Dupremoveユーティリティを使用すると、インベントリデータベースから重複したワークステーションオブジェクトを削除できます。
重複したワークステーションオブジェクトとは、インベントリデータベースに複数のエントリを持つワークステーションです。インベントリデータベースにワークステーションオブジェクトの重複があると、データベース領域が無駄に使用されるだけでなく、Inventory ConsoleOneユーティリティ(照会、概要、インベントリレポート、データエクスポート)によるレポートに重複した情報が含まれる結果にもなります。
次の節では、Dupremoveユーティリティの使い方について説明します。
Inventory Serviceを停止します。詳細については、セクション 73.1.5, インベントリサービスの開始と停止を参照してください。
データベースサーバが稼動していることを確認します。
Dupremoveユーティリティを実行します。
sys:\system\dupremove.ncfを編集して、必要なパラメータを設定します。パラメータの設定については、dupremove.ncfを参照してください。パラメータの詳細については、セクション 76.8.2, Dupremoveスイッチについてを参照してください。
ファイルを編集したら、インベントリサーバシステムのコンソールプロンプトからsys:\system and enter dupremoveに移動します。
Inventory_server_installation_directory\zenworks\inv\server\wminv\bin\dupremove.batを編集して必要なパラメータを設定します。パラメータの設定については、dupremove.batを参照してください。パラメータの詳細については、セクション 76.8.2, Dupremoveスイッチについてを参照してください。
ファイルを編集したら、インベントリサーバのコマンドプロンプトからInventory_server_installation_directory\zenworks\inv\server\wminv\bin and enter dupremoveに移動します。
/opt/novell/bin/dupremoveを編集して必要なパラメータを設定します。パラメータの設定については、dupremoveを参照してください。パラメータの詳細については、セクション 76.8.2, Dupremoveスイッチについてを参照してください。
ファイルを編集したら、インベントリサーバのコマンドプロンプトから/opt/novell/bin and enter ./dupremoveに移動します。
重要:dupremove.ncf、dupremove.bat、またはdupremoveファイル内では、パラメータを二重引用符で囲む必要があります。また、二重引用符内に空白を含めてはいけません。例: “-dbtype=1”。
誤ったパラメータを指定したり、二重引用符内に空白を含めた場合、Dupremoveユーティリティは再試行を無限に繰り返します。
NetWareインベントリサーバでこのプロセスを停止するには、最初にサーバプロンプトで「java -show」と入力してDupremoveユーティリティのプロセスIDを取得してから、「java -killDupremove_process_ID」と入力します。
WindowsまたはLinuxインベントリサーバでプロセスを停止するには、<Ctrl>+<C>を押します。
Inventory Serviceを起動します。詳細については、セクション 73.1.5, インベントリサービスの開始と停止を参照してください。
影響を受けるすべてのワークステーションオブジェクトまたはインベントリデータをこのインベントリサーバに送信するすべてのワークステーションオブジェクトのフルスキャンを実行します。
インベントリデータベースが動作しているサーバのIPアドレスを指定します。
インベントリデータベースの種類です。次のいずれかの値を指定できます。
インベントリデータベースを識別するサービスIDです。-sidは、JDBCに接続する必要があります。次のいずれかの値を指定できます。
インベントリデータベースが動作しているポート番号です。次のいずれかの値を指定できます。
次に示すDupremoveの関数は、dupremove.bat、dupremove.ncf、またはdupremoveで一度に1つだけ使用する必要があります。
重要:Dupremove関数の値では大文字と小文字が区別されます。
表 76-5 Dupremove関数の詳しい説明および例
インベントリデータベースにデフォルトユーザ(mw_dba)としてログインしていない場合のみ、ユーザ名を指定します。
“-user”スイッチで指定されたユーザのパスワードを指定します。