次のいずれかの方法で、ZENworks のインストールプログラムを起動します。
グラフィカルユーザインタフェース(GUI)インストール
インストールサーバでNovell ZENworks 10 Asset Management SP2インストールDVDを挿入します。
Windowsの場合は、言語を選択するインストールページが表示されます。DVDの挿入後に自動的に表示されない場合は、DVDのルートからsetup.exeを実行します。
Linuxの場合は、DVDをマウントしてから、sh /media/cdrom/setup.shを実行します。shコマンドを使用して、権限の問題を解決できます。
外部OEM Sybaseデータベースをインストールした場合(セクション 2.3.4, 外部ZENworksデータベースのインストールを参照)、このプライマリサーバのインストール中にデータベースが適切に更新されるようにするために、次のパラメータを適用して手動で実行可能ファイルを実行する必要があります。
DVD_drive\setup.exe -o
次のステップ 2に進みます。
コマンドラインインストール(Linuxのみ)
インストールサーバでNovell ZENworks 10 Asset Management SP2インストールDVDを挿入します。
DVDをマウントします。
コマンドラインインストールを開始するために、次の操作を実行します。
すべてのユーザ(「その他」を含む)が読み込みアクセスと実行アクセスを持っているディレクトリにDVDをマウントするか、DVDのファイルをコピーします。
このディレクトリには、/rootまたはその下層のディレクトリは使用できません。
DVDのファイルをコピーした場合は、すべてのユーザ(「その他」を含む)がコピー先ディレクトリに対して引き続き読み込みアクセスと実行アクセスを持っていることを確認してください。
次のコマンドを実行します。
sh /mount_location/setup.sh -e
インストール引数の詳細については、セクション A.0, インストール実行可能引数を参照してください。
次のステップ 2に進みます。
サイレントインストール
レスポンスファイルを使用してインストールするには、セクション 2.5, 無干渉インストールの実行を参照してください。
インストール中にインストールに必要なデータの詳細を表 2-5, インストール情報内の情報で参照してください。
GUIインストールを使用している場合は、[
]ボタンをクリックして同様の情報を参照することができます。コマンドラインの場合は、「back」と入力して< Enter>を押すと、前のインストールオプションに戻って変更することができます。
Windowsデバイスで次のいずれかを実行します:
自動的に再起動するよう選択した場合(インストール時に[再起動(再起動しない)を参照してください)、起動プロセスが完了してサービスが起動したら、ステップ 4に進みます。
]オプションを選択した場合。手動で再起動するよう選択した場合(インストール時に[再起動(再起動しない)を参照してください)、インストールが完了してサービスが起動するまで待ってから、ステップ 4で確認する必要があります。
]オプションを選択した場合。メモ:WindowsでもLinuxでも、インストール処理が完了した部分のデータベースは更新され、PRUはダウンロードされてインストールされます。処理中はいずれもCPUの使用率が高くなります。このため、サービスの開始が遅くなり、ZENworksコントロールセンターを開くのにも時間がかかります。
インストールが完了してサーバが再起動したら、次の操作を行って、ZENworks 10 Asset Management SP2が実行されていることを確認します。
ZCCを実行する
ZCCが自動的に開始されていない場合は、Webブラウザを使用して次のURLからZCCを開きます。
https:// DNS_name_or_IP_address_of_Primary_Server/zenworks
これはZENworksをインストールしたばかりのサーバか、または正規のワークステーションから実行できます。
ZCCが開かず、DNSを使用している場合、DNSが正しく設定されていることを確認します。サーバでZCCを開くためには、DNSが正しく動作する必要があります。DNSが正しく動作するよう再設定した後、デスクトップアイコンからZCCにアクセスできるはずです。
Oracle 10gデータベースの場合、ユーザソースのログイン名も含め、管理者名の大文字と小文字が区別されます。インストール中に自動作成されたデフォルトのZENworks管理者アカウントでは最初の文字に大文字を使用しているため、ZENworksコントロールセンターにログインするときにはAdministratorと入力する必要があります。
GUIを使用してWindowsサービスをチェックする
サーバで、[
]をクリックし、[ ]、[ ]の順に選択して[ ]および[ ]サービスの状態を確認します。実行されていない場合は、ZENworksサービスを開始します。[
]サービスを右クリックして[ ]を選択し、[ ]サービスを右クリックして[ ]をクリックします。[
]オプションは、すでに実行されているすべての関連するサービスを停止し、 を含め、正しい順番で開始します。設定コマンドを使用してLinuxサービスをチェックする
サーバで次のコマンドを実行します。
/opt/novell/zenworks/bin/novell-zenworks-configure ‑c SystemStatus
これによりすべてのZENworksサービスおよびその状態が一覧表示されます。
サービスを実行するには、次のコマンドを実行してください。
/opt/novell/zenworks/bin/novell-zenworks-configure ‑c Start
特定のサービスのコマンドを使用してLinuxサービスをチェックする
サーバで次のコマンドを実行します。
/etc/init.d/novell-zenserver status
/etc/init.d/novell-zenloader status
サービスが実行されていない場合は、次のコマンドを実行してZENworksサービスを開始します。
/etc/init.d/novell-zenserver start
/etc/init.d/novell-zenloader start
(オプション) このサーバでのZENworksの実行方法に対して特定の設定パラメータを設定する場合は、『ZENworks 10 Managementシステム管理リファレンス』の「Config.xmlファイルを使用したZENworksコントロールセンターの設定変更」を参照してください。
次のいずれか該当するものを実行してステップ 7に進みます。
使用したばかりの方法と同じインストール方法を使用して管理ゾーン用の別のプライマリサーバを作成するには、ステップ 1に戻ります。
他のサーバ上で無干渉のインストールを実行するためにレスポンスファイルを作成した場合は、セクション 2.5.2, インストールの実行に進みます。
セクション 2.6, インストール後のタスクに進んでください。
必要な情報がインストールフローの順番で一覧にされています。
表 2-5 インストール情報
インストール情報 |
説明 |
---|---|
インストールパス(Windowsのみ) |
デフォルトは「%ProgramFiles%」です。このパスはサーバ上で現在利用可能な任意のパスに変更することができます。インストールプログラムはZENworksソフトウェアファイルのインストール用のNovell\ZENworksディレクトリを作成します。 Linuxの場合は、いくつかの固定インストールパスが使用されます。 /opt/novell/zenworks/ /etc/opt/novell/zenworks /var/opt/novell/zenworks /var/opt/novell/log/zenworks/ Linuxサーバ上のディスク容量に関しては、/var/optディレクトリにデータベースおよびコンテンツリポジトリが常駐しています。十分な大きさのパーティションに配置されていることを確認してください。 |
レスポンスファイルパス(オプション) |
インストール実行可能ファイルを-sパラメータを指定して介した場合は、ファイルのパスを指定する必要があります。デフォルトパスはC:\Documents and Settings\Administrator\で、現在のサーバ上で利用可能な任意のパスに変更することができます。 レスポンスファイルを作成するためにプログラムを実行するときにはプライマリサーバソフトウェアはインストールされません。レスポンスファイルの識別と作成に必要なインストールページを表示するだけです。 |
前提条件 |
必要な前提条件がインストールされていない場合は、インストールを続行できません。満たされていない要件は、GUIに表示されるか、またはコマンドラインに一覧表示されます。詳細については、セクション 1.1, プライマリサーバ要件を参照してください。 .NET前提条件が満たされていない場合は、説明内の[ ]リンクをクリックしてZENworksにバンドルされているランタイムバージョンをインストールすることができます。.NETがインストールされた後に、ZENworksのインストールが中断されていた箇所から続行されます。 |
[管理ゾーン] |
新しいゾーン: ゾーン内の最初のサーバにインストールしている場合は、ZCCにログインするときに使用する管理ゾーン用の名前とゾーンのパスワードを知っている必要があります。 ゾーン名は20文字までの制限があり固有の名前でなければなりません。ゾーン名に使用できる特殊文字は、- (――) _ (アンダースコア) . (ピリオド)のみです。~ ` ! @#% ^ &*+= ( ) { } [ ] | \ : ; " ' < > , ? / $ ゾーン管理者パスワードは6文字以上にする必要があり、最大255文字に制限されています。パスワードには$文字は1回だけ使用できます。 デフォルトでは、ログイン名は「administrator」です。インストールの完了後、ZCCを使用して、管理ゾーンへのログインに使用する他の管理者名を追加することができます。 2番目(または後続)のプライマリサーバのインストール中に、サーバはデフォルトで最初のプライマリサーバが使用したポートを使用します。ポートが2番目のプライマリサーバで使用中の場合、別のポートを指定するように求められます。指定したポートは、ZCCにアクセスするためのURLで使用する必要があるため、記録しておいてください。 既存のゾーン: 既存の管理ゾーンにインストールする場合は、次の情報を知っている必要があります。
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データベースオプション |
ZENworks 10 Asset Managementでは、データベースを設定する必要があります。データベースオプションは最初のサーバがゾーンにインストールされたときにのみ表示されます。ただし、データベースのインストールまたは修復をするために特にインストールプログラムを実行することもできます(セクション 2.3.4, 外部ZENworksデータベースのインストールを参照)。 次のデータベースオプションがあります。
重要:外部データベースの場合は、データベースをホストしているサーバは管理ゾーン内のそれぞれのプライマリサーバと時間同期している必要があります。 |
データベース情報 |
外部データベースオプション([ ]、[ ]、および[Oracle])の場合は、次に示す情報を知っておく必要があります。デフォルトでいくつかの情報が提供されていますが、必要に応じて変更できます。
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データベースアクセス |
外部データベースオプション([ ]、および[ ])の場合は、次に示す情報を知っておく必要があります。デフォルトでいくつかの情報が提供されていますが、必要に応じて変更できます。
|
SSL設定(管理ゾーンにインストールされている最初のサーバ用にのみ表示) |
SSL通信を有効にするため、SSL証明書をZENworksサーバに追加する必要があります。内部または外部のどちらの認証局(CA)を使用するかを選択します。 管理ゾーンへのプライマリサーバの後続のインストールでは、最初のサーバのインストールによって確立されたCAが使用されます。 重要:ZENworks 10 Asset Managementをインストールした後で、CAタイプを変更することはできません。 [ ]ボタンはこのページに最初にアクセスしたときに表示されるパスを復元します。 |
署名SSL証明書と秘密鍵 |
信頼済みCA署名証明書および秘密鍵を入力するには、[ ]をクリックして証明書および鍵ファイルをブラウズして選択するか、またはこのサーバ用に使用される署名証明書([ ])、および署名証明書に関連付けられている秘密鍵([ ])へのパスを指定します。ゾーンへのプライマリサーバの後続のインストールでは、最初のサーバのインストールによってゾーン用に確立されたCAが使用されます。 LinuxサーバまたはWindowsサーバへのインストール時に選択すべき外部証明書を作成する方法の詳細については、セクション 2.3.3, 外部認証局の作成を参照してください。 サイレントインストールを使用してサーバへインストールするための外部証明書を作成する方法の詳細については、セクション 2.5.1, レスポンスファイルの作成を参照してください。 |
ルート証明書(オプション) |
信頼済みCAルート証明書を入するには、[ ]をクリックして証明書をブラウズして選択するか、またはCAの公的X.509証明書([ ])へのパスを指定します。 |
ライセンスキー(ZENworks Configuration Management、ZENworks Asset Management、ZENworks Asset Inventory用) |
デフォルトで、ページにリストされたすべてのZENworks 10製品の[ ]チェックボックスが選択されています。次の製品が付属しています。
デフォルト設定を維持する場合は、すべての製品が60日のトライアルライセンス付きでインストールされます。 さらに、次のいずれを行うこともできます。
|
ZENworks Patch Managementのライセンスキー |
ZENworks 10 Patch Management SP2は自動的にインストールされます。ただし、次の条件を満たすときのみ、製品のパッチのダウンロードがアクティブ化されます。
サブスクリプションサービスは、後からZENworksコントロールセンターでアクティブ化することもできます。詳細については、『ZENworks製品のライセンス登録』の「ZENworks 10 Managementシステム管理リファレンス」を参照してください。 ライセンスキーの指定では、追加で会社名と電子メールアドレスも指定する必要があります。 ZENworks 10 Patch Management SP2をインストールしない場合は、[ ]チェックボックスの選択を手動で解除し、その製品のライセンスキーは指定しないでください。製品は自動的にインストールされますが、非アクティブ化されます。 |
インストール前の概要 |
GUIインストール: この時点までに入力された情報を変更するには、[ ]をクリックします。[ ]をクリックした後に、ファイルのインストールが開始されます。インストール中に、[ ]をクリックするとインストールを停止できます。その時点までにインストールされたファイルがサーバに残ります。コマンドラインインストール: この時点までに入力した情報を変更する場合は、必要に応じて何度でも「back」と入力して<Enter>を押します。コマンドを再び前に進めるときには、<Enter>を押して前に行った決定を確定します。 |
インストールが完了しました(ロールバックオプション) |
インストールエラーが発生した場合は、このページはこの時点で表示されます。それ以外の場合は、[インストール後のアクション]ページの後に表示されます。 インストール回復: GUIおよびコマンドラインインストールの両方で、重大なインストールエラーが発生した場合は、インストールをロールバックしてサーバを直前の状態に戻すことができます。このオプションは、別のインストールページで提供されています。それ以外の場合は、次の2つのオプションがあります。
重大なインストールエラーが発生した場合は、[ ]を選択してサーバを直前の状態に戻すことができます。インストールプログラムの終了時に、サーバは再起動されません。ただし、インストールを完了するには、サーバを再起動する必要があります。インストールを続行するか、それともロールバックするかを決定するには、エラーが一覧にされたログファイルを確認して、自分が行う操作にとってインストールエラーが重大かどうかを判別します。続行を選択した場合は、サーバを再起動してインストールプロセスを完了した後にログに記載されている問題を解決します。 GUIインストールでログファイルにアクセスするには、[ ]をクリックします。コマンドラインインストールでは、ログファイルへのパスが表示されます。 |
インストール後の操作 |
ソフトウェアのインストールが正常に完了した後に実行するアクションを選択するためのオプションが用意されています。
次の利用可能なアクションから選択します。
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ZENworksシステムステータスユーティリティ |
インストールプログラムを閉じる前に、ZENworksサービスのハートビートチェックを実行できます。結果はインストールログでポストされます。 |
再起動(再起動しない) |
正常なインストール時に、すぐに再起動するか後から再起動するかを選択できます。
データベースへの入力プロセスが原因で、再起動中、またはインストールプログラムが閉じた直後(再起動しないよう選択した場合)は、CPU使用率が高くなる可能性があります。このデータベースアップデートプロセスのため、サービスの起動やZENworksコントロールセンターへのアクセスが遅くなることがあります。 通常、再起動直後に行われるPatch Managementのダウンロード中もCPU利用率が高くなる場合があります。 |
インストールの完了 |
ZENworks 10 Asset Managementのファイルがすべてインストールされると(選択した場合)、直前に選択したアクションが実行されます。具体的には、次のようなメカニズムがあります。
重要:コマンドラインを使用してLinuxサーバにインストールした場合や、現在のセッションでzmanコマンドを実行する予定の場合は、新しくインストールされた/opt/novell/zenworks/binディレクトリをセッションのパスに含める必要があります。PATH変数をリセットするには、いったんセッションからログアウトしてからログインし直します。 |