インストールが正常に実行されなかった、または誤ってファイルを削除するなどしてデータ破損が起き、再インストールしなければデータの修復ができないなどの理由で、デスクトップ管理サービスのワークステーションインベントリコンポーネントを再インストールすることが必要な場合があります。
次の各節では、詳細について説明します。
ここでは、ワークステーションインベントリコンポーネントの再インストールに焦点を絞って説明します。
重要:再インストールでは、再びスキーマを拡張する必要はありません。
ワークステーションインベントリを再インストールする必要があるサーバを識別します。
Inventory Serviceを停止します。
メモ:Inventory Serviceを停止する際、Sybaseデータベースを自動的に停止させたくない場合は、sys:\system\invstop.ncf ファイルでUnload dbsrv8.nlm行をコメント化します。
インベントリデータベースを停止します。
対象になるNetWareサーバでJavaがアンロードされていない場合は、java.nlmをアンロードします(サーバコンソールで、「java -exit」と入力する)。
重要:このコマンドにより、サーバで実行しているすべてのJavaプロセスが停止します。Desktop Managementを再インストールする際には、すべてのJavaプロセスが停止していることを確認してください。
対象になるWindowsサーバで、[サービス]ウィンドウを閉じます。
再インストール先のサーバがあるNovell eDirectoryツリーにログインします。
Windows 2000サーバに再インストールする場合、再インストール先のサーバで認証されるためには、Administrator(または同等の権利を持つユーザ)としてログインする必要があります。
ZENworks 7 Desktop Managementワークステーションインベントリを以前のインストール上に再インストールする場合は、既存のポリシーおよびscandirディレクトリが使用されます。
再インストールの際の[ファイルのインストール先]ページでは、前回のインストールパスがインストールプログラムによって検索されます。検索されたら、ワークステーションインベントリまたはリモート管理ファイルがそのパスにインストールされます。
再インストールの際の[データベースのインストール先]ページでは、前回のインストールパスがインストールプログラムによって検索されます。検索されたら、データベースがそのパスにインストールされます。
インストールが完了したら、インストールログファイルを参照して、インストールに失敗したコンポーネントがないかどうかを確認します。
ファイルがなくなったり、壊れたりした問題を解決するために再インストールした場合は、問題が解決されていることを確認します。
Linuxにインベントリサーバまたはインベントリデータベースを再インストールするには
インベントリサーバまたはインベントリデータベースをアンインストールする方法については、セクション 40.1, ワークステーションインベントリのアンインストールを参照してください。
インストール方法については、セクション 22.0, LinuxサーバでのZENworks Desktop Managementインストールのカスタマイズを参照してください。
デスクトップ管理インベントリエージェントをワークステーションに再インストールするには、セクション 12.2, 手動によるデスクトップ管理エージェントのインストールを参照してください。