ZENworks 7 Desktop Management Serverインストールプログラムを使用することによって、ZENworks for Desktops 4.x Serverをアップグレードします。
アプリケーション管理(Application Management)、ワークステーション管理(Workstation Management)、リモート管理(Remote Management)、およびワークステーションイメージング(Workstation Imaging)コンポーネントのアップグレード処理は非常に容易で、アップグレード時に計画しなければならない点はほとんどありません。
ワークステーションインベントリ(Workstation Inventory)のアップグレード処理は、インベントリソフトウェアおよびデータベースを使用するサーバの数によって、複雑になる場合があります。
次の2つの節の説明に従って、インベントリのアップグレードと残りのアップグレードを別に計画することをお勧めします。
ZENworks 7 (またはSP1)アプリケーション管理、ワークステーション管理、リモート管理、およびワークステーションイメージングソフトウェアを使用して、ZENworks for Desktops 4.x Serverをアップグレードするには、次の節で説明する手順に従います。
ZENworks 7ワークステーションインベントリを使用して、ZENworks for Desktops 4.x Serverをアップグレードする手順については、セクション 30.6.2, ワークステーションインベントリのアップグレードを参照してください。
アップグレードインストールの手順は新規インストールの場合と同じです。次の手順では、インストールプログラムを起動し、アップグレード特有の項目を選択する必要がある部分についてのみ説明します。インストールの詳細については、セクション 9.0, ZENworks Desktop Management Serverのインストールを参照してください。
インストールを実行するワークステーションから、ZENworks 7用にスキーマを拡張したeDirectoryに対して管理者権限を持つユーザとしてeDirectoryで認証を受けます。セクション 30.4, eDirectoryスキーマの拡張を参照してください。
Novell ZENworks 7 Desktop Management CD (またはNovell ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1 CD)をワークステーションのCDドライブに挿入して、ZENworks 7インストールプログラムを自動実行します。
インストールプログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートからwinsetup.exeを起動します。
を選択し、 を選択して[ZENworks 7 Desktop Management]ページを表示します。
を選択して、ZENworks Desktop Management Serverインストールプログラムを起動します。
画面の指示に従ってアップグレードするサーバを追加し、次のように[サーバ選択]ページを表示しておきます。
サーバにインストールしないコンポーネントの選択を解除します。
たとえば、ワークステーションインベントリをアップグレードしない場合、
、 、および の選択を解除します。コンポーネントを選択すると、 ボックスに説明が表示されます。(オプション)インストールプログラムで、ターゲットサーバがZENworks 7の前提条件を満たしているかどうかを確認しない場合は、
オプションの選択を解除します。オプションを選択したときに、ターゲットサーバが前提条件を満たしていない場合は、サーバをアップグレードするか、このオプションの選択を解除してインストールプログラムを再実行するまで、そのサーバに対してインストールは実行されません。
をクリックし、画面の指示に従ってソフトウェアをインストールします。
次の節の手順に従って、アップグレード処理を完了します。
次の節では、ZENworks Desktop Managementのアプリケーション管理コンポーネントのアップグレードを完了するための手順を説明します。
ZENworks 7 Desktop Managementのアプリケーション管理の新機能については、セクション 28.0, ZENworks 7 Desktop Managementの変更点と新機能を参照してください。
ZENworks 7では、次の一覧表に示されているように、ZENworks for Desktops 4.xターミナルサーバアプリケーションで利用できた一部の機能が削除され、いくつかの新機能が追加されています。
表 30-2 ZENworks for Desktops 4xのターミナルサーバアプリケーションとZENworks 7のターミナルサーバアプリケーションの違い
重要:この情報は、ZENworks 6 DeFrame™には該当しません。ターミナルサーバアプリケーションソリューションとしてZENworks 6 DeFrameを使用している場合、ZENworks 7にアップグレードパスは用意されていません。
このような変更の結果として、アップグレード時に次の点に注意する必要があります。
デスクトップ管理エージェント: デスクトップ管理エージェントのサポートは次のとおりです。
ConsoleOne: ConsoleOneのサポートは次のとおりです。
前に示した詳細に基づいて、円滑に移行するために次の手順に従うことをお勧めします。
すべてのワークステーションをZENworks 7デスクトップ管理エージェントにアップグレードするまでは(セクション 30.8, ワークステーションのアップグレードを参照)、既存のすべてのZENworks for Desktops 4.xターミナルサーバアプリケーションを保持し、ConsoleOneのZENworks for Desktops 4.xスナップインを使用して新しいターミナルサーバアプリケーションを作成します。これによって、ワークステーションにインストールされているデスクトップ管理エージェントのバージョンに関係なく、すべてのユーザが引き続きターミナルサーバアプリケーションにアクセスできます。
すべてのワークステーションをZENworks 7デスクトップ管理エージェントにアップグレードした後、ConsoleOneのZENworks 7 Desktop Managementスナップインを使用して、手動でZENworks for Desktops 4.xターミナルサーバアプリケーションを再作成します。
ZENworks for Desktops 4.xターミナルサーバのアプリケーションオブジェクトから、ZENworks 7 Desktop Managementターミナルサーバのアプリケーションオブジェクトに情報を自動的に移行する機能はありません。ZENworks for Desktops 4.xのアプリケーションオブジェクトをZENworks 7 Desktop Managementのアプリケーションオブジェクトとして手動で再作成するには
ConsoleOneで、アプリケーションオブジェクトの作成先のコンテナを右クリックします。次に、
をクリックし、 をクリックします。[新しいアプリケーションオブジェクト]ダイアログボックスで、
オプションを選択し、 をクリックします。画面の指示に従ってアプリケーションオブジェクトの作成を完了します。
ターミナルサーバアプリケーションの作成についての詳細な情報が必要な場合には、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「アプリケーション管理
」の「配布: ターミナルサーバアプリケーション
」の「eDirectoryでのアプリケーションの設定
」を参照してください。
新しいZENworks 7ターミナルサーバアプリケーションを作成した後、古いZENworks for Desktops 4.xターミナルサーバアプリケーションを削除します。
または
ワークステーションでZENworks for Desktops 4.xデスクトップ管理エージェントを実行し続けることによって環境内のWindows NT 4.0ワークステーションをサポートする場合は、ZENworks for Desktops 4.xターミナルサーバアプリケーションを削除しないでください。ZENworks for Desktops 4.xとZENworks 7 Desktop Managementの両方のバージョンを保持し、ConsoleOneのそれぞれに対応するZENworksスナップインを使用して各バージョンを管理する必要があります。
ZENworks for Desktops 4.xの は、強化された機能を反映し、以前のシステム要件と区別するために、 という名前に変更されました。ZENworks 7の配布ルールは、AND/ORのブール演算子と要件のグループ化を使用することによって、より柔軟な配布の条件をサポートしています。ZENworks for Desktops 4.xでは、すべてのシステム要件についてAND演算子が使用され、要件をグループ化する機能はありませんでした。
ZENworks 7 (またはそれ以降の)バージョンのNovell Application Launcher™でのみ、配布ルールで新しい演算子のロジックおよびグループ化を処理できます。したがって、ZENworks for Desktops 4.x Application Launcherとの後方互換性を維持するために、既存のシステム要件は、eDirectoryツリーのスキーマをアップグレードする際に、レガシーシステム要件として保持されます。ZENworks for Desktops 4.x Application LauncherとZENworks 7 Application Launcherはどちらもレガシーシステム要件を処理できるので、ユーザは、使用するApplication Launcherのバージョンに関係なく、レガシーシステム要件のアプリケーションを使用し続けることができます。
レガシーシステム要件から配布ルールに移行する場合は、次の点に注意する必要があります。
このような詳細を考慮して、システム要件から配布ルールへの円滑な移行のために次の手順をお勧めします。
各アプリケーションオブジェクトについて、レガシーシステムルールを配布ルールにインポートします。必要に応じて、ルールを変更します。
ZENworks for Desktops 4.x Application Launcherを使用するワークステーションをサポートするために、レガシーシステム要件を保持します。
アプリケーションの配布条件が変更された場合は、配布ルールとレガシーシステム要件の両方を変更し、ZENworks 7 Desktop ManagementとZENworks for Desktops 4.x の両方のApplication Launcherが配布条件を適用できるようにします。
すべてのワークステーションがZENworks 7 Application Launcherにアップグレードされた後(セクション 30.8, ワークステーションのアップグレードを参照)、レガシーシステム要件を削除します。
または
ワークステーションでZENworks for Desktops 4.xデスクトップ管理エージェントを実行し続けることによって環境内のWindows NT 4.0ワークステーションをサポートする場合は、レガシーシステム要件を削除しないでください。レガシーシステム要件と配布ルールの両方を保持する必要があります。
配布ルールとレガシーシステム要件の詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「アプリケーション管理」
にある「配布ルール」
を参照してください。
eDirectoryツリーをZENworks 7 Desktop Managementスキーマに合わせて拡張したときに(セクション 30.4, eDirectoryスキーマの拡張を参照)、新しいZENworks 7ポリシー属性が追加されています。既存のZENworks for Desktops 4.xのポリシーはZENworks 7のポリシーに移行され、ZENworks 7スナップインで管理できます。ポリシーをアップグレードするために、その他のアクションは必要ありません。
ZENworks for Desktops 4.x Workstation Managerは、ZENworks 7ポリシーを適用し続けます。ただし、新しいポリシー機能は、ワークステーションがZENworks 7 Workstation Managerにアップグレードされるまでは利用できません。このアップグレードは、ZENworks 7デスクトップ管理エージェントをインストールするときに実行されます。セクション 30.8, ワークステーションのアップグレードを参照してください。
ワークステーション管理の新機能については、セクション 28.0, ZENworks 7 Desktop Managementの変更点と新機能を参照してください。
ZENworks 7ポリシーの管理と使用の詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「Workstation Management (ワークステーション管理)
」を参照してください。
eDirectoryツリーのスキーマをZENworks 7用に拡張し、ConsoleOne 1.3.6およびZENworks 7 Desktop Managementスナップインをインストールした後、ConsoleOne 1.3.6のリモート管理機能を使用して、ZENworks for Desktops 4.xまたはZENworks 7リモート管理エージェントがインストールされたワークステーションでリモート操作を実行できます。
スタンドアロンリモート管理コンソールを使用している場合、ZENworks for Desktops 4.xリモート管理コンソールを使用し続けることも、ZENworks 7リモート管理コンソールにアップグレードすることもできます。リモート管理コンソールは、Novell ZENworks 7 Companion 2 CD (またはNovell ZENworks 7 with Support Pack 1 Companion 2 CD)に収められています。リモート管理コンソールをインストールするには、CD上のwinsetup.exeを起動し、 を選択します。次に、 ボタンをクリックし、 を選択します。
リモート管理をアップグレードするために、その他のアクションは必要ありません。
リモート管理の新機能については、セクション 28.0, ZENworks 7 Desktop Managementの変更点と新機能を参照してください。
リモート管理の使用方法の詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「Remote Management (リモート管理)
」を参照してください。
ZENworks for Desktops 4.x ServerをZENworks 7 Desktop Management Serverにアップグレードした後、ワークステーションイメージングのアップグレードを完了するには、次の作業を行います。
ワークステーション管理の新機能については、セクション 28.0, ZENworks 7 Desktop Managementの変更点と新機能を参照してください。
ZENworks 7ポリシーの管理と使用の詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「Workstation Management (ワークステーション管理)
」を参照してください。
スタンドアロンイメージングサーバを使用している場合は、インストールプログラムを実行して、サーバ上のイメージングソフトウェアをアップグレードする必要があります。ソフトウェアのインストールの手順に従ってください。[Software Selection (ソフトウェア選択)]ページが表示されたら、 と を除くすべてのオプションの選択を解除します。
ZENworks for Desktops 4.xイメージングエンジンは、ZENworks 7イメージングサーバと通信できません。ワークステーション上のイメージングエンジンをアップグレードする方法は、使用するイメージングブート方法によって異なります。
起動前サービス(Preboot Services) (PXE): ワークステーションのイメージングエンジンは、Desktop Management Serverがアップグレードされるときに、このサーバ上でZENworks for Desktops 4.xからZENworks 7にアップグレードされます。起動前サービスは、ZENworks 7イメージングエンジンがワークステーションで起動される際に、このエンジンをZENworks 7 Desktop Management Serverからダウンロードします。
Linuxパーティション: 必要な操作はありません。ワークステーションのイメージングエンジンは、次回、イメージングエンジンがZENworks 7イメージングサーバにアクセスしたときにZENworks for Desktops 4.xからZENworks 7に更新されます。
ZENworks 7では、Linuxパーティションは最低50MB必要です。ワークステーションのLinuxパーティションがこのサイズを下回っている場合は、パーティションのサイズを変更するか、代わりに起動前サービスを使用する必要があります。Linuxパーティションの使用から起動前サービスへの変更については、Linuxパーティションから起動前サービスへの移行を参照してください。
ブートCDまたはディスク:
ZENworks 7ソフトウェアを使用して新しいブートCDを作成します。手順については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』のWorkstation and Server Imaging (ワークステーションおよびサーバイメージング)
のPreparing an Imaging Boot Method (イメージングブート方法の準備)
を参照してください。
起動前サービス(PXE)に移行して、ワークステーションのLinuxパーティションを使用しないようにする場合は、次の手順に従ってください。
ネットワークサーバにZENworks 7起動前サービスがインストールされていることを確認します。
詳細なインストール手順については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』のWorkstation and Server Imaging (ワークステーションおよびサーバイメージング)
のPreparing an Imaging Server (イメージングサーバの準備)
を参照してください。
起動前サービスがネットワークカードで提供されているPXE、またはpsetupn.exeを使用して作成したPXEブート可能フロッピーディスクのいずれかから機能していることを確認します。
ConsoleOneで、Linuxパーティションを無効にします。
サーバポリシーパッケージオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックして、サーバポリシーパッケージのプロパティを表示します。
[一般]ページ(
タブ>[一般]ページ)で、 を選択し、 をクリックします。タブ> の順にクリックし、[イメージングパーティション]ページを表示します。
オプションを選択して、このオプションを有効にします。
をクリックして、[イメージングパーティション]ページを閉じます。
をクリックして変更内容を保存します。
Linuxパーティションは、ワークステーションのハードドライブでブート可能でないパーティションになります。Linuxパーティションを削除する場合、ワークステーション上にベースイメージを復元した後、イメージオブジェクト内の既存のLinuxパーティションを削除するオプションを選択する必要があります。サーバポリシーパッケージまたはワークステーションポリシーパッケージで参照することができます。
ワークステーションインベントリをZENworks for Desktops 4.xからZENworks 7にアップグレードするには、次の作業を示されている順序で実行します。
ZENworks for Desktops 4.xインベントリコンポーネントをZENworks 7にアップグレードする前に、次の節で説明されている点を確認します。
インベントリデータをロールアップする場合は、ZENworks for Desktops 4.xインベントリサーバを上の階層から順にZENworks 7にアップグレードする必要があります。最初にルートサーバ、次に中間サーバ、最後にリーフサーバをアップグレードします。
ZENworks 7インベントリエージェントは、ZENworks for Desktops 4.xインベントリサーバにインベントリデータを送信できません。つまり、データをZENworks for Desktops 4.xインベントリデータベースに格納できません。
インベントリサーバとインベントリデータベースのアップグレードを完了するまで、ZENworks 7 Inventory Agentにアップグレードしないでください。
アップグレードを実行する前に確認すべき事項の説明を確認してから、ZENworks for Desktops 4.xからZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードする前に、次の作業を順に実行する必要があります。
Inventory Serviceを停止します。
Inventory Serviceを停止する際、Sybaseデータベースを自動的に停止させたくない場合は、sys:\system\invstop.ncf ファイルでUnload dbsrv8.nlm 行をコメント化します。
Sybaseインベントリデータベースを停止します。
Windows 2000上のZENworks Webサーバを停止します。コントロールパネルで
、 の順にダブルクリックします。次に、 を選択し、 をクリックします。対象になるNetWareサーバでJavaがアンロードされていない場合は、java.nlmをアンロードします(サーバコンソールで、「java -exit」と入力する)。
重要:このコマンドにより、サーバで実行しているすべてのJavaプロセスが停止します。ZENworks 7 Desktop Managementを再インストールするときは、すべてのJavaプロセスが停止していることを確認してください。
対象になるWindowsサーバで、[サービス]ウィンドウを閉じます。
ZENworks for Desktops 4.xデータベースのバックアップを作成し、保存したことを確認します。
ConsoleOneからZENworks for Desktops 4.xデータベースにアクセスされていないことを確認します。
推奨されるZENworks 7ワークステーションインベントリ要件を満たしているかどうかを確認します。詳細については、セクション II, 準備を参照してください。
ZENworks for Desktops 4.xのインストールの後にZENworks_installation_path\zenworks\inv\server\wminv\ properties\inventoryremoval.propertiesを修正していた場合には、inventoryremoval.properties.の信頼できるバックアップを作成してください。
インベントリサーバをアップグレードする前に、関連付けられたデータベースサーバのアップグレードが完了していることを確認します。
スキーマがZENworks 7に移行されていることを確認します。スキーマは、ZENworks 7 Desktop Managementのインストールプログラムを使用して移行できます。スキーマの拡張方法については、セクション 9.1.1, インストール前のスキーマの拡張を参照してください。
ZENworks for Desktops 4.xデータベースでOracleを実行している場合は、移行前に次の作業を行う必要があります。
Oracleのバージョンが9.2.0.6以降であることを確認します。
inventory_database_installation_path\init.ora_path\init.oraで、次のパラメータの値を以下のように設定します。
キャッシュサイズおよびShared Global Area (SGA)を持つ共有プールのサイズは、物理RAMサイズの30~40%に増加することができます。
インベントリデータベースが稼動していることを確認します。
ORA-01555およびロールバックセグメントに関連した他の問題によりデータベースの移行およびその他データの保存が失敗する場合は、より大きなロールバックセグメントが必要になります。
ロールバックセグメントの値を増やすには、次のSQLスクリプトを実行して、ロールバックセグメント(rbs)に他のデータファイルを追加し、Redoロググループを追加します。
connect / as sysdba;
alter tablespace rbs add datafile ’Inventory_database_installation_path\rbs2.ora’ size 40M autoextend on next 50K maxsize 60M;
alter rollback segment rb0 storage (maxextents unlimited);
alter rollback segment rb1 storage (maxextents unlimited);
ALTER DATABASE ADD LOGFILE GROUP 3 (’Inventory_database_installation_path\log3.ora’) SIZE 50M;
インベントリデータベースを停止します。
inventory_database_installation_path\path_to_init.ora\init.oraのcompatibleパラメータの値が9.1.3.0.0以上に設定されていることを確認します。
データファイルのサイズが4096MBを超える場合、該当するテーブルスペースに追加のデータファイルを設定する必要があります。
ZENworks_installation_directory\zenworks\inv\server\wminv\properties\sql.zipから適切な、プラットフォーム固有のatlasperf_altertablespace.sqlを、C:に抽出します。
WindowsでOracleを実行している場合は、sql.zip内のoracle\winntspecificディレクトリから atlasperf_altertablespace.sqlを抽出します。
UNIXでOracleを実行している場合は、sql.zip内のoracle\unixspecificディレクトリからatlasperf_altertablespace.sqlを抽出します。
atlasperf_altertablespace.sqlを編集し、すべてのデータファイルに対してmaxsizeの値を4GBの倍数に最も近い値に設定します。
たとえば、cim8.oraのサイズが5GBの場合、MAXSIZEの値を8192MBに設定します。
atlasperf_altertablespace.sqlに表示されているすべてのデータファイルのファイルパスが正しいことを確認します。
インベントリデータベースを再起動します。
altaslperf_altertablespace.sqlを実行します。
ZENworks 7 Desktop Management Serverのインストール時に、Sybaseをインストールすることを選択し、データベースファイルを上書きすることを選択しなかった場合、サーバのインストールプログラムは、既存のZENworks for Desktops 4.xデータベースエンジンだけを自動的にアップグレードします。Sybaseデータベースのアップグレード中、既存のデータベースが移行可能であることを示すメッセージが表示されます。 を選択した場合、既存のデータベースは、新しいZENworks 7 Desktop Managementデータベースファイルによって上書きされます。 を選択した場合、Inventory Serviceが初めて開始されたときにデータベースの移行が実行されます。
重要:Desktop Management Serverインストールプログラムを実行することによって、複数のインベントリサーバとデータベースサーバを同時にアップグレードできます。
ただし、既存のZENworks for Desktops 4.x ワークステーションインベントリポリシー、データベースの場所ポリシー、およびロールアップポリシーは手動で移行する必要があります。手動でデータベースオブジェクトを作成した場合は、データベースオブジェクトも移行する必要があります。ポリシーを手動で移行する方法の詳細については、手動によるデータベースオブジェクトの移行を参照してください。
ZENworks for Desktops 4.x データベースでSybaseを実行している場合、Sybaseキャッシュの値(「-c」パラメータ)がサーバのメモリの25%以上に設定されていることを確認します。
NetWareデータベースサーバのデータベースキャッシュサイズを変更するには
インベントリデータベースへの接続をすべて切断します。
Sybaseサーバを終了します。
sys:\systemディレクトリのmgmtdbs.ncfファイルを開きます。
-cパラメータを変更します。たとえば、 -c 128Mに変更すると、128MBのキャッシュサイズが設定されます。
ファイルを保存します。
サーバコンソールでインベントリデータベースをロードします。「MGMTDBS.」と入力します。
ZENworks for Desktops 4.xデータベースでMS SQLを実行している場合、固定メモリの値がサーバメモリの25%以上であることを確認します。
Windowsデータベースサーバのデータベースキャッシュサイズを変更するには
Sybaseサービスを終了します。Windows 2000の場合、コントロールパネルで
、 の順にダブルクリックし、 を選択して をクリックします。データベースサーバで、dbengineディレクトリからntdbconfig.exeファイルを実行します。ntdbconfig.exeは、Windows 2000サーバ上でSybaseを使用するZENworksデータベース用のZENworksデータベース環境設定ユーティリティです。このユーティリティを使用して、Sybaseサービスを設定し直すことができます。
-cパラメータを変更します。
をクリックします。
Sybaseサービスを再起動します。Windows 2000の場合、コントロールパネルで
、 の順にダブルクリックし、 を選択して をクリックします。ZENworks for Desktops 4.xデータベースでMS SQLを実行している場合、固定メモリの値がサーバメモリの25%以上であることを確認します。
ZENworks for Desktops 4.x Oracleデータベースオブジェクトが存在する場合や、手動でSybaseデータベースオブジェクトを作成した場合は、インベントリの移行ツールを使用して手動でデータベースオブジェクトを移行する必要があります。詳細については、手動によるデータベースオブジェクトの移行を参照してください。
ZENworks 7デスクトップ管理ワークステーションインベントリスナップインがインストールされたConsoleOneで、
、 、 の順にクリックします。をクリックして、移行の対象になるデータベースオブジェクト、またはこうしたオブジェクトを含んだコンテナを参照して選択します。
手順2でコンテナを選択した場合、次の手順を実行します。
選択したコンテナ内に存在するすべてのサブコンテナのデータベースオブジェクトを検索する場合は、
チェックボックスを選択します。チェックボックスは、 でコンテナを選択した場合にのみ利用できます。
選択済みのコンテナに含まれる、移行対象のデータベースオブジェクトを検索する場合は、
チェックボックスを選択します。このオプションは、
でコンテナを選択した場合にのみ利用できます。デフォルトでは、このオプションは選択されています。をクリックします。
指定したコンテキストで検索されたすべてのZENworks for Desktops 4.xデータベースオブジェクトが、[レポート]パネルに表示されます。
をクリックします。
をクリックします。
ConsoleOneでデータベースオブジェクトを右クリックし、
、 タブの順にクリックします。次のデータベースオブジェクトオプションに、インベントリデータベースに応じて表中に示されている適切な値が指定されていることを確認します。
、 の順にクリックします。
ZENworks for Desktops 4.xインベントリサーバをアップグレードする前に、インベントリサービスを停止し、関連付けられたデータベースサーバをアップグレードしたことを確認します。
ZENworks 7 Desktop Managementインベントリサーバのインストール先のサーバがインストールの要件を満たしている場合は、ZENworks 7 Desktop Managementインベントリサーバをインストールすることによって、ZENworks for Desktops 4.xインベントリサーバをアップグレードできます。
ZENworks 7 Desktop Managementインベントリサーバは、ZENworks for Desktops 4.xと同じ役割のセットをサポートしています。したがって、ZENworks for Desktops 4.xからZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードする場合、インベントリサーバの役割は保持されます。
重要:ZENworks for Desktops 4.xインベントリサーバをZENworks for Desktops 4.xデータベースに接続していた場合で、インベントリサーバまたはデータベースをZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードする場合は、関連づけられたコンポーネントをZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードする必要があります。ZENworks for Desktops 4.xインベントリサービスではZENworks 7 Desktop Management準拠のデータベースを操作しないでください。逆の場合も同じです。
複数のZENworks for Desktops 4.xインベントリサーバがZENworks for Desktops 4.xデータベースサーバに接続されている場合で、データベースサーバをZENworks 7 Desktop Managementにアップグレードする場合は、関連付けられたすべてのZENworks for Desktops 4.xインベントリサーバもアップグレードする必要があります。
ZENworks 7 Desktop Managementのインストールプログラムによって、ZENworks for Desktops 4.xインベントリサービスオブジェクトだけが自動的にZENworks 7 Desktop Managementに移行されます。インベントリサービスを開始する前に、ZENworksインベントリの移行ツールを使用して、既存のZENworks for Desktops 4.xのポリシーをZENworks 7 Desktop Managementのポリシーに手動で移行する必要があります。詳細については、手動でのZENworks for Desktops 4.xインベントリポリシーの移行を参照してください。
ZENworks 7デスクトップ管理ワークステーションインベントリスナップインがインストールされたConsoleOneで、
、 、 の順にクリックします。をクリックし、Inventory Serviceオブジェクト、またはこうしたオブジェクトを含むコンテナを参照して選択します。
手順2でコンテナを選択した場合、次の手順を実行します。
選択したコンテナ内に存在するすべてのサブコンテナのInventory Serviceオブジェクトを検索する場合は、
チェックボックスを選択します。チェックボックスは、 でコンテナを選択した場合にのみ利用できます。
選択済みのコンテナ内のInventory Serviceオブジェクトに関連付けられたInventoryポリシーを検索する場合は、
チェックボックスを選択します。このオプションは、
でコンテナを選択した場合にのみ利用できます。デフォルトでは、このオプションは選択されています。をクリックします。
インベントリサービスオブジェクトに関連付けられ、指定したコンテキストで検索されたすべてのZENworks for Desktops 4.xインベントリポリシーが、[レポート]パネルに表示されます。
をクリックします。
をクリックします。
ZENworks 7インベントリエージェントは、ワークステーションインベントリポリシーではなく、プライベートディクショナリと一般ディクショナリからソフトウェアスキャン設定ルールを取得します。一方、ZENworks for Desktops 4.xインベントリエージェントは、ソフトウェア設定としてワークステーションインベントリポリシーを使用し続けます。
ポリシーの移行後、次の手順を実行します。
ZENworks 7 Desktop ManagementのInventory Serviceを開始します。
Inventory Serviceを開始すると、Upgrade Serviceにより、ZENworks for Desktops 4.xデータベーススキーマとインベントリデータがZENworks 7 Desktops Managementデータベースに自動的に移行されます。このデータ移行プロセスが完了するのに、きわめて長い時間かかる場合があります。インベントリサーバの画面上に、データベースの移行および初期化が正常に完了したことを示すメッセージが表示されます。
データベースが移行されたら、インベントリConsoleOneユーティリティ(照会、概要、インベントリレポート、データベースエクスポート)やStorerでデータベースにアクセスできます。
ディクショナリ更新ポリシーを作成および設定して、ZENworks 7 Inventory Agentの最新バージョンのディクショナリを取得します。ディクショナリ更新ポリシーの設定方法の詳細については、『ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「ワークステーションインベントリ
」の「Configuring the Dictionary Update Policy (ディクショナリ更新ポリシーの設定)
」を参照してください。
インベントリサーバのアップグレードとインベントリデータベースの移行が完了したら、次の作業を実行する必要があります。
Inventory Serviceを停止します。
インベントリデータベースがOracleを実行している場合、データベースのパフォーマンスを向上させるために次の手順を実行します。
inventory_database_installation_path\_start.sqlファイルから既存のエントリを削除し、次のエントリを追加します。
SET ECHO ON
CONNECT INTERNAL
SET ECHO OFF
STARTUP PFILE=
inventory_database_installation_path\path_to_init.ora\init.ora
SET NUMWIDTH 20
SET CHARWIDTH 40
SET ECHO ON
connect mw_dba;
SET ECHO OFF
alter table cim.t$product cache;
SET ECHO ON
connect internal
SET ECHO OFF
@<path to oracle home directory>/rdbms/admin/dbmspool
call sys.dbms_shared_pool.keep(’zenworks.zenpin’,’P’);
EXIT
ZENworks_installation_directory\zenworks\inv\server\wminv\properties\sql.zipからatlasperf_alterfreelist.sqlを抽出して、SQLPLUSプロンプトで実行します。
Inventory_server_installation_path\zenworks\inv\server\wminv\properties\sql.zipからoracle\common\oracle_perf.sql and oracle\common\oracle_perf2.sqlファイルを実行して、データベースにパフォーマンス向上用のインデックスを追加します。.
Novell ZENworks 7 Companion 2 CD \database\oracle9i\commonディレクトリまたはNovell ZENworks 7 with Support Pack1 Companion 2 CD \database\oracle_x\commonディレクトリからoracle_dbexport_perf.sqlを実行します。
インベントリデータベースのパフォーマンスの改善方法の詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「ワークステーションインベントリ
」の「Performance Tips (パフォーマンスに関するヒント)
」を参照してください。.
(オプション)インベントリデータベースでMS SQLを実行している場合、MS SQL Query Analyzerで、次に示す適切なユーザログインによってInventory_server_installation_path\zenworks\inv\server\wminv\properties\sql.zipから次のスクリプトを実行します。
CIMとしてログインし、mssql_perf_cim.sqlを実行します。
mw_dbaとしてログインし、mssql_perf_mw_dba.sqlを実行します。
zenworksとしてログインし、mssql_perf_zenworks.sqlを実行します。
これにより、インベントリデータベースのパフォーマンスが向上します。
インベントリデータベースのパフォーマンスの改善方法の詳細については、『Novell ZENworks 7 Desktop Management管理ガイド』の「ワークステーションインベントリ
」の「Performance Tips (パフォーマンスに関するヒント)
」を参照してください。.
Inventory Serviceを開始します。