eDirectoryツリーのスキーマをZENworks 7の属性に合わせて拡張した後(セクション 30.4, eDirectoryスキーマの拡張を参照)、ZENworks for Desktops 4.x Middle Tier ServerをZENworks 7にアップグレードできます。そのためには、次の節で説明されている作業を完了します。
メモ:この節の情報は、ZENworks 7 Desktop Management with Support Pack 1にも当てはまります。
Desktops 4.x Middle Tier Serverをアップグレードするには、ZENworks 7 Middle Tier Serverインストールプログラムを使用して、ZENworks 7のファイルを既存のMiddle Tier Serverファイルに上書きインストールします。
インストール要件を満たすワークステーションで(セクション 3.0, インストールを実行するワークステーションの前提条件を参照) Novell ZENworks 7 Desktop Management CD (またはNovell ZENworks 7 with Support Pack 1 Companion 2 CD)をCDドライブに挿入して、ZENworks 7 (またはSP1)インストールプログラムを自動実行します。
インストールプログラムが自動的に実行されない場合は、CDのルートからwinsetup.exeを起動します。
を選択し、 を選択して[ZENworks 7 Desktop Management]ページを表示します。
を選択し、ZENworks Middle Tier Serverのインストールプログラムを起動します。
画面の指示に従って、インストールを完了します。
サーバがすでに設定されていることを指定します。
インストールの手順の詳細については、セクション 10.0, ZENworks Middle Tier Serverのインストールを参照してください。
この節の説明は、ユーザがWebサーバ上のmyapps.htmlページにアクセスして、Novell Application Launcherプラグインをダウンロードするように設定する場合にのみ該当します。
Middle Tier Serverのアップグレード時に、myapps.html.templateファイルがweb_server_root\nwdocsディレクトリ(NetWareの場合)またはinetpub\wwwrootディレクトリ(Windowsの場合)にコピーされます。ユーザがmyapps.htmlページにアクセスしたときに、ZENworks 7 Novell Application Launcherプラグインがワークステーションに配布されるようにするには、myapps.html.templateファイルを変更し、名前をmyapps.htmlに変更する必要があります。手順は次のとおりです。手順は次のとおりです。
ZENworks for Desktops 4.xのmyapps.htmlファイルのバックアップコピーを作成します。
NetWareサーバでは、myapps.html fileファイルはweb_server_root\nwdocs\nwdocsディレクトリにあります。Windowsサーバでは、inetpub\wwwrootディレクトリにあります。
(条件付き) ZENworks for Desktops 4.xのmyapps.htmlファイルをカスタマイズしていた場合は、ZENworks 7のmyapps.html.templateファイルも同じようにカスタマイズします。
ZENworks 7では、ShowAppFrameNavigation、ShowIEToolBarButton、およびNT4PluginVersionの3つの新しいパラメータが追加されました。次に各パラメータについて説明します。
SingleTree: このパラメータを使用すると、アプリケーション情報を読み込む対象となる単一のNovell eDirectoryツリーを指定できます。このパラメータを使用する場合、Application Launcherではユーザが認証する他のツリーが無視されます。
このパラメータは、インストール時のみ適用されます。インストール後にこのパラメータを変更しても、影響はありません。
PortalView: このパラメータを使用して、Application Browserビューのバナー部分を削除することによってポータルのサポートを改善できます。valueの設定値は[true]または[false]です。[true]に設定すると、バナー部分は削除されます。
BannerURL: このパラメータは、PortalViewパラメータが[false]に設定されている場合のみ適用されます。
このパラメータを使用して別のバナーを指定することができます。たとえば、Novellロゴの代わりに自分の会社のロゴを含むバナーを使用できます。valueの設定値は、HTMLページまたはグラフィックファイル(.gif、.jpgなど)へのURLにする必要があります。HTMLページを指定した場合、ページはBannerHeightパラメータで指定された高さに切り取られます。グラフィックファイルを指定した場合、バナー部分はグラフィックファイル全体が収まるようにスクロールします。バナー部分をスクロール可能にしたくない場合は、グラフィックの高さがBannerHeightパラメータで指定された高さを超えないようにする必要があります。
BannerHeight: このパラメータは、PortalViewパラメータが[false]に設定され、デフォルトのNovellバナーがBannerViewパラメータによって無効になっている場合のみ適用されます。
このパラメータを使用してバナー部分の高さを決定します。valueの設定値は5から200にする必要があります。5未満の値は5に切り上げられます。200を超える値は200に切り下げられます。
ShowTree: このパラメータは、Application Browserビューが左のペイン(フォルダビューとも呼ばれます)を含むかどうかを決定します。valueの設定値は[true]または[false]です。[true]の場合はフォルダビューが表示され、[false]の場合は削除されます。
ShowTasks: このパラメータは、フォルダビュー(左のペイン)が、[オンライン作業]、[オフライン作業]、[Middle Tierログイン]、[Middle Tierログアウト]、[アプリケーションを更新する]、および[ヘルプ]オプションを含むかどうかを決定します。valueの設定値は[true]または[false]です。[true]の場合はオプションが表示され、[false]の場合は削除されます。
AppDisplayType: このパラメータは、アプリケーションがApplication Browserビューの右のペインにどのように表示されるかを決定します。valueの設定値は[0]または[1]です。デフォルト値の[0]では、アプリケーションアイコンは、Windowsエクスプローラの[大きいアイコン]の表示と同じように、大きなアイコンとして表示されます。設定値[1]では、アプリケーションは、Windowsエクスプローラの[一覧]の表示と同じように、表形式で一覧表示されます。
ShowAppFrameNavigation: このパラメータは、Application Browserビューの右のペインにナビゲーションが含まれるかどうかを決定します。valueの設定値は[true]または[false]です。[true]に設定すると、右のペインにナビゲーションが含まれます。ナビゲーションのタイプは、AppDisplayTypeパラメータの設定によって異なります。
このパラメータの値を[false]に設定すると、Application Browserビューで[All]フォルダが開きます。つまり、すべてのアプリケーションアイコンが右のペインに表示されます。ConsoleOneのユーザの[Application Launcherの環境設定]で[All]フォルダが無効になっている場合、このパラメータは無視されます(つまり、デフォルト値の[true]が使用されます)。
ShowIEToolbarButton: このパラメータは、Internet Explorerのツールバーに[Application Browser]ボタンを追加するかどうかを決定します。[Application Browser]ボタンは、ローカルバージョンのmyapps.htmlファイルを起動します。valueの設定値は[true]または[false]です。デフォルトの設定は[true]で、ツールバーに[Application Browser]ボタンが追加されます。[false]に設定すると、ツールバーから[Application Browser]ボタンが削除されます。この設定を変更する場合、ユーザは必ずInternet Explorerを終了して、変更を有効にするために再度開く必要があります。
MiddleTierAddress: このパラメータは、eDirectoryへのアクセスとしてZENworks Middle Tier Serverを設定した場合にのみ適用されます。
MiddleTierAddressパラメータを使用して、ユーザが認証を受けるMiddle Tier ServerのIPアドレスを指定することができます。Middle Tier ServerアドレスがWindowsレジストリに含まれていない場合にのみ使用されます。ユーザがZENworksデスクトップ管理エージェントインストールプログラムの実行時にアドレスを入力した場合、レジストリにはこのアドレスが含まれています。
Nt4PluginVersion: このパラメータはZENworks for Desktops 4.0.1からアップグレードする場合にのみ適用されます。
ZENworks 7 Novell Application Launcherプラグインは、Windows NT 4ワークステーションではサポートされていません(Windows NT 4のサポートの詳細については、セクション 35.3, Windows NT 4ワークステーションとの相互運用性を参照)。ただし、このようなワークステーションでZENworks for Desktops 4.0.1 Novell Application Launcherプラグインを使用し続けることができます。このパラメータは、Windows NTワークステーションで実行される最低限のバージョンのZENworks for Desktops 4.0.1 Novell Application Launcherプラグインを指定します。.
たとえば、デフォルトのパラメータの設定(4,0,1,0)では、オリジナルのZENworks for Desktops 4.0.1 Novell Application Launcherプラグインがワークステーションにインストールされていることだけが要求されます。バージョン番号が4,0,1,0よりも大きい(4,0,1,1や4,0,1,2など)更新されたZENworks for Desktops 4.0.1 Novell Application Launcherプラグイン(zfd40.cab)をMiddle Tier Serverに配置した場合、4.0.1.0 Novell Application Launcherプラグインがインストールされているワークステーションがアップグレードされるのは、このパラメータを新しいバージョンに変更した場合だけです。つまり、新しいバージョンのNovell Application LauncherプラグインをMiddle Tier Serverに配置しても、アップグレードは自動的には行われません。ワークステーションをアップグレードする場合は、このパラメータのバージョン番号を増分して、アップグレードを強制的に実行する必要があります。
myapps.htmlページにアクセスしてセットアップをテストします。
Windows 98/2000/XPのユーザがmyapps.htmlページにアクセスすると、新しいZENworks 7 Novell Application Launcherプラグイン(zfdplugin.cab)がユーザのワークステーションにインストールされます。Windows NTユーザがmyapps.htmlページにアクセスした場合は、ZENworks for Desktops 4.0.1 Novell Application Launcherプラグイン(zfd40.cab)が使用されます。