このセクションでは、サーバを起動する方法、サーバを正しくシャットダウンして停止する方法、およびDOSに戻らずにサーバを再起動する方法について説明します。
サーバを起動するには、起動ディレクトリ(通常はC:\NWSERVER)に移動し、サーバのDOSプロンプトで次のコマンドを入力します。
SERVER
ヒント: SERVER.EXEを実行するコマンドをDOS AUTOEXEC.BATファイルに指定することもできます。この場合、サーバコンピュータに電源が投入されると、サーバが自動的に起動します。
SERVER.EXEを実行すると、Novell(R)ロゴが表示されます。-nl (ロゴなし)コマンドオプションを指定してSERVERをロードすると、Novellロゴ(サーバのスプラッシュ画面)は表示されません。
スプラッシュ画面が表示されているときに、ロードされるモジュールのリストを表示するには、次の手順を使ってサーバコンソール画面を切り替えて、システムコンソール画面を表示します。
<Alt>+<Esc>を押し、システムコンソール画面が表示されるまで<Esc>を繰り返し押します。
モジュールのリストがスクロールされます。カラーモニタを使用している場合は、各モジュール名の表示色が、モジュールのロード方法を表します。
サーバの実行後、システムコンソールプロンプトで次のコマンドを入力すると、ロードされたすべてのモジュールのリストを表示できます。
MODULES
モジュール名は、前の手順で説明したように、属する機能グループを表す色で表示されます。
詳細については、『Utilities Reference』の「SERVER」および「MODULES」を参照してください。
データの整合性を保持するために、サーバコンソールでDOWNコマンドを実行してから、サーバの電源を切ります。DOWNコマンドによって、すべてのキャッシュバッファがディスクに書き込まれ、すべてのファイルが閉じられます。さらに、該当するディレクトリエントリテーブルとファイルアロケーションテーブルが更新され、ネットワークが終了します。
DOSに戻らずに、サーバを停止し、続けてすぐに再起動するには、DOWNコマンドではなくRESTART SERVERコマンドを使用します。
サーバを停止し、ウォームブートを実行するには、RESETコマンドを使用します。RESETコマンドの後にサーバが自動的にロードされるようにするには、サーバコンピュータ上のDOS AUTOEXEC.BATファイルに、SERVER.EXEを実行する行を入力します。
注: リモートコンソールセッション中にサーバを停止または再起動すると、セッションが終了します。
NetWare Remote Managerの[Down/Restart]ページのオプションを使用すると、ワークステーションからもサーバを停止、再起動、またはリセットできます。
サーバを停止する場合は、すべてのユーザに対して、ファイルを閉じてサーバをログアウトするように、前もって通知する必要があります。この操作は、NetWare Remote Managerの[Connections]ページの[Broadcast Message to Everyone]フィールドを使って、またはMONITORの[Connections]オプションと[Compose a Message](<F4>)オプションを使って実行できます。
サーバコンソールからメッセージを送信してサーバをシャットダウンするには、次の操作を実行します。
ログインしているすべてのユーザにMonitorからメッセージを送信します。
システムコンソールプロンプトで、次のいずれかのコマンドを実行します。
多くのモジュールは、保護されているアドレススペースにあるものも含めて、サーバを停止または再起動するときに自動的にアンロードされますが、最初に個別にアンロードしなければならないモジュールもあります。このようなモジュールは、UNLOADコマンドで手動でアンロードできます。または、SYS:SYSTEMディレクトリにSHUTDOWN.NCFという名前のバッチファイルを作成し、その中にアンロードコマンドを指定することもできます。SHUTDOWN.NCFを作成すると、サーバを停止、再起動、またはリセットするときに、このファイルが自動的に実行されます。
詳細については、EDITを使ってテキストとバッチファイルを作成および編集すると、『Utilities Reference』の「UNLOAD」、「DOWN」および「RESTART SERVER」を参照してください。