この節では、イメージング方法からブートしたうえで、特定のイメージングコマンドを入力してワークステーションにイメージを適用する方法について説明します。イメージはイメージングサーバから取得されます。
新しいイメージを受信するワークステーションにイメージ用の十分な空き容量があることを確認してください。十分な空き容量がない場合、[Failed to write to proxy (プロキシへの書き込みエラー)]が表示されます。
詳細情報については、以下を参照してください。
ワークステーションに適用するイメージをまだ作成していない場合は、セクション 60.1, 手動によるワークステーションのイメージの作成の手順に従ってイメージを作成します。
イメージが適用先と同じタイプのワークステーション(同じハードウェア構成)のもので、イメージングサーバに保存されていることを確認します。同じワークステーションについて以前作成したイメージを使用することもできます。
重要:ZENworksパーティションのないワークステーションにイメージを適用する場合は、そのイメージがZENworksパーティションのないワークステーションで作成されたものであることを確認してください。デスクトップ管理イメージングパーティションがあるワークステーションで作成されたイメージを使用すると、誤ったMBRが復元されるため、ワークステーションをブートできません。
(省略可能) Windowsの起動ディスクからワークステーションをブートし、FDISKを実行してハードディスクからすべてのパーティションを削除します。
FDISKは必ずしも実行する必要はありませんが、イメージング操作の前後でワークステーションのパーティションを比較できるようになるため、実行することをお勧めします。
次の方法のいずれかを使用してワークステーションをブートします。
ブートプロンプトで「manual」と入力します。
(省略可能) bashプロンプトで「img dump」と入力して<Enter>キーを押し、ワークステーションのパーティションスロットのリストを表示します。
参照用に、パーティションの数とタイプ、およびアクティブになっているパーティションを書き留めます。FDISKを使用してすべてのパーティションを削除した場合は、各スロットが空になり、アクティブなパーティションはなくなります。
次の書式のいずれかを使用して、bashプロンプトでコマンドを入力します。
img restorep serverIPaddr_or_DNSname //uncpath/newimg.zmg
restorepパラメータは「restore from proxy (プロキシから復元)」の意味であり、イメージング(プロキシ)サーバからイメージを取得して、そのイメージをこのワークステーションに適用する場合に使用します。IPアドレスまたはDNS名は、イメージングサーバのものを指定します。UNCパスには、新しいイメージの取得元の場所とファイル名を指定します。
例:
img restorep 137.65.95.127 //xyz_srv/sys/imgs/cpqnt.zmg
img restorel filepath
restorelパラメータは「restore from local (ローカルから復元)」の意味であり、ローカルデバイスからイメージを取得し、そのイメージをこのワークステーションに適用します。filepathは取得するイメージのファイル名を表し、拡張子.zmgとパーティションのルートからの完全パスが含まれます。
重要:UNCパスでは、例のようにスラッシュ(/)を使用します。Linuxでは、バックスラッシュは認識されません。このため、バックスラッシュを使用する場合は、UNCパス全体を引用符で囲みます。パス内のサーバに該当する部分が、イメージングサーバの名前になっている必要があります。
ディレクトリ名に拡張文字またはダブルバイト文字が使用されているディレクトリからイメージを手動で復元する場合は、Novell® ConsoleOne®を使用して自動イメージ復元を実行する必要があります。詳細については、セクション 59.5, イメージングの自動作成または復元の実行を参照してください。
使用できるパラメータと使用例の詳細については、セクション 64.4, 復元モード(img restore)を参照してください。
イメージのサイズによっては、イメージの適用に数分かかる場合があります。実際、イメージの適用に要する時間はイメージの作成に要する時間よりも多少長くなります。画面に何も表示されなくなった場合は、任意のキーを押してください。(Linuxでは、数分経過するとスクリーンセービングモードに切り替わります)。
(省略可能)イメージが適用され、bashプロンプトが再び表示されたら、「img dump」と入力して<Enter>キーを押します。
前と同様に、ワークステーションのパーティションスロットのリストが表示されます。適用したイメージによって作成されアクティブになった新しいパーティションに関する情報が表示されます。
bashプロンプトで「lilo.s」と入力し、<Enter>キーを押します。
CDまたはDVDをドライブから取り出してワークステーションを再起動し、新しいイメージによってインストールされたオペレーティングシステムでワークステーションがブートすることを確認します。
ワークステーションに適用するイメージをまだ作成していない場合は、セクション 60.1, 手動によるワークステーションのイメージの作成の手順に従ってイメージを作成します。
イメージが適用先と同じタイプのワークステーション(同じハードウェア構成)のもので、イメージングサーバに保存されていることを確認します。同じワークステーションについて以前作成したイメージを使用することもできます。
重要:ZENworksパーティションのないワークステーションにイメージを適用する場合は、そのイメージがZENworksパーティションのないワークステーションで作成されたものであることを確認してください。デスクトップ管理イメージングパーティションがあるワークステーションで作成されたイメージを使用すると、誤ったMBRが復元されるため、ワークステーションをブートできません。
(省略可能) Windowsの起動ディスクからワークステーションをブートし、FDISKを実行してハードディスクからすべてのパーティションを削除します。
FDISKは必ずしも実行する必要はありませんが、イメージング操作の前後でワークステーションのパーティションを比較できるようになるため、実行することをお勧めします。
次の方法のいずれかを使用してワークステーションをブートします。
ブートプロンプトで「manual」と入力します。
または
PXEメニューから
を選択します。「img」と入力し、ZENworksイメージングエンジンメニューを表示します。
(省略可能)
、 の順にクリックし、ワークステーションのパーティションスロットのリストを表示します。参照用に、パーティションの数とタイプ、およびアクティブになっているパーティションを書き留めます。FDISKを使用してすべてのパーティションを削除した場合は、各スロットが空になり、アクティブなパーティションはなくなります。
をクリックし、 をクリックします。
[Restore Image Wizard (イメージの復元ウィザード)]ウィンドウで、イメージのソースの場所([ローカル]または[サーバ])を指定し、
をクリックします。イメージアーカイブへのパスを参照して指定します。
(省略可能)ファイルセットを指定します。
(省略可能) sfilesetやapartition:ppartitionなどの詳細オプションを指定します。
このコマンドパラメータおよび関連する他のimgコマンドパラメータの詳細については、セクション 64.0, ZENworksイメージングエンジンのコマンドを参照してください。
をクリックします。
イメージのサイズによっては、イメージの適用に数分かかる場合があります。実際、イメージの適用に要する時間はイメージの作成に要する時間よりも多少長くなります。画面に何も表示されなくなった場合は、任意のキーを押してください。(Linuxでは、数分経過するとスクリーンセービングモードに切り替わります)。
(省略可能)
、 の順にクリックし、ワークステーションのパーティションスロットのリストを表示します。前と同様に、ワークステーションのパーティションスロットのリストが表示されます。適用したイメージによって作成されアクティブになった新しいパーティションに関する情報が表示されます。
ZENworksイメージングエンジンメニューを終了します。
bashプロンプトでlilo.sを実行します。
CDまたはDVDをドライブから取り出し、ワークステーションを再起動します。新しいイメージによってインストールされたオペレーティングシステムでワークステーションがブートすることを確認します。