第1章
この章では、Novell exteNd Director 開発環境のユーティリティツールおよびその他の基本機能について説明します。 ここでは、より高いレベルのexteNd Directorツールを使用したアプリケーション開発作業を支援するために提供されているサポート機能について学習します。トピックは次のとおりです。
基本的なプロジェクトレベルの操作(一般的なプロジェクトの作成、プロジェクトへのファイルの追加、プロジェクトの作成、およびアーカイブの作成など)の詳細については、を参照してください。
最も低いレベルでは、exteNd Director 開発環境は、次のユーティリティツールおよび機能を含むファイルシステムベースのツールセットです。
グラフィカルなエディタとテキストベースのエディタ - Javaファイル、JSPファイル、XMLファイル、XSLファイル、CSSファイル、WSDLファイル、HTMLファイル、プレーンテキストファイル、および展開記述子で作業する場合に使用します。
ウィザード - 必要に応じて新しいファイルを作成する場合に便利で、複雑な技術(J2EEなど)の設定を手順を追って進めることができます。
プロジェクトツール - プロジェクトの作成、J2EEアーカイブの生成や検証、およびサポートされているJ2EEサーバへのアーカイブの展開を行います。
exteNd Director 開発環境は、サイズの変更が可能な次の3種類のペインで構成されます。
ワンタッチスプリッタを使用して、シングルクリックでペインを縮小または展開できます。
ナビゲーションペインでは、プロジェクトやレジストリのさまざまな面にアクセスできます。 次に、表示されるタブを示します。
[構造]タブは、Javaソースファイルが開いている場合にのみ表示されます。 [プロジェクト]または[ディレクトリ]タブが選択されている場合、ナビゲーションペインは、ディレクトリを表示する上部ペイン、および選択したディレクトリ内にあるファイルのリストを表示する下部ペインの2つのサブペインで構成されます。
ナビゲーションペインの使用方法
操作内容 |
使用する方法 |
詳細 |
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ファイルを開く |
ダブルクリック |
上部のサブペインでディレクトリを選択すると、下部のサブペインの[ディレクトリ]および[プロジェクト]タブにファイルのリストが表示されます。 |
ナビゲーションペインでプロジェクト、ファイル、およびディレクトリを操作する |
右クリック |
たとえば、選択した内容に応じて、ファイルを開く、ファイルのコンパイル、プロジェクトへのファイルの追加、プロジェクトからのファイルの削除などの操作を実行できます。 |
開いているファイルを切り替える |
編集ペインのタブ |
アクティブにするファイルのタブをクリックします。 |
開いている次および前のドキュメントに移動する |
[ウィンドウ]メニュー |
[ウィンドウ]メニューを使用して、開いている[次]のドキュメント(<Ctrl>+<F6>キー)および[前]のドキュメント(<Ctrl>+<Shift>+<F6>キー)を切り替えます。 |
ソースおよびアーカイブビューを切り替える |
[プロジェクト]タブ |
ソース内のディレクトリやファイルと、生成されたアーカイブ内のディレクトリやファイルの構成を比較できます。
|
Javaソースファイルで、構造を表示および移動し、そのメンバーのタイプや可視性を参照する |
[構造]タブ |
編集ペインでソースファイルを開いてから、[構造]タブをクリックします。 上の方にあるドロップダウンリストを使用して、ファイルのクラス、メソッド、およびフィールドをさまざまな方法でソートします。 クラスメンバーをダブルクリックして、編集ペインのカーソルをそのメンバーのソースコードに合わせます。 |
ファイルの完全な名前およびパスを参照するには、[ディレクトリ]または[プロジェクト]タブの下部のサブペインでそのファイルにマウスポインタを合わせます。 これは、[プロジェクト]タブのアーカイブレイアウトまたはアーカイブコンテンツビューで、理論上アーカイブに存在しているファイル(WEB-INF/web.xmlなど)とそのファイルシステム名(C:\dev\proj4\web.xml)を比較する場合に特に役に立ちます。
[構造]タブで、クラスメンバーをポイントすると、その署名が表示されます。
[構造]タブでは、各項目は2つのアイコンで識別されます。 左のアイコンは項目の可視性を示し、右のアイコンはそのタイプを示します。 次の表に、アイコンを定義します。
アイコンのカテゴリ |
アイコン |
説明 |
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可視性 |
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(錠前) 保護 |
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(青い立方体) 保護されたパッケージ |
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(鍵) プライベート |
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アイコンなし |
パブリック |
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タイプ |
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(ドキュメント) クラス |
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(グレーの立方体) フィールド |
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(プラス記号) コンストラクタ |
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(関数記号) メソッドまたは関数 |
編集ペインは、ファイルエディタの作業領域で、 開いているファイルのコンテンツが表示されます。 [表示]メニューの項目を使用して、出力ペインおよびナビゲーションペインを非表示にして、作業領域を広げることができます。
出力ペインは、アクセス可能な複数の情報タブを提供します。
その他のタイプのメッセージおよびインジケータは、ステータスバーに表示されます。これは、出力ペインの下にあります。
この節では、次の作業について説明します。
この節では、exteNd Director 開発環境の起動と終了の方法について説明します。
プロキシサーバを使用する場合、xd.conf (Novell exteNd\xaa のtools\binディレクトリにあります)で、プロキシホストとそのポートを指定する必要があります。 次の行のコメントを解除し、サイトの値を指定します。
vmarg -DsocksProxyHost=proxy-host vmarg -DsocksProxyPort=proxy-port-number vmarg -Dhttp.proxyHost=proxy-host vmarg -Dhttp.proxyPort=proxy-port-number
プロキシの必要がないホストがある場合は、次のプロパティを使用して、該当するホストを|で区切って指定できます。
vmarg -Dhttp.nonProxyHosts=host1|host2...
この節では、exteNd Director 開発環境でプロジェクトファイルやソースファイルを操作する方法について説明します。
既存のプロジェクトを操作するには、そのプロジェクトファイルを開きます。exteNd Directorプロジェクトファイルの拡張子は、.SPFです。
SPFファイルを選択して、[開く]をクリックするか、またはSPFファイルをダブルクリックします。exteNd Directorにより、ナビゲーションペインの[プロジェクト]タブにプロジェクトが表示されます。
複数のプロジェクトを開くことはできません(ただし、開いているプロジェクトの複数のサブプロジェクトを操作することはできます)。 プロジェクトを開いているときに、別の(関連のない)プロジェクトを開く場合、exteNd Directorは、最初のプロジェクトおよび関連付けられているファイルを閉じてから、2つ目のプロジェクトを開きます。
または、次の手順で開くこともできます。
プロジェクトファイルを最近開いたことがある場合は、[ファイル]>[最近使用したファイル]の順に選択して、リストからファイルを選択することもできます。
プロジェクトを保存するためにユーザによる操作は必要ありません。 プロジェクトのコンテンツまたは設定を変更すると(たとえば、ディレクトリをプロジェクトに追加するなど)、プロジェクトファイルは自動的に保存されます。
exteNd Director 開発環境でプロジェクトを変更するには、プロジェクトファイルが書き込み可能である必要があります。 この場合、一般的には、バージョン制御システムからプロジェクトファイルをチェックアウトする必要があります。
この節では、Java、JSP、XML、およびプレーンテキストなどのソースファイルを開く方法、保存する方法、および閉じる方法について説明します。
または、次の手順で開くこともできます。
ファイルを最近開いたことがある場合、[ファイル]>[最近使用したファイル]の順に選択して、リストからファイルを選択することもできます。
開いているファイルの操作 ファイルは一度に1つだけアクティブになります。 デフォルトでは、編集ペインで開いている各ファイルに対してタブが1つあります。 ファイルをアクティブにするには、タブをクリックします(タブの表示をカスタマイズおよびオフにすることができます。表示初期設定を参照してください)。
また、[ウィンドウ]>[その他のウィンドウ]の順に選択し、開いているドキュメントのリストからファイルを選択することで、開いているファイルをアクティブにすることもできます。
[ファイル]>[名前を付けて保存]の順に選択すると、現在開いているファイルのコンテンツを別のファイルに保存できます。
ヒント: 編集ペインでタブを右クリックしてファイルを保存することもできます。
現在選択されているソースファイルを閉じるには、[ファイル]>[閉じる]の順に選択するか、編集ペインのタブにある[閉じる]ボタンをクリックします。
ヒント: 編集ペインでタブを右クリックしてファイルを閉じることもできます。
ソースファイルが変更されている場合は、exteNd Directorにより、ファイルを閉じるか、そのペアレントプロジェクトを閉じるか、または開発環境を終了する前にファイルを保存するようメッセージが表示されます。
exteNd Director 開発環境からファイルを削除したり、ファイルの名前を変更したりできます。
ナビゲーションペインの[プロジェクト]または[ディレクトリ]タブに移動して、ファイルが含まれるディレクトリを選択します。
削除するファイルを選択します。 複数のファイルを選択するには、<Shift>キーまたは<Ctrl>キーを押しながらファイルをクリックします。
削除したファイルが、プロジェクトに含まれるディレクトリ内にあったためにプロジェクトに存在していたのではなく、個別に現在のプロジェクトに追加されている場合は、プロジェクトからエントリを削除するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
ナビゲーションペインの[プロジェクト]または[ディレクトリ]タブに移動して、ファイルが含まれるディレクトリを選択します。
注記: 複数のファイルを選択した場合は、最初のファイルの名前のみが変更されます。
名前を変更したファイルが、プロジェクトに含まれるディレクトリ内にあったためにプロジェクトに存在していたのではなく、個別に現在のプロジェクトに追加されている場合は、プロジェクトで新しいファイル名を使用するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
exteNd Director 開発環境およびそのツール(エディタ、ウィザード、ビューアなど)についてのバージョン情報を参照するには、[バージョン情報]ダイアログを使用します([ヘルプ]>[Directorについて]の順に選択します)。 これは、インストールした製品コンポーネントを確認する必要があるときに役に立ちます。
さまざまなサポートアプリケーションファイルの展開作業を効率良く進めるために、exteNd Director 開発環境で提供されている基本ウィザードを使用できます。
使用する基本ウィザード |
操作内容 |
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XMLおよびCSSウィザード |
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Webサービスウィザード |
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汎用J2EEプロジェクトウィザード |
次の汎用J2EEアーカイブのプロジェクトを作成する
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汎用J2EEファイルウィザード |
次の標準J2EEコンポーネントを作成する
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展開ウィザード |
展開記述子およびexteNd展開計画を作成する |
ソースファイルをexteNd Director 開発環境で開くと、適切なエディタが自動的に編集ペインに表示されます。 次に、表示される基本ソースエディタの概要を示します。
exteNd Directorのすべてのエディタで提供される中心的な機能については、を参照してください。
exteNd Director 開発環境では、他の異なるタイプのファイルを表示(編集ではありません)するために、次のツールが提供されています。
GIF、JPG、JPEG、またはPNGファイルを開くと、編集ペインにイメージビューアが表示されます。 次の方法でイメージをズームできます。
作業内容 |
操作手順 |
---|---|
ズームイン |
左クリックするか、または<+>キーを押す |
ズームアウト |
<Ctrl>キーを押しながら左クリックするか、または<->キーを押す |
イメージを実際のサイズに戻す |
<Shift>キーを押しながら左クリックするか、または<=>キーを押す |
ヒント: これらのファイルを外部プログラムで開く場合は、使用するファイル拡張子とプログ ラムを初期設定で指定します。詳細については、ファイルの関連付け初期設定を参照してくだ さい。
.classファイルを開くと、.classファイルの情報がクラスビューアに表示されます(ただし、[プロジェクト]タブのアーカイブコンテンツビューで.classファイルをダブルクリックした場合は、対応する.javaファイルがJavaエディタで開きます)。 クラスビューアには、次の情報が表示されます。
exteNd Director 開発環境の基本Webサービス機能には、次のものがあります。
exteNd Director 開発環境で作業している場合、デバッガを実行して、J2EEおよびその他のJavaコードをトラブルシューティングすることができます。
デバッガを起動するコマンドを入力するようメッセージが表示されたら、該当するコマンドを実行します(ガイドラインについては、次のデバッガコマンドの指定を参照してください)。
[初期設定]ダイアログの[一般]タブでデフォルトのデバッガコマンドを指定できます。
[一般]タブの[デバッガコマンド]設定で、デバッガを起動するためのコマンドを指定します(ガイドラインについては、次のデバッガコマンドの指定を参照してください)。
デバッガコマンドの指定 [ツール]>[デバッガの起動]の順に選択したときに、exteNd Directorが発行するオペレーティングシステムコマンドを指定します。 コマンドラインからデバッガを起動する方法については、デバッガのマニュアルを参照してください。
コマンドに環境変数を含めるには、%
varname%
または${
varname}
という構文を使用します。これらの変数の値は、コマンドの起動時にexteNd Directorによって置き換えられます。
オペレーティングシステムに設定されている環境変数のほかに、exteNd Director 開発環境に事前定義されている環境変数も使用できます。
exteNd Directorバージョン制御インタフェースが使用する変数と同じ変数を使用できます(事前定義されている環境変数を参照してください)。
ファイル関連の環境変数(%_PATH%など)は、開いていて、現在exteNd Director 開発環境で開いていてアクティブになっているファイルを参照します。
変数 |
説明 |
---|---|
%_CLASSPATH% |
プロジェクトおよびそのサブプロジェクトのクラスパスエントリをセミコロンで区切ったリスト |
%_SOURCEPATH% |
プロジェクトファイルが含まれるディレクトリ |
この節では、exteNd Director 開発環境でのツールバーの使用を制御する方法について説明します。
メインツールバー(メニューバーの下に表示されます)は開発環境のグローバルツールバーです。 個々のツールには、独自のツールバーも含めることができます(編集ペイン)。 これらのツールバーは表示または非表示にできます。
タブの表示 1つのタブがあるツールバーは、標準のツールバーとして表示されます。 複数のタブがあるツールバーは、タブ付きツールバーとして表示されます。
ツールバーを設定して、表示されるボタンおよびタブを制御できます。
[ツールバー設定]ダイアログが表示されたら、このダイアログを使用して、次のいずれかを行います。
次の初期設定を使用して、exteNd Director 開発環境を設定することができます。
一般初期設定は次のように指定します。
設定 |
説明 |
---|---|
最近使ったファイルの数 |
[ファイル]メニューに表示する最近開いたファイルの数を指定します。デフォルトは10です。 |
最近使ったプロジェクトの数 |
[ファイル]メニューに表示する最近開いたプロジェクトの数を指定します。デフォルトは5です。 |
開いていたプロジェクトを再ロード |
起動時に、前回exteNd Director 開発環境を終了したときに開いていたプロジェクトを自動的に再ロードします。 デフォルトは[いいえ]です。 |
開いていたファイルを再ロード |
起動時に、前回exteNd Director 開発環境を終了したときに開いていたファイルを自動的に再ロードします。 デフォルトは[いいえ]です。 |
作業を有効にする |
作業機能を有効にするかどうかを指定します。 オンにした場合、exteNd Directorによって出力ペインに[作業]タブが表示され、タスクの作業リストを保守できます。
|
Webブラウザ |
exteNd製品のヘルプを表示するときに使用するWebブラウザを指定します。 パスを入力するか、またはボタンをクリックして、ブラウザを選択します。 |
デバッガコマンド |
[ツール]>[デバッガの起動]の順に選択したときにexteNd Directorによって呼び出されるコマンドを指定します。デバッグ機能を参照してください。 |
ヘルプドキュメントの場所 |
ヘルプが必要な場合に、開発環境がexteNd製品のヘルプを検索する場所を指定します。 パス(通常はローカルディスク上)、またはURL (通常はNovell exteNdドキュメントWebサイト)のいずれかを指定できます。 この設定には、インストールプログラムによって、デフォルトのパスまたはURL(ヘルプをローカルにインストールするよう選択したかどうかによる)が入力されています。 |
[今後このメッセージを表示しない]ダイアログをリセットする |
[リセット]ボタンを押すと、[今後このメッセージを表示しない]チェックボックスが含まれるすべてのダイアログが再び表示されるようになります。 |
作成初期設定は次のように指定します。
設定 |
説明 |
---|---|
コンパイルの前に変更されたファイルを常に保存する |
設定されている場合(デフォルト)、コンパイル、作成、または再作成の前に、変更されているすべてのファイルが自動的に保存されます。 このプロパティが設定されていない場合は、exteNd Directorにより、保存されていないファイルを保存するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。
|
コンパイラ |
コンパイラを指定します。 デフォルトはJavac 1.3 ("Modern")です。 この設定にJikesを選択する場合、Jikesコンパイラ(jikes.exe)は、exteNd Director 開発環境のインストール時に提供されないので注意してください。 ご自身でjikes.exe自体を入手して、システムPATHに追加する必要があります。 |
生成されるクラスバージョン |
コンパイラがターゲットにするJREバージョンを指定します。 1.4 (デフォルト)に対してコンパイルする場合は、1.3または1.4のクラスをコードに含めることができます。 1.3に対してコンパイルする場合、コードに含めることができるのは1.3のクラスだけです。 |
コンパイラオプション |
コンパイラの一般的なコマンドラインオプションを有効にできます。 |
表示初期設定は次のように指定します。
編集初期設定は次のように指定します。
設定 |
説明 |
---|---|
フォントサイズ |
編集ペインの画面フォントサイズを設定します。 デフォルトは12です。また、[印刷]タブから印刷フォントサイズを設定することもできます。印刷初期設定を参照してください。 |
各タブ文字に対するスペース |
各タブに対して入力されるスペースの数を設定します。デフォルトは4です。 |
行番号表示 |
編集ペインで行番号を非表示にするか(デフォルト)、それとも表示するかを設定します。また、ソースエディタで<Ctrl>+<L>を押して、個々のファイルに対して行番号の表示および非表示を切り替えることもできます。 |
垂直マージンを表示 |
ペインの右側にマージンラップガイド(80文字に設定されています)を表示します。 デフォルトはオンです。 |
対応する括弧および大括弧をハイライト表示 |
入力時に、対応する括弧および大括弧に囲まれたテキストをハイライト表示します。 デフォルトはオンです。 |
スマートインデントを使用 |
改行時に、現在の行のインデントレベルに基づいて、新しい行のインデントレベルを設定します。 デフォルトはオンです(NetBeansベースのJSPおよびHTMLエディタではサポートされません)。 |
タブ文字の代わりにスペースを使用 |
タブキーが押されたときにスペースを使用します。 デフォルトはオフです。 |
chromacodingを使用 |
テキストをカラーコード化します。 オフにすると、すべてのテキストの色は黒になります。 デフォルトはオンです。 |
水平スクロールバーを表示 |
[必要な場合のみ](デフォルト)または[常時]のいずれかを選択できます。 |
事前定義されている言語構成要素に展開される単語など、1つまたは複数の行のテキストに展開できる省略語を定義できます。 省略語を定義した後、エディタにその名前を入力して、<Ctrl>+<U>を押すか、または右クリックして[テキストツール]>[完全な省略語]の順に選択することで、略語を展開されたテキストに置換できます。
略語が展開されたときに挿入ポイントが配置される場所を示すには、省略語の定義で%cを使用します。
たとえば、省略語mainが次のように事前定義されていて、Javaファイルで使用されるとします。
public static void main(String args[]) { %c }
<Ctrl>+<U>を押すか、または右クリックして[テキストツール]>[完全な省略語]の順に選択します。 ショートカットテキストが、該当する省略語に対して定義されている展開後のテキストに置換されます。
注記: 省略語テキストが定義されていない場合、[完全な省略語]コマンドは無視されます。
次を制御する初期設定を設定できます。
自動保存ファイル - 変更されたファイルの連続するコピー(連続する保存が実行されるたびに、前のファイルが置き換えられます)。 自動保存ファイルは、変更されている編集ペイン内の任意のファイルのコピーです。
デフォルトでは、自動保存およびバックアップ処理は有効ではありません。
すべてのプロジェクトのバックアップ方法を制御するグローバルバックアップ初期設定を設定できます。 ただし、プロジェクトには同一の名前のファイルが含まれている場合があるので、各プロジェクトに対して別々のバックアップおよび自動保存を保存できます。 このためには、バックアップおよび自動保存ファイルの両方に対して、ファイルのソースディレクトリを基準にした相対的なサブディレクトリを指定します。 並行バックアップディレクトリにバックアップされるファイルは上書きされません。
注記: バックアップまたは自動保存ディレクトリに相対名を指定した場合、名前はソースファイルに対して相対的になります。
自動保存またはバックアップ、あるいはその両方の初期設定は次のように指定します。
ファイルの自動保存またはバックアップの方法、あるいはその両方を定義する
これらの初期設定では、exteNd Director 開発環境でNetBeansベースのエディタを使用して編集されるファイルのタイプを指定します。
NetBeansベースのエディタで編集されたファイルタイプの追加および従来のJava、JSP、またはHTMLエディタの使用を参照してください。
パーサデータファイルの作成を参照してください。
XMLエディタのソースビューで使用される色を指定して、タグ、引数、値、テキスト、エラー、およびホワイトスペース(ダイアログではws)など、XMLドキュメント内のさまざまなタイプの情報を表示できます。
各タイプの情報に対して、前景色および背景色を指定できます。 色のリストから選択するか、または省略記号のボタンをクリックして独自のカラーを定義できます。 太字フォントも指定できます。
exteNd Directorでは、サードパーティツールを使用して、特定のファイルタイプを編集できます。 ファイルをexteNd Director 開発環境で開かずに、外部エディタで起動するように初期設定を設定できます。 [ファイルの関連付け]タブを使用して、ファイル拡張子を外部エディタに関連付けます。 各ファイルタイプに対して、次のエディタやプログラムでファイルを開くかどうかを選択できます。
警告: XMLファイル拡張子を外部エディタに関連付けた場合、外部エディタを使用してexteNd展開計画を編集すると、exteNd Directorエディタが提供するデフォルト設定の利点を活用できなくなり、プロジェクトは展開計画に関連付けられなくなります。
印刷初期設定は次のように指定します。
設定 |
説明 |
---|---|
印刷モード |
モードをモノクロ(デフォルト)またはカラーに設定します。 カラープリンタを使用する場合は、カラーモードを使用します。 |
フォントサイズ |
印刷フォントサイズを設定します(デフォルトは10です)。 [編集]タブで画面フォントサイズを設定することもできます。編集初期設定を参照してください。 |
行番号を印刷 |
行番号を印刷するかどうかを設定します。 デフォルトでは番号は印刷されません。 |
展開初期設定は、展開記述子エディタおよび展開計画エディタにより使用されます。 これらのエディタのいずれかを開くと、exteNd Directorは、すべてのプロジェクトのクラス(サブプロジェクトのクラスを含む)をロードします。 次に、エディタは、これらのクラスの情報を使用して、クラス、メソッド、メンバー変数などのリストが表示されるダイアログに入力します。 クラスが最新でない場合は、エディタに表示される情報が正しくなかったり、情報が表示されなかったりする可能性があります。
展開記述子エディタまたは展開計画エディタにアクセスするときにexteNd Directorでプロジェクトを自動的に作成するかどうかを制御できます。 次のいずれかの作成設定を指定できます。
注記: エディタは、アーカイブからではなくファイルシステムから直接クラスをロードするので、展開エディタでクラス情報をロードするためにアーカイブを作成する必要はありません。
次の展開初期設定も指定できます。
設定 |
説明 |
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デフォルトサーババージョン |
新しいexteNd Application Server展開計画を作成するときに初期状態で選択されるサーババージョンを指定します。 J2EE 1.2プロジェクトのサーババージョン、およびJ2EE 1.3プロジェクトのサーババージョンを指定できます。 |
バージョン制御の使用を参照してください。
exteNd Director 開発環境で使用する次のタイプのプロファイルを定義できます。
サーバプロファイルは、サーバのホスト名およびポートなど、J2EEサーバの情報を保存します。 展開時に選択すると、サーバプロファイルは、展開先のサーバをexteNd Directorに指示し、そのサーバへの展開に必要な情報を提供します。 サーバプロファイルは、特定のサーバに適用されるので、 複数のサーバに展開する場合は、各サーバに対して別々のプロファイルを設定する必要があります。
サーバプロファイル情報を指定する方法は、サーバの設定によって決まります。 たとえば、サーバがセキュリティ証明書を使用する場合、httpsプロトコルを指定します。 サーバ名、サーバポート番号、データベース名などの指定方法も、サーバの設定によって変わる場合があります。
特定のJ2EEサーバの設定の詳細については、サーバの製品マニュアルを参照してください。
[新規サーバプロファイルの作成]ダイアログで次の設定を指定します。
設定 |
説明 |
---|---|
プロファイル名 |
プロファイルを識別する意味のある名前を入力します。 名前にピリオド(.)を含めることはできません。 ヒント: 独自の開発環境に基づく命名スキームを定義します。 たとえば、プロジェクト名、サーバ名、サーバタイプ、データ ベースタイプなどを含めることができます。 |
サーバタイプ |
サーバタイプをリストから選択します。 サーバタイプは、ブランドおよびバージョン番号に従って整理されています。 バージョン番号は、特定のサーバタイプでサポートされている最も低いバージョンを示します。 多くの場合、サーバタイプは以降の複数のバージョンにも有効です。 原則として、ターゲットサーバのバージョン以下で最も近いブランドのサーバタイプを選択する必要があります。 |
展開ツールディレクトリ |
サーバの展開ツールが含まれるディレクトリ。通常は、次のようなパスです。 C:\Program Files\Novell\exteNdn\AppServer\bin
または C:\bea\wlserver6.1spn\bin
サーバが別のコンピュータ上にある場合は、ツールを実行するためのネットワークアクセス、またはローカルディレクトリにあるツールのコピーのいずれかが必要です。 一部のサーバに対しては、exteNd Directorはリモート展開をサポートしていません。 |
高速展開ディレクトリ |
高速展開の場合のみ。 exteNd Directorが高速展開用のファイルを書き込むディレクトリを入力します。 サーバによっては、高速展開用の特定のディレクトリにファイルを書き込む必要があります。 サーバの設定に合った場所を指定してください。 ディレクトリリストについては、高速展開ディレクトリの設定を参照してください。 ヒント: 高速展開では、JSPページやサーブレットなどの J2EEコードが処理されます。 コンポーネント、画像、ルールな どのリソースを高速に展開するには、「リソースおよびクラスの 動的ローディング」で説明されているexteNd Director Hot Deploy機能を使用します。
|
サーバ名 |
次の形式を使用してサーバ名を設定します。 httpを実行するサーバの場合は、次の形式を使用します。 servername http://servername[:port] httpsを実行するサーバの場合は、次の形式を使用します。 https://servername[:port] サーバがデフォルトポートをリスンしていない場合は、ポート番号を指定します。 |
データベース名 |
exteNdアプリケーションサーバの場合のみ。 アーカイブを展開するサーバ上にあるデータベースの名前を指定します。 通常は、SilverMasterにアーカイブを展開するため、アプリケーションのURLにデータベース名を含める必要はありません。 注記: exteNd Directorアプリケーションデータ用に作成したデータベースにアーカイブを展開する必要はありません(『exteNd Directorアプリケーションの開発』のexteNd Directorプロジェクトの展開に関する節を参照してください)。 |
ターゲットサーバ |
BEA WebLogicサーバの場合のみ。 ターゲットサーバの名前を入力します。 |
高速展開ディレクトリの設定 次の表は、[サーバプロファイル]ダイアログで指定する高速展開ディレクトリを示します。
安全なサーバとの接続 exteNd Director 開発環境は、サーバプロファイルを使用して、展開時にターゲットJ2EEサーバに接続します。 サーバプロファイルが安全なサーバを示している場合、exteNd Directorは自動的にSSL接続を確立します。 サーバは、agrootca.jar(Novell exteNd Common\libディレクトリにあります)にリストされている商用認証局証明書のセットを使用します。 展開先のサーバが、agrootca.jarにリストされていないCA証明書により発行された証明書を使用する場合、exteNd Directorはサーバに正常に接続できません。 JARファイルのコンテンツを変更できるツール(SunのJARユーティリティやWinZipなど)を使用して、CA証明書をagroootca.jarに追加できます。
exteNd Director 開発環境でのデータベースアクセスに必要なツールを使用するように、データベースプロファイルを設定する必要があります。例は次のとおりです。
使用するツール |
データベースプロファイルが必要な場合 |
---|---|
EJBウィザード |
データベーステーブルに基づいてエンティティBeanを作成する場合 |
展開計画エディタ |
コンテナ管理エンティティBeanの持続フィールドをデータベースのフィールドにマップする場合 |
データベースプロファイルは、exteNd Directorがデータソースに接続してテーブルおよびフィールド情報を取得できるようにするJDBC情報を提供します。 複数のプロファイルを作成して、異なるデータベースおよびJDBCドライバをサポートできます。
[プロファイル]ダイアログボックスの[データベース]タブで、[新規]をクリックします。
[新規データベースプロファイルの作成]ダイアログで次のように設定を指定します。
設定 |
説明 |
---|---|
プロファイル名 |
プロファイルを識別するための名前を入力します。 |
JDBCドライバ |
JDBCドライバのクラス名を入力します。 任意のJDBC 2.0準拠ドライバを指定できます。 MySQL Connector/Jドライバ(exteNd Director 開発環境に付属します)を使用するには、次のように指定します。 com.mysql.jdbc.Driver Sun JDBC-ODBCブリッジドライバ(exteNd Director 開発環境に付属するJREにあります)を使用するには、次のように指定します。 sun.jdbc.odbc.JdbcOdbcDriver 他のJDBCドライバを指定する場合、exteNd Director 開発環境がドライバクラスをロードできることを確認します。次のドライバクラスを使用可能にするを参照してください。 MySQL Connector/JドライバおよびSun JDBC-ODBCブリッジドライバに対しては、自動的にクラスが設定されます。 |
JDBC URL |
目的のデータベースを指定するURLを入力します。例は次のとおりです。 jdbc:mysql://localhost:63306/Director50?profileSql=false&maxRows=0 または jdbc:odbc:TestDB 注記: 最初のコロンの後に入力するテキストは、ドライバ固有です。 |
接続カタログ |
(オプション)接続先のデータベースのSQLカタログ(サブセット)を指定します。例は次のとおりです。 PayrollDb データベースドライバがカタログをサポートしていない場合、この要求は無視されます。 接続カタログがサポートされている場合は、取得されるデータベーステーブルを設定できます。 接続カタログは、非常に大きなデータベースに接続している場合、またはデータベーステーブルのサブセットに接続する(たとえば、運用データベースアクセスを除外する)場合にのみ役に立ちます。 |
データソース名 |
このデータベースプロファイルに関連付けるデータベース名を指定します。 次のようなデータソース名を入力できます。 SilverBooks または、次のような完全なJNDI仕様を入力できます。 java:pm/JDBC/SilverBooks |
[テスト]をクリックして、JDBC URLで指定されているデータベースとの接続をチェックします。
このテストでは、データベースとのJDBC接続を行います。 接続が使用できない場合、または設定が正しく指定されていない場合、このテストは失敗します。
exteNd Director 開発環境は、Webサービスレジストリのプロファイルを定義する機能を提供します。 これらのプロファイルは、レジストリの検索やWebサービスの公開を可能にする情報を提供します。
レジストリプロファイルの詳細については、レジストリプロファイルの定義を参照してください。
バージョン制御システムを使用する場合、exteNd Director 開発環境をバージョン制御システムにアクセスするように設定できます。 これにより、開発環境で作業している場合に、プロジェクトのファイルに対してバージョン制御操作を実行できます。
exteNd Director 開発環境でバージョン制御操作を実行するには、バージョン制御を有効にするための初期設定を調整して、バージョン制御システムのサポートを設定する必要があります。
このプロパティでは、実際には、サポートするバージョン制御コマンドを開発環境に対して指示するバージョン制御システム「定義」を選択します。exteNd Directorには、複数の一般的なバージョン制御システム(ClearCase、CS-RCS、CVS, Visual SourceSafe)の定義が付属しています。 これらの1つを選択する場合は、そのまま使用するか、またはニーズやシステム構成に合わせて、定義されるコマンドを編集できます。
バージョン制御システム定義自体を作成することもできます。 これにより、ユーザが使用している可能性があるほぼすべてのバージョン制御システムに対して、開発環境のサポートを設定できます。
定義の操作 次のトピックでは、バージョン制御システム定義の操作について詳しく説明します。
バージョン制御システム定義は、開発環境が表示するバージョン制御メニュー項目のリストを指定します。 各メニュー項目は、選択したバージョン制御システムのコマンドライン操作にマッピングされます。また、これは、操作がどのように実行されるかについての詳細を指定します。 リストを編集して、メニュー項目を変更、作成、または削除できます。
[設定]ダイアログで、バージョン制御メニュー項目のリストを変更します。
作業内容 |
操作手順 |
---|---|
メニュー項目の動作を変更する |
[バージョン制御コマンド]リストボックスから項目を選択して、コマンドプロパティを編集します。 |
選択したメニュー項目の名前を変更する |
[編集]ボタンをクリックします。 名前には、文字、数字、スペース、および特殊文字を使用できます。 <Alt>キーと一緒に押してキーボードからメニュー項目にアクセスする場合に使用するニーモニック文字を編集することもできます。 |
新しいメニュー項目を作成する |
[追加]ボタンをクリックして、項目の名前およびニーモニック文字を指定します。 新しい項目は、リストの最後に追加されます。 |
選択したメニュー項目を削除する |
[削除]ボタンをクリックします。 |
メニュー項目の順序を切り替える |
位置を変更する項目を選択し、矢印ボタンを使用して、その項目をリスト内で上下に移動します。 |
コマンドプロパティ 次の表は、バージョン制御メニュー項目の[設定]ダイアログで指定できるコマンド関連プロパティについて説明しています。
プロパティ |
説明 |
---|---|
コマンド |
メニュー項目が実行するバージョン制御システムのコマンドライン操作。 コマンドに環境変数を含めるには、 コマンドプロパティの横にある展開ボタンをクリックすると、事前定義されている環境変数を使用できます。 変数を選択して、現在のカーソル位置に挿入できます。 |
完了時に再ロード |
コマンド実行の終了時にターゲットファイルを再ロードするようにexteNd Directorに指示します。 これは、ファイルを変更する可能性のあるコマンド(check in、check out、またはgetなど)を実行するときに役に立ちます。 |
実行の待機 |
ユーザに制御を返す前にコマンドが終了するまで待機するようにexteNd Directorに指示します。 ターゲットファイルに影響のないdiffやhistoryなどのコマンドに対しては、実行を待機しない方が適切です。 |
ソースフィルのディレクトリでコマンドを実行する |
ターゲットファイルのディレクトリを起点にしてコマンドを実行するようにexteNd Directorに指示します。 このプロパティをオンにしない場合、コマンドは現在のディレクトリで実行されます。 |
事前定義されている環境変数 次の表は、バージョン制御メニュー項目に指定するコマンドに含めることができる、事前定義された環境変数について説明しています。
exteNd Director 開発環境でバージョン制御システムの定義が提供されていない場合は、独自の定義を作成できます。
プロンプトが表示されたら、バージョン制御システム定義の名前を入力します。
定義名には、文字、数字、スペース、および特定の特殊文字を使用できます。 指定した名前は、[バージョン制御システム]ドロップダウンリストに追加されます。
exteNd Directorにより、定義を保存するためのXMLファイルが作成されます。 このファイルの名前は、ユーザが指定した定義名と一致します(ただし、スペースは下線に置き換えられます)。ユーザの定義XMLファイルは、exteNd Directorにより、Novell exteNd tools\Resources\version_control_configディレクトリに、付属の定義XMLファイルとともに保存されます。
[設定]ダイアログが表示されたら、バージョン制御システム定義の詳細を指定します。
「バージョン制御システム定義の編集」を参照してください。
バージョン制御システム定義を編集または作成したら、exteNd Director 開発環境がインストールされている他のコンピュータにこの定義をコピーできます。
Novell exteNdのtools\Resources\version_control_configディレクトリで、バージョン制御システム定義のXMLファイルを探します。
このファイルを、各ターゲットコンピュータの対応するディレクトリにコピーします。
ターゲットコンピュータで開発環境が実行されている場合は、[初期設定]ダイアログの[バージョン制御]タブにある[バージョン制御システム]ドロップダウンリストに、コピーした定義が自動的に追加されます。
特定のバージョン制御システム定義が必要ない場合は、削除することができます。
exteNd Directorにより、確認を求めるメッセージが表示され、定義がリストから削除されます。定義のXMLファイルは、Novell exteNdのtools\Resources \version_control_configディレクトリから削除されます。
バージョン制御アクセスが有効な状態でexteNd Director 開発環境を使用する場合、ポップアップメニューを介して、アクティブなバージョン制御システム定義で指定されているコマンドを使用できます。 次のいずれかを右クリックします。
バージョン制御システムを実行すると、結果のテキストメッセージが出力ペインの[バージョン制御]タブに表示されます。
exteNd Director 開発環境を使用して、アプリケーション開発タスクを編成および追跡する作業リストを保守できます。 作業リストは、出力ペインの[作業]タブで保守します。
次の操作を実行できます。
さらに、作業が必要な領域を示したり、その作業の性質を説明したりするために、さまざまなウィザードやツールによって作業リストに項目が生成されます。
[作業]タブを初めてクリックした場合、リストに項目を追加するツールやウィザードを実行したことがなければ、作業リストは空です。生成された項目の操作を参照してください。
項目の作成 まず、1つまたは複数の項目(タスクまたはフォルダ)を追加します。
追加する項目の前にある項目を選択して、<Ins>キーを押すか、または右クリックして[項目の追加]を選択します。
ヒント: [編集]>[作業項目の追加]の順に選択して、リストの最後に項目を挿入す るか、または<Shift>+<Ins>キーを押して、選択した項目のチャイルドとして項目を追加 することもできます。
項目が作成されます。 項目をプロジェクトに関連付けた場合、その項目は、プロジェクトのリストの最後の項目として作成されます。
項目をプロジェクトに関連付けていない場合、その項目は、選択した項目の後に兄弟として作成されます(ただし、項目を追加したときに項目が選択されていなかった場合は、リストの最初の項目として追加され、<Shift>+<Ins>キーを押して項目を追加した場合は、新しい項目は選択した項目のチャイルドになります)。
新しい項目が、入力した説明、およびチェックボックスとともに表示されます。 チェックボックスは、項目の完了ステータス(次の節を参照)を示します。
項目の編集 項目を編集することで、項目の完了ステータスを示し、その説明および注意を変更します。
空のチェックボックスは、タスクが開始されていないことを示します。 薄いチェックは、部分的に完了していることを示します。 濃いチェックは、完了を示します。
ヒント: 項目を選択して右クリックし、[完了項目の切り替え]を選択することによって、項 目の完了ステータスを0~100パーセントの範囲で切り替えることができます。 完了ステータ スが0の場合は100に設定され、0以外の場合は0に設定されます。 また、単に項目のチェッ クボックスをオンにして切り替えることもできます。
ツールヒント 項目にマウスポインタを合わせると、その項目のツールヒントが次のように表示されます。
%
完了: メモ:noteText
階層の作成 ツールヒントは階層構造にすることができます。つまり、項目に他の項目を含めることができます。 たとえば、関連するタスクのフォルダを作成できます。
同様に、1つまたは複数の項目をアウトデントするには、項目を選択して、[<]を押すか、または右クリックして[アウトデント]を選択します。 項目にチャイルドがなくなり、フォルダとして表示されなくなります。
項目の移動 ドラッグアンドドロップを使用して、項目を移動できます。 項目でマウスボタンを押したままにして、リスト内で項目を移動します。 水平の線は、項目の移動先を示します。 マウスボタンを放すと、項目が移動されます。 フォルダを移動すると、そのコンテンツもすべて移動されます。
項目はリスト内のどこにでも移動できます。
ヒント: 複数のエントリの最後を選択してすぐにドラッグした場合に限り、一度に複数の項目 をドラッグできます(最後のエントリを選択した後でクリックすると、1つの項目が選択された 状態に戻ります)。
削除する項目を選択します。 フォルダを選択して、フォルダとそのすべてのコンテンツを削除できます。 <Shift>キーまたは<Ctrl>キーを押しながらクリックすると、リストの複数の項目を選択できます。
キーボードショートカットの使用 次に、[作業]タブでサポートされているキーボードショートカットを示します。
作業機能の無効化 作業機能を使用しない場合は、一般初期設定([ツール]>[初期設定])の[作業を有効にする]をオフにして、この機能を無効にできます。 作業を無効にすると、[作業]タブは表示されなくなり、[編集]>[作業項目の追加]メニュー項目が無効になります。
注記: 作業機能を無効にしても作業リストは維持され、後で作業を再び有効にすると表示されます。
exteNd Director 開発環境のさまざまなウィザードおよびツールによって作業項目が生成され、作業リストの対応するプロジェクトフォルダに追加されます(プロジェクトの作業フォルダは、「projectFile in pathToProject」という名前の最上位フォルダです)。 たとえば、サーブレットウィザードでは、サーブレットのGETおよびPOST要求の処理に関する項目や、任意のインタフェーススタブメソッドの実装に関する項目が追加されます。
@todoコメント 作業リストに項目を入力するほかに、ウィザードは、javadocスタイルの@todoコメントを、生成したソースファイルに含めます。 これらのコメントは、作業リストで生成される項目よりも詳細です。 すべての@todoコメントがリストに表示されると作業リストが見づらくなりますが、詳細な作業ではこれらの@todoコメントが役に立つ可能性があります。
生成される項目のアクション 生成される項目は、[作業]タブでユーザが作成する項目と似ていますが、次の例外があります。
生成される項目には、アクションが関連付けられていることがあります。 生成される項目にアクションが関連付けられている場合、次のいずかを実行することで、そのアクションを呼び出すことができます。
注記: 項目にアクションが関連付けられていない場合、最初のメニュー項目は[起動アクション]で、無効になっています。
通常、アクションは、関連するファイルを開くアクションです。 たとえば、サーブレットウィザードにより生成された、サーブレットのGET要求の指定に関する作業項目をダブルクリックすると、exteNd Directorはサーブレットのソースファイルを開き、適切な場所に挿入ポイントを配置します。
exteNd Director 開発環境は、ユーザが[プロジェクト]メニューのいずれかの作成コマンドを選択してプロジェクトを作成するときに、Apache Antを内部的に使用します(コンパイル、作成、およびアーカイブを参照してください)。 この方法で作成を行うだけの場合、Antについて理解する必要はありません。 ただし、Antへの直接アクセスは、次の目的のためにも提供されています。
これらのタスクのいずれかを実行する場合は、この節を読んで、Antとその使用方法を理解してください。
Apache AntはJavaベースの作成ツールで、makeに似ていますが、makeが持つ短所がありません。 Antとmakeの重要な相違点は次のとおりです。
Antでは、makefileを使用するのではなく、XMLベースのbuildfileを使用して、目的の処理を定義するターゲットを指定します。
Antは、シェルベースコマンドを使用するのではなく、Javaクラスを使用して拡張されています。 Antにはタスクの組み込みセットが付属しており、それぞれがJavaクラスを使用して実装されています。 新しいタスクを定義するには、Ant Taskを継承する新しいJavaクラスを定義します。
AntはオープンソースApacheのサブプロジェクトです。 独自のタスクの定義やbuildfileの作成の詳細など、Antの詳細については、ant.apache.orgを参照してください。
1組のexteNdツールを使用して、コマンドラインからAntを起動できます。 これらのAntベースの実行可能ファイルは、Novell exteNd tools\binディレクトリにあります。
2つの実行可能ファイルの相違点は、xdbuildは入力としてexteNd Directorプロジェクトファイルを取り、xdantはAnt buildfileを取る点です。 これらのツールはコマンドラインから起動します。
xdbuildの構文 xdbuildのコマンド構文は次のとおりです。
xdbuild projectFile target options
各オプションの説明は、次のとおりです。
引数 |
説明 |
---|---|
projectFile |
プロジェクト(.spf)ファイルへのパス。 このファイルは、特に、プロジェクトのアーカイブを構築および作成するAnt buildfileの名前を指定します。 |
target |
次のいずれかのプロジェクトbuildfileターゲットを指定します。 |
options |
オプションについては、次の説明を参照してください。 |
xdantの構文 xdantのコマンド構文は次のとおりです。
xdant CustomizedTargets options
各オプションの説明は、次のとおりです。
引数 |
説明 |
---|---|
CustomizedTargets |
buildfileで定義した1つまたは複数のターゲットを指定します。 |
options |
オプションについては、次の説明を参照してください。 |
オプション xdbuildおよびxdantで提供できるオプションは次のとおりです。
オプション |
説明 |
---|---|
-help |
使用方法の情報を出力します。 |
-projecthelp |
プロジェクト(ある場合)の説明の後に、buildfileで定義されたターゲットを出力します。 |
-version |
Antのバージョンを出力します。 |
-quiet |
出力されるメッセージを最小限に抑えます。 |
-verbose |
処理に関する詳細な情報を出力します。 |
-debug |
デバッグ情報を出力します。タスクとJavaクラスのマッピング、およびプロパティと値のリストを含みます。 |
-emacs |
(xdantのみ)装飾なしのログ情報を出力します。 |
-logfile file |
出力を画面ではなくfileに送信します。 このオプションは、fileが存在しない場合はfileを作成し、存在する場合は上書きします。 |
-logger class |
ログを実行するクラスを指定します。 デフォルトのロガーは、org.apache.tools.ant.DefaultLoggerです。また、別の組み込みログクラス(付属のクラスについては、Novell exteNd Common\libディレクトリにあるant.jaraを確認してください)を指定したり、独自に作成したログクラスを指定したりすることもできます。
|
-listener class |
classをリスナとして追加します。 次のいずれかのイベントが発生すると、リスナに通知されます。 デフォルトのリスナはありません。 別の組み込みリスナクラス(付属のクラスについては、Novell exteNd Common\libディレクトリのant.jaraを確認してください)を指定するか、または独自に作成したリスナクラスを指定できます。
|
-Dproperty=value |
buildfileに設定されているプロパティ値を上書きします。 プロパティは、buildfileに<property>要素として定義されます。 |
-buildfile file |
(xdantのみ)使用するbuildfileを指定します。 このオプションが指定されていない場合、Antは現在のディレクトリのbuild.xmlを使用します。 (このオプションはxdantにのみ適用されます。これは、xdbuildは常に、exteNd Director 開発環境が自動的に作成するプロジェクトbuildfileを使用するためです。) |
-find file |
(xdantのみ)現在のディレクトリからbuildfile fileを検索します。 現在のディレクトリで見つからない場合は、fileが見つかるまで、ペアレントディレクトリをルートディレクトリに達するまで検索します。 fileが指定されていない場合は、build.xmlを検索します。 |
xdbuildの例 次のコマンドは、exteNd DirectorプロジェクトmyAppのアーカイブを作成します(最後にプロジェクトが作成およびアーカイブされてから、変更が加えられている場合)。
xdbuild myApp.spf build
次のコマンドは、すべてのファイルを再作成して、myAppプロジェクトのアーカイブを作成します。
xdbuild myApp.spf rebuild
次のコマンドは、buildディレクトリからすべてのファイルを削除し、アーカイブを削除します。
xdbuild myApp.spf clean
xdantの例 次のコマンドは、現在のディレクトリのbuild.xmlにあるデフォルトのターゲットに対して定義されているタスクを実行します。
xdant
次のコマンドは、現在のディレクトリのbuild.xmlにあるパージターゲットに対して定義されているタスクを実行します。
xdant purge
次のコマンドは、test.xmlのパージターゲットに対して定義されているタスクを実行します。test.xmlが現在のディレクトリにない場合、Antは、ペアレントディレクトリでルートディレクトリに達するまで検索します。
xdant purge -find test.xml
この節では、exteNd Director 開発環境での各国対応のサポートについて説明します。
一部の言語が正しく表示されない(たとえばボックスとして表示される)場合や、システムのフォントマッピングが適切でない場合は、exteNd Director 開発環境に対して別のフォントを指定して、メニュー、ラベル、ダイアログなどで使用できます(次の説明に従って変更しても、エディタ自体には影響はありません)。
ide.propsの次の行に、代替フォント名(およびオプションでサイズとカラー)を指定します。このファイルは、Novell exteNdのtools\Resources\Preferencesディレクトリにあります。
font-name-standard = font-name font-size-standard = font-size font-name-big = font-name font-size-big = font-size output-font-name = font-name output-font-size = font-size output-background-color = font-color output-font-color = font-color
フォントサイズはポイントで指定します。 カラーは、R、G、Bの整数値として指定します。たとえば、255、255、255は白、0、0、0は黒になります。
「標準フォント」は、すべての標準サイズのテキスト、メニュー、ラベルなどの表示に使用されます。 デフォルトは11ポイントのArialです。
「大きいフォント」は、ウィザードのタイトルテキストの他に、ウィザードとダイアログのボタンの表示にも使用されます。 デフォルトは18ポイントのArialです。
「出力フォント」は、出力ペインでのテキストの表示に使用されます。 デフォルトは12ポイントのモノスペースで、グレーの背景色に黒のフォントです。
Sunでは、大部分のシステムで最適なフォントマッピングを提供するために、フォント名としてSerifを使用することを推奨しています。
exteNd Director 開発環境を(高度な拡張性APIを介して)拡張して、カスタムツールや機能を追加できます。 開発環境の拡張性APIの入手と使用については、Novell exteNd販売代理店までお問い合わせください。
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