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第2章
Novell exteNd Director 開発環境で開発した成果を「プロジェクト」として管理し、これを元に、exteNd Directorアプリケーションの実装である、J2EEその他の「アーカイブ」を生成します。プロジェクトの作業には、ソース(Javaおよびデータファイル)の編集、クラスの構築、アーカイブの生成、およびアーカイブの展開が含まれます。この章では、次のような基本事項について説明します。
プロジェクトは、exteNd Director 開発環境で作業してJ2EEモジュールを作成するソースファイルの集合です。また、プロジェクトは、部分が集まってアーカイブが作成される方法を定義する一連の規則であるとも言えます。
アーカイブは、完成したプロジェクトから生成されます。プロジェクトは、次のタイプのアーカイブを表すことができます。
作成できるのは、J2EEプロジェクトおよびアーカイブだけではありません。exteNd Director 開発環境を使用すると、アーカイブでないプロジェクト(単に他のファイルを作成するプロジェクト)、およびユーティリティプロジェクト(ZIPまたはJARファイルに保存されるクラスファイルなど)を開発および作成できます。
プロジェクトに含まれるもの プロジェクトには、次の項目が含まれます。
プロジェクトファイル プロジェクトやサブプロジェクトにはそれぞれ、その内容を定義するプロジェクトファイル(SPFファイル)があります。このファイルは自動的に作成され、exteNd Director 開発環境で指定した設定が保存されます。プロジェクトファイルによって、プロジェクトによるサブプロジェクトの参照方法、ディスク上のファイルの保存場所、および生成されるアーカイブでのファイルの構成方法が定義され、クラスパスエントリおよび展開設定が保存されます。プロジェクトの変更内容は、プロジェクトファイルに自動的に反映および保存されます。サブプロジェクトのコンポーネントを追加または移動する場合は、サブプロジェクトのプロジェクトファイルで更新されます。
警告: プロジェクトファイルを直接編集する必要はありません。設定はすべて、開発環境内で定義できます。手動でファイルを不正確に変更すると、プロジェクトが開けなくなる場合があります。
プロジェクトを作成する際には、プロジェクトに含めるファイルシステムのディレクトリ(またはファイル)、およびプロジェクトによって作成されるJavaアーカイブの保存場所を指定する必要があります。
また、プロジェクト内でのサブプロジェクトの構成方法も指定する必要があります。たとえば、トップレベルのEARプロジェクトには、アプリケーションのユーザインタフェース、ビジネスロジック、データベースアクセスなどを定義するWAR、EJB JARなどの、さまざまなサブプロジェクトモジュールが含まれます。
設計の決定内容は、アプリケーションを構成するプロジェクト、サブプロジェクト、およびコンポーネントの作成方法に影響を与えます。
exteNd Director 開発環境では、ボトムアップ(コンポーネントを最初に作成してからプロジェクトおよびサブプロジェクトを作成)およびトップダウン(プロジェクトおよびサブプロジェクトを作成してからコンポーネントを作成)を含む、プロジェクトおよびコンポーネントを作成するほとんどすべてのメソッドがサポートされます。ほとんどの場合、トップダウンの方法に従って、最初にプロジェクトおよびサブプロジェクトの構造を作成してから新しいコンポーネントを作成し、(他の既存のコンポーネントとともに)プロジェクトに追加します。
まったく新しいプロジェクトを作成する場合の詳細については、プロジェクトおよびサブプロジェクトの作成を参照してください。既存のソースファイルおよびコンポーネントを含むプロジェクトを作成する場合の詳細については、既存のソースファイルの使用を参照してください。
exteNd Directorアプリケーションに特有の、プロジェクトに関する考慮事項については、exteNd Directorアプリケーションの開発の、プロジェクトの操作に関する説明を参照してください。
exteNd Director 開発環境を使用すると、プロジェクトのソースファイルのディレクトリ構造、およびこれらのソースファイルから作成されたアーカイブを柔軟に定義できます。
ソースファイルのディレクトリ構造 ファイルシステム上にあるソースファイルのディレクトリ構造は、アーカイブにある生成されたファイルのディレクトリ構造に一致する必要はありません。たとえば、異なるソースディレクトリにあるファイルは、アーカイブの同じディレクトリに割り当てることができます。ただし、開発を簡略化するには、プロジェクトディレクトリが、J2EEコンポーネントをアーカイブ内にグループ化するディレクトリツリー構造と同じになるように設定します。
プロジェクト(SPF)ファイルがディレクトリ構造のルートに配置されるようにプロジェクトソースファイルのディレクトリ構造を作成してから、(プロジェクトファイルと同じレベルに)すべてのプロジェクトソースコードを入れるプロジェクトsrcディレクトリを作成します。たとえば、次のように作成します。
myWebProject\ myProject.spf src\ dbAccess\ addItem.java changeItem.java deleteItem.java queryDB.java loginProcessing\ login.java user.java userInterface\ intro.jsp login.jsp loginError.jsp welcome.jsp
複数のサブプロジェクト(JAR、WAR、EJB JARなど)を持つ企業アーカイブ(EAR)プロジェクトを作成する際には、すべてのプロジェクトファイルを同じレベルに置き、各サブプロジェクトのソースを別のsrcサブディレクトリに入れると作業が簡単になります。たとえば次のように作成します。
myWebProject\ myProject.spf myProjectDB.spf myProjectLogin.spf myProjectUI.spf src\ dbAccess\ addItem.java changeItem.java deleteItem.java queryDB.java loginProcessing\ login.java user.java userInterface\ intro.jsp login.jsp loginError.jsp welcome.jsp
プロジェクトのパッケージ構造が扱いにくい場合、サブプロジェクトコンポーネントは別のサブディレクトリに移動できます。単一のソースツリーまたはソースツリーの組み合わせを使用してプロジェクトを構成できます。
プロジェクトの設定の詳細については、プロジェクトコンテンツの設定の管理を参照してください。
アーカイブのディレクトリ構造 J2EEアーカイブの内部のディレクトリ構造は、アーカイブタイプによって異なります。アーカイブの各タイプには、特定のDTDに準拠するXML記述子があります。
たとえば、Webアーカイブ(WAR)を作成する場合、URLを通じて直接アクセスできるファイル(JSPページおよびサーブレットなど)、およびアクセスできないファイル(サポートするクラスおよびアーカイブファイルなど)を指定する必要があります。J2EEによって、URLを通じてアクセスできるようにしないファイルを、アーカイブディレクトリ構造内のWEB-INFディレクトリに配置することが指定されます。このWEB-INFディレクトリは、アーカイブのルートディレクトリの下に置かれ、通常次のファイルまたはディレクトリが含まれます。
ファイルまたはディレクトリ |
コンテンツ |
---|---|
web.xml |
展開記述子ファイル(必須)。J2EEサーバがWebアプリケーションとやり取りする手順に関する設定を記述します。 |
WEB-INF/classes/ |
アプリケーションのコンパイルされたJavaクラスファイルが含まれるディレクトリ |
WEB-INF/lib/ |
アプリケーションによって使用されるJARファイルが含まれるディレクトリ |
URLからアクセス可能なJSPページは、通常はアーカイブのルートディレクトリにあります。JSPページ(Strutsによって使用されているものなど)をURLアクセスから隠す必要がある場合があります。WEB-INFディレクトリの下のファイルは、URLアクセス用に設定できますが、デフォルトではURLを通じてアクセスすることはできません。他のファイルには、任意の場所を設定できます。
警告: WEB-INFディレクトリを作成する場合は、ディレクトリ名がすべて大文字のテキストになっていることを確認する必要があります。
詳細 この節では、ソースファイルおよびアーカイブディレクトリ構造の設計時に発生する問題について少しだけ紹介しました。
アーカイブディレクトリ構造の指定およびアーカイブのパッケージ化の詳細については、Sun J2EE Blueprintsマニュアルを参照してください。
exteNd Director 開発環境でのソースおよびアーカイブディレクトリ構造の指定方法の詳細については、プロジェクトコンテンツの設定の管理を参照してください。
exteNd Directorアプリケーションに特有の、プロジェクトに関する考慮事項については、exteNd Directorアプリケーションの開発の、プロジェクトの操作に関する説明を参照してください。
作成するプロジェクト(およびサブプロジェクト)は、次のいずれかのカテゴリに属するものでなければなりません。
exteNd Directorのプロジェクト。一般にアプリケーション開発作業はこれを単位として行います。プロジェクトを対象とする数多くの機能があるほか、必要に応じてさまざまにカスタマイズできます。
exteNd Directorプロジェクトの作成方法についての詳細は、exteNd Directorアプリケーションの開発の、プロジェクトによる作業に関する説明を参照してください。
汎用プロジェクト。一般に、アプリケーションの補助モジュールを開発する場合に使います。汎用プロジェクトとしては、EAR、EJB JAR、WAR、RAR、JAR、展開専用アーカイブ、またはアプリケーションクライアントがあります。
汎用プロジェクトを作成する際には、プロジェクト名およびソースファイルの場所を定義します。exteNd Directorでは、ソースファイルすべてに対して、アーカイブ作成用に、別に名前と場所を定義できるようになっています。説明された例外を除いて、各タイプの汎用プロジェクトに次の手順([新規プロジェクト]ウィザードを使用)が適用されます。
プロジェクト開始前の展開ワークスペース構成の詳細については、プロジェクトのディレクトリ構造の考慮事項を参照してください。
注記: サブプロジェクトを作成する場合、この操作を開始する前に、exteNd Director 開発環境でペアレントプロジェクトを開く必要があります。
[一般]タブでプロジェクトタイプを選択し、[OK]をクリックします。
構築不可能なアーカイブを作成する場合は、[展開専用]を選択します。これらの手順の詳細については、展開専用プロジェクトの作成を参照してください。
EJB JARとEJBクライアントJARの組を作成する場合は、両方のプロジェクトを同時に開けるように、最初に両方のペアレントのWARまたはEARを作成します。EJB JARおよびクライアントJARの関係の詳細については、EJB JAR設定の指定を参照してください。
サードパーティのソースから完成されたアーカイブ(およびソースコード)を含むプロジェクトを作成する場合は、プロジェクトタイプを選択し、既存のソースファイルの使用の手順に従います。
注記: (WARを作成する)次のNew Projectウィザードのパネルは、各タイプのプロジェクトに適用されます。
新しいプロジェクトの設定 |
手順 |
---|---|
プロジェクト名 |
プロジェクトに使用する名前を指定します(自動的に.SPFの拡張子が付けられます)。この名前は、ソースレイアウトに表示されます。 プロジェクト名を入力すると、自動的にアーカイブ名が入力されます。アーカイブには、同じ名前を使用するか、または別の名前を入力できます。 |
プロジェクト場所 |
プロジェクト(およびその他のソースファイル)を保存するディレクトリを指定します。exteNd Directorはそのディレクトリにプロジェクトファイル(拡張子「.SPF」)を生成します。 プロジェクトの場所を入力すると、新しいプロジェクトの残りの設定が自動的に入力されます。これらの設定は変更できます。 [プロジェクト場所]フィールドの横の省略記号をクリックすると、場所を選択したり、プロジェクトディレクトリを入力したりすることができます。 存在しないプロジェクトの場所のディレクトリを指定すると、ウィザードによって、ディレクトリを作成するように要求されます。 絶対パスを指定しない場合は、ウィザードによってNovell exteNd tools\\binディレクトリの下にプロジェクトが配置されます。 |
アーカイブ名 |
生成されるアーカイブファイルの名前を指定します。入力した名前は、アーカイブレイアウトに表示されます。アーカイブタイプに基づく拡張子が、自動的に名前の後ろに付けられます。プロジェクト名と一致するデフォルトのアーカイブ名を使用するか、または新しい名前を入力できます。 既存のアーカイブに基づいてプロジェクトを作成したり、展開専用プロジェクトを作成したりするには、含ませる既存のアーカイブの名前を入力します。
|
アーカイブ場所 |
プロジェクトアーカイブの場所を入力するか、またはデフォルト(プロジェクトのルートディレクトリ)を使用します。 アーカイブの場所は、プロジェクトが作成された後、ナビゲーションペインのアーカイブレイアウトに表示されます。 |
展開記述子名 |
プロジェクトの場所を入力すると、ウィザードによって(プロジェクトタイプに基づく)展開名が入力されます。各アーカイブには、XML展開記述子ソースファイルの形で、展開方法に関するさまざまな設定情報が格納されます。exteNd Directorは、プロジェクトを作成、アーカイブ化する際、(アーカイブのタイプを元に)デフォルトの展開記述子名および場所を決めます。 ほとんどの場合、デフォルトの名前および場所をそのまま使用します。 (新規プロジェクトファイルを作成することによって)既存のアーカイブプロジェクトを変換する場合は、ディスクの展開記述子ファイルの名前を入力します。 同じタイプの複数のJ2EEサブプロジェクトが、同じ展開記述子ディレクトリの場所を共有するようにするには、[展開記述子の場所](下)を参照してください。 ここで入力する展開記述子名はソースファイル名にのみ影響しますが、JARで使用されるファイル名には影響しません。exteNd Directorによってアーカイブが構築される際には、アーカイブタイプのJ2EE仕様で定義された標準の名前および場所が使用され、この展開記述子ファイルがアーカイブに含められます。 |
展開記述子の場所 |
展開記述子の場所を入力するか、またはデフォルトを使用します。各アーカイブタイプには、必要なデフォルトのJ2EEディレクトリの場所が使用されます。 アーカイブプロジェクトを変換する場合は、アーカイブプロジェクトの展開記述子の場所を入力します。 ほとんどの場合、デフォルトの名前および場所をそのまま使用します。ただし、同じタイプの複数のJ2EEサブプロジェクトが、同じ展開記述子ディレクトリの場所を共有するようにするには、各展開記述子に異なるソースファイル名を入力するか、または各記述子のルートディレクトリの下に個別のディレクトリ構造を作成します。 プロジェクトソースの場所に指定したものと一致する展開記述子を指定する場合(またはexteNd Directorによって一致する展開記述子が見つけられた場合)、既存の展開記述子を使用するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。「いいえ」を選択した場合、続行するためには展開記述子名または場所を変更する必要があります。 |
プロジェクトのJ2EEバージョン |
このプロジェクトのJ2EEのバージョンを指定します。 |
注記: Javaまたは展開専用アーカイブには必要でない(または表示されない)2つの展開記述子のフィールドおよびJ2EEバージョンを除いて、このウィザードパネルではすべての設定が必須です。
現在開いているプロジェクトがある場合は、新しいプロジェクトを、そのプロジェクトのサブプロジェクトとして追加するか、またはサブプロジェクトのサブプロジェクトとして追加するかをウィザードに尋ねられます。
現在開いているプロジェクトがない場合は、このパネルは表示されません。
このプロジェクトをサブプロジェクトとして作成するのではない場合は、[このプロジェクトを現在のプロジェクトに追加する]をオフにして[次へ]をクリックします。(Step 6に進みます)
別のプロジェクトのサブプロジェクトとしてプロジェクト作成する
[プロジェクトに追加]でペアレントプロジェクトを選択します。このリストには、現在開いているプロジェクトおよびそのプロジェクトに関連付けられているすべてのサブプロジェクトが含まれています。
(生成されたすべてのファイルを追加するのではなく)生成されたこのプロジェクトのアーカイブをペアレントアーカイブに追加するには、[サブプロジェクトの生成されたアーカイブをペアレントアーカイブに追加する]をオンします。
(生成されたアーカイブの代わりに)生成されたこのプロジェクトのファイルをペアレントアーカイブに追加するには、[サブプロジェクトのコンテンツ(個々のファイル)をペアレントアーカイブに追加する]をオンにします。
次の2つのオプションでは、ペアレントアーカイブにアーカイブを追加すると選択したか、または個別のファイルを追加すると選択したかによって、表現が異なります。
どちらの場合でも、アーカイブまたはファイルを、ペアレントアーカイブのルートに追加するか、またはペアレントアーカイブの他の場所を指定するか尋ねられます。
ナビゲーションペインの[プロジェクト]タブに新しいプロジェクトが表示されます。必要に応じて、[プロジェクト設定]ダイアログボックスを使用してプロジェクトの名前および場所を表示したり変更したりすることができます。
プロジェクトおよびサブプロジェクトの構造を定義すると、プロジェクトへの追加で説明するように、ソースディレクトリおよびファイルのプロジェクトへの追加を開始できます。
最初にアーカイブの展開専用プロジェクトを作成することによって、ソースコードがないアーカイブを検証したり展開したりすることができます。たとえば、完成したEJB JARアーカイブをソースコードなしでサードパーティから受け取った場合は、展開専用プロジェクトを作成できます。展開プロジェクトに追加することはできません。
注記: 完成したアーカイブをソースコードとともに受け取った場合は、展開専用プロジェクトではなく通常のプロジェクトを作成します。
EARは、展開専用プロジェクトおよび通常のプロジェクトの両方を含むことができます。 たとえば、ソースがないEJB JARを含むEAR、およびそのEJB JARを呼び出す普通のWARを作成できます。
詳細については、既存のソースファイルの使用を参照してください。
プロジェクトが展開専用であるか確認する方法 展開専用プロジェクトを開くと、次のようになります。
[プロジェクト]メニューの作成コマンドが無効になっています。 これにより、誤ってアーカイブを上書きしてしまうのを防ぐことができます(アーカイブは復元できません)。
[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブが、次のメッセージに置き換えられています。
アーカイブは展開専用です。中身の変更や確認はできません。
New Projectウィザードで、次のようにプロジェクト情報を指定します。
開いているプロジェクトがある場合は、新しいプロジェクトを、そのプロジェクトのサブプロジェクトとして追加するか、またはサブプロジェクトのサブプロジェクトとして追加するかをウィザードに尋ねられます。詳細については、前のプロジェクト作成手順のStep 5を参照してください。
ナビゲーションペインの[プロジェクト]タブに新しいプロジェクトが表示されますが、このコンテンツは編集できません。必要に応じて、[プロジェクト設定]ダイアログボックスを使用してプロジェクトの名前および場所を表示したり変更したりすることができます。
exteNd Director 開発環境でサードパーティのツールを使用して作成されたJ2EEコンポーネントおよびモジュールを使用するには、次のように複数の方法があります。
exteNd Director 開発環境で検証および展開する構築不可能なアーカイブを作成する場合、展開アーカイブ(ソースコードがない完成したアーカイブ)を作成する必要があります。これらの手順の詳細については、展開専用プロジェクトの作成を参照してください。
次の手順で、結果としてできるアーカイブ構造がソースファイルのディレクトリ構造と同じになる(ディレクトリ中心の)方法を説明します。この同じ方法を使用して、展開専用アーカイブに新しいプロジェクトを作成できます。唯一の違いは、このタイプのアーカイブには後でソースファイルを追加できないことです。
ソースディレクトリ構造を作成し、ここにすべてのソースファイルを配置します。
既存のアーカイブを含ませる場合は、個別のファイルではなくディレクトリを追加するとプロジェクトソースファイルを管理しやすくなるので、ディレクトリ構造全体を追加します。プロジェクトディレクトリを設定すると、後でこのプロジェクトディレクトリに追加するファイルは、作成されるアーカイブに自動的に含まれます。
プロジェクトおよびサブプロジェクトの作成の説明のようにプロジェクトを作成します。
プロジェクトへの追加の説明のように、Step 1で作成したソースディレクトリをプロジェクトに追加します。
ソースディレクトリをプロジェクトに追加すると、後の変更は自動的にアーカイブに含まれ、ファイルの複製を避けることができます。
作成したプロジェクトに、次のいずれか(または両方)の手順で必要なファイルを追加していきます。
exteNd Director 開発環境には、プロジェクトに新規ソースファイルを作成するための、さまざまなウィザードが組み込まれています。ウィザードから、作成したいプロジェクトまたは格納ディレクトリ、あるいはその両方の入力を求められます。
ソースファイルには、次のものが含まれます。
ファイルタイプを選択し、[OK]をクリックします。そのファイルタイプのウィザードが開始されます。
ヒント: ウィザードを使わず、適当なソースエディタで新しい空のファイルを直接開き たい場合は、[ウィザードを使用する]チェックボックス(もしあれば)をオフにします。
学習するウィザード |
参照 |
---|---|
基本的なXMLおよびCSSファイルを作成するためのウィザード |
|
基本的なWebサービスファイルを作成するためのウィザード |
|
基本的なJ2EEおよびJavaファイルを作成するためのウィザード |
|
exteNd Directorの各機能を使うためのウィザード |
exteNd Directorヘルプ中の該当するサブシステムガイド |
ソースファイル、ディレクトリ、およびサブプロジェクトを既存のプロジェクトに追加できます。
次の手順で、ファイルおよびディレクトリをプロジェクトに追加する方法を説明します。
他の方法については、ファイルおよびディレクトリをプロジェクトに追加する他の方法を参照してください。
次のオプションを設定して、ファイルまたはディレクトリのプロジェクトへの追加方法およびアーカイブ内の場所を指定します。
プロジェクトにディレクトリを追加する場合は、[詳細]をクリックします。
次のプロジェクトエントリ設定によって、(ファイルまたはディレクトリの)Javaソースを生成されるファイルに含める方法を指定できます。
注記: これらのプロジェクトエントリは、([プロジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブにある[編集]をクリックすると)[アーカイブエントリを編集]ダイアログボックスでも編集できます。
[OK]をクリックすると、ファイルまたはディレクトリが追加されます。
コンテンツがどのようにプロジェクトに追加されているかを表示(または編集)するには、[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブをクリックします。
プロジェクトコンテンツの編集の詳細については、プロジェクトコンテンツの設定の管理を参照してください。
ファイルおよびディレクトリをプロジェクトに追加する他の方法 [プロジェクト]>[プロジェクトに追加]の順に選択する方法は、ファイルおよびディレクトリをプロジェクトに追加する方法の1つでしかありません。他には次の方法があります。
[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブにある[エントリの追加]または[ディレクトリの追加]をクリックする
ナビゲーションペインの[ディレクトリ]タブで、追加するファイルまたはディレクトリのポップアップ(マウスの右ボタン)メニューを使用して[プロジェクトに追加]を選択する
この手順により、複数のファイルをまとめて追加できます。隣接していない複数のファイルを追加するには<Ctrl>を押しながらクリックし、隣接する複数のファイルは<Shift>を押しながらクリックします。
個別のファイルを追加する場合の注意 通常は、ディレクトリ全体をプロジェクトに追加します。ただし、次の項目を追加することもできます。
サブプロジェクトをプロジェクト全体としてではなくコンテンツとしてトップレベルのプロジェクトに追加する場合、名前はグレー表示され括弧で囲まれてナビゲーションペインのアーカイブレイアウトビューに表示されます。
ナビゲーションペインの更新 exteNd Director 開発環境で変更した場合は、ナビゲーションペインの[ディレクトリ]タブおよび[プロジェクト]タブが自動的に更新されます。開発環境の外で変更を加えた場合は、[表示]>[リフレッシュ]の順に選択するか、または<F5>を押して変更内容を表示します。
ディレクトリまたはディレクトリツリーをプロジェクトに追加する(ソースファイルのプロジェクトへの追加で説明されています)と、アーカイブ内のファイルおよびディレクトリの構造が、(ディスク上の)ソースディレクトリのファイルおよびディレクトリのレイアウトに一致します。
ディレクトリ全体を指定すると、ディスク上のそのディレクトリ内で後で変更、追加、削除した内容は、自動的にプロジェクトに反映されます。アーカイブファイルは、ファイルシステムの既存のソースディレクトリ構造から移動するだけで再配置できます。プロジェクトによって使用されるソースディレクトリ構造内であれば、このような変更内容は自動的にプロジェクトに反映されます。
自動的に除外されるもの ディレクトリ全体をプロジェクトに追加する際には、exteNd Directorによって、生成されるアーカイブから次のタイプのファイルが除外されます。
これらは一般的に、バックアップまたはバージョン制御情報のファイルであり、生成されるアーカイブには属しません。
除外する他のファイルの選択 プロジェクトにディレクトリを追加した後、プロジェクトで使わないファイルは個別に除外できます。
詳細については、プロジェクトディレクトリから個別にファイルを除外するを参照してください。
次の手順で、サブプロジェクトをプロジェクトに追加する方法を説明します。
サブプロジェクトの作成の詳細については、プロジェクトおよびサブプロジェクトの作成を参照してください。
[プロジェクト]>[プロジェクトに追加]>[サブプロジェクト]の順に選択します。
他の方法については、ファイルおよびディレクトリをプロジェクトに追加する他の方法を参照してください。
[プロジェクトに追加]フィールドで、指定したアーカイブを追加するプロジェクトを選択します。
注記: トップレベルのプロジェクトおよび関連するサブプロジェクトのみが選択肢として表示されます。
[ペアレントアーカイブに含める]をオンにすると、サブプロジェクトのコンテンツがペアレントアーカイブに追加されます。
[ペアレントアーカイブに含める]がオフの場合、サブプロジェクトはペアレントプロジェクトより前に作成されますが、そのコンテンツはペアレントアーカイブには含まれません。
(生成されたすべてのファイルを追加するのではなく)生成されたこのプロジェクトのアーカイブをペアレントアーカイブに追加するには、[サブプロジェクトの生成されたアーカイブをペアレントアーカイブに追加する]をオンします。
(生成されたアーカイブの代わりに)生成されたこのプロジェクトのファイルをペアレントアーカイブに追加するには、[サブプロジェクトのコンテンツ(個々のファイル)をペアレントアーカイブに追加する]をオンにします。
最後の2つのオプションでは、ペアレントアーカイブにアーカイブを追加すると選択したか、または個別のファイルを追加すると選択したかによって、表現が異なります。
[サブプロジェクトの生成されたアーカイブをペアレントアーカイブに追加する]をオンにした場合は、次のいずれかのオプションを設定して、指定したアーカイブのペアレントアーカイブへの追加方法を決定します。
[サブプロジェクトのコンテンツ(個々のファイル)をペアレントアーカイブに追加する]をオンにした場合は、次のいずれかのオプションを設定して、(生成されたサブプロジェクトのアーカイブではなく)サブプロジェクトのコンテンツの追加方法を決定します。
ヒント: コンテンツがどのようにプロジェクトに追加されているかを表示するには、[プロ ジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブをクリックします。
プロジェクトコンテンツの追加の詳細については、プロジェクトエントリの修正を参照してください。
ナビゲーションペインの[プロジェクト]タブを使用してプロジェクトを表示します。次の3つの方法で、ディレクトリおよびファイルがファイルシステムおよびアーカイブでどのように構成されているかを確認できます。
[ソースレイアウト]ビュー [ソースレイアウト]ビューでは、ハードディスク上でのプロジェクトのファイルおよびディレクトリの構成が反映されます。サブプロジェクトは、フォルダとしてトップレベルに表示されます。
アーカイブビュー [アーカイブレイアウト]ビューおよび[アーカイブコンテンツ]ビューは両方とも、プロジェクトの作成の結果としてできるアーカイブの構成を反映します。アーカイブレイアウトビューは、プロジェクトファイルおよびディレクトリが、生成されるアーカイブでどのように構成されるかを表す開発指向の図であり、アーカイブコンテンツビューは、生成されるアーカイブの内容に最も近い表現になっています。この2つのビューには次のような相違点があります。
[アーカイブレイアウト]では、実際にはコンパイルされたファイル(.classファイル)がアーカイブに含まれていても、プロジェクトのソースファイル(.javaファイル)が表示されます。[アーカイブコンテンツ]では、アーカイブの内容であるコンパイルファイルが表示されます(.classファイルをダブルクリックすると対応するソースファイルがJavaエディタで編集用に開きますが、.javaファイルが見つからない場合は、.classファイルが[クラスビューア]に開きます)。
次のように、[アーカイブレイアウト]では、(アーカイブとしてではなく)コンテンツとして追加されたサブプロジェクトおよびペアレントアーカイブから除外されたサブプロジェクトを含むすべてのサブプロジェクトが表示されるので、プロジェクトの構成が確認できます。
ペアレントアーカイブから除外されたサブプロジェクトは、ペアレントアーカイブに再び含ませた場合の状態がアーカイブまたはプロジェクトになるかによって、アーカイブまたはプロジェクトの名前が使用されてグレー表示される
次のスクリーンでは、ResourceSetサブプロジェクトはアーカイブとして追加されたため、アーカイブ名を使用して表示されています。Customサブプロジェクトはコンテンツとしてプロジェクトに追加されてたため、グレー表示になっています。Sandboxサブプロジェクトはペアレントアーカイブから除外されたため、これもグレー表示になっています。
[アーカイブコンテンツ]では、サブプロジェクトは次のように表示されます。
ヒント: [ディレクトリ]タブまたは[プロジェクト]タブの下部のサブペインでマウスを ファイルの上に置くと、ファイルの完全な名前およびパスを確認できます。ツールチップは、 アーカイブビューで、アーカイブに存在するファイル(WEB-INF/web.xmlなど)をディスク上 の場所(C:\dev\MyEAR\web.xmlなど)と比較する場合に特に便利です。
開いているプロジェクトは、トップレベルのプロジェクトである場合、またはサブプロジェクトである場合があります。exteNd Director 開発環境を使用すると、ファイル、ディレクトリ、サブプロジェクト、パス、クラスパスなどを追加または修正することによって、開いているプロジェクトの設定を管理できます。次の操作によってプロジェクトを修正できます。
プロジェクトを開くには、(拡張子が.SPFである)プロジェクトファイルを開きます。トップレベルのプロジェクトファイルに加える変更内容は、同じトップレベルのプロジェクトの一部である他のサブプロジェクトとともに、自動的にそのファイルに保存されます。
同じトップレベルのプロジェクトの一部であれば、一度に複数のプロジェクトを開くこともできます。たとえば、EAR、WAR、EJB JAR、およびアプリケーションクライアントが同じトップレベルのEARの一部であればすべて同時に開けます。
注記: コンポーネントまたはサブプロジェクトを追加するたびに、プロジェクトファイルは自動的に保存されます。エディタを使用してソースファイルに変更を加える場合にのみ、明示的に保存する必要があります。
プロジェクトファイル(.SPF)を選択し、[開く]をクリックします。
左上のナビゲーションペインに、プロジェクトのアーカイブレイアウトが表示されます。ファイルは、ナビゲーションペインの下部のサブペインに表示されます。
ヒント: [ディレクトリ]タブのプロジェクトファイルまで移動してファイルをダブル クリックすると開けます。
[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[一般]タブでは、開いているプロジェクトの情報を表示したり、プロジェクトクラスファイルを保存するソースディレクトリの場所を変更したりすることができます。
[一般]タブを選択して、次のようにオプションを表示または修正します。
[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブを使用して、ファイルおよびディレクトリのプロジェクトが、ソースレイアウトおよびアーカイブレイアウトでどのように構成されるかを指定します。
このダイアログボックスでは、テーブルのプロジェクトエントリに関してファイルおよびディレクトリを定義できます。各エントリにより、ファイルシステムのソースファイルまたはディレクトリの場所、およびプロジェクトアーカイブへの追加方法が定義されます。
ファイルおよびディレクトリの場所を指定する際は、環境変数、絶対パス名、および相対パス名を使用できます。
Windows環境変数は、開発チームが、プロジェクトのディレクトリ構造の外にあるファイル(単一プロジェクトファイルまたはJAR)を共有する場合に便利です。共有されるプロジェクトファイルによって、異なるチームメンバーのコンピュータの異なる場所に存在するファイルまたはディレクトリが参照される必要があります。通常は、プロジェクトのルートディレクトリの下にないファイルを検索する場合に環境変数を使用します。
環境変数はWindowsの[システムのプロパティ]で設定します。exteNd Director 開発環境では変数を次の構文で参照できます。 %varname% or ${varname}次の場合に変数を使用できます。
[プロジェクトに追加]ダイアログボックスを使用してプロジェクトを編集または追加する場合
たとえば、d:\utilproj\util.spf
を%UTIL_PROJECT_DIR%\util.spf
または${UTIL_PROJECT_DIR}\util.spf
に変更します。
[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[クラスパス/従属関係]タブを使用してプロジェクトのクラスパスを編集する場合
たとえば、%UTIL_PROJECT_DIR%\util.jar
または ${3RDPARTYJARS}\helpers.jar
をクラスパスに追加して、サブプロジェクトに含めます。
注記: (Windowsの[システムのプロパティ]コントロールパネルで設定した)環境変数の値を有効にするには、開発環境を再起動する必要があります。
(環境変数ではなく)相対パスを使用すると、プロジェクトのディレクトリツリーにある共有のプロジェクトファイルを検索しやすくなります。たとえば、「src」ディレクトリによって、プロジェクトのディレクトリの下にある「src」というディレクトリが参照されるように指定できます。
プロジェクトルートは、たとえばC:\MyProj\Proverbsのように、プロジェクトファイルが含まれるハードディスク上のディレクトリです。プロジェクトディレクトリ内のファイルは、相対パスでも参照できます。たとえば2階層上のディレクトリにさかのぼる場合は、次のように指定します。 .\..\mydir\file.jar.
デフォルトでは、ソースディレクトリがルートディレクトリの下にネストされていれば、指定するファイルまたはディレクトリのパスは、プロジェクトのルートディレクトリの相対パスです。それ以外では、ハードコードされたパスを指定する必要があります。exteNd Director 開発環境で設定した場所はプロジェクトファイルに保存されます。
場所の設定は、サブプロジェクトおよびおそらく他の開発者の間で共有されるため、絶対パスは避けるようにします。プロジェクトのディレクトリにないプロジェクトファイルおよび他のソースファイルを共有する必要がある場合は、環境変数を設定します。
[一般]タブで、クラスディレクトリおよびアーカイブディレクトリを表示および修正(必要な場合)します。
注記: exteNd Director 開発環境内でプロジェクトのタイプ、ディレクトリおよびファイル名を完全に修正することはできません。プロジェクト名の変更を参照してください。
プロジェクトエントリにはファイルおよびディレクトリがあります。次の図に示すように、各プロジェクトエントリは、ソースの場所および関連するアーカイブの場所によって定義されます。
設定 |
説明または対処方法 |
---|---|
プロジェクト |
修正するプロジェクトです。 |
ソースの場所 |
選択されたエントリのソースの場所です。エントリのソースがプロジェクトのルートディレクトリの相対パスでない場合は、フルパスが表示されます。 後でソースディレクトリに追加するファイルも、プロジェクトアーカイブに含まれます。 共有のプロジェクトファイルを検索する場合、またはプロジェクトのディレクトリ構造外にあるファイルを参照する場合は、相対パスまたは環境変数を使用することもできます。 |
アーカイブの場所 |
選択されたエントリのコンテンツのアーカイブがある場所です。アーカイブの場所は、ソースファイルと同じ場合と異なる場合があります。 アーカイブの場所はすべて、アーカイブルートディレクトリの相対パスです。 設定するパスによって、アーカイブ内のディレクトリ構造が識別されます。たとえば、「src\com\proverb」を指定すると、「src\com\proverb」を持つアーカイブ内のファイルおよびディレクトリが、アーカイブのディレクトリ構造として含まれます。 アスタリスク(*)は、指定したディレクトリの、ネストされたサブディレクトリを除くすべてのファイルを含ませることを示します。 |
エントリの追加 |
プロジェクトにファイルを追加できます。 |
ディレクトリの追加 |
プロジェクトにディレクトリ(およびオプションでサブディレクトリ)を追加できます。 |
編集 |
選択したエントリ名または場所を編集できます。 |
削除 |
選択したプロジェクトエントリを削除できます。 |
除外項目の編集 |
プロジェクトディレクトリから個別にファイルを除外するを参照してください。 |
エントリまたはディレクトリの追加の詳細については、ソースファイルのプロジェクトへの追加を参照してください。エントリの削除の詳細については、プロジェクトからのファイル、ディレクトリ、サブプロジェクトの削除を参照してください。
エントリをダブルクリックするか、またはエントリを選択して[編集]をクリックし、修正するプロジェクトエントリを選択します。
表示される[アーカイブエントリを編集]ダイアログボックスは、ファイル、ディレクトリ、またはサブプロジェクトエントリのどれを削除するかによって異なります。
[ファイル]を選択すると、次のダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスの設定は、[プロジェクトに追加]ダイアログボックスの設定と同じです。詳細については、プロジェクトへの追加を参照してください。
[ディレクトリ]を選択すると、次のダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスの設定は、[プロジェクトに追加]ダイアログボックスの設定と同じです。詳細については、プロジェクトへの追加を参照してください。
[サブプロジェクト]を選択すると、次のダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスの設定は、[プロジェクトに追加]ダイアログボックスの設定と同じです。詳細については、サブプロジェクトのプロジェクトへの追加を参照してください。
ディレクトリ全体をプロジェクトに追加することが一般的ですが、一部のファイルは追加したくない場合もあります。このような場合、プロジェクトに追加したディレクトリから、個別にファイルを除外することができます。必要に応じ、再びファイルを追加することも可能です。
除外したいファイルを右クリックし、ポップアップメニューから[プロジェクトからの除外]を選択します。
除外したファイルは、これ以降プロジェクトでは使えません。[プロジェクト]タブでは(括弧付きの)淡色表示になります。
除外したファイルを再びプロジェクトに追加したい場合は、当該ファイルを右クリックし、ポップアップメニューから[プロジェクトに含める]を選択します。
あるいは、[プロジェクト設定]ダイアログで、各ディレクトリの除外リストを編集するという方法もあります。
[除外定義の編集]ダイアログでは、次のような操作ができます。
作業内容 |
操作手順 |
---|---|
(プロジェクトから除外しようとする)ファイルをリストに追加します。 |
[追加]をクリックし、ターゲットディレクトリからそのファイルを選択します。 |
リストから(再びプロジェクトに追加しようとする)ファイルを削除します。 |
リストからファイルを選択し、[削除]をクリックします。 |
プロジェクトから項目を削除する方法は2つあります。[プロジェクト設定]ダイアログで削除する方法と、[プロジェクト]タブで[プロジェクトからの削除]ポップアップメニューを使う方法です。exteNd Director 開発環境内からプロジェクトのソースファイルまたはディレクトリを削除しても、ハードディスクからは削除されません。ファイルまたはディレクトリを参照するエントリ(または規則)が削除されるだけです。
[プロジェクト設定]ダイアログボックスを使用してファイルを削除する
プロジェクトから削除する1つまたは複数のエントリを選択します。隣接する項目を選択するには、<Shift>を押しながらクリックします。隣接していない項目を選択するには、<Ctrl>を押しながらクリックします。
[OK]をクリックして、削除を実行します。[キャンセル]をクリックすると、削除を実行せずにダイアログボックスが閉じます。
[OK]をクリックした場合、exteNd Directorによって項目が削除され、プロジェクト内で参照されないようになります。
ナビゲーションペインの[プロジェクト]タブで、削除するファイルまたはディレクトリを右クリックすることもできます。[プロジェクトからの削除]を選択すると、次のように、[プロジェクト設定]の定義(すでに説明済みで、SPFファイルにも反映されています)からプロジェクトエントリが削除されます。
明示的なファイル(ネストされたディレクトリに含まれる他のファイルを参照しないファイル)を削除する場合は、exteNd Directorによってエントリが削除され、プロジェクト内で参照されないようになります。
ネストされたサブディレクトリの一部として追加されたディレクトリを削除する場合は、exteNd Directorによって、プロジェクトからツリー全体を削除することを確認するメッセージが表示されます。
削除するディレクトリツリーのリストが得られます。たとえばsrc\a\b\cを削除しようとすると、srcディレクトリツリーが削除される旨の警告が現れます。それでよいと確認すると、exteNd Directorによりツリー全体がプロジェクトから削除されます。
プロジェクト名(.SPFの前にある名前)の変更が必要な場合がまれにあります。一般的には、プロジェクトファイルを直接編集することはありませんが、この場合は直接編集しなければなりません。
(オプション)[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブで、クラスディレクトリを変更して、更新されたプロジェクト名に一致するようにします。これにより、新しいプロジェクト名がbuildディレクトリのサブディレクトリとして表示されます。
Step 2およびStep 3は、すべてのプロジェクト名を一貫させる場合にのみ必要です。これらを調整しなくてもプロジェクトは作成されます。
exteNd Director 開発環境によって、個別のJavaソースファイルをコンパイルしたり、完全なプロジェクトを作成したり、J2EEサーバへの展開のためにコンポーネントをJ2EE互換のアーカイブにパッケージ化したりするために必要なツールが提供されます。この節では、次の手順について説明します。
コンパイルおよび作成に関する、次の事項を設定します。
デフォルトでは、exteNd Director 開発環境によってJavac 1.3コンパイラが使用されます。[初期設定]ダイアログボックスの[ビルド]タブを使用すると異なるコンパイラを指定できます。Javaファイルがコンパイルされるごとにコンパイラに送られるオプションも指定できます。
詳細については、作成初期設定を参照してください。
プロジェクトクラスパスは、ソースコードが参照するコンポーネントの場所を定義します。プロジェクトクラスパスの編集には環境変数を使用できます。
詳細については、環境変数の使用を参照してください。
exteNd Directorによって、次の値が使用されプロジェクトクラスパスが構築されます。
ペアレントプロジェクトのクラスパス サブプロジェクトを含むプロジェクトがある場合、次のように、exteNd Directorによってコンポーネントが作成されペアレントプロジェクトのクラスパスが構築されます。
ペアレントプロジェクトが作成される前に、参照されるプロジェクトが作成されます。
参照されるプロジェクトは、[プロジェクト設定]ダイアログボックスの[コンテンツ]タブまたは[クラスパス/従属関係]タブで指定されます。
参照されるプロジェクトの作成が成功すると、exteNd Directorによって、次の項目が使用されペアレントプロジェクトが作成されます。
EARプロジェクトのEARに(サブプロジェクトとして)WARが含まれ、さらにこのWARにはユーティリティJARが含まれるとします。この場合exteNd Directorは、先にJARのクラスパス、続いてWARのクラスパスを設定します。
ファイルを追加する場合は、[参照]をクリックし、適切なディレクトリまで移動して1つまたは複数のファイル(アーカイブまたはプロジェクトファイル)を選択し、[開く]をクリックします。隣接していない複数のファイルを追加するには<Ctrl>を押しながらクリックし、隣接する複数のファイルは<Shift>を押しながらクリックします。
ダイアログボックスでファイルを検索する代わりに、1つまたは複数のファイルを直接入力してプロジェクトのクラスパスに追加することもできます。各エントリを引用符で囲み、エントリ間はスペースで区切ります。入力時は環境変数を指定できます(環境変数の使用を参照)。
ディレクトリを追加する場合、ディレクトリを入力(必要な場合は環境変数を指定)するか、または[Browse]をクリックしてディレクトリを選択します。
すべての必要なクラスパスエントリを追加、配置、および編集したら、[OK]をクリックして[プロジェクト設定]ダイアログボックスを閉じます。
[プロジェクト]メニューの項目を使用すると、個別のJavaファイルをコンパイルしたり、プロジェクト全体を作成したり、プロジェクトアーカイブを作成したりすることができます。または、ナビゲーションペインでファイル、プロジェクト、またはアーカイブを右クリックしてポップアップメニューの項目を実行することもできます。次のメニュー項目があります。
プロジェクトメニュー項目 |
機能 |
---|---|
コンパイル |
現在開いているJavaファイルがコンパイルされます。 (現在開いているファイルと、プロジェクトおよびサブプロジェクトの他のファイル間にある相互依存関係は、チェックされません) 注記: [コンパイル]は、ナビゲーションペインでプロジェクトファイルを右クリックすると表示されるポップアップメニューからは使用できません。 |
ビルド |
|
すべて再作成 |
|
作成してアーカイブ |
|
すべて再作成してアーカイブ |
Javaファイルが開いている状態で、[プロジェクト]>[コンパイル]の順に選択します。
exteNd DirectorによってJavaファイルがコンパイルされ、コンパイルメッセージが出力ペインの[出力]タブに書き込まれます。
コマンドラインツール(xdbuild)を使えば、exteNd Director 開発環境外でもプロジェクトを作成できます。
xdbuild projectFile operation
引数 |
説明 |
---|---|
projectFile |
作成するプロジェクトのプロジェクト(.SPF)ファイルへのパス |
operation |
次のいずれか1つを使用します。 |
注記: xdbuildによって、プロジェクトの処理中にメッセージが表示されます。
たとえば、次のコマンドによってmyApp exteNd Directorプロジェクトのアーカイブが構築および作成されます(前回プロジェクトが作成されアーカイブされたときより後に変更が加えられた場合)。
xdbuild c:\myProjects\myApp\myApp.spf build
注記: 開発環境およびxdbuildによる作成処理には、Apache Antが使用されます。 xdbuildを提供できる追加のコマンドラインオプションおよびAntを使用したカスタム処理の方法を含む、Antの使用の詳細については、Antの使用を参照してください。
アーカイブの展開記述子は、アーカイブの展開を試行する前に検証します。[プロジェクト]>[アーカイブの検証]の順に選択すると、SunのVerifierクラスが実行されます。
検証プロセス 検証の際は、exteNd Directorによって次の項目が実行されます。
プロジェクトアーカイブの展開記述子が、J2EE仕様によって指定される展開記述子DTDおよびアーカイブの内容に対して検証されます。
トップレベルの展開記述子によって指定されたサブプロジェクトまたは事前に構築されたアーカイブの展開記述子が検証されます。
注記: ペアレントプロジェクトの展開記述子に表示されていないサブプロジェクトは、検証されません。
検証出力 [アーカイブの検証]によって、次の場所に情報が書き込まれます。
出力ペインの[出力]タブで、文字列「result.txt」が含まれている行をダブルクリックすると、ファイルをテキストエディタで開くことができます。result.txtファイルには次の項目が表示されます。
検証エラーがある場合は、出力ペインで次のテキストをダブルクリックします。
Look in file "C:\TEMP\Results.txt" for detailed results on test assertions.
エラーの確認および修正が終了したら、アーカイブの検証を再試行できます。
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