすることができます。
次の操作を行います。
NetWare/Windows CPK: standalone_zdm7sp1_n-w.zipをサーバのルート(sys:\ボリュームまたはC:\ドライブ)に解凍します。
これにより、zipファイルに含まれているファイル用に、\tempディレクトリが作成されるか、または既存のものが使用されます。これらは、\cpk\zdm7sp1\java、\cpk\zdm7sp1\netware、および\cpk\zdm7sp1\windowsというサブディレクトリに置かれます。
OES Linux CPK: standalone_zdm7sp1_linux.tar.gzをサーバのルート(/)に解凍します。
これにより、tar.gzファイルに含まれているファイル用に、/usr/tmpディレクトリが作成されるか、または既存のものが使用されます。これらは、zdm7sp1/javaおよびzdm7sp1/linuxというサブディレクトリに置かれます。
使用するCPKの決定に進みます。
次の表を基に、アップグレードするDesktop Managementソフトウェアコンポーネントとサーバのプラットフォームを識別して、どのCPKを使用するかを決定します。
表 34-3 CPKアップブレード表
重要:アップグレードするために個別のCPKを使用することが必要な、サーバにインストールするDesktop Managementコンポーネントごとに、使用するCPKの決定およびサーバのアップグレードの手順を繰り返す必要があります。
必要な.cpkファイルを、WindowsまたはNetWareサーバの\temp\cpkディレクトリまたはLinuxサーバの/usr/tmp/zdm7sp1ディレクトリにコピーします。
必要に応じて、次のファイルを編集します。
NetWareまたはNetWareクラスタ: NetWareまたはWindowsベースのテキストエディタで、\temp\cpk\zdm7sp1\netwareディレクトリに含まれている、使用するCPKに対応する.ncfファイルを開いて、.batファイル内の、定義する必要のある変数の値に関する指示に従います。
Windows: Windowsベースのテキストエディタで、\temp\cpk\zdm7sp1\windowsディレクトリに含まれている、使用するCPKに対応する.batファイルを開いて、次の操作を行います。
ここで、JRE_installation_pathは、JRE 1.4.2がインストールされたパスに合わせます(セクション 34.3, アップグレードの条件のチェックリストを参照してください)。
OES Linux: Linuxベースのテキストエディタで、/usr/tmp/zdm7sp1/linuxディレクトリに含まれている、使用するCPKに対応するスクリプトを開き、定義する必要のある変数の値に関する指示に従います。
Windowsベースのテキストエディタでスクリプトを編集することが必要な場合には、次の操作を行います。
dos2unix script_filename
ここで、script_filenameは、編集するスクリプトのフル名です。
chmod +RWX script_filename
ここで、script_filenameは、Windows環境で編集したスクリプトです。
これは、スクリプトをLinux環境で実行可能にするために必要な操作です。
.ncf、.bat、または.shファイルを保存して、エディタを終了します。
サーバのアップグレードに進みます。
zdw7midsp1.cpkファイルでのアップグレードで、ZENworksサービスのいずれかがターゲットWindowsサーバで無効になっていた場合には、これらのサービスを有効にする必要があります。
ZENworksサービスをアップグレードするCPKは、アップグレードのために、サービスが有効になっていることを必要とします。そうでないと、CPKは完了できません。
アップグレードするサーバで、次の操作を行います。
NetWareサーバ: サーバのコマンドプロンプトで次のように入力します。
sys:\temp\zdm7sp1\netware\CPK_batchfile_name.ncf
ここで、CPK_batchfile_nameは、サーバをアップグレードするのに使用されるCPK用のNCFファイルに対応します。
実行するNetWare CPKごとに繰り返します(順序は、スケジュールのセットアップを参照してください)。
NetWareクラスタ: リソースサーバのコマンドプロンプトで次のように入力します。
sys:\temp\zdm7sp1\netware\CPK_batchfile_name.ncf
ここで、CPK_batchfile_nameは、サーバをアップグレードするのに使用されるCPK用のNCFファイルに対応します。
実行するNetWare CPKごとに繰り返します(順序は、スケジュールのセットアップを参照してください)。
リソースを別のノードにリセットして、すべてのノードがアップグレードされるまでこの手順を繰り返します。
Windowsサーバ: コマンドプロンプトウィンドウを開いて、次のように入力します。
sys:\temp\zdm7sp1\windows\CPK_batchfile_name.bat
ここで、CPK_batchfile_nameは、サーバをアップグレードするのに使用されるCPK用のBATファイルに対応します。
実行するNetWare CPKごとに繰り返します(順序は、スケジュールのセットアップを参照してください)。
重要:
は、Middle Tierコンポーネントがアップグレードされたときに、完全に動作し、健全な状態になっている必要があります。アップグレードの前に、手動で停止と開始を行って、このサービスの状態をチェックしてください。アップグレードの前には動作中である必要があります。OES Linuxサーバ: ターミナルコンソールで、アップグレード中には実行できない次のデーモンを停止し、次のコマンドを入力します。
/etc/init.d/novell-tftp stop
/etc/init.d/novell-zmgprebootpolicy stop
/etc/init.d/novell-proxydhcp stop
Desktop Management ServerおよびMiddle Tier Serverをアップグレードするには、次のように入力します:
/usr/temp/zdm7sp1/linux/sadmlbkmd.sh
(停止されたデーモンは、アップグレード中には実行できないものです)。
(オプション) ConsoleOneスナップインをアップグレードするには、次のように入力します:
/usr/temp/zdm7sp1/linux/sac1snap.sh
(オプション)言語MSIファイルをコピーするには、次のように入力します:
/usr/temp/zdm7sp1/linux/sadmagnt.sh
アップグレードプロセスが完了したら、次のスクリプトを実行して、イメージングサーバを再起動します:
/usr/temp/zdm7sp1/linux/sadmlimage.sh
(オプション) Proxy DHCPサービスを再起動するには、適用可能な場所で、次のスクリプトを実行します:
/usr/temp/zdm7sp1/linux/sadmlproxy.sh
無効にしていたものの、アップグレードのために有効にしたZENworksサービスで(ステップ 1を参照)引き続き無効にしておきたいものがあれば、この時点で無効にします。
セクション 34.5, アップグレードが成功したかどうかの確認に進みます。
これを、サーバ上の各コンポーネントのアップグレード後に実行し、それから他のコンポーネントとサーバに対して、使用するCPKの決定およびサーバのアップグレードの手順を繰り返します。