メモ:この節の情報は、ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1にも適用されます。
必要なコンポーネントのインストールに関する以下の高度な手順を使用して、1台のWindows 2000/2003サーバで、ZENworks Desktop Managementを実行します。
Novell eDirectory™をインストールします。これには次の補完ソフトウェアが必要です。
ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1を使用する場合は、ZENworksのライセンスを購入することにより、eDirectory 8.8.1を使用できます。Novell eDirectory 8.8.1は、Novell ZENworks 7 with Support Pack 1 Companion 1 CDに収録されています。
重要:Windows 2000/2003サーバにNovell Clientをインストールして、同じマシンにMiddle Tier Serverをインストールした場合、このサーバからNovell Clientをアンインストールすると、Middle Tier Serverで障害が発生します。Novell Clientのアンインストールプログラムを実行すると、ZENworks Middle Tier Serverで必要とされる重要なファイルが削除されます。
この同じソフトウェアの組み合わせのシナリオで、Novell Clientを4.9 SP2にアップグレードすると、異なるバージョンのnicm.sysがインストールされます。ZENworks 7 Middle Tier Serverに含まれるnicm.sysを使用しないと、Middle Tier Serverで障害が発生します。
この問題を回避するには、次の2つのオプションがあります。
ZENworks 7 Desktop Management with SP1を使用している場合は、ZENworks 7 with Support Pack 1 Companion 1 CDに収録されているConsoleOne 1.3.6eをインストールします。
Active Directoryも、このサーバにインストールされている(すなわち、サーバがプライマリドメインコントローラである)場合、eDirectory LDAPがデフォルト以外のポートでリッスンするように設定されていることを確認します(389: 非保護、636: 保護)。
LDAPサーバオブジェクトを変更できる権利を持つように、Novell Clientからは、Admin(またはそれと同等)としてeDirectoryにログインします。
ConsoleOneで、[LDAPサーバ]オブジェクトを右クリックし、>の順に選択します。
フィールドで、TCPポートをデフォルト以外のポートに変更します(ポート388などが適しています)。
この操作は旧バージョンのeDirectoryでは若干異なります。場合によっては、LDAPサーバの[その他]のページを開き、[TCP Port (TCPポート)]プロパティを探して、値の変更が必要です。
タブをクリックして、[SSL Configuration (SSL設定)]ページを開きます。
フィールドで、ポート番号を636以外の数字に変更し、をクリックします。
ポート変更の適用後、エラーが表示される場合、それを無視してエラーダイアログボックスを閉じることができます。
ボタンをクリックします。
NLDAPサーバのリフレッシュ後、エラーが表示される場合は、それを無視してエラーダイアログを閉じることができます。
Windowsのデスクトップで、>>の順にクリックして、をダブルクリックします。
[NDS Services]ウィンドウで、を選択して、をクリックしてTCPポートへの変更に同意します。
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力することにより、LDAPサーバがリッスンしているポートを確認できます。
netstat -a -n
iMonitorもこのサーバにインストールされている場合、80以外のポートで実行するように設定します。
Windowsのデスクトップで、>>>の順にクリックします。
[インターネット インフォメーション サービス]ウィンドウでプラス記号(+)をクリックし、コンソールツリーのサーバノードを展開します。
アイコンで、(停止中の)説明について確認します。
Webサイトが実行中の場合、ステップ 3.dに進みます。
Webサイトが停止している場合、ステップ 3.eに進みます。
(条件付き)コマンドプロンプトに次のコマンドを入力することにより、IIS Webサーバを停止します。
iisreset /stop
デスクトップから、>>>を順にクリックして、を選択し、をクリックして、iMonitorサービスを停止します。
画面はリフレッシュされず、サービスが停止されていることを示さない場合があります。場合によっては、NDS®サービスを閉じて、もう一度それらを開き、サービスが停止していることを確認する必要があります。
コマンドプロンプトに次のコマンドを入力して、ポート80でリッスンしているサービスがないことを確認できます。
netstat -a -n
競合するポートの設定を変更します。ConsoleOneから、eDirectoryサーバと同じコンテナで、[HTTPサーバ-<サーバ名>]オブジェクトを右クリックし、をクリックします。
および属性を展開します。
各属性の値を選択してをクリックし、DHostコンソールとndsimon用として、他のアプリケーションに割り当てられていないポート番号を入力します。
たとえば、そのポート9000および443が他のアプリケーションによって使用されていないと仮定すると、のデフォルト値が80に設定されている場合、それを9000に変更することができ、が43に設定されている場合、それを443に変更する必要があります。
新しいポート番号が有効になるように、eDirectoryをシャットダウンして再起動します。
iMonitorを起動します。デスクトップから、>>>の順にクリックして、を選択し、をクリックします。
コマンドプロンプトで次のコマンドを入力することにより、iMonitorが、設定されたポートでリッスンしていることを確認します。
netstat -a -n
コマンドプロンプトから、次のコマンドを入力して、IISを起動します。
iisreset /start
Desktop Management Serverソフトウェアをインストールします。詳細については、セクション 9.0, ZENworks Desktop Management Serverのインストールまたはセクション 9.2, SP1 Desktop Management Serverのインストールを参照してください。
サーバにZENworks Middle Tier Serverソフトウェアをインストールします。詳細については、セクション 10.0, ZENworks Middle Tier Serverのインストールまたはセクション 10.2, SP1 Middle Tier Serverのインストール手順を参照してください。
サーバにアクティブディレクトリがあり、サーバがプライマリドメインコントローラである場合、IIS権利を認めてMiddle Tierレジストリエントリを変更します。
Windowsデスクトップで、>の順にクリックし、「regedt32」と入力します。
Windowsレジストリエディタで、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Novell\Xtierを開き、>の順にクリックします。
[Xtierのアクセス許可]ダイアログボックスで、をクリックします。
[Xtierのアクセス制御の設定]ダイアログボックスで、をクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択]ダイアログボックスのフィールドで、ドメインが、ZENworks Middle Tier Serverソフトウェアをインストールしたところに選択されていることを確認し、リストから[IUSR_server_name]ユーザオブジェクトを選択し、をクリックします。
[Xtierのアクセス許可のエントリ]ダイアログボックスで、次の許可のそれぞれに対してを選択します。
をクリックします。
[Xtierのアクセス制御の設定]ダイアログボックスで、を選択してをクリックします。
[セキュリティ]警告ダイアログボックスで、をクリックします。
[Xtierのアクセス制御の設定]ダイアログボックスで、をクリックします。
[Xtierのアクセス許可]ダイアログボックスで、をクリックします。
Windowsレジストリエディタを閉じます。
ブラウザを開き、NSAdminユーティリィティのアドレス(http://server_IP_address/oneNet/nsadmin)を入力し、ZENworks Middle Tier Server用のLDAPポート設定を変更します。