重要事項
このページでは、Novell® exteNd™ Application Serverの新しい機能の概要を説明し、ヘルプでの詳細な説明へのリンクを紹介します。
ソフトウェアとハードウェアの要件およびサポートされているデータベースに関する最新情報を参照するには、リリースノートを参照してください。
機能 | 説明 |
インストール |
Novell exteNd Application Serverのインストールプロセスは、次のように変更されています。
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データベースのサポート |
このバージョンでは、Novell exteNd Application Serverがサポートするデータベースに関して変更点がいくつかあります。 主な変更点は、次のとおりです。
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SilverJ2EEClientインストール | SilverJ2EEClientのインストーラは、製品CDに含まれなくなりました。 インストーラを入手して、エンドユーザがアクセスできるようにアプリケーションサーバにセットアップするには、次の手順を実行する必要があります。
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WSIの入手方法 |
WSI (Webサーバ統合)モジュールは、製品CDに含まれなくなりました。 WSIモジュールを入手するには、developer.novell.com/ndk/wsi.htmからダウンロードする必要があります。
NetWareのインストールでは、アプリケーションサーバのインストール時に、Apache WSIが自動的にインストールされます。
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起動オプション |
アプリケーションサーバは、起動時にデータベース整合性チェックを自動的に実行しなくなりました。 このため、-nodbcheck起動オプションはサポートされなくなっています。 起動時にアプリケーションサーバで強制的にデータベース整合性チェックを実行するには、新しい起動オプションの-dbcheckを使用してください。
また、次のアプリケーションサーバ起動オプションもサポートされなくなっています。
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SilverCmd |
新しいSilverCmdコマンドのDeleteURLを使用すると、サーバ上の指定URLにあるディレクトリを削除できます。 このコマンドは、クリアしないと展開の妨げになる既存のリソースをクリアする必要がある場合に役立ちます。
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SMC |
このバージョンでの機能面に関する変更内容に対応するために、SMC (サーバ管理コンソール)のユーザインタフェースが更新されました。
SMCを使用して、SSL 3.0およびTLS 1.0の有効と無効を切り替えることができます。詳細については、『管理者用ガイド』のセキュリティの設定に関する章を参照してください。 |
ポートレットのパフォーマンス |
SMCを使用して、ポートレットランタイムが並行してポートレットを作成するために使用できるサーブレットのバックグラウンドスレッドプールサイズを指定できます。 ポートレットを並行して作成することにより、exteNd Directorアプリケーションのパフォーマンスが向上します。
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ライセンス | このバージョンでは、アプリケーションサーバのユーザライセンスをインストールおよび管理する必要がありません。 Novellとの契約条件に従えば、必要に応じてアプリケーションサーバをインストールできます。 |
FIPSへの準拠 |
アプリケーションサーバを「FIPS準拠モード」で実行できるようになりました(FIPSとは、Federal Information Processing Standardsの略です)。
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メッセージングプラットフォーム |
jBroker™ ORB、JMSサーバ、およびJTSサーバが、Novell exteNdメッセージングプラットフォームという名称になりました。
JMSサーバは、ポート3506ではなく「ポート53506」を使用するようになりました。 JTSトランザクションログのデフォルトの場所が、Novell exteNdのAppServer\txlogディレクトリに変更になりました。
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その他の変更点 |
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機能 | 説明 |
Novellの再ブランド設定 |
バージョン5.0の時点で、この製品ブランドはNovell exteNd Application Serverです。以前のバージョンではSilverStream® eXtend Application Serverでした。
以前のバージョンのいずれかからアップグレードする場合、既存のJ2EEアプリケーションとの下位互換性が確保されるように、慎重に再ブランドに関連する変更が行われています。変更およびその影響の詳細については、リリースノートを参照してください。 |
NetWareサポート |
さまざまなWindows、UNIX、およびLinuxプラットフォームの他にNovell NetWare 6.5でもNovell exteNd Application Serverを使用できるようになりました。
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MySQLサポート |
Novell exteNd Application Serverで、他のさまざまな一般的なデータベースブランドに加えてMySQLデータベースも使用できるようになりました。MySQLデータベースは、サーバのSilverMaster、J2EE展開の対象として、またはJ2EEアプリケーションのデータソースとして使用できます。
Novell exteNd Application Serverでは、MySQLは次のプラットフォームでサポートされています。
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Cloudscapeサポート |
Windowsで、Novell exteNd Application Server Developer Editionに含まれるIBM Cloudscape DBMSのバージョンが、バージョン4.014にアップグレードされました。
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JRE 1.4.1サポート |
Java 2 JRE (Java Runtime Environment)のバージョン1.4.1でNovell exteNd Application Serverを使用できるようになりました。
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移行に関するサポート |
Novellでは、既存のアプリケーションをサポートされている最新の標準に移行するためのリソースを提供しています。
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SilverJ2EEClientインストール |
SilverJ2EEClient (Novell exteNd Application Serverに対するJ2EEアプリケーションクライアントコンテナ)に専用のインストーラが追加されました。
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SilverJ2EEClient起動オプション |
次の起動オプションがSilverJ2EEClient用に追加され、「クライアント証明書」およびORBがサポートされるようになりました。
-as_clientcertprompt -as_pkcs12file=file -as_pkcs12password=password -as_x509file=file1 -as_pkcs8file=file2 -as_pkcs8password=password -as_use_ssl
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EJBコンテナの削除 |
以前のEJB 1.1専用のコンテナは古くなったため、Novell exteNd Application Serverから削除されています。その結果、EJB 1.1および2.0を含むすべてのEJB展開に対し、EJB 2.0コンテナが使用されます。
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展開計画 | バージョン5.0の時点で、Novell exteNd Application Serverでは、アーカイブ(EAR、WAR、EJBなど)に対するJ2EE 1.2の展開計画はサポートされなくなっています。J2EE 1.2のアーカイブを展開する場合(J2EE 1.2展開記述子が使用されます)でも、J2EE 1.3展開計画を使用する必要があります。Novell exteNd Directorには、1.2から1.3に展開計画をアップグレードする機能が含まれています(exteNd Directorヘルプの「ユーティリティツール」にある「J2EEバージョンの処理方法」を参照してください)。
バージョン5.0のアプリケーションサーバに対するEJBおよびEARの展開計画では、EJBのパフォーマンスを調整する一部のオプション要素が拡張されました。これには、次のものが含まれます。 readOnly readOnlyTimeOut cacheSize exclusiveAccess serializableField serializableFieldMap publicFieldName EAR展開計画の変更として、オプションのdeployedObject要素が追加されました(サーバに展開されているEARのデフォルト名を上書きできます)。
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SilverCmd |
SilverCmdコマンドAddCP (接続プールの追加)に、新しいオプション-zオプションが追加されました。このオプションを、トランザクションリソースを適切に登録解除および再登録できるXAドライバまたはリソースアダプタとともに使用すると、接続処理の効率が向上します。
DeployEARコマンドに関する変更は次のとおりです。
指定されたサーバでLDAPセキュリティプロバイダを追加または削除するために、新しいコマンドLdapProviderが追加されました。このコマンドを使用してプロバイダを追加する場合、すべての設定情報を含むXML入力ファイルが必要です。
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SMC |
製品の再ブランド設定および機能面でのその他の小さな変更を反映するために、SMC (サーバ管理コンソール)のユーザインタフェースが更新されました。
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ライセンスのインストール |
ライセンスのインストーラをローカルにインストールし、アプリケーションサーバのコンピュータから直接実行できるようになりました(その結果、毎回インストールCDを使用する必要がなくなりました)。
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ダイナミックな接続の割り当て |
負荷のピーク時にサーバがダイナミックにクライアント接続を割り当てることができるプロパティ(DYNMAXCLIENTCONNS)を設定できるようになりました。
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接続プール |
Novell exteNd Application Serverがステートレスなコンポーネント(サーブレットおよびステートレスセッションBean)に対して接続を再利用する方法を制御できるようになりました。httpd.propsファイルで次の新しいプロパティを使用します。
http-server.com.sssw.srv.invctx.releaseRes
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ポートタイプ |
このバージョンのNovell exteNd Application Serverでは、サーバの動作を処理するために、「管理」および「ランタイム」という2つの別個のポートタイプを設定できます。以前のバージョンでサポートされていた設計ポートタイプは、管理ポートタイプに統合されました。
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暗号 |
Novell exteNd Application Serverで、安全な接続(HTTPS)に対して追加の暗号がサポートされるようになりました。AES (Advanced Encryption Standard)暗号の一部を含む複数のTLS (Transport Layer Security)暗号が追加されました。これには、次のものが含まれます。
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA 0x0035 TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA 0x0039 TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC_SHA 0x0038 TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA 0x002F TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA 0x0033 TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC_SHA 0x0032 TLS_DHE_DSS_WITH_RC4_128_SHA 0x0066 TLS_RSA_EXPORT1024_WITH_DES_CBC_SHA 0x0062 TLS_RSA_EXPORT1024_WITH_RC4_56_SHA 0x0064 TLS_DHE_DSS_EXPORT1024_WITH_DES_CBC_SHA 0x0063 TLS_DHE_DSS_EXPORT1024_WITH_RC4_56_SHA 0x0065 SSL_RSA_EXPORT_WITH_RC2_CBC_40_MD5 0x0006 TLS_DH_anon_WITH_AES_256_CBC_SHA 0x003A TLS_DH_anon_WITH_AES_128_CBC_SHA 0x0034
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Apacheサポート |
Novell exteNd Application Serverで、Apache HTTP Server (バージョン2.0以降)用のWSI (Webサーバ統合)がサポートされるようになりました。これにより、既存のApacheサーバフレームワークにNovell exteNd Application Serverを統合できます。
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サーバ管理API |
サーバ管理APIのリファレンスドキュメント(javadocを含む)は、Novell exteNd Application Serverヘルプに含まれなくなりました。ただし、請求いただくことにより、Novellから入手できます。
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CORBA ORB | Novell exteNd Application Serverに、jBroker ORBのバージョン4.1が追加されました。このバージョンの時点で、jBrokerはjBroker ORBの一部となっています。 |
JMSの実装 | Novell exteNd Application Serverに、Java Message ServiceをサポートするためのjBroker MQバージョン2.1が追加されました。 |
UDDIサポート | 「UDDIサービス」を使用して、UDDI (Universal Description, Discovery, and Integration)の諸機能をアプリケーションサーバに追加できるようになりました。 この機能はNovell Nsure UDDI Serverの簡略版で、独自の簡略版LDAPサーバが付属しています。運用(Novell Nsure UDDI Serverに発行できる段階)の前に、Novell exteNd DirectorまたはNovell exteNd Composerを使用してコンポーネントを発行および検索できるUDDI 2.0テストレジストリを用意することにより、Webサービスの開発をサポートしています。
UDDIサービスは、アプリケーションサーバに展開するJ2EE Webアプリケーションとして実装されます。UDDIサービスの展開に必要なものは、展開手順およびその他のUDDIサービスドキュメントとともに、すべてアプリケーションサーバのUDDIサブディレクトリにあります。UDDIサブディレクトリとそのファイルは、Novell exteNd Application Serverのインストール時にファイルシステムにコピーされます。 |
ローカリゼーション |
このバージョンのNovell exteNd Application Serverでは、次の言語に対する「ランタイム言語サポート」が用意されています。
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パフォーマンス | Novell exteNd Application Serverのこのバージョンでは、さまざまな面でパフォーマンスが向上しています。 |
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