RBS役割の定義

RBS役割では、ユーザが特定の管理アプリケーションで実行が認められているタスクを指定します。RBS役割の定義では、RBS役割オブジェクトを作成し、役割が実行できるタスクを指定します。管理アプリケーション側に、変更可能な定義済みRBS役割オブジェクトがいくつか用意されている場合もあります。

RBS役割が実行できるアプリケーションタスクは、RBSタスクオブジェクトとしてeDirectoryツリーに公開されます。RBSタスクオブジェクトは、管理アプリケーションのインストール時に自動的に追加されます。追加されたRBSタスクオブジェクトは、1つまたは複数のRBSモジュールに編成されます。RBSモジュールは、管理アプリケーションのさまざまな機能モジュールに対応しているコンテナです。

ヒント:  RBSオブジェクトを使用する管理アプリケーションを組織が独自に開発している場合は、その管理アプリケーション向けのRBSオブジェクトを手動で作成できます。詳細については、独自のアプリケーション用RBSオブジェクトの作成を参照してください。


このセクションでは、次の項目について説明します。


RBS役割オブジェクトを作成する

  1. RBS役割オブジェクトを作成するコンテナを右クリックし、[新規作成]>[オブジェクト]の順にクリックします。

  2. [クラス]で、RBS:役割を選択し、[OK]をクリックします。

  3. 新規のRBS役割オブジェクトの名前を入力します。

    eDirectory命名規定に従って正確に名前を入力します(詳細については、『Novell eDirectory管理ガイド』の「命名規定」を参照してください)。

    例: Password Administrator Role

  4. [OK]をクリックします。


RBS役割が実行できるタスクを指定する

  1. RBS役割オブジェクトまたはRBSタスクオブジェクトを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。

    RBSタスクオブジェクトは、RBSモジュールコンテナ内にだけ収められています。

  2. [ロールベースサービス]タブで、必要な関連付けを行います。

    • RBS役割の場合は、[役割の内容]ページを選択し、RBS役割が実行できるタスクのリストを編集します。
    • RBSタスクの場合は、[所属]ページを選択し、そのタスクを実行できる役割のリストを編集します。

  3. [OK]をクリックします。